JPH0676435A - 磁気記録再生装置用ハーフ装填機構 - Google Patents

磁気記録再生装置用ハーフ装填機構

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Publication number
JPH0676435A
JPH0676435A JP4255579A JP25557992A JPH0676435A JP H0676435 A JPH0676435 A JP H0676435A JP 4255579 A JP4255579 A JP 4255579A JP 25557992 A JP25557992 A JP 25557992A JP H0676435 A JPH0676435 A JP H0676435A
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JP
Japan
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spring
cassette
main frame
frame
loading mechanism
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Application number
JP4255579A
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English (en)
Inventor
Masahito Kagami
雅人 鏡
Noriaki Kaneko
典章 金子
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Tohoku Pioneer Corp
Pioneer Corp
Original Assignee
Tohoku Pioneer Corp
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 装填機構の開閉動作によって、カセットハー
フのローディング位置へのセット、セットされたカセッ
トハーフから磁気テープの引出しを順序よく行う。 【構成】 ハーフ挿入空間101を区画する110主フ
レームを、バネ120を介してデッキ本体200に開閉
可能に取り付ける。主フレーム110には、バネ150
を介して副フレーム140を揺動可能に取り付ける。主
フレーム110は、カセットハーフのスライド蓋を開く
突条137を備える。副フレーム140は、スライドプ
レート510をカセット挿入方向に移動させるスライダ
片410,揺動片420,L型レバー430等の連動機
構に連接される。バネ150のバネ係数は、バネ120
のバネ係数よりも大きく設定される。ハーフ装填機構1
00を閉動作させるとき、デッキ本体200に対して主
フレーム110が倒伏した後、副フレーム140が倒伏
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DAT等のカセットハ
ーフから磁気テープを再生・録音可能な状態に引き出す
ハーフ装填機構に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオ信号をデジタル化して録音再
生するDATは、媒体の非直線性等の影響がないことか
ら性能に優れており、カセットも小型で、迅速な頭出し
が可能等の長所をもっている。DATの記録再生には、
VTRと同様な回転ヘッド方式が採用されている。
【0003】記録再生に際し、たとえば図1に示す機構
で、カセットハーフから磁気テープが送り出される。す
なわち、カセットハーフ1は、カセットデッキの突起を
ハーフ側の基準孔2,3に差し込むことによってカセッ
トデッキの定位置に維持される。カセットハーフ1から
引出された磁気テープ4は、デッキ側の固定ガイド5に
接触する。固定ガイド5は、両端にフランジをもってお
り、カセットハーフ1出側における磁気テープ4の高さ
変動を規制する。
【0004】固定ガイド5を経た磁気テープ4は、テン
ション制御ピン6で所定のテンションが付与された後、
次の固定ガイド7に接触する。次いで、磁気テープ4
は、最もラップ角が大きなローラガイド8に接触し、傾
斜ガイド9を経てドラム10に巻き付けられる。磁気テ
ープ4は、ドラム10のリードに沿って走行し所定の記
録再生を行った後、傾斜ガイド11を経てローラガイド
