JPH0156834B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0156834B2 JPH0156834B2 JP15502282A JP15502282A JPH0156834B2 JP H0156834 B2 JPH0156834 B2 JP H0156834B2 JP 15502282 A JP15502282 A JP 15502282A JP 15502282 A JP15502282 A JP 15502282A JP H0156834 B2 JPH0156834 B2 JP H0156834B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- undercoat
- coating
- curing
- paint
- polyester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 23
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 19
- 239000003973 paint Substances 0.000 claims description 16
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 claims description 12
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 11
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 11
- 210000003298 dental enamel Anatomy 0.000 claims description 10
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 10
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 claims description 8
- 229920001225 polyester resin Polymers 0.000 claims description 4
- 239000004645 polyester resin Substances 0.000 claims description 4
- 150000002978 peroxides Chemical class 0.000 claims description 3
- 229920005749 polyurethane resin Polymers 0.000 claims description 3
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000001723 curing Methods 0.000 description 15
- 238000000034 method Methods 0.000 description 13
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 4
- 239000011120 plywood Substances 0.000 description 3
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 3
- WFUGQJXVXHBTEM-UHFFFAOYSA-N 2-hydroperoxy-2-(2-hydroperoxybutan-2-ylperoxy)butane Chemical compound CCC(C)(OO)OOC(C)(CC)OO WFUGQJXVXHBTEM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000000227 grinding Methods 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- GEMHFKXPOCTAIP-UHFFFAOYSA-N n,n-dimethyl-n'-phenylcarbamimidoyl chloride Chemical compound CN(C)C(Cl)=NC1=CC=CC=C1 GEMHFKXPOCTAIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 2
- 238000007591 painting process Methods 0.000 description 2
- 239000003504 photosensitizing agent Substances 0.000 description 2
- 239000002987 primer (paints) Substances 0.000 description 2
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 2
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 2
- 238000003848 UV Light-Curing Methods 0.000 description 1
- 229910017052 cobalt Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010941 cobalt Substances 0.000 description 1
- GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N cobalt atom Chemical compound [Co] GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- -1 methyl ethyl chloride peroxide Chemical class 0.000 description 1
- 239000000344 soap Substances 0.000 description 1
- 239000008149 soap solution Substances 0.000 description 1
