JPH0676433A - 磁気記録再生装置用テープ送り機構 - Google Patents

磁気記録再生装置用テープ送り機構

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JPH0676433A
JPH0676433A JP4255578A JP25557892A JPH0676433A JP H0676433 A JPH0676433 A JP H0676433A JP 4255578 A JP4255578 A JP 4255578A JP 25557892 A JP25557892 A JP 25557892A JP H0676433 A JPH0676433 A JP H0676433A
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JP
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slide plate
guide
cassette
roller
spring
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JP4255578A
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Inventor
Masahito Kagami
雅人 鏡
Noriaki Kaneko
典章 金子
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Tohoku Pioneer Corp
Pioneer Corp
Original Assignee
Tohoku Pioneer Corp
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装填機構の開閉動作に応じて磁気テープをカ
セットハーフから引き出し、所定のテープパスを形成す
る。 【構成】 ハーフ装填機構の閉動作を動力伝達機構40
0を介してスライドプレート510に伝え、左右のガイ
ドロール520,525及び傾斜ポスト521,526
を回転ドラム210の周囲に配置させる。右側プルロー
ラ601及び左側プルローラ701も、それぞれの連動
機構を介してスライドプレート510に連動し、左右に
開いた位置に送り出される。 【効果】 左右のガイドロール520,525及び傾斜
ポスト521,526がスライドプレート510と一体
化されているので、回転ドラム210周辺のテープパス
が安定する。また、左右に開くプルローラ601,70
1によって、磁気テープがカセットハーフの壁部に摺擦
することがないテープパスが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DAT等のカセットハ
ーフから引き出されたテープを安定した走行状態でドラ
ムに案内するテープ送り機構に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオ信号をデジタル化して録音再
生するDATは、媒体の非直線性等の影響がないことか
ら性能に優れており、カセットも小型で、迅速な頭出し
が可能等の長所をもっている。DATの記録再生には、
VTRと同様な回転ヘッド方式が採用されている。
【0003】記録再生に際し、たとえば図1に示す機構
で、カセットハーフから磁気テープが送り出される。す
なわち、カセットハーフ1は、カセットデッキの突起を
ハーフ側の基準孔2,3に差し込むことによってカセッ
トデッキの定位置に維持される。カセットハーフ1から
引出された磁気テープ4は、デッキ側の固定ガイド5に
接触する。固定ガイド5は、両端にフランジをもってお
り、カセットハーフ1出側における磁気テープ4の高さ
変動を規制する。
【0004】固定ガイド5を経た磁気テープ4は、テン
ション制御ピン6で所定のテンションが付与された後、
次の固定ガイド7に接触する。次いで、磁気テープ4
は、最もラップ角が大きなローラガイド8に接触し、傾
斜ガイド9を経てドラム10に巻き付けられる。磁気テ
ープ4は、ドラム10のリードに沿って走行し所定の記
録再生を行った後、傾斜ガイド11を経てローラガイド
12,固定ガイド13からキャプスタン14とピンチロ
ーラ15との間に送り込まれる。次いで、ローラガイド
16及び固定ガイド17を経て、カセットハーフ1内の
リールに巻き取られる。
【0005】カセットハーフ1から磁気テープ4を引き
出すため、種々の方式が開発されている。たとえば、ヘ
リカルスキャンのテープパスでは、ガイドローラ,傾斜
ポスト等で磁気テープ4をカセットハーフ1から引き出
し、ドラム10のドラムに巻き付けている。ガイドロー
ラ,傾斜ポスト等による磁気テープの引出し動作は、た
とえば図2に示すリンク機構によって行われる。ドラム
10に対して左右に独立したリンク18R ,18L が設
けられており、リンク18R ,18L の先端に傾斜ピン
19R ,19L を植設したスライダ20R ,20L が取
り付けられている。
【0006】リンク18R ,18L の基端側は、ギヤ2
R ,21L に固定されている。ギヤ21R ,21L
矢印方向に回転すると、リンク18R ,18L が揺動
し、傾斜ピン19R ,19L が点線で示す軌跡に沿って
移動する。傾斜ピン19R ,19L は、ドラム10の近
傍に配置されているストッパ22R ,22L で移動が拘
束され、ドラム10に対して所定の位置関係に維持され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図2の方式では、ガイ