12,固定ガイド13からキャプスタン14とピンチロ
ーラ15との間に送り込まれる。次いで、ローラガイド
16及び固定ガイド17を経て、カセットハーフ1内の
リールに巻き取られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】カセットハーフから磁
気テープを引き出すため、種々の方式が開発されている
が、一般的にはカセットハーフのテープ出側及び入側に
配置したプルローラが使用されている。引き出された磁
気テープは、ガイドローラ及び傾斜ポストによって回転
ドラムに巻き付けている。この一連の動作のため、カセ
ットハーフが所定の位置にセットされていることをセン
サー等で検出し、検出値に基づいて駆動モータを始動
し、適宜のリンク機構を介しプルローラ,ガイドロー
ラ,傾斜ポスト等を移動させている。しかし、磁気テー
プの引出しのために、専用の駆動モータ及び駆動機構が
必要とされ、特に小型化,軽量化の要求が過酷なDAT
等の磁気記録再生装置に適したものではない。また、セ
ンサーの誤作動等があると、引き出された磁気テープが
デッキ内に存在したままの状態でカセットハーフの蓋が
閉まる虞れもある。磁気テープの収納不良は、カセット
デッキ本体が使用不能な状態になることにつながる。
【0006】本発明は、このような問題を解消すべく案
出されたものであり、ハーフ装填機構の開閉動作を磁気
テープの引出し動作に使用することにより、機構の複雑
化を招くことなく、しかもカセットハーフの正確な位置
決め及び磁気テープの引出しを行うことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のハーフ装填機構
は、その目的を達成するため、デッキ本体に開閉可能に
取り付けられ、ハーフ挿入空間を区画する主フレーム
と、該主フレームに揺動可能に取り付けられた副フレー
ムと、該副フレームの開閉動作に連動してカセット挿入
方向に移動するスライドプレートと、該スライドプレー
トのカセット挿入方向先端部に固着された左右一対のガ
イドローラとを備え、前記主フレームと前記副フレーム
との間に張設されたバネは、前記主フレームと前記デッ
キ本体の間に張設されたバネより大きな弾撥力をもって
いることを特徴とする。
【0008】
【実施例】図2の構造をもつカセットデッキに本発明を
適用した実施例を説明する。このカセットデッキは、カ
セットハーフ装填機構100をデッキ本体200に揺動
自在に設けている。ハーフ装填機構100は、カセット
ハーフ180が挿入されるハーフ挿入空間101を区画
する主フレーム110を備えている。主フレーム110
から奥行方向に延びた一対のアーム111,112の先
端は、デッキ本体200の角部に形成したアーム係止部
201,202にそれぞれ回転可能に支持されている。
【0009】一方のアーム111とアーム係止部201
との間には、ハーフ装填機構100を開方向に付勢する
バネ120が介装されている。バネ120は、アーム1
11に形成した段部113に一端121が掛け止めさ
れ、アーム係止部201に形成したバネ掛け突起203
に他端122が掛け止めされる。そして、アーム係止部
201に形成した取付け孔204からバネ120の胴部
123に差し通したピン124の先端をアーム111側
で固定する。
【0010】主フレーム110は、アーム111,11
2から延びた側壁131,132を上壁133で連結
し、底壁134と共にハーフ挿入空間101を形成す
る。これら側壁131,132、上壁133及び底壁1
34は、カセットハーフ180の挿入を容易にするた
め、図示するようにハーフ挿入空間101を大きくする
方向に反った前方端部を備えている。上壁133に、ハ
ーフ挿入空間101に挿入されたカセットハーフ180
を下向きに押圧するスプリング135,136が固定さ
れている。ハーフ挿入空間101に臨む底壁134の内
面には、挿入されたカセットハーフ180の底面側に設
けられている突起184(図5参照)を押し込んでカセ
ットハーフ180を開く突条137,138が形成され
ている。
【0011】主フレーム110に対し、副フレーム14
0が回転軸141を中心として旋回可能に取り付けられ
ている。副フレーム140は、図3に示すように主フレ
ーム110に上側から覆い被さる鞍型形状をもってお
り、天板部142,側壁部143,144がそれぞれ主
