JP2549527B2 - 耐摩耗性木質床板の製法 - Google Patents
耐摩耗性木質床板の製法Info
- Publication number
- JP2549527B2 JP2549527B2 JP62221883A JP22188387A JP2549527B2 JP 2549527 B2 JP2549527 B2 JP 2549527B2 JP 62221883 A JP62221883 A JP 62221883A JP 22188387 A JP22188387 A JP 22188387A JP 2549527 B2 JP2549527 B2 JP 2549527B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- antiwear agent
- manufacturing
- base material
- intermediate coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Floor Finish (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は安定した耐摩耗性を備えた木質床板の製法に
関するものである。
関するものである。
(従来の技術) 従来の耐摩耗性木質床板の製法として、特公昭49−19
849号公報記載のものがある。この製法は、木質基材上
にアルミナ等の高硬度粉末(耐摩耗剤)を混入した塗料
を塗布して、合成樹脂表層膜を形成するものである。
849号公報記載のものがある。この製法は、木質基材上
にアルミナ等の高硬度粉末(耐摩耗剤)を混入した塗料
を塗布して、合成樹脂表層膜を形成するものである。
(発明が解決しようとする問題点) 塗料中に、耐摩耗剤混入の効果を発揮させるには、塗
装時に耐摩耗剤を均一にかつ所望のとおりの密度に塗布
することが肝要である。しかしながら、実際には種々の
原因により均一に塗装できず、その結果、耐摩耗性がば
らついて安定しない不都合があった。
装時に耐摩耗剤を均一にかつ所望のとおりの密度に塗布
することが肝要である。しかしながら、実際には種々の
原因により均一に塗装できず、その結果、耐摩耗性がば
らついて安定しない不都合があった。
本発明の目的は、ばらつきのない安定した耐摩耗性
と、より高度の耐摩耗性を得ることができる木質床板の
製法を提供することにある。
と、より高度の耐摩耗性を得ることができる木質床板の
製法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の特徴は、木質材の表面塗装工程中において、
木質基材1上に下塗りを施して下地層2を形成し、この
下地層上面に粒度5ミクロン〜170ミクロンの溶融アル
ミナおよび炭素珪素からなる群から選ばれた少なくとも
1種を含有した耐摩耗剤3を1〜150g/m2の散布密度で
均一に散布した後、この耐摩耗剤を払い落すことなく、
さらにその上に中塗りを施して中塗り層4を形成し、こ
の中塗り層の乾燥硬化後に上塗りを施して仕上げ層5を
形成するところにある。
木質基材1上に下塗りを施して下地層2を形成し、この
下地層上面に粒度5ミクロン〜170ミクロンの溶融アル
ミナおよび炭素珪素からなる群から選ばれた少なくとも
1種を含有した耐摩耗剤3を1〜150g/m2の散布密度で
均一に散布した後、この耐摩耗剤を払い落すことなく、
さらにその上に中塗りを施して中塗り層4を形成し、こ
の中塗り層の乾燥硬化後に上塗りを施して仕上げ層5を
形成するところにある。
(作用) 本発明の製法にあっては、耐摩耗剤の散布量を随時調
整することができ、均一な分布状態を目視できる。
整することができ、均一な分布状態を目視できる。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。
木質基材1上に下塗りを施して下地層2を形成し、こ
の下地層上面にアルミナを含有した耐摩耗剤3を均一に
散布する。このように本発明では、耐摩耗剤3を塗布す
るものではなく散布するもので、この散布する耐摩耗剤
としては、溶融アルミナを含有したものであるが、この
溶融アルミナの他に炭化珪素,溶融石英等を用いること
ができる。また、耐摩耗剤の粒度は、耐摩耗効果と表面
の仕上り状態の点から5ミクロン〜170ミクロンのもの
で、この耐摩耗剤3の粒度が5ミクロン未満であると耐
摩耗効果を発揮しないことがあり、逆に170ミクロンを
越えると床板の表面の仕上り状態が美しくない場合があ
る。耐摩耗剤3の散布密度は1〜150g/m2である。さら
にその後、この耐摩耗剤を払い落すことなく、その上か
ら中塗りを施して中塗り層4を形成し、この中塗り層4
の乾燥硬化後に上塗りを施して仕上げ層5を形成する。
この結果、図示する木質床板が製作される。
の下地層上面にアルミナを含有した耐摩耗剤3を均一に
散布する。このように本発明では、耐摩耗剤3を塗布す
るものではなく散布するもので、この散布する耐摩耗剤
としては、溶融アルミナを含有したものであるが、この
溶融アルミナの他に炭化珪素,溶融石英等を用いること
ができる。また、耐摩耗剤の粒度は、耐摩耗効果と表面
の仕上り状態の点から5ミクロン〜170ミクロンのもの
で、この耐摩耗剤3の粒度が5ミクロン未満であると耐
摩耗効果を発揮しないことがあり、逆に170ミクロンを
越えると床板の表面の仕上り状態が美しくない場合があ
る。耐摩耗剤3の散布密度は1〜150g/m2である。さら
にその後、この耐摩耗剤を払い落すことなく、その上か
ら中塗りを施して中塗り層4を形成し、この中塗り層4
の乾燥硬化後に上塗りを施して仕上げ層5を形成する。
この結果、図示する木質床板が製作される。
散布した耐摩耗剤3の密度に応じて、散布は多層にわ
たってくり返し行うこともある。
たってくり返し行うこともある。
また、中塗りをして層4を形成し、これが乾燥硬化し
た後、表面を研磨してもよい。
た後、表面を研磨してもよい。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、木質床板の塗装
中に、耐摩耗剤を散布する構成であるから、耐摩耗剤を
均一な分布状態にすることができ、かつ所望の密度に設
定できるから、ばらつきのない安定した耐摩耗性と、よ
り高度の耐摩耗性を備えた木質床板を提供できる。
中に、耐摩耗剤を散布する構成であるから、耐摩耗剤を
均一な分布状態にすることができ、かつ所望の密度に設
定できるから、ばらつきのない安定した耐摩耗性と、よ
り高度の耐摩耗性を備えた木質床板を提供できる。
図面は、耐摩耗性木質床板の断面図である。 1……木質基材 2……下地層 3……耐摩耗剤 4……中塗り層 5……仕上げ層
Claims (1)
- 【請求項1】木質材の表面塗装工程中において、木質基
材1上に下塗りを施して下地層2を形成し、この下地層
上面に粒度5ミクロン〜170ミクロンの溶融アルミナお
よび炭素珪素からなる群から選ばれた少なくとも1種を