ドローラ,傾斜ピン19R ,19L 等の動きの自由度を
大きく取ることができ、ドラム10に対する磁気テープ
4の走行軌跡が容易に設定される。しかし、リンク18
R ,18L 及びその周辺における部品の重り合いがあ
り、またギヤ21R ,21L を必要とすることから、機
構が複雑になると共に、カセットデッキを薄肉化するこ
とが難しくなる。
【0008】機構の複雑化を避け、小型化可能な設計と
して、左右独立していたガイドローラ,傾斜ポスト等を
一体的に移動させることが考えられる。しかし、単に左
右のガイドローラ,傾斜ポスト等を一体的に移動させて
磁気テープをカセットハーフから引き出そうとすると、
ガイドローラの移動軌跡は、カセットハーフの間口に対
し直交する方向になる。その結果、カセットハーフから
引き出され及び巻き取られる磁気テープは、テープ出側
及び入側近傍のハーフ壁に摺擦し、損傷し易くなる。磁
気テープの損傷は、記録再生等の際におけるノイズの原
因となり、磁気テープの寿命を短くする。
【0009】本発明は、このような問題を解消すべく案
出されたものであり、左右のガイドローラ,傾斜ポスト
等を一体的に移動させるとき、一部のガイドローラを互
いに離間する方向に移動させることにより、カセットハ
ーフの出側及び入側で磁気テープがハーフ壁に接触する
ことを回避しながら、小型化,薄肉化に適した磁気記録
再生装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のテープ送り機構
は、その目的を達成するため、ハーフ挿入空間を区画す
る主フレームに副フレームを揺動可能に取り付けたハー
フ装填機構と、前記副フレームの開閉動作に連動してカ
セット挿入方向に移動するスライドプレートと、該スラ
イドプレートのカセット挿入方向先端部に固着された左
右一対のガイドローラ及び傾斜ポストと、前記スライド
プレートの移動に連動してカセット挿入方向に関して左
右に開く一対の右側プルローラ及び左側プルローラとを
備え、前記スライドプレートが奥行側に移動した状態で
は、前記傾斜ポストが回転ドラムの側方に位置し、前記
右側プルローラ及び左側プルローラがそれぞれ右側及び
左側に移動してテープパスが形成されることを特徴とす
る。
【0011】
【実施例】図3の構造をもつカセットデッキに本発明を
適用した実施例を説明する。このカセットデッキは、カ
セットハーフ装填機構100をデッキ本体200に揺動
自在に設けている。ハーフ装填機構100は、カセット
ハーフ180が挿入されるハーフ挿入空間101を区画
する主フレーム110を備えている。主フレーム110
から奥行方向に延びた一対のアーム111,112の先
端は、デッキ本体200の角部に形成したアーム係止部
201,202にそれぞれ回転可能に支持されている。
【0012】一方のアーム111とアーム係止部201
との間には、ハーフ装填機構100を開方向に付勢する
バネ120が介装されている。バネ120は、アーム1
11に形成した段部113に一端121が掛け止めさ
れ、アーム係止部201に形成したバネ掛け突起203
に他端122が掛け止めされる。そして、アーム係止部
201に形成した取付け孔204からバネ120の胴部
123に差し通したピン124の先端をアーム111側
で固定する。
【0013】主フレーム110は、アーム111,11
2から延びた側壁131,132を上壁133で連結
し、底壁134と共にハーフ挿入空間101を形成す
る。これら側壁131,132、上壁133及び底壁1
34は、カセットハーフ180の挿入を容易にするた
め、図示するようにハーフ挿入空間101を大きくする
方向に反った前方端部を備えている。上壁133に、ハ
ーフ挿入空間101に挿入されたカセットハーフ180
を下向きに押圧するスプリング135,136が固定さ
れている。ハーフ挿入空間101に臨む底壁134の内
面には、挿入されたカセットハーフ180の底面側に設
けられている突起(図示せず)を押し込んでカセットハ
ーフ180を開く突条137,138が形成されてい
る。
【0014】主フレーム110に対し、副フレーム14
0が回転軸141を中心として旋回可能に取り付けられ
ている。副フレーム140は、図4に示すように主フレ
ーム110に上側から覆い被さる鞍型形状をもってお
り、天板部142,側壁部143,144がそれぞれ主
フレーム110の上壁133,側壁131,132に対
向する。一方の側壁部143は、下方に延びた脚部14
5を備えている。脚部145には、バネ掛け爪146が
切り起こされ、係合突起147が立設されている。回転
軸141に胴部151が挿入されたバネ150は、一端
152がバネ掛け爪146に掛け止めされる。バネ15
0の他端153は、主フレーム110の側壁131に形
成したバネ掛け爪138に掛け止めされる。副フレーム
140は、バネ150によって主フレーム110から離
れる方向に付勢される。
【0015】バネ150の弾撥力は、主フレーム110
とデッキ本体200との間に設けたバネ120の弾撥力
よりも大きく設定されている。これにより、デッキが開
放されている状態では、図5(a)に示すように主フレ
ーム110及び副フレーム140共に開いた姿勢を取
る。ハーフ挿入空間101にカセットハーフ180が挿
入されたハーフ装填機構100を押し下げるとき、先ず
主フレーム110がピン124を中心として旋回し、主
フレーム110がデッキ本体200の上面に接した時点
で回転軸141を中心とする副フレーム140の旋回が
開始する。そして、図5(b)に示すように、主フレー
ム110及び副フレーム140共に閉じた状態になる。
【0016】デッキ本体200は、斜めに傾斜した回転
ドラム210,モードを切り換える駆動モータ220,