フレーム110の上壁133,側壁131,132に対
向する。一方の側壁部143は、下方に延びた脚部14
5を備えている。脚部145には、バネ掛け爪146が
切り起こされ、係合突起147が立設されている。回転
軸141に胴部151が挿入されたバネ150は、一端
152がバネ掛け爪146に掛け止めされる。バネ15
0の他端153は、主フレーム110の側壁131に形
成したバネ掛け爪138に掛け止めされる。副フレーム
140は、バネ150によって主フレーム110から離
れる方向に付勢される。
【0012】バネ150の弾撥力は、主フレーム110
とデッキ本体200との間に設けたバネ120の弾撥力
よりも大きく設定されている。これにより、デッキが開
放されている状態では、図4(a)に示すように主フレ
ーム110及び副フレーム140共に開いた姿勢を取
る。ハーフ挿入空間101にカセットハーフ180が挿
入されたハーフ装填機構100を押し下げるとき、先ず
主フレーム110がピン124を中心として旋回し、主
フレーム110がデッキ本体200の上面に接した時点
で回転軸141を中心とする副フレーム140の旋回が
開始する。そして、図4(b)に示すように、主フレー
ム110及び副フレーム140共に閉じた状態になる。
【0013】ハーフ装填機構100への挿入及び開閉動
作に対応して、カセットハーフ180の開閉が図5の
(a)〜(c)に示すように行われる。図5(a)は、
カセットハーフ180をハーフ装填機構100に挿入し
ていない状態であり、蓋181が閉じられている。ハー
フ挿入空間101にカセットハーフ180が挿入される
と、突起184,184が突条137,138でハーフ
本体側に押し込まれる。その結果、突起184,184
と係合部185,185の奥行側係合孔との係合状態が
解除され、スライド蓋186が図5(b)に示すように
スライドする。
【0014】移動したスライド蓋186は、係合部18
5,185の手前側係合孔に突起184,184が突出
することにより、開放状態でロックされる。このとき、
スライド蓋186に形成した孔部187,187にリー
ル軸孔188,188が一致する。ハーフ挿入空間10
1にカセットハーフ180を挿入したハーフ装填機構1
00の主フレーム110をバネ120の弾撥力に抗して
押し下げると、デッキ本体200側の爪240,245
に蓋181が当接し、図5(c)に示すように蓋181
を開く。
【0015】デッキ本体200は、斜めに傾斜した回転
ドラム210,モードを切り換える駆動モータ220,
装填されたカセットハーフ180のリール軸孔188,
188に嵌り込む駆動軸230,235,カセットハー
フ181から引き出された磁気テープ182に走行力を
与えるキャプスタン250等を備えている。これら駆動
部は、シャーシベース260の裏面側に設けられている
駆動機構によって駆動される。また、装填された磁気テ
ープ182に所定の張力を付与するため、テンションロ
ーラ270がシャーシベース260に回転可能に設けら
れている。
【0016】シャーシベース260の側面には、図4に
示すようにカセットハーフ180を装填姿勢に維持する
ロック機構300が設けられている。ロック機構300
のロックアーム310は、回転軸311を中心として旋
回可能にシャーシベース260の側面に取り付けられて
いる。ロックアーム310は、シャーシベース260側
の壁部261との間に掛けられたバネ312によって図
4(b)に示す閉方向に付勢されている。ロックアーム
310の先端部には、副フレーム140の係合突起14
7を係止する係止爪313が形成されている。
【0017】ハーフ装填機構100を図4の(a)に示
す状態から(b)の状態に閉じるとき、係合突起147
は、副フレーム140の旋回によって回転軸141を中
心とする円軌道を描く。円運動する係合突起147は、
係止爪313の側面を下降し、図4において反時計方向
に回転する過程で係止凹部314に入り込み、係止爪3
13で拘束される。係止爪313による係合突起147
の係止状態は、モード切り換えプレート910(図6参
照)の動きによって解除される。モード切り換えプレー
ト910の動きをロックアーム310に伝えるため、ロ
ック解除レバー320がシャーシベース260に回転軸
321を中心として旋回可能に設けられている。ロック
解除レバー320は、ロックアーム310の下面側に押
しつけられる解除突起322をL型本体の一端に備えて