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、塗装素材(木材あるいは合板)に
ポリエステルエナメル(例えば黒)樹脂塗装を施
し、この塗膜に紫外線を照射して塗膜を短時間に
乾燥硬化させる塗装方法を提供するものである。
ポリエステルエナメル(例えば黒)樹脂塗装を施
し、この塗膜に紫外線を照射して塗膜を短時間に
乾燥硬化させる塗装方法を提供するものである。
従来、例えばポリエステル黒エナメル樹脂塗装
を施す場合、一つの方法として、まず下塗り塗料
としてポリエステル樹脂塗料を塗布し、これを2
時間から24時間けて乾燥硬化させ、この下塗り塗
膜を軽く研削した後、この下塗り塗膜上にポリエ
ステル黒エナメル樹脂塗料を塗布する方法があ
る。この場合の上塗り塗料は、メチル・エチルケ
トン・パーオキサイド等の硬化剤を添加したポリ
エステル黒エナメル樹脂塗料と、ナフテン酸コバ
ルト等の硬化促進剤を添加したポリエステル黒エ
ナメル樹脂塗料とを用意し、これらを混合して塗
布するか、あるいは分別して塗布する。この上塗
り塗料の塗膜を乾燥硬化させるのには2時間から
24時間を要していた。この方法は乾燥時間が長く
て作業効率が悪く、又塗料の残液処理量が多くて
塗料効率も悪いという欠点がある。
を施す場合、一つの方法として、まず下塗り塗料
としてポリエステル樹脂塗料を塗布し、これを2
時間から24時間けて乾燥硬化させ、この下塗り塗
膜を軽く研削した後、この下塗り塗膜上にポリエ
ステル黒エナメル樹脂塗料を塗布する方法があ
る。この場合の上塗り塗料は、メチル・エチルケ
トン・パーオキサイド等の硬化剤を添加したポリ
エステル黒エナメル樹脂塗料と、ナフテン酸コバ
ルト等の硬化促進剤を添加したポリエステル黒エ
ナメル樹脂塗料とを用意し、これらを混合して塗
布するか、あるいは分別して塗布する。この上塗
り塗料の塗膜を乾燥硬化させるのには2時間から
24時間を要していた。この方法は乾燥時間が長く
て作業効率が悪く、又塗料の残液処理量が多くて
塗料効率も悪いという欠点がある。
又、他の方法として、リアクシヨンプライマー
塗装法と呼ばれる方法がある。これはまず塗装素
材に硬化剤として過酸化物(例えばメチル・エチ
ルケント・パーオキサイド)を添加した下塗り塗
料(プライマー)を塗布し、ただちに(乾燥硬化
しないうちに)、この上に硬化促進剤として金属
石鹸(例えばナフテン酸コバルト)を添加した上
塗り塗料(ポリエステル黒エナメル樹脂)を塗布
し、加熱状態で1時間から24時間かけて乾燥硬化
させる方法である。この方法も乾燥時間が長くて
作業効率が悪く、そのうえ上塗り・下塗りの両塗
膜の合計が250ミクロンまでが限度であり、これ
以上の塗膜は硬化剤の反応上無理である。
塗装法と呼ばれる方法がある。これはまず塗装素
材に硬化剤として過酸化物(例えばメチル・エチ
ルケント・パーオキサイド)を添加した下塗り塗
料(プライマー)を塗布し、ただちに(乾燥硬化
しないうちに)、この上に硬化促進剤として金属
石鹸(例えばナフテン酸コバルト)を添加した上
塗り塗料(ポリエステル黒エナメル樹脂)を塗布
し、加熱状態で1時間から24時間かけて乾燥硬化
させる方法である。この方法も乾燥時間が長くて
作業効率が悪く、そのうえ上塗り・下塗りの両塗
膜の合計が250ミクロンまでが限度であり、これ
以上の塗膜は硬化剤の反応上無理である。
更に他の方法として、ポリエステル黒エナメル
樹脂を下塗り塗料として塗装素材に塗布し、2時
間から24時間かけて乾燥硬化させ、軽く研削した
後、上塗り塗料として光増感剤が添加された透明
の樹脂(ポリエステルクリヤー)を塗布し、ただ
ちに紫外線照射によりこの上塗り塗料を乾燥硬化
させる方法がある。しかし、これも下塗り塗料の
乾燥硬化に時間がかかり、又塗装仕上り感が悪
く、下塗りの塗面の傷等がそのまま塗装表面に現
われてしまうという欠点がある。
樹脂を下塗り塗料として塗装素材に塗布し、2時
間から24時間かけて乾燥硬化させ、軽く研削した
後、上塗り塗料として光増感剤が添加された透明
の樹脂(ポリエステルクリヤー)を塗布し、ただ
ちに紫外線照射によりこの上塗り塗料を乾燥硬化
させる方法がある。しかし、これも下塗り塗料の
乾燥硬化に時間がかかり、又塗装仕上り感が悪
く、下塗りの塗面の傷等がそのまま塗装表面に現
われてしまうという欠点がある。
この発明は前述した各塗装方法の欠点を解消す
るものであり、過酸化物を硬化剤として添加した
ポリウレタン樹脂またはポリエステル樹脂塗料を
下塗り塗料として塗装素材に塗布し、該下塗り塗
料上に硬化促進剤を添加した紫外線硬化用のポリ
エステルエナメル樹脂からなる上塗り塗料を塗布
して前記塗装素材上に塗膜を形成し、該塗膜へ紫
外線を照射して該塗膜を乾燥硬化させてなる。
るものであり、過酸化物を硬化剤として添加した
ポリウレタン樹脂またはポリエステル樹脂塗料を
下塗り塗料として塗装素材に塗布し、該下塗り塗
料上に硬化促進剤を添加した紫外線硬化用のポリ
エステルエナメル樹脂からなる上塗り塗料を塗布
して前記塗装素材上に塗膜を形成し、該塗膜へ紫
外線を照射して該塗膜を乾燥硬化させてなる。
図面にこの発明の一実施例を示して説明する。
まず、塗装素材1として木材あるいは合板
(あるいは木材又は合板上に樹脂含浸板を貼つた
ものも含む)が用意される。この塗装素材1の
表面に、下塗り塗料としてポリエステル樹脂又は
ポリウレタン樹脂100部に硬化剤としてのメチ
ル・エチルケトン・パーオキサイド40〜60%溶液
を5〜10部、及び溶剤(シンナー)を10〜50部を
各混合して塗布量50〜150g/m2にて吹付け、フ
ローコーター、又はロールコーターで塗布し、3
〜10分間乾燥して下塗り塗膜2を形成する。こ
の下塗り塗装膜2の上に上塗り塗料として光増感
剤が添加された紫外線硬化用のポリエステル黒エ
ナメル樹脂100部に硬化促進剤としてのコバルト
石鹸6%溶液を1〜5部、及び溶剤(シンナー)
を5〜20部を各混合して塗布量150〜750g/m2に
て吹付けあるいはフローコータで塗布し、3〜5
分間乾燥して上塗り塗装膜3を形成する。そして
更に、塗装面を1〜2分間紫外線4を照射して
乾燥硬化させるものである。
(あるいは木材又は合板上に樹脂含浸板を貼つた
ものも含む)が用意される。この塗装素材1の
表面に、下塗り塗料としてポリエステル樹脂又は