装填されたカセットハーフ180のリール孔に噛み合う
駆動軸230,235,カセットハーフ180の蓋18
1を開放状態に維持する左右一対の爪240,245,
カセットハーフ181から引き出された磁気テープ18
2に走行力を与えるキャプスタン250等を備えてい
る。これら駆動部は、シャーシベース260の裏面側に
設けられている駆動機構によって駆動される。また、装
填された磁気テープ182に所定の張力を付与するた
め、テンションローラ270がシャーシベース260に
回転可能に設けられている。シャーシベース260の側
面には、カセットハーフ180を装填姿勢に維持するロ
ック機構300が設けられている。ロック機構300の
ロックアーム310は、回転軸311を中心として旋回
可能にシャーシベース260の側面に取り付けられてい
る。ロックアーム310は、シャーシベース260側の
壁部261との間に掛けられたバネ312によって図5
(b)に示す閉方向に付勢されている。ロックアーム3
10の先端部には、副フレーム140の係合突起147
を係止する係止爪313が形成されている。
【0017】ハーフ装填機構100を図5の(a)に示
す状態から(b)の状態に閉じるとき、係合突起147
は、副フレーム140の旋回によって回転軸141を中
心とする円軌道を描く。円運動する係合突起147は、
係止爪313の側面を下降し、図5において反時計方向
に回転する過程で係止凹部314に入り込み、係止爪3
13で拘束される。係止爪313による係合突起147
の係止状態は、モード切り換えプレート910の動きに
よって解除される。モード切り換えプレート910の動
きをロックアーム310に伝えるため、ロック解除レバ
ー320がシャーシベース260に回転軸321を中心
として旋回可能に設けられている。ロック解除レバー3
20は、ロックアーム310の下面側に押しつけられる
解除突起322をL型本体の一端に備えている。他端に
は、モード切り換えプレート910の端部に形成した突
起911が押し付けられる受圧突起323が形成されて
いる。
【0018】操作パネルでの操作によってイジェクト指
令を出すとき、モード切り換えプレート910は、図6
に矢印で示す方向に移動する。前進したモード切り換え
プレート910は、突起911で受圧突起323を押
し、ロック解除レバー320を反時計方向に旋回させ
る。旋回したロック解除レバー320は、解除突起32
2でロックアーム320を押し上げ、係合突起147と
係止爪313との係合状態を解除する。シャーシベース
260の側面には、テープ繰出し用動力伝達機構400
のスライダ片410の突起411が臨んでいる。スライ
ダ片410は、図7に示すように側面部412及び平面
部413からなるL型断面をもち、側面部412に突起
411を立設している。平面部には、スライド方向に沿
って延びるガイド溝414,415が形成されており、
シャーシベース260側に設けたガイド突起416,4
17がそれぞれ嵌め合わされている。ガイド片410の
端部には、揺動片420を連接する長孔418が穿設さ
れている。
【0019】揺動片420は、支持軸421を中心とし
てシャーシベース260に旋回可能に取り付けられ、シ
ャーシベース260との間に張設されたバネ422によ
って時計方向に付勢されている。揺動片420には、ス
ライダ片410の長孔418に嵌り合う連結突起423
が立設されている。揺動片420は、段部424を介し
て一段高い平面部425をもっており、平面部425の
底面側に連結突起426を下向きに設けている。揺動片
420に続いて、L型レバー430が支持軸431を中
心として旋回可能にシャーシベース260に設けられて
いる。支持軸431に嵌挿されたバネ432は、一端が
バネ掛け突起433に係止され、他端が連結突起426
の側壁に当接している。L型レバー430は、バネ42
2によって反時計方向に付勢されている。L型レバー4
30の一端には、揺動片420の連結突起426が嵌り
合う長孔434が形成されている。
【0020】L型レバー430の他端側は、中間に段部
435が形成された低面部436及び高面部437を備
えている。スライダ片410,揺動片420及びL型レ
バー430の低面部436までが、シャーシベース26
0の下側に配置される。L型レバー430の高面部43
7は、シャーシベース260に形成した切欠き262
(図3参照)を介してシャーシベース260の上面側に
臨む。なお、シャーシベース260には、揺動片420
の旋回に支障がないように切欠き263が形成されてい
る。高面部437は、半円状の先端部438をもってい
る。半円状先端部438に連結片440の一端部が回転
自在に取り付けられている。連結片440は、更にガイ
ド片450を介してテープ繰出し機構500のスライド
プレート510に連接されている。
【0021】以上のテープ繰出し用動力伝達機構400
において、ハーフ挿入空間101にカセットハーフ18
0が挿入されたハーフ装填機構100を図5(b)に示
す姿勢に押し下げたとき、副フレーム140の脚部14
5で突起411が押され、スライダ片410が右方向に
スライドする。スライダ片410の移動は、長孔418
に嵌り合った連結突起423を介して揺動片420に伝
えられ、揺動片420を図7で反時計方向に旋回させ
る。更に、連結突起426が嵌り込む長孔434を介し
L型レバー430に伝えられ、L型レバー430を時計
方向に旋回させる。その結果、L型レバー430に連結
片440及びガイド片450を介して連接されているス
ライドプレート510がカセットハーフ挿入方向に移動
する。このとき、ガイド片450の突起がシャーシベー
ス260に形成されているガイド孔264(図3参照)
等で案内されるため、スライドプレート510の移動軌
跡が定まる。
【0022】テープ繰出し機構500のスライドプレー
ト510は、図8に示すように回転ドラム210との位
置の取合いから二股状に形成されている。二股状の先端
部530,540それぞれには、装填されたカセットハ
ーフ180から磁気テープ182を繰り出す左右一対の
ガイドローラ520,525及び回転ドラム210に対
して設定角度で磁気テープ182を送り込む左右一対の
傾斜ポスト521,526を立設している。スライドプ
レート510は、更に右側プルローラ連動機構600に
連接され、左側プルローラ701を左側プルローラ連動
機構700(図9参照)に受け渡す機構を備えている。
【0023】なお、図示の例では、カセットデッキに組
み込まれている各種部品との位置の取合いから、左右の
プルローラ連動機構600,700を別構成としてい
る。しかし、本発明はこれに拘束されるものではなく、
右側プルローラ連動機構600と同じ構造の連動機構で
左側プルローラ701を移動させ、或いは左側プルロー
ラ連動機構700と同じ構造の連動機構で右側プルロー
ラ601を移動させる方式を採用することも可能であ
る。
【0024】スライドプレート510の右側先端部53
0には、右側プルローラ連動機構600のリンク610
の端部を回転可能に取り付ける枢着部531が設けられ
ている。また、右側先端部530の中間部には、揺動片
620に形成した長孔621に嵌り込む突起532が形
成されている。他方、左側先端部540には、ハーフ装
填機構100が開きスライドプレート510が待機状態
にあるとき、左側プルローラ701が嵌り込む切込み5
41が形成されている。左側先端部540の裏面に、ガ
イドローラ525と同軸状にプッシャーローラ527
(図12参照)が設けられており、プッシャーローラ5
27の軸部が嵌り合うガイド溝720(図10参照)が
シャーシベース260のカセット挿入方向に延びてい
る。
【0025】右側プルローラ連動機構600のリンク6
10は、他端がピン611でプルアーム630に接続さ
れている。リンク610と同軸で右側先端部530に取
り付けられた押え板613は、リンク610ががたつか
ないように押さえている。リンク610は、スライドプ
レート510の動きと共にカセット挿入方向に移動する
が、他端がプルアーム630に接続されているため、結
果的に枢着部531を中心とした旋回運動をとる。
【0026】プルアーム630は、ほぼコ字状に形成さ
れており、他端にプルローラ601が回転可能に設けら
れている。プルアーム630の下面には、シャーシベー
ス260に形成したガイド孔631,632(図10参
照)にそれぞれ嵌り込むガイド突起633,634が形
成されている。揺動片620は、カセットハーフ180
に設けられている孔部に嵌り込む円錐状の位置決め突起
622と同軸にシャーシベース260に取り付けられて
いる。揺動片620の中間部には、別の揺動片640に
設けたピンチローラ641の軸部を挿通した孔部623
が形成されている。
【0027】揺動片640は、中心軸642で裏面側か
らシャーシベース260に旋回可能に取り付けられてお
り、段部643からピンチローラ641側がシャーシベ
ース260の上面に臨み、揺動片620とシャーシベー
ス260との間に配置される。揺動片640は、バネ
(図示せず)等の弾性体によって図8で矢印方向に付勢
されている。また、揺動片640に形成されている爪部
644は、シャーシベース260に形成された孔部64
5(図11参照)の側面に当接し、揺動片640の動き
を規制する。左側連動機構700は、左側プルローラ7
01を一端に備えたプルアーム710を裏面側からシャ
ーシベース260に旋回可能に取り付けている。プルア
ーム710の回転軸711には、シャーシベース260
の上面側に位置する円錐状の位置決め突起712が同軸
状に設けられている。位置決め突起712は、右側の位
置決め突起622と共同して装填されたカセットハーフ
180を正規の姿勢に維持する。
【0028】左側プルローラ701の軸部702は、シ
ャーシベース260に形成されたガイド孔720を貫通
してシャーシベース260の裏面側から上面側に臨んで
いる。ガイド孔720は、図11に示すようにカセット
挿入方向に延びる直線部721と、直線部721から分
岐した円弧部722とを備えている。円弧部722は、
位置決め突起712を中心とする円周の一部で形成され
る。円弧部722の分岐点近傍に、受渡しアーム730
の二股状先端部731が臨んでいる。受渡しアーム73
0は、回転軸732で裏面側からシャーシベース260
に旋回可能に取り付けられている。回転軸732の下方
から、受渡しアーム730に対して所定の角度をもった
連結アーム733が延びている。連結アーム733に形
成された長孔734に、回動アーム740に設けた係合
突起741が嵌り合っている。
【0029】回動アーム740は、回転軸742を中心
としてシャーシベース260に旋回可能に取り付けられ
ている。回動アーム740の側面には、スライドプレー
ト510の左側先端部540にガイドローラ525と同
軸に取り付けたプッシャーローラ527(図12参照)
が押し当てられるカム面743が形成されている。ま
た、胴部が回転軸742に挿入されたバネ744の一端
がバネ掛け爪745に掛け止めされている。バネ744
の他端は、シャーシベース260に設けた突起746で
受け止められる。回動アーム740は、バネ744の弾
撥力によって図9で時計方向に付勢されている。カセッ
トハーフ180が装填されていない状態では、ハーフ装
填機構100が開放されている。このとき、L型レバー