いる。
【0018】シャーシベース260の側面には、テープ
繰出し用動力伝達機構400のスライダ片410の突起
411が臨んでいる。スライダ片410は、揺動片42
0を介してL型レバー430の一端に連接されている。
L型レバー430は、反時計方向に付勢された状態で旋
回可能にシャーシベース260に設けられている。L型
レバー430の他端は、更に連結片440を介してテー
プ繰出し機構のスライドプレート510に連接されてい
る。以上のテープ繰出し用動力伝達機構400におい
て、ハーフ挿入空間101にカセットハーフ180が挿
入されたハーフ装填機構100の副フレーム140を図
3(b)に示す姿勢に押し下げたとき、副フレーム14
0の脚部145で突起411が押され、スライダ片41
0が右方向にスライドする。スライダ片410の移動
は、揺動片420を経てL型レバー430に伝えられ、
L型レバー430を時計方向に旋回させる。その結果、
L型レバー430に連結片440を介し連接されている
スライドプレート510がカセットハーフ挿入方向に移
動する。
【0019】スライドプレート510は、回転ドラム2
10との位置の取合いから二股状に形成されている。二
股状の先端部それぞれに、装填されたカセットハーフ1
80から磁気テープ182を繰り出す左右一対のガイド
ローラ520,525及び回転ドラム210に対し設定
角度で磁気テープ182を送り込む左右一対の傾斜ポス
ト521,526を立設している。スライドプレート5
10は、更に右側プルローラ601及び左側プルローラ
701を移動させる連動機構のプルアーム630,71
0(図6参照)に連接されているが、ここではその詳細
を省略する。カセットハーフ180が装填されていない
状態では、ハーフ装填機構100が開放されている。こ
のとき、L型レバー430は、バネ等の弾撥力によって
図2に示す姿勢を取る。スライドプレート510は、L
型レバー430の反時計方向の旋回により、連結片44
0を介して手前側に引かれている。また、スライダ片4
10も、揺動片420を介して手前側に引かれている。
【0020】ハーフ挿入空間101にカセットハーフ1
80を挿入し、主フレーム110及び副フレーム140
を図4(b)に示すように閉じる。主フレーム110の
閉動作に応じて、カセットハーフ180の蓋181が爪
240,245で開かれる。また、カセットハーフ18
0のリファレンス孔183,189がそれぞれシャーシ
ベース260に設けられているリファレンスピン23
1,232に嵌り込み、カセットハーフ180のスライ
ド蓋186にあるリール軸孔188,188に駆動軸2
30,235が嵌り込むことにより、デッキ内の所定位
置にカセットハーフ180が維持される。この状態で
は、磁気テープ182は、ガイドローラ520,525
の外側に位置する。バネ120よりもバネ150の弾撥
力を大きく設定しているので、主フレーム110が完全
に閉じられた後で副フレーム140の閉動作が開始す
る。副フレーム140の閉動作によって、スライダ片4
10の突起411が脚部145で押され、係合突起14
7が係止爪313で係止される。
【0021】脚部145で押されたスライダ片410
は、カセット挿入方向にスライドし、揺動片420を反
時計方向に旋回させる。L型レバー430は、揺動片4
20の旋回によって引っ張られ、弾撥力に抗して時計方
向に旋回する。L型アーム430の旋回運動は、連結片
440を経てスライドプレート510に伝えられ、スラ
イドプレート510をカセット挿入方向に押し進める。
スライドプレート510は、ガイド孔264等に案内さ
れながら、カセット挿入方向に沿って奥行側に平行移動
する。スライドプレート510が最も奥行側に移動した
とき、図6に示すように傾斜ポスト521,526が回
転ドラム210の側方に位置し、その外側にガイドロー
ラ520,525が位置する。スライドプレート510
の移動は、プルアーム630,710に伝達され、プル
アーム630を図6の位置に移動させる。その結果、プ
ルアーム630,710の一端に設けられている右側プ
ルローラ601,701が、図6に示す位置に維持され
る。スライドプレート510の移動は、適宜の連動機構
を介してピンチローラ641に伝えられ、ピンチローラ
641をキャプスタン250に押し付ける。
【0022】すなわち、副フレーム140の閉動作でス
ライドプレート510がカセット挿入方向に移動し、ガ
