JPH02298386A - 多孔体の表面又は木口に均一な塗装を行うための下地処理方法 - Google Patents

多孔体の表面又は木口に均一な塗装を行うための下地処理方法

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JPH02298386A
JPH02298386A JP11507789A JP11507789A JPH02298386A JP H02298386 A JPH02298386 A JP H02298386A JP 11507789 A JP11507789 A JP 11507789A JP 11507789 A JP11507789 A JP 11507789A JP H02298386 A JPH02298386 A JP H02298386A
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JP
Japan
Prior art keywords
porous body
coat paint
under coat
paint layer
base paint
Prior art date
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Pending
Application number
JP11507789A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Katayama
片山 吉久
Eiji Akagi
英治 赤木
Kuniko Tomioka
富岡 邦子
Yoshinari Yamamoto
吉成 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eidai Co Ltd
Original Assignee
Eidai Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、建材あるいは家具、建具の化粧板として用い
る多孔体の下地処理方法に関する。
〔従来の技術及び課題〕
建材あるいは家具、建具等の化粧板として用いる多孔体
の表面や木口に均一な塗装を行おうとするとき、従来は
下地処理として、多孔体の表面や木口上面に目止剤、サ
ンディングシーラー等をロールコータ−により厚くかつ
多孔体内部になるべく浸透しないように塗布したのち、
所定の表面が得られるまで研磨を行うのが一般的であっ
た。
しかしながらこれら従来の工程を完全に実施するために
は、多大の時間と手間がかかり、さらに、多孔体の場合
、表面にシーラー処理をし−て厚い下地塗膜を形成しよ
うとしても、塗料が吸い込まれるとその部分が極部的に
凹んでしまうので、基材の吸い込みの差によって下地塗
膜が不均一になり、平滑な下地塗膜を得ることができな
くなる。その上に化粧塗装をしても、下地が平滑でない
ので仕上がり層も当然のことながら凹凸のあるものにな
る。化粧塗装の凹部は艶がなく、他の部分に比べて光沢
がないことになる。
又、均一な表面を得ることが容易でない木口等において
は、所定の表面を得るための研磨が前記塗布部を超えて
行われる、いわゆる過研磨が生じやすく、この過研磨が
生じた部分は下地処理が行われなかったと同様になり、
後の工程である塗装において重大な欠陥となる、という
問題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、上記従来技術における問題点を解消し
、多孔体の表面又は木口に均一な塗装を行うための下地
処理を、短時間にかつ少ない手間でしかも過研磨が生ず
る恐れがなく確実に行いうる、下地処理方法を提供する
ことである。
〔課題を解決するだめの手段〕
本発明は、多孔体の表面内部に下地塗料を含浸させて、
前記表面内部に所要厚さの下地塗料層を形成したのち、
前記下地塗料層における下地塗料を硬化させ、ついで、
前記表面を研磨することを特徴とする多孔体の下地処理
方法である。そして前記下地塗料層の所要厚さは前記表
面の研磨処理によって下地塗料層の下部層が9M出しな
い程度の厚さであり、前記多孔体は木質+1及び無機質
多孔体であり、前記多孔体の表面は木質板の表面又は木
口であることを特徴とする多孔体の下地処理方法である
多孔体としては、M、D、F、(中質繊維板)1、バー
チクルボード、合板、ハードボード等の木質材、ケイ酸
カルシウム板、石綿スレート等の無機質多孔体が用いら
れる。
多孔体の表面内部に含浸させる下地塗料としては、アク
リルウレタンクリヤー塗料、ポリエステル系、アミノア
ルキド系、ラッカー系、アクリルウレタン系、ウレタン
系の塗料、シーラー等従来の下地処理において用いられ
ていた下II!!塗料を用いることができるが、なるべ
く表面内部に浸透させないようにした従来の方法におけ
るものと異なり、本発明においては表面内部に下地塗料
を含浸させて前記表面内部に所要厚さの下地塗料層を形
成するものであるから、後に述べる下地塗料の浸透手段
のうち従来の手段と同様のはけ塗り等の手段を採用する
場合には、従来一般的に用いられている下地塗料よりも
粘度が低く固形分の多い下地塗料を選択することがより
好ましい。
上記下地塗料中には、各種顔料、繊維あるいはリン片状
の顔料を混入してもよい。これらを下地塗料中に混入す
ると、塗料が多孔体中に過量に吸い込まれるのを防止す
ることができる。
多孔体表面内部に下地塗料を含浸する手段としては、は
け塗り、スプレーガン、浸漬等特に限定はされない。
下地塗料層の下地塗料を硬化させるには、加熱又は常温
により乾燥する。
下地塗料の硬化後表面を研磨するには、サンドペーパー
、ワイドベルトサンダー、プロフィールサングー等通常
の研磨手段を用いて行う。
後に本発明の実施例1として詳述する下地処理を行った
パーチクルボードの木口に、仕上げ塗装として赤色のア
クリルウレタン系エナメル塗料(固定分:25%)、 
150g/rr(をスプレーガンにて塗布し、40’C
,60分乾燥を行ったところ、木口は均一な着色状態で
、平滑であり、艷のある美しい仕上がり状態であった。