430は、バネ432の弾撥力によって図10に示す姿
勢を取る。スライドプレート510は、L型レバー43
0の反時計方向の旋回により、連結片440及びガイド
片450を介して手前側に引かれる。また、スライダ片
410も、揺動片420を介して手前側に引かれてい
る。
【0030】図10の待機状態では、左右のガイドロー
ラ520,525は、ほぼ位置決め突起622,712
を結ぶ直線上に位置する。右側プルローラ601は、プ
ルアーム630がスライドプレート510で引っ張られ
ているため、手前側に位置している。左側プルローラ7
01も、左側先端部540の切込み541に嵌り込み、
ガイド孔720の直線部721に沿って手前側に移動し
ている。ハーフ挿入空間101にカセットハーフ180
を挿入し、主フレーム110及び副フレーム140を図
5(b)に示すように閉じる。主フレーム110の閉動
作に応じて、カセットハーフ180の蓋181が爪24
0,245で開かれる。また、カセットハーフ180の
底面にある孔に位置決め突起622,712が嵌り込む
ことにより、デッキ内の所定位置にカセットハーフ18
0が維持される。この状態では、磁気テープ182は、
ガイドローラ520,525の外側に位置する。
【0031】バネ120よりもバネ150の弾撥力を大
きく設定しているので、主フレーム110が完全に閉じ
られた後で副フレーム140の閉動作が開始する。副フ
レーム140の閉動作によって、スライダ片410の突
起411が脚部145で押され、係合突起147が係止
爪313で係合される。脚部145で押されたスライダ
片410は、カセット挿入方向にスライドし、揺動片4
20を図11に示すように反時計方向に旋回させる。L
型レバー430は、揺動片420の旋回によって引っ張
られ、バネ432の弾撥力に抗して時計方向に旋回す
る。L型アーム430の旋回運動は、連結片440及び
ガイド片450を介してスライドプレート510に伝え
られ、スライドプレート510をカセット挿入方向に押
し進める。
【0032】スライドプレート510は、ガイド孔26
4,ガイド溝522及びガイド孔720の直線部721
に案内されながら、カセット挿入方向に沿って奥行側に
平行移動する。スライドプレート510が最も奥行側に
移動したとき、図11に示すように右側先端部530に
設けられている傾斜ポスト521は回転ドラム210の
側方に位置し、その外側にガイドローラ520が位置す
る。
【0033】スライドプレート510の移動は、リンク
610を介してプルアーム630に伝達され、プルアー
ム630を図10の位置から図11の位置に移動させ
る。このとき、ガイド突起633,634がそれぞれガ
イド孔631,632に沿って移動するので、プルアー
ム630は、所定の姿勢を維持したままで平行移動す
る。その結果、プルアーム630の一端に設けられてい
る右側プルローラ601が、図11に示す所定位置に維
持される。スライドプレート510の移動は、突起53
2と長孔621との係合によって揺動片620をも時計
方向に旋回させる。揺動片620の長孔621に軸部が
挿通されているピンチローラ641は、揺動片620の
旋回に伴って時計方向に旋回し、動作待機位置まで移動
する。なお、別駆動による突起649が爪部644を押
すことによってピンチローラ641がキャプスタン25
0に圧着されるが、ここではその説明を省略する。
【0034】他方、左側プルローラ連動機構700は、
図12に示す連係動作によって左側プルローラ701を
図10の位置から図11の位置に移動させる。ハーフ挿
入機構100が開放されているとき、スライドプレート
510が手前側に位置する。左側プルローラ701は、
図12(a)に示すようにスライドプレート510の左
側先端部540に形成されている切込み541に嵌り込
み、ガイド孔720の最も手前側の位置にある。副フレ
ーム140を閉じる動きでスライドプレート510がカ
セット挿入方向に移動すると、左側プルローラ701
は、スライドプレート510によって押され、ガイド孔
720の直線部710をカセット挿入方向に進む。直線
部721と円弧部722との分岐点に左側プルローラ7
01が達したとき、左側プルローラ701は、図12
(b)に示すように分岐点に臨んでいる受渡しアーム7
30の二股状先端部731に切込み541から受け渡さ
れる。
【0035】スライドプレート510が更にカセット挿
入方向に進行すると、ガイドローラ525と同軸状に取
り付けられているプッシャーローラ527で回動アーム
740のカム面743(図9参照)が押される。回動ア
ーム740は、バネ744の弾撥力に抗して反時計方向
に旋回し、長孔734及び係合突起741で連係されて
いるプルアーム710を反時計方向に旋回させる。スラ
イドプレート510が最も押し込まれたとき、左側プル
ローラ701は、ガイド孔720の円弧部722に沿っ
て移動し、図12(c)に示すようにテンションローラ
270に対向する位置に維持される。このとき、左側先
端部540に設けられている傾斜ポスト526が回転ド
ラム210の側方に位置し、その外側にガイドローラ5
25が位置する。
【0036】すなわち、副フレーム140の閉動作でス
ライドプレート510がカセット挿入方向に移動し、ガ
イドローラ520,525及び傾斜ポスト521,52
6が一体的に移動して回転ドラム210の周囲に配置さ
れる。左右のプルローラ601,701は、スライドプ
レート510の移動に連動したプルアーム630,71
0の動きによって左右に開かれる。そして、ガイドロー
ラ520,525等でカセットハーフ180から引き出
された磁気テープ182は、図13に示すテープパスを
とる。テープ駆動系の送りモータ810には、キャプス
タン250と同軸に設けられた平面モータを使用してい
る。磁気テープ182は、ピンチローラ641でキャプ
スタン250に押し付けられ、キャプスタン642から
伝達された動力で、図13に示すテープパスを経て左側
リール183から右側リール184、又は右側リールギ
ヤ184から左側リール183に巻き取られる。磁気テ
ープ182が回転ドラム210を通過する際、磁気テー
プ182に記録されている情報が再生され或いは新たな
情報が記録される。
【0037】送りモータ810の出力軸に、図14に示
すように駆動ギヤ812が取り付けられている。送りモ
ータ810の出力は、駆動ギヤ812,中間ギヤ813
及び駆動ベルト814を経てアイドラー820に伝達さ
れる。アイドラー820は、駆動ベルト814が周回す
る円周溝が形成され、円周溝形成部と同軸状にアイドラ
ーギヤ821が設けられている。アイドラー820の回
転軸822に、切換えギヤ823のアーム824が揺動
可能に取り付けられている。送りモータ810からの動
力でアイドラー820が矢印方向に回転するとき、アー
ム824が反時計方向に旋回し、切換えギヤ823が右
側リールギヤ830に噛み合う。その結果、左側リール
ギヤ830が矢印方向に回転し、右側リールギヤ840
がフリーになる。この状態では、右側リール184から
送り出された磁気テープ182は、回転ドラム210を
経て左側リール183に巻き取られる。
【0038】駆動ギヤ812の逆方向回転は、同様に中
間ギヤ813及び駆動ベルト814を経てアイドラー8
20に伝達され、アイドラー820を逆方向に回転させ
る。このとき、アーム824が時計方向に旋回するの
で、切換えギヤ823が右側リールギヤ840に噛み合
い、左側リールギヤ830がフリーになる。したがっ
て、磁気テープ182は、左側リール183から引出さ
れ、回転ドラム21を経て右側リール184に巻き取ら
れる。モード切換え機構900は、再生,記録,早送
り,巻き戻し等のモードを切り換えるモード切換えプレ
ート910を備えている。モード切換えプレート910
の一側には、前掲したロック解除レバー320の受圧突
起323(図6参照)に押し当てられる突起911が形
成されている。モード切換えプレート910の他側に
は、印刷された配線パターン(図示せず)等に摺擦する
モード検出部912が設けられている。配線パターンに
対するモード検出部912の接触状態によって、操作パ
ネルで指定されたモードが検出される。
【0039】モード切換えプレート910の辺部に形成
されているギヤ913は、モード切換えギヤ920に噛
み合っている。モード切換えギヤ920は、駆動ギヤ9
21を介して駆動モータ220の出力軸に連接されてい
る。操作パネルでモードが指定されると、そのモードに
応じ駆動モータ220が駆動し、モード切換えプレート
910を図14で右方向又は左方向に平行移動させる。
モード切換えプレート910に形成された突起914
は、図13に示すようにブレーキプレート930のガイ
ド溝931に嵌め合わされる。ガイド溝931は、中央
部がやや窪んだ形状に形成されている。また、モード切
換えプレート910の平行移動を円滑に行わせるため、
図15に示すように、モード切換えプレート910に形
成したガイド溝915,915にシャーシベース260
裏面側のガイド突起916,916を嵌め合わせてい
る。
【0040】ブレーキプレート930には、左側リール
ギヤ830のドラム831及び右側リールギヤ840の
ドラム841にそれぞれ押し付けられるブレーキシュー
940,945が設けられている。ドラム831,84
1に接触する側のブレーキシュー940,945の表面
に、フェルト941,946が貼り合わされている。シ
ャーシベース260には、ブレーキレバー950が回転
軸951を中心として旋回可能に取り付けられている。
ブレーキレバー950の一端に設けた従動ピン952
は、ブレーキプレート930の移動方向に沿って延びる
カム溝917に嵌め合わされている。カム溝917は、
ブレーキプレート930の移動方向に関して幅広部及び
幅狭部が形成されている。ブレーキレバー950の他端
には、バネ掛け突起953,954が切り起こされてい
る。
【0041】メインブレーキバネ960は、回転軸95
1に胴部が装着されており、一端961及び他端962
がそれぞれバネ掛け突起953,954に掛け止めされ
ている。メインブレーキバネ960の他端962は、バ
ネ掛け突起954を超えて延び、ブレーキプレート93
0から切り起こされているバネ掛け突起934にも掛け
られるようになっている。ソフトブレーキバネ970
は、シャーシベース260の裏面に設けたバネ掛け突起
971とバネ掛け突起934との間に張設される。ソフ
トブレーキバネ970と反対側のブレーキプレート93
0の辺に切込み932が形成されており、シャーシベー
ス260の裏面に設けたガイドピン933が切込み93
2に嵌め合わされる。ソフトブレーキバネ970は、メ
インブレーキバネ960よりも小さなバネ係数をもって
おり、ブレーキプレート930をリールギヤ830,8
40側に付勢する。メインブレーキバネ960は、図示
するように大きな弾撥力を呈する棒バネを作用部として
いる。
【0042】記録・再生モードで磁気テープ182が通
常走行しているとき、モード切換えプレート910は、
ブレーキプレート930に対し図15(a)の位置関係
を取る。この状態では、モード切換えプレート910の
ガイド突起914がガイド溝931の中央窪み部分に位
置する。したがって、ブレーキプレート930が図15
(a)で上方に移動し、リールギヤ830,840のド