含有した耐摩耗剤3を1〜150g/m2の散布密度で均一に
散布した後、この耐摩耗剤を払い落すことなく、さらに
その上に中塗りを施して中塗り層4を形成し、この中塗
り層の乾燥硬化後に上塗りを施して仕上げ層5を形成す
ることを特徴とする耐摩耗性木質床板の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62221883A JP2549527B2 (ja) | 1987-09-07 | 1987-09-07 | 耐摩耗性木質床板の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62221883A JP2549527B2 (ja) | 1987-09-07 | 1987-09-07 | 耐摩耗性木質床板の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6467285A JPS6467285A (en) | 1989-03-13 |
JP2549527B2 true JP2549527B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=16773674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62221883A Expired - Fee Related JP2549527B2 (ja) | 1987-09-07 | 1987-09-07 | 耐摩耗性木質床板の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2549527B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101922227A (zh) * | 2010-06-07 | 2010-12-22 | 浙江嘉业地板有限公司 | 刚玉面地板及其生产工艺 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100434267C (zh) * | 2005-11-11 | 2008-11-19 | 蒋世亮 | 仅有实木和三氧化二铝的复合板材及其制造方法 |
EP2020431A1 (en) * | 2007-08-02 | 2009-02-04 | Bellinzoni S.r.L. | Use of oxides as additives in surface treatment compositions and surface treatment composition |
CN106368408A (zh) * | 2016-08-31 | 2017-02-01 | 云南玉加宝人造板有限公司 | 一种表面高亮度的强化地板的制作方法 |
CN111452171A (zh) * | 2020-04-03 | 2020-07-28 | 浙江林昌木业有限公司 | 一种平衡养生的实木地板加工工艺 |
CN111822301B (zh) * | 2020-07-23 | 2023-03-03 | 浙江云峰莫干山地板有限公司 | 一种高性能水性漆地板及其制造工艺 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5233929A (en) * | 1975-09-12 | 1977-03-15 | Nippon Erekutorokiyua Kk | Method for rishin finishing |
JPS54153839A (en) * | 1978-05-25 | 1979-12-04 | Matsudasaburou Shiyouten Kk | Coating wooden material |
-
1987
- 1987-09-07 JP JP62221883A patent/JP2549527B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101922227A (zh) * | 2010-06-07 | 2010-12-22 | 浙江嘉业地板有限公司 | 刚玉面地板及其生产工艺 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6467285A (en) | 1989-03-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2549527B2 (ja) | 耐摩耗性木質床板の製法 | |
US4946715A (en) | Method for producing faux finishes on non-porous surfaces | |
CA1250196A (en) | Floor covering material | |
JP2844439B2 (ja) | バレル研磨機を用いた漆器の加飾方法 | |
US3770400A (en) | Method of making grinding members | |
JPS6237155B2 (ja) | ||
JPH0248702B2 (ja) | Ritsutaikannitomutosoyukazaioyobi*sonoseizohoho | |
JPH0577210A (ja) | 床材の製造方法 | |
US3558340A (en) | Process for coating modelling clay and product produced thereby | |
JP2840538B2 (ja) | 建築板用塗料および建築板 | |
JPH06235257A (ja) | 無機質壁板 | |
JPS5916830B2 (ja) | 立体模様塗膜の形成方法 | |
JPH0312946B2 (ja) | ||
JPS62193677A (ja) | 耐摩耗性塗膜の形成法 | |
JPS6043185B2 (ja) | 多彩模様塗料のロ−ラ−塗装法 | |
JP2001047411A (ja) | 耐摩耗性を有する床材 | |
JPS6366982B2 (ja) | ||
JPS6050940B2 (ja) | 滑り止め塗装段板の製造方法 | |
JP4180233B2 (ja) | 意匠性塗膜の形成方法 | |
US5965234A (en) | Flexible wall covering | |
US3446644A (en) | Method of producing a decorative coating on a surface | |
JP2000072566A (ja) | 無機質建材の化粧方法 | |
JPS5987075A (ja) | 石材擬似面の施工法 | |
JPH0346185B2 (ja) | ||
JPH0266050A (ja) | ロール及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |