JPH03216392A - 鉛筆の塗装方法 - Google Patents

鉛筆の塗装方法

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JPH03216392A
JPH03216392A JP1233490A JP1233490A JPH03216392A JP H03216392 A JPH03216392 A JP H03216392A JP 1233490 A JP1233490 A JP 1233490A JP 1233490 A JP1233490 A JP 1233490A JP H03216392 A JPH03216392 A JP H03216392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paint
pencil
curable resin
ultraviolet curable
coating surface
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Pending
Application number
JP1233490A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaoki Ozaki
尾崎 正興
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Tombow Pencil Co Ltd
Original Assignee
Tombow Pencil Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、鉛筆の塗装方法の改良に関するものである。
(従来の技術) 鉛筆軸の塗装には、 従来から硝化綿を主体とす る樹脂を溶剤に溶かし着色剤を分散させた塗料いわゆる
硝化綿ラソカーがもちいられてきた。この塗装法では、
木の導管の目止めを行い、その上に着色しさらにその上
に艷がけ用クリヤーを塗って仕上げなければならなかっ
た。下塗りは、木の導管を目止めするために、砥の粉等
粉体を含んだシーラーを使うが、シーラーの溶剤は木軸
の中に含浸されたバラフィンワノクスを溶出させない為
、低アルコール系溶荊に限られていた。中塗りは着色剤
であり、数回塗り重ねるが、その溶剤は下に塗られた樹
脂を溶解させないで、かつ下に塗られた樹脂に良く付着
するという相反する性質を要求されバランスの取りかた
が非常に難く、配合組成をそれぞれ代えなければ成らず
、作業が繁雑であった。更に硝化綿ラソカ一では顔料等
粉体が入ることによって艷を出すことが非常に難し《、
中塗りの後さらに透明な艶出しラソカ一を塗って製造を
行っている。近年、紫外線硬化型塗料を使って着色及び
艶出しまで済ませる技術も研究されているが、厚塗りを
した場合、顔料によって紫外線が吸収され硬化不足とな
る。一方、薄くぬった場合、隠蔽性をもたせるために重
ね塗りをしなければならないが、一旦硬化させた樹脂の
上に重ねて紫外線硬化樹脂を硬化すると剥離しやすい等
、問題が残されており実用化には至っていない。
(発明が解決しようとする課B) 従来の技術で鉛筆の塗装を行う事は、下塗り、中塗り、
上塗りとそれぞれ異なった組成物を順次塗り分けなけれ
ばならず作業が繁雑になる。また、それぞれの組成物は
下に塗られている塗料との相互作用を調整し配合しなけ
ればならない。又、溶剤を用いた下塗りでは目止め効果
は出るが、溶剤が蒸発した後の塗装膜厚が薄く木地の凹
凸が出てしまい、結果として中塗りの回数を増さなけれ
ば成らない。さらに、中塗りの組成では艶が足らず艶だ
し用クリヤーを上塗りとして塗らなければ外観的に優れ
た鉛筆を製造することは出来なかった。
(課題を解決するための手段) 本発明は、鉛筆の木軸の目止め及び平滑性を出す目的で
紫外線硬化型樹脂を使い更にその上に着色及び艶出しの
目的でアクリル系塗料を塗布することによって外観的に
優れた塗装面を持った鉛筆を短時間に簡便に製造するこ
とが可能となった。
(作 用) 即ち、下塗り塗料として紫外線硬化型樹脂を用いる事に
よって木の導管の目止め効果と更に塗装樹脂のほぼ10
0%が硬化することによる膜の厚みで表面の平滑性を得
ることが出来る。そして重合反応で硬化した樹脂は溶剤
に不溶性となり、その上に塗られる塗料の溶剤による再
溶解の心配がなく着色用塗料の自由な選択が可能となっ
た。更に表面の平滑性による着色塗料の塗り回数の減少
及び艷の向上を実現できる。
本発明に使われた紫外線硬化型樹脂は、硬化物の物性を
決定するベースレジンとして木に対し7付着性の良いポ
リエステルアクリレート,エボキシアクリレート ポリ
オキシアクリレート ポリエステルウレタンアクリレー
トのプレポリマーに希釈剤として光重合性単官能アクリ
レートまたは多官能アクリレートとラジカルを発生させ
る光開始剤としてアセトフェノン類,ペンゾフェノン,
ベンゾイン,ヘンゾインエーテル,ベンジル等、さらに
光開始剤を補強する目的でアミン系の増感剤から構成さ
れているものである。この紫外線硬化型樹脂の塗布面に
紫外線を200mj/ant以上の光量を当て硬化させ
20〜100μの膜厚を持った硬化層を形成させ、更に
その上に硝化綿ラノカ一より光沢性、耐光性に優れ、か
つ紫外線硬化樹脂に良く馴染み付着しやすいアクリル系
塗料を塗布乾燥し下地を隠蔽するまで同じ組成の塗料で
重ね塗りする事によって簡便に、高品位の艶のある塗装
面を形成させる事が可能と成った。
(実施例) 本発明による鉛筆の塗装方法を実施例をあげて説明する
表1に示される塗料を使い鉛筆の塗装を行い塗装性能を
比較してみました。120−メタルハライドランプで2
001I+j/一の光量を樹脂にあて硬化させた後、ア
クリル系塗料で着色して40℃で乾燥し、更に同じ塗料
を下地が隠れるまで重ね塗りし、塗装完了までの時間を
計り、目視で艶を判断した。更にフェドメーターで20
0時間処理した後、塗料の退色の度合いを比較した。比
較例では表1の処理だけでは光沢が無いため更に艶だし
透明ラソカ一を塗って製品かをはかっており、更に乾燥
時間として10分必要であった。結果、従来の方法より
短時間に高品位の鉛筆の塗装面を得ることが出来た。
(発明の効果) 従来から行われている鉛筆の塗装は塗料タンク内で鉛筆
を塗料に漬け、弾性体で作られた出口の穴からシゴく様
にして鉛筆を出し表面塗装を行っている。鉛筆の移動速
度、弾性体の径及び塗料の粘度によって塗装膜厚が決定
される。
従来から行われている条件で行うと、乾燥前で20〜5
0μ、乾燥後で6〜20μの塗膜が形成される。
同じ塗装法によって、下塗りに紫外線硬化樹脂を塗布し
、出力120一の高圧水銀ランプ又はメタルハライドラ
ンプで積算光量値として2 0 0mj/cat (3
 6 5 nm換算)を照射すると20〜100μの硬
化膜が得られた。この硬化膜に上に同じ塗装法でアクリ
ル系塗料を20〜50μの厚さで塗布し乾燥させた所6
〜20μの着色塗料層が得られた。塗装面の木地が隠蔽
されるのに更に同じ組成のアクリル系塗料の重ね塗りが
1〜3回必要であった。結果、従来のラソカーシーラー
〜硝化綿塗料系の塗装に比べ3〜5回の塗り重ね回数を
少なく出来、乾燥工程を含めて約40%以上の塗装時間
を短縮する事が可能になった。更に、艶の有るアクリル
樹脂塗料で着色することによって、新たに艶出し塗料を
塗る事なく、耐光性の良い鉛筆の製造ができた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 鉛筆の軸木にポリエステルアクリレート、エポキシアク
    リレート、ポリエステルウレタンアクリレート、ポリオ
    キシアクリレートをそれぞれ主成分とする紫外線硬化型
    樹脂を塗り紫外線照射して硬化させ、その後、アクリル
    系塗料で着色することを特長とする鉛筆の塗装方法。
JP1233490A 1990-01-22 1990-01-22 鉛筆の塗装方法 Pending JPH03216392A (ja)

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