ラム831,841からブレーキシュー940,945
が離間する。また、ブレーキレバー950の従動ピン9
52は、カム溝917の広幅部でフリーな状態に維持さ
れる。したがって、ドラム831,841に制動力が加
わることなく、リールギヤ830,840が回転し磁気
テープ182を設定速度で走行させる。
【0043】早送り・巻き戻しモードでは、磁気テープ
182にバックテンションを加えることが必要になる。
このとき、モード切換えプレート910は、操作パネル
で指定されたモードに基づく駆動モータ220からの動
力によって、ブレーキプレート930に対し図15
(b)の位置関係を取る。すなわち、モード切換えプレ
ート910のガイド突起914は、ガイド溝931の中
央窪み部分から外れ、一段高くなっている右方向に移動
する。また、ブレーキレバー950は、従動ピン952
がカム溝917の広幅部に維持されたフリーな状態にな
る。したがって、ブレーキプレート930が図15
(b)で下方向に移動し、ソフトブレーキバネ970の
弾撥力によってブレーキシュー940,945がそれぞ
れリールギヤ830,840のドラム831,841に
押し付けられる。その結果、バックテンションに必要な
制動力がリールギヤ830,840に発生する。なお、
切込み932とガイドピン933との嵌り合いによっ
て、ブレーキプレート930は、図15の(a)から
(b)に又は(b)から(a)に平行移動する。
【0044】記録,再生,早送り,巻き戻し等の各動作
を行わせる場合、走行している磁気テープ182を瞬間
的に停止させる必要も生じる。瞬間停止時、モード切換
えプレート910を図15(c)で左側に移動させるよ
うに駆動モータ220を駆動させる。この状態では、ガ
イド溝931の左側にガイド突起914が位置し、ブレ
ーキプレート930が下げられている。ブレーキレバー
950は、従動ピン952がカム溝917の幅狭部に入
り込むため、回転軸951を中心として時計方向に旋回
する。そのため、リールギヤ830,840のドラム8
31,841に、メインブレーキバネ960の弾撥力で
ブレーキシュー940,945が押し付けられる。した
がって、メインブレーキバネ960に由来する大きな制
動力がリールギヤ830,840に加えられる。このよ
うに、メインブレーキバネ960及びソフトブレーキバ
ネ970をブレーキプレート930に掛けているので、
一対のブレーキシュー940,945によってリールギ
ヤ830,840に2種類の制動力を加えることができ
る。この点、従来の制動機構では、ソフトブレーキ及び
メインブレーキをそれぞれ別系統に設けていたため、部
品点数が多く複雑な機構になる欠点があった。これに対
し、本実施例の制動機構では、リールギヤ830,84
0に対するブレーキプレート930及びブレーキレバー
950の位置関係を変えることによって、同じブレーキ
シュー940,945にメインブレーキバネ960又は
ソフトブレーキバネ970の弾撥力を作用させる方式で
あるため、部品点数を少なくし構造の複雑化が避けられ
る。
【0045】再生,録音等が終了したカセットハーフ1
80をイジェクトする際、モード切換えプレート910
を図15で右方向に移動させ、端部にある突起911を
ロック解除レバー320の受圧突起323(図6参照)
に押し当てる。これにより、ロック解除レバー320
は、回転軸321を中心として反時計方向に旋回し、解
除突起322でロックアーム310を押し上げる。その
結果、係合突起147と係止爪313との係合状態が解
除され、弾撥力の大きなバネ150によって副フレーム
140が開方向に旋回する(図5参照)。副フレーム1
40の旋回によって、脚部145がスライダ片410の
突起411から離間する。その結果、L型レバー430
は、拘束状態から開放され、バネ432の弾撥力により
反時計方向に旋回する。旋回するL型レバー430は、
連結片440及びガイド片450を介してスライドプレ
ート510を手前側に引っ張る。スライドプレート51
0の移動に伴って、一体的に設けられているガイドロー
ラ520,525が手前側に移動する。
【0046】プルアーム630は、ガイド孔631,6
32に沿って移動し、右側プルローラ601を手前側に
移動させる。プルアーム710は、バネ744の弾撥力
で連動する回動アーム740及び受渡しアーム730に
よって図12で時計方向に旋回し、左側プルローラ70
1をガイド孔720の円弧部722から直線部721に
移動させる。移動した左側プルローラ701は、受渡し
アーム710でスライドプレート510の切込み541
に差し込まれた後、直線部721に沿って手前側に移動
する。スライドプレート510が手前側に移動したと
き、左右のガイドローラ520,525,傾斜ポスト5
21,526及びプルローラ601,701は、図10
に示すようにカセットハーフ180の蓋181より内側
に移動する。同時に、左側リール235を高速で反時計
方向に回転させる。これにより、磁気テープ182は、
蓋181よりもハーフ本体側に引き込まれる。ハーフ装
填機構100の主フレーム110を開放すると、蓋18
1が爪140,245による係合状態から開放され、カ
セットハーフ180に磁気テープ182を収納した状態
で蓋181が閉じられる。次いで、ハーフ挿入空間10
1からカセットハーフ180を引き出すと、ハーフ底面
にある突起が突条136,137で押し込まれ、ハーフ
のスライドプレートが摺動してカセットハーフ180を
閉じる。このようにして、カセットハーフ180は、装
填前の初期状態になる。なお、以上の実施例において
は、DATを例にとって説明した。しかし、本発明はこ
れに拘束されるものではなく、DATと同様なテープパ
