JPH0577210A - 床材の製造方法 - Google Patents
床材の製造方法Info
- Publication number
- JPH0577210A JPH0577210A JP24391391A JP24391391A JPH0577210A JP H0577210 A JPH0577210 A JP H0577210A JP 24391391 A JP24391391 A JP 24391391A JP 24391391 A JP24391391 A JP 24391391A JP H0577210 A JPH0577210 A JP H0577210A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wood
- autumn
- spring
- paint
- material portion
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 表面には硬質部分が位置し硬度が増し、更に
春材と秋材との色合いの変化を現出させる。 【構成】 針葉樹のように春材部1と秋材部2との硬度
差が大きい木材より得た化粧単板3を基板4に接着後、
表面をブラッシングして浮造りにする。その後、表面に
塗料5を塗布して春材部1に塗料5を浸透させる。次
に、秋材部2の表面をサンディングし、その後、化粧単
板3表面に仕上げ塗装6を施す。
春材と秋材との色合いの変化を現出させる。 【構成】 針葉樹のように春材部1と秋材部2との硬度
差が大きい木材より得た化粧単板3を基板4に接着後、
表面をブラッシングして浮造りにする。その後、表面に
塗料5を塗布して春材部1に塗料5を浸透させる。次
に、秋材部2の表面をサンディングし、その後、化粧単
板3表面に仕上げ塗装6を施す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浮造り構造の床材の製
造方法に関するものである。
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の床材は、針葉樹のように春材部と
秋材部との硬度差が大きい木材より得た化粧単板を基板
に接着後、サンディングし、その後に塗装をして床材を
形成していた。
秋材部との硬度差が大きい木材より得た化粧単板を基板
に接着後、サンディングし、その後に塗装をして床材を
形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
例にあっては、硬い秋材部のみでなく柔らかい春材部も
表面に位置することになるので、硬度や耐磨耗性が十分
ではなかった。本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて
発明したものであって、その目的とするところは、表面
には硬質部分が位置し硬度が増し、更に春材と秋材との
色合いの変化を現出させることができる床材の製造方法
を提供するにある。
例にあっては、硬い秋材部のみでなく柔らかい春材部も
表面に位置することになるので、硬度や耐磨耗性が十分
ではなかった。本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて
発明したものであって、その目的とするところは、表面
には硬質部分が位置し硬度が増し、更に春材と秋材との
色合いの変化を現出させることができる床材の製造方法
を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の床材の製造方法
は、針葉樹のように春材部1と秋材部2との硬度差が大
きい木材より得た化粧単板3を基板4に接着後、表面を
ブラッシングして浮造りにし、その後、表面に塗料5を
塗布して春材部1に塗料5を浸透させ、次に、秋材部2
の表面をサンディングし、その後、化粧単板3表面に仕
上げ塗装6を施すことを特徴とするものであって、この
ような構成を採用することによって上記した従来例の問
題点を解決して本発明の目的を達成したものである。
は、針葉樹のように春材部1と秋材部2との硬度差が大
きい木材より得た化粧単板3を基板4に接着後、表面を
ブラッシングして浮造りにし、その後、表面に塗料5を
塗布して春材部1に塗料5を浸透させ、次に、秋材部2
の表面をサンディングし、その後、化粧単板3表面に仕
上げ塗装6を施すことを特徴とするものであって、この
ような構成を採用することによって上記した従来例の問
題点を解決して本発明の目的を達成したものである。
【0005】
【作用】針葉樹のように春材部1と秋材部2との硬度差
が大きい木材より得た化粧単板3を基板4に接着後、表
面をブラッシングする。この場合、柔らかい春材部1は
表面が削り取られて表面に硬度の硬い秋材部2のみが露
出する浮造り状態となる。次に、表面に塗料5を塗布す
ることで、表面が削り取られて凹んだ春材部1の方によ
り塗料5が塗布されると共に柔らかい春材部1部分に塗
料5が浸透する。次に表面をサンディングするのである
が、この表面をサンディングすると硬い秋材部2の表面
のみがサンディングされて秋材部2に塗布された塗料が
サンディングされる。次に、化粧単板3表面に仕上げ塗
装6を施して仕上げをするものである。ここで、浮造り
とするため表面には硬質の秋材部2が残ることになり、
硬度が向上することになる。そして、最下層の塗料は谷
となった春材部1部分にのみ塗布されることになり、秋
材部2と春材部1との色合いに変化を持たせることがで
き、例えば焼杢調にすることも可能となるものである。
が大きい木材より得た化粧単板3を基板4に接着後、表
面をブラッシングする。この場合、柔らかい春材部1は
表面が削り取られて表面に硬度の硬い秋材部2のみが露
出する浮造り状態となる。次に、表面に塗料5を塗布す
ることで、表面が削り取られて凹んだ春材部1の方によ
り塗料5が塗布されると共に柔らかい春材部1部分に塗
料5が浸透する。次に表面をサンディングするのである
が、この表面をサンディングすると硬い秋材部2の表面
のみがサンディングされて秋材部2に塗布された塗料が
サンディングされる。次に、化粧単板3表面に仕上げ塗
装6を施して仕上げをするものである。ここで、浮造り
とするため表面には硬質の秋材部2が残ることになり、
硬度が向上することになる。そして、最下層の塗料は谷