イドローラ520,525及び傾斜ポスト521,52
6が一体的に移動して回転ドラム210の周囲に配置さ
れる。左右のプルローラ601,701は、スライドプ
レート510の移動に連動したプルアーム630,71
0の動きによって左右に開かれる。そして、ガイドロー
ラ520,525等でカセットハーフ180から引き出
された磁気テープ182は、図6に示すテープパスをと
る。テープ駆動系の送りモータ810には、キャプスタ
ン250と同軸に設けられた平面モータを使用してい
る。磁気テープ182は、ピンチローラ641でキャプ
スタン250に押し付けられ、キャプスタン642から
伝達された動力で、図6に示すテープパスを経て左側リ
ール183から右側リール184、又は右側リールギヤ
184から左側リール183に巻き取られる。磁気テー
プ182が回転ドラム210を通過する際、磁気テープ
182に記録されている情報が再生され或いは新たな情
報が記録される。
【0023】送りモータ810の出力軸に、適宜の伝動
機構によりリールギヤに伝達され、再生,録音,早送
り,巻き戻し等のモードに対応して磁気テープ182が
走行する。モードの切換えは、駆動モータ220からの
出力でモード切換えプレート910を図6で左右に移動
させることによって行われる。モード切換えプレート9
10の一側には、前掲したロック解除レバー320に押
し当てられる突起が形成されている。モード切換えプレ
ート910の他側には、印刷された配線パターン(図示
せず)等に摺擦するモード検出部が設けられている。
【0024】モード切換えプレート910の辺部に形成
されているギヤ913は、モード切換えギヤ920に噛
み合っている。モード切換えギヤ920は、駆動ギヤ9
21を介して駆動モータ220の出力軸に連接されてい
る。操作パネルでモードが指定されると、そのモードに
応じ駆動モータ220が駆動し、モード切換えプレート
910を図14で右方向又は左方向に平行移動させる。
モード切換えプレート910に形成された突起914
は、図6に示すようにブレーキプレート930のガイド
溝931に嵌め合わされる。ガイド溝931は、中央部
がやや窪んだ形状に形成されている。ブレーキプレート
930には、左側リールギヤ830のドラム831及び
右側リールギヤ840のドラム841にそれぞれ押し付
けられるブレーキシュー940,945が設けられてい
る。ブレーキプレート930には、ブレーキレバー95
0が回転軸951を中心として旋回可能に取り付けられ
ている。ブレーキレバー950の一端に設けた従動ピン
952は、ブレーキプレート930の移動方向に沿って
延びるカム溝917に嵌め合わされている。カム溝91
7は、ブレーキプレート930の移動方向に関して幅広
部及び幅狭部が形成されている。
【0025】ブレーキプレート930に対するモード切
換えプレート910の位置関係及びカム溝917に対す
る従動ピン952の位置関係で、ドラム831,841
に押しつけられるブレーキシュー940,945の押圧
力が変わるように、シャーシベース260とブレーキプ
レート930との間にソフトブレーキバネを張設し、ブ
レーキレバー950とブレーキプレート930との間に
メインブレーキバネを張設する。これにより、同じブレ
ーキシュー940,945でソフトブレーキ及びメイン
ブレーキ2様の制動力をリールギヤ830,840のド
ラム831,841に加えることができる。再生,録音
等が終了したカセットハーフ180をイジェクトする
際、モード切換えプレート910を移動させ、ロック解
除レバー320に押し当てる。これにより、ロック解除
レバー320が旋回し、解除突起322でロックアーム
310を押し上げる。その結果、係合突起147と係止
爪313との係合状態が解除され、弾撥力の大きなバネ
150によって副フレーム140が開方向に旋回する
(図4参照)。
【0026】副フレーム140の旋回によって、脚部1
45がスライダ片410の突起411から離間する。L
型レバー430は、拘束状態から開放され、バネ等の弾
撥力により反時計方向に旋回する。旋回するL型レバー
430は、連結片440及びガイド片450を介してス
ライドプレート510を手前側に引っ張る。スライドプ
レート510の移動に伴って、一体的に設けられている
ガイドローラ520,525及び傾斜ポスト521,5
26が手前側に移動する。また、左右のプルローラ60
