JPH03215360A - 透明高密度磁器の製造方法 - Google Patents

透明高密度磁器の製造方法

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JPH03215360A
JPH03215360A JP2014481A JP1448190A JPH03215360A JP H03215360 A JPH03215360 A JP H03215360A JP 2014481 A JP2014481 A JP 2014481A JP 1448190 A JP1448190 A JP 1448190A JP H03215360 A JPH03215360 A JP H03215360A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 利用産業分野 この発明は、光学用デバイス等に使用されるPb,La
,Zr,Tiの各酸化物を主成分とする透明高密度磁器
(以下、PLZTという)とその製造方法に係り、特に
、短時間の焼成の後、所要厚みになした焼成体に短時間
の熱間静水圧プレス処理を施すことにより、極めで高い
透明度と緻密さを有するPLZTを経済的にかつ容易に
得る製造方法に関する。
背景技術 PLZTは、Pb,La,Zr,Tiの各酸化物の含有
量の違いから、そのボッケルス効果を利用した光変調、
カー効果を利用した光シャッター、光スイッチ、メモリ
ー効果を利用した画像メモリー、さらに、電気光散乱効
果による光シャツタ、表面電歪効果による画像メモリー
、フォトロミツク効果による光メモリー、光強誘電効果
による画像メモリー等の各種光学用デバイスに用いられ
ている。
透明高密度磁器たるPLZTは、磁器を通過する光の散
乱あるいは吸収等を防止して上記効果を得るため、極め
て高い透明度が要求されている。
このため、光の散乱原因となるPLZT内部の気孔を減
少させ、また、PLZTを黄色にしかつ光を吸収する過
剰PbOを除去する必要がある。
かかるPLZTを得る方法として、酸化アルミニウム,
炭化けい素,グラファイト等で作成されたダイス中に、
PLZT磁器原料粉末を装入し、アルミナ製などのパン
チで押圧する、所謂、一軸加圧式ホットプレス法(米国
特許3.666.666 ;1972 )が知られてい
る。
しかし、この方法は、ダイス,パンチの高温強度や外部
ヒーターを用いる均熱法等の問題から、得られる製品の
大きさに限度があり、また、パンチ,ダイス材との被加
圧体との反応も避け難く、さらに、生産性の点でも問題
があった。
一方、圧電磁器の製造方法として、圧力媒体に高温高圧
ガスを用いる熱間静水圧プレス法(以下HIPという)
が知られ、出願人は先に、このHIPを利用したPbT
i3、PbNb205、PbTiXZr,03+Nb2
05等の高密度圧電磁器の製造方法を提案(特開昭58
−182883号)した。
しかし、上記方法をPLZTに適用しても、PLZT内
部に生成した気孔を充分に除去することが困難であり、
特に、大きな気孔を除去することができず、光学用デバ
イスとして要求される高い透明度と高密度を達成するこ
とが困難であった。
また、PLZTの焼成時に生成する大きな気孔を除去す
る方法として、PbO酸素雰囲気中で焼成する雰囲気焼
成法が知られているが、PbO蒸気圧の制御が困難であ
り、PbO蒸気圧が所定圧力より高いと、PLZT内部
に過剰なpboが侵入して、PLZTを黄色に変色させ
てしまい、また、PbO蒸気圧が低いと、PbOの侵入
は防止できるが、PbO内部の気孔を除去することがで
きず、安定した性状のPLZTを得ることができなかっ
た。
さらに上記の焼成法とHIPを組合わせても、要求され
る高透明度でかつ無気孔化した透明高密度磁器を安定し
て得ることはできなかった。
このような問題点を解決するために、本発明者は先に、
PLZTの焼成を理論密度の97%以上の密度まで真空
中にて実施し、さらにHIP処理することによって、高
透明度でかつ無気孔化した透明高密度磁器が得られる旨
提案(特開昭62−105955号)した。
さらに、これらPLZTの用途が拡大されるにつれ前記
高透明度、無気孔化の一層の向上とともに、これらを生
産性良く製造する方法が強く望まれている。
従来、PLZTの焼成は要求される高い透過率を得るた
めに長時間を要しており、例えば、常圧の焼成では60
時間以上、酸素あるいは減圧下の雰囲気で行なわれるホ
ットプレス法(以下HPという)は16時間以上を要し
、また、HPと常圧焼成、減圧と常圧焼成による多段焼
成法でも、60時間以上が必要であった。
また、前記発明者の提案技術でも、焼成条件、HIP処
理条件等はPLZTの組成によって適宜選定するが、高
い光透過率を満足するには、少なくとも常圧または真空
中焼成に5時間以上、HIPに5時間以上の合計10時
間以上の焼成時間が必要であり、経済性、作業性等の点
からも改良が望まれていた。
発明の目的 この発明は、光学用デバイス等に用いられるPb,La
,Zr,Tiの各酸化物を主成分とする極めて高い透明
度と緻密さを有するPLZTの提供を目的とし、さらに
、該PLZTを、焼成時間を短縮でき効率良く高透明度
化、無気孔化し、かつ安定して量産できるPLZTの製
造方法を目的としている。
発明の概要 本発明者は、少なくとも65%以上の光透過率を有する
透明高密度磁器を目的に、かつ該PLZTを工業規模の
量産に際し、最も効率良く製造するために、焼成時間及
びHIP処理時間ともに2時間以内で完了させる方法を
目的に、PLZTの組成、各工程の温度条件、雰囲気等
の最適条件を検討した結果、特にHIP処理する際のP
LZTの厚さが、透明度向上の要因となるばかりか焼成
時間、HIP処理時間の短縮に寄与することを知見し、
この発明を完成した。
すなわち、この発明は、 磁器の成分組成が下記式を満足し、かつ平均結晶粒径が
0.珈m〜5pmであり、 さらに、磁器厚み0.2mm、測定波長0.633μm
、散乱光、反射損失を含む条件による磁器の光透過率が
65%以上であることを特徴とする透明高密度磁器であ
る。
(Pb1−xLa,)(ZryTiz h