となった春材部1部分にのみ塗布されることになり、秋
材部2と春材部1との色合いに変化を持たせることがで
き、例えば焼杢調にすることも可能となるものである。
【0006】
【実施例】本発明を以下添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。米松その他の針葉樹のように春材部1と秋
材部2との硬度差が大きい木材により0.5mm以上の
化粧単板3を製造し、この春材部1と秋材部2との硬度
差が大きい化粧単板3を合板のような基板4に図1
(a)に示すように加熱接着する。次に、化粧単板3を
ブラッシングする。この場合、図1(b)に示すように
柔らかい春材部1は表面が削り取られて表面に硬度の硬
い秋材部2のみが露出する浮造り状態となる。ここで、
ブラッシングによる柔らかい春材部1の削り取り深さ
(つまり浮造りの深さ)は0.2乃至1.5mm程度と
する。上記のようにして表面をブラッシングして浮造り
とした後、浮造りした化粧単板3の表面に一定の色合い
の塗料5により塗装をする。このように、表面に塗料5
を塗布することで、図1(c)に示すように表面が削り
取られて凹んだ春材部1の方により塗料5が塗布される
と共に柔らかい春材部1部分においては材質が柔らかい
ので塗料5が浸透するものであり、一方、秋材部2は硬
いため塗料5の浸透は少ないものである。次に、表面を
サンディング加工する。このように表面をサンディング
するとすでに春材部1はブラッシングにより表面が削り
取られて凹んでいるので、図1(d)に示すように実質
的に硬い秋材部2の表面のみがサンディングされて秋材
部2に塗布された塗料がサンディングされて秋材部2の
地色が現出することになる。つまり、この段階では凹ん
だ春材部1には塗料5が塗布されて浸透しているが、秋
材部2においては秋材部2の地色が現出した状態となっ
ている。ここで、塗料5としてダークブラウン系の塗料
5を用いると、春材部1が濃く、サンディングされて地
色が現出する秋材部2は淡くなって焼杢調のデザインと
なるものである。次に、図1(e)に示すように化粧単
板3表面に仕上げ塗装6を施すものである。仕上げ塗装
6としては下塗り塗装、中塗り塗装、上塗り塗装の三層
の塗装を行う。この場合、上塗り塗料には着色をしても
かまわない。また、下塗り塗料、中塗り塗料には耐磨耗
剤を10〜50部添加することにより耐磨耗性を向上さ
せることができる。
て詳述する。米松その他の針葉樹のように春材部1と秋
材部2との硬度差が大きい木材により0.5mm以上の
化粧単板3を製造し、この春材部1と秋材部2との硬度
差が大きい化粧単板3を合板のような基板4に図1
(a)に示すように加熱接着する。次に、化粧単板3を
ブラッシングする。この場合、図1(b)に示すように
柔らかい春材部1は表面が削り取られて表面に硬度の硬
い秋材部2のみが露出する浮造り状態となる。ここで、
ブラッシングによる柔らかい春材部1の削り取り深さ
(つまり浮造りの深さ)は0.2乃至1.5mm程度と
する。上記のようにして表面をブラッシングして浮造り
とした後、浮造りした化粧単板3の表面に一定の色合い
の塗料5により塗装をする。このように、表面に塗料5
を塗布することで、図1(c)に示すように表面が削り
取られて凹んだ春材部1の方により塗料5が塗布される
と共に柔らかい春材部1部分においては材質が柔らかい
ので塗料5が浸透するものであり、一方、秋材部2は硬
いため塗料5の浸透は少ないものである。次に、表面を
サンディング加工する。このように表面をサンディング
するとすでに春材部1はブラッシングにより表面が削り
取られて凹んでいるので、図1(d)に示すように実質
的に硬い秋材部2の表面のみがサンディングされて秋材
部2に塗布された塗料がサンディングされて秋材部2の
地色が現出することになる。つまり、この段階では凹ん
だ春材部1には塗料5が塗布されて浸透しているが、秋
材部2においては秋材部2の地色が現出した状態となっ
ている。ここで、塗料5としてダークブラウン系の塗料
5を用いると、春材部1が濃く、サンディングされて地
色が現出する秋材部2は淡くなって焼杢調のデザインと
なるものである。次に、図1(e)に示すように化粧単
板3表面に仕上げ塗装6を施すものである。仕上げ塗装
6としては下塗り塗装、中塗り塗装、上塗り塗装の三層
の塗装を行う。この場合、上塗り塗料には着色をしても
かまわない。また、下塗り塗料、中塗り塗料には耐磨耗
剤を10〜50部添加することにより耐磨耗性を向上さ
せることができる。
【0007】
【発明の効果】本発明にあっては、上述のように、針葉
樹のように春材部と秋材部との硬度差が大きい木材より
得た化粧単板を基板に接着後、表面をブラッシングして
浮造りにし、その後、表面に塗料を塗布して春材部に塗
料を浸透させ、次に、秋材部の表面をサンディングし、
その後、化粧単板表面に仕上げ塗装を施すことを特徴と
するので、浮造りとするため表面には硬質の秋材部のみ
が残ることになって、硬度が向上することになる。そし
て、最下層の塗料は谷となった春材部部分にのみ塗布さ
れることになり、秋材部と春材部との色合いに変化を持
たせることができ、例えば焼杢調にすることも可能とな
るものである。
樹のように春材部と秋材部との硬度差が大きい木材より
得た化粧単板を基板に接着後、表面をブラッシングして
浮造りにし、その後、表面に塗料を塗布して春材部に塗
料を浸透させ、次に、秋材部の表面をサンディングし、
その後、化粧単板表面に仕上げ塗装を施すことを特徴と
するので、浮造りとするため表面には硬質の秋材部のみ
が残ることになって、硬度が向上することになる。そし
て、最下層の塗料は谷となった春材部部分にのみ塗布さ
れることになり、秋材部と春材部との色合いに変化を持
たせることができ、例えば焼杢調にすることも可能とな
るものである。
【図1】(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は本
発明の製造順序を示す説明図である。
発明の製造順序を示す説明図である。
1 春材部 2 秋材部 3 化粧単板 4 基板 5 塗料 6 仕上げ塗装
Claims (1)
- 【請求項1】 針葉樹のように春材部と秋材部との硬度
差が大きい木材より得た化粧単板を基板に接着後、表面