これに対し下地処理としてアクリルウレタン系のサンデ
ィングシーラー(固形分:30%、粘度=150 CP
S、)をスプレーガンにて木口長さ1m当たり7g塗布
したのち、後に詳述する実施例1の場合と同様に研磨し
たところ、木口の部分的に過研磨が生じ、仕上げ塗装と
して上記したと同様の塗料をスプレーガンにて塗布し上
記したと同様の条件で乾燥したところ、前記過研磨部分
の艶が変化し、着色も不均一で、仕上がり状態はきわめ
て悪かった。
又後に実施例2として詳述する下地処理を行ったM、D
、F、の表面及び木口に白色のアクリル系エナメル塗料
(固形分:25%、粘度: 100 CPS、)をスプ
レーガンにて250g/ n(塗布し、これを24時間
放置し乾燥させたところ、表面状態の非常にすぐれた塗
板を1争るごとかできた。
〔作 用〕
本発明の下地処理方法によれば、下地塗料一層は多孔体
の表面ではなく内部に形成されるので、基材の吸い込み
差によって下地塗料層表面に凹凸ができることはない。
又過研磨の生じるおそれもない。
〔実施例] 以下に本発明の実施例について詳述する。
実施例1 20mm厚のバーチクルボードの木口にアクリルウレタ
ンクリヤー塗料(固形分:30%、粘度:20 CPS
、)を木口長さ1m当たり25gハケ塗りにて塗布した
のち24時間放置し7て乾燥硬化を行う。
この木口を、プロフィールサンダーを使用し11240
のサンドペーパーにて0.2mm厚分の研磨を行って下
地処理とする。
上記の下地処理を行った木口は均一な着色状態で、平滑
であった。
実施例2 15m+a厚さのM、D、F、を下記の配合■になるシ
ーラー(粘度: 3ocps、)に浸漬してM、D、F
、の表面及び木口に前記シーラーを含浸させたのち、4
0°Cで24時間乾燥し硬化させる。
前記表面及び木口をワイドベルトサングー、プロフィー
ルサンダーを使用し#240サンドペーパーにて0.2
 mmm骨分研磨を行ったのち、さらに前記表面及び木
口に下記の配合■になるウレタン系のサンディングシー
ラーを120g/rdfl布し、40°Cで2時間乾燥
したのち、前記表面及び木口をワイドベルトサングー、
プロフィールサンダーを使用し1320、1400のサ
ンドペーパーにて十分に研磨する。
上記の下地処理を行ったM、D、Fの表面及び木口は均
一な着色状態で平滑であり、該M、  D。
Fに化粧塗装を行ったところ、表面状態の非常にすぐれ
た塗板を得ることができた。
(本頁以下余白) 配合■               (重量部)不飽
和ポリエステルクリヤー塗料   100タルク   
              20酸化チタン    
          15ベンガラ         
        10マイカ(粒子径:50〜200μ
)20酢酸エチル              80メ
チルエチルケトンパーオキサイド    36%ナフテ
ン酸コバルト         1.2配合■    
           (重量部)タルク      
          20ステアリン酸鉛      
      2実施例3 8M厚のケイ酸カルシウム板(比重0.75)を使用し
て実施例2と同様にして塗板を得た。
〔効果〕
以上述べたように、本発明の多孔体の表面又は木口に均
一な塗装を行うための下地処理方法は、多孔体の表面内
部に下地塗料を含浸させて、前記表面内部に所要厚さの
下地塗料層を形成したのち、前記下地塗料層における下
地塗料を硬化させ、ついで、前記表面を研磨することを
特徴とするもので、従来技術におけるように多孔体の表
面又は木口に下地塗料がなるべく浸透しないように厚く
塗布するものではないから、基材における塗料の吸い込
み差にもかかわらず研磨により常に均一で平滑な下地表
面を得ることができるから、該下地表面に仕上げ塗装を
行うと表面状態の非常にすくれた塗板を得ることができ
る。
又前記下地塗料層は前記表面の研磨処理によって下地塗
料層の下部層が露出しない程度の厚さに形成しであるの
で、過研磨により下地処理を施していない部分が生じる
ようなごとがなく、後の仕上げ塗装に重大な影響を与え
ることもない。
さらに本発明の方法は、特殊な装置等を何等必要とせず
従来多孔体の表面上に形成していた下地塗料層を多孔体
の表面内部に形成したのち研磨するという簡単な手段に
より、短時間にかつ少ない手間で常に均一で平滑な下地
処理を行うことができるという大きな効果を有するもの
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、多孔体の表面内部に下地塗料を含浸させて、前記表
    面内部に所要厚さの下地塗料層を形成したのち、前記下
    地塗料層に置ける下地塗料を硬化させ、ついで、前記表
    面を研磨することを特徴とする多孔体の下地処理方法。 2、前記下地塗料層の所要厚さが、前記表面の研磨処理
    によって下地塗料層の下部層が露出しない程度の厚さで
    あることを特徴とする請求項1記載の下地処理方法。 3、多孔体が木質材であり、多孔体の表面が、木質板の
    表面又は木口であることを特徴とする請求項1又は2記
    載の下地処理方法。 4、多孔体が無機質多孔体であることを特徴とする請求
    項1又は2記載の下地処理方法。
JP11507789A 1989-05-10 1989-05-10 多孔体の表面又は木口に均一な塗装を行うための下地処理方法 Pending JPH02298386A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010236335A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Sumitomo Forestry Co Ltd 階段段板の木口処理方法
JP2013508480A (ja) * 2009-10-23 2013-03-07 ウルマダン−アール.ディー. エーピーエス 膜形成樹脂組成物及び充填材を含む表面処理剤、及びその使用

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