1,701も、手前側に移動する。
【0027】スライドプレート510が手前側に旋回し
たとき、左右のガイドローラ520,525,傾斜ポス
ト521,526及びプルローラ601,701は、カ
セットハーフ180の蓋181より内側に移動する。同
時に、左側リール235を高速で反時計方向に回転させ
る。これにより、磁気テープ182は、蓋181よりも
ハーフ本体側に引き込まれる[図5(c)]。ハーフ装
填機構100の主フレーム110を開放すると、蓋18
1が爪140,245による係合状態から開放され、カ
セットハーフ180に磁気テープ182を収納した状態
で蓋181が閉じられる[図5(b)]。次いで、ハー
フ挿入空間101からカセットハーフ180を引き出す
と、ハーフ底面にある突起184,184が突条13
7,138で押し込まれて、スライド蓋186が摺動し
てカセットハーフ180を閉じる。このようにして、カ
セットハーフ180は、装填前の初期状態になる[図5
(a)]。なお、以上の実施例においては、DATを例
にとって説明した。しかし、本発明はこれに拘束される
ものではなく、DATと同様なテープパスをとるVTR
は勿論、従来の磁気記録再生装置に対しても同様に適用
することができる。
【0028】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のハーフ
装填機構は、カセットハーフの位置決め機能をもつ主フ
レームをデッキ本体側に取り付け、テープ引出し機構が
連動する副フレームを主フレームに装着し、デッキ本体
と主フレームとの間に張設したバネよりも主フレームと
副フレームとの間に張設したバネの弾撥力を大きく設定
している。そのため、カセットハーフをローディング位
置に正確にセットした後、初めてカセットハーフから磁
気テープの引出しが行われる。これらカセットハーフの
セッティング及び磁気テープの引出しは、従来のように
位置検出センサーからの信号で駆動されるモータ等によ
るものでないため、機構の複雑化や誤動作を招くことな
く、セッティング及び引出しが確実に順序よく行われ
る。また、イジェクトの際にも、同様に磁気テープをハ
ーフ内に引き込んだ後でカセットハーフが取り出され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のDATにおけるテープ走行系
【図2】 本発明実施例のカセットデッキ
【図3】 同実施例のハーフ装填機構
【図4】 開状態及び閉状態にあるハーフ装填機構
【図5】 本発明実施例で使用したカセットハーフ及び
その開閉状態
【図6】 作動状態におけるテープパス
【符号の説明】
100 ハーフ装填機構 110
主フレーム 101 ハーフ挿入空間 120 主フレームとデッキ本体の間に張設されたバネ 150 主フレームと副フレームとの間に張設されたバ
ネ 140 副フレーム 200:デッキ本体 510
スライドプレート 520,525 ガイドローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 15/665 K 7201−5D

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デッキ本体に開閉可能に取り付けられ、
    ハーフ挿入空間を区画する主フレームと、該主フレーム
    に揺動可能に取り付けられた副フレームと、該副フレー
    ムの開閉動作に連動してカセット挿入方向に移動するス
    ライドプレートと、該スライドプレートのカセット挿入
    方向先端部に固着された左右一対のガイドローラとを備
    え、前記主フレームと前記副フレームとの間に張設され
    たバネは、前記主フレームと前記デッキ本体の間に張設
    されたバネより大きな弾撥力をもっていることを特徴と
    する磁気記録再生装置用ハーフ装填機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2849630A1 (fr) * 2003-01-08 2004-07-09 Faurecia Sieges Automobile Vehicule automobile comprenant au moins un siege arriere rabattable

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