をブラッシングして浮造りにし、その後、表面に塗料を
塗布して春材部に塗料を浸透させ、次に、秋材部の表面
をサンディングし、その後、化粧単板表面に仕上げ塗装
を施すことを特徴とする床材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24391391A JPH0577210A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 床材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24391391A JPH0577210A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 床材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0577210A true JPH0577210A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=17110874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24391391A Pending JPH0577210A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 床材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0577210A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010150760A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Daiken Corp | 床材およびその製造方法 |
US9618475B2 (en) | 2010-09-15 | 2017-04-11 | Life Technologies Corporation | Methods and apparatus for measuring analytes |
US9841398B2 (en) | 2013-01-08 | 2017-12-12 | Life Technologies Corporation | Methods for manufacturing well structures for low-noise chemical sensors |
US9852919B2 (en) | 2013-01-04 | 2017-12-26 | Life Technologies Corporation | Methods and systems for point of use removal of sacrificial material |
US9944981B2 (en) | 2008-10-22 | 2018-04-17 | Life Technologies Corporation | Methods and apparatus for measuring analytes |
US9970984B2 (en) | 2011-12-01 | 2018-05-15 | Life Technologies Corporation | Method and apparatus for identifying defects in a chemical sensor array |
JP2019217698A (ja) * | 2018-06-20 | 2019-12-26 | 株式会社河合楽器製作所 | 木質化粧板及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP24391391A patent/JPH0577210A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9944981B2 (en) | 2008-10-22 | 2018-04-17 | Life Technologies Corporation | Methods and apparatus for measuring analytes |
JP2010150760A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Daiken Corp | 床材およびその製造方法 |
US9618475B2 (en) | 2010-09-15 | 2017-04-11 | Life Technologies Corporation | Methods and apparatus for measuring analytes |
US9958415B2 (en) | 2010-09-15 | 2018-05-01 | Life Technologies Corporation | ChemFET sensor including floating gate |
US9970984B2 (en) | 2011-12-01 | 2018-05-15 | Life Technologies Corporation | Method and apparatus for identifying defects in a chemical sensor array |
US9852919B2 (en) | 2013-01-04 | 2017-12-26 | Life Technologies Corporation | Methods and systems for point of use removal of sacrificial material |
US9841398B2 (en) | 2013-01-08 | 2017-12-12 | Life Technologies Corporation | Methods for manufacturing well structures for low-noise chemical sensors |
JP2019217698A (ja) * | 2018-06-20 | 2019-12-26 | 株式会社河合楽器製作所 | 木質化粧板及びその製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990223 |