ポリウレタン樹脂100部に硬化剤としてのメチ
ル・エチルケトン・パーオキサイド40〜60%溶液
を5〜10部、及び溶剤(シンナー)を10〜50部を
各混合して塗布量50〜150g/m2にて吹付け、フ
ローコーター、又はロールコーターで塗布し、3
〜10分間乾燥して下塗り塗膜2を形成する。こ
の下塗り塗装膜2の上に上塗り塗料として光増感
剤が添加された紫外線硬化用のポリエステル黒エ
ナメル樹脂100部に硬化促進剤としてのコバルト
石鹸6%溶液を1〜5部、及び溶剤(シンナー)
を5〜20部を各混合して塗布量150〜750g/m2に
て吹付けあるいはフローコータで塗布し、3〜5
分間乾燥して上塗り塗装膜3を形成する。そして
更に、塗装面を1〜2分間紫外線4を照射して
乾燥硬化させるものである。
この発明においては、硬化剤添加の下塗り塗料
と硬化促進剤添加の上塗り塗料の下部(接触面付
近)とは硬化剤及び硬化促進剤によつて反応硬化
すると共に、上塗り塗料の上部は、この塗料自身
が紫外線硬化用であるから、紫外線よつて反応硬
化することとなる。したがつて上塗り塗料が厚く
ても硬化時間は非常に短縮されることとなる。
と硬化促進剤添加の上塗り塗料の下部(接触面付
近)とは硬化剤及び硬化促進剤によつて反応硬化
すると共に、上塗り塗料の上部は、この塗料自身
が紫外線硬化用であるから、紫外線よつて反応硬
化することとなる。したがつて上塗り塗料が厚く
ても硬化時間は非常に短縮されることとなる。
以上のように、この発明の方法によれば、下塗
り塗装工程と上塗り塗装工程とが一連の作業とな
つて作業時間が大幅に短縮され、塗装面の平滑性
が向上し、最終の研削作業が極めて容易となり、
さらに塗料効率が向上する等多くの効果を有する
ものである。
り塗装工程と上塗り塗装工程とが一連の作業とな
つて作業時間が大幅に短縮され、塗装面の平滑性
が向上し、最終の研削作業が極めて容易となり、
さらに塗料効率が向上する等多くの効果を有する
ものである。
図面はこの発明の一実施例による塗装方法の工
程図である。 1……塗装素材、2……下塗り塗膜、3……上
塗り塗膜、4……紫外線。
程図である。 1……塗装素材、2……下塗り塗膜、3……上
塗り塗膜、4……紫外線。
Claims (1)
- 1 過酸化物を硬化剤として添加したポリウレタ
ン樹脂塗料またはポリエステル樹脂塗料を下塗り
塗料として塗装素材に塗布し、該下塗り塗料上に
硬化促進剤を添加した紫外線硬化用のポリエステ
ルエナメル樹脂からなる上塗り塗料を塗布して前
記塗装素材上に塗膜を形成し、該塗膜へ紫外線を
照射して該塗膜を乾燥硬化させてなる塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15502282A JPS5946173A (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | 塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15502282A JPS5946173A (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | 塗装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5946173A JPS5946173A (ja) | 1984-03-15 |
JPH0156834B2 true JPH0156834B2 (ja) | 1989-12-01 |
Family
ID=15596954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15502282A Granted JPS5946173A (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | 塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5946173A (ja) |
-
1982
- 1982-09-06 JP JP15502282A patent/JPS5946173A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5946173A (ja) | 1984-03-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0156834B2 (ja) | ||
JPH0347569A (ja) | 表面強化天然木化粧板の製造方法 | |
JP2000107688A (ja) | 無機質窯業系化粧板 | |
JPS59108038A (ja) | 人造大理石及びその表面仕上げ方法 | |
JPH10426A (ja) | 補修塗装方法 | |
JP2564706B2 (ja) | 化粧突板シート貼着化粧板の製造方法 | |
JPH01291934A (ja) | 化粧合板の製造方法 | |
JPH0545311B2 (ja) | ||
JPS58222897A (ja) | 白板の製造方法 | |
JPH028001A (ja) | 化粧材 | |
JPS58186473A (ja) | 装飾材の製法 | |
JPS6010789B2 (ja) | 木製塗装品及びその表面仕上げ方法 | |
JPH03216392A (ja) | 鉛筆の塗装方法 | |
JPS63147603A (ja) | 耐熱性床材の製造方法 | |
JPS6349618B2 (ja) | ||
JPH0460021B2 (ja) | ||
JPS62275741A (ja) | 美麗な化粧合板の製造法 | |
JPH0579201B2 (ja) | ||
JPH05269926A (ja) | 塗装木材及びその塗装方法 | |
JPH0482711A (ja) | Wpc単板の製造方法 | |
JPH02298386A (ja) | 多孔体の表面又は木口に均一な塗装を行うための下地処理方法 | |
JPS62221508A (ja) | 着色化粧板の製造方法 | |
JPS6356402A (ja) | 木質化粧材の製造方法 | |
JPS59162043A (ja) | 木質単板の化粧方法 | |
JPH03224664A (ja) | 塗装仕上げ法 |