スをとるVTRは勿論、従来の磁気記録再生装置に対し
ても同様に適用することができる。
【0047】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のテープ
送り機構においては、ハーフ装填機構の開閉動作に連動
するスライドプレートの動きによって、左右のガイドロ
ール,傾斜ポスト及びプルローラを移動させ、テープパ
スを形成している。このとき、左右のガイドロールは、
傾斜ポストと共に一体的に平行移動し、回転ドラムの周
囲に配置されるので、回転ドラム周辺のテープパスが安
定する。他方、左右のプルローラは、スライドプレート
の移動に伴って左右に開く。そのため、カセットハーフ
から引き出される磁気テープがハーフ壁部に摺擦するこ
とがないテープパスが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のDATにおけるテープ走行系
【図2】 従来のヘリカルスキャンにおけるテープ走行
【図3】 本発明実施例のカセットデッキ
【図4】 同実施例のハーフ装填機構
【図5】 開状態及び閉状態にあるハーフ装填機構
【図6】 ハーフ装填機構をロック状態に維持するロッ
ク機構
【図7】 ハーフ装填機構の開閉動作をテープ繰出し機
構に伝える動力伝達機構
【図8】 テープ繰出し機構及び右側プルローラ連動機
【図9】 左側プルローラ連動機構
【図10】 待機状態にあるテープ繰出し機構及びプル
ローラ連動機構
【図11】 作動状態にあるテープ繰出し機構及びプル
ローラ連動機構
【図12】 左側プルローラ連動機構の動作
【図13】 作動状態におけるテープパス
【図14】 テープ駆動機構及びモード切換え機構
【図15】 ブレーキプレートの動作
【符号の説明】
101 ハーフ挿入空間 110 主フレーム 140 副フレーム 100 ハーフ装填機
構 180 カセットハーフ 182 磁気テープ 210 回転ドラム 510 スライドプレ
ート 520 右側ガイドロール 521 右側傾斜ポス
ト 525 左側ガイドロール 526 傾斜ポスト 601 右側プルローラ 701 左側プルロー
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 15/675 F 8008−5D

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハーフ挿入空間を区画する主フレームに
    副フレームを揺動可能に取り付けたハーフ装填機構と、
    前記副フレームの開閉動作に連動してカセット挿入方向
    に移動するスライドプレートと、該スライドプレートの
    カセット挿入方向先端部に固着された左右一対のガイド
    ローラ及び傾斜ポストと、前記スライドプレートの移動
    に連動してカセット挿入方向に関して左右に開く一対の
    右側プルローラ及び左側プルローラとを備え、前記スラ
    イドプレートが奥行側に移動した状態では、前記傾斜ポ
    ストが回転ドラムの側方に位置し、前記右側プルローラ
    及び左側プルローラがそれぞれ右側及び左側に移動して
    テープパスが形成されることを特徴とする磁気記録再生
    装置用テープ送り機構。
JP4255578A 1992-08-31 1992-08-31 磁気記録再生装置用テープ送り機構 Pending JPH0676433A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4255578A JPH0676433A (ja) 1992-08-31 1992-08-31 磁気記録再生装置用テープ送り機構

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JP4255578A JPH0676433A (ja) 1992-08-31 1992-08-31 磁気記録再生装置用テープ送り機構

Publications (1)

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JPH0676433A true JPH0676433A (ja) 1994-03-18

Family

ID=17280669

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4255578A Pending JPH0676433A (ja) 1992-08-31 1992-08-31 磁気記録再生装置用テープ送り機構

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JP (1) JPH0676433A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6344623B1 (en) 1998-07-03 2002-02-05 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Membrane switch and production method thereof

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6344623B1 (en) 1998-07-03 2002-02-05 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Membrane switch and production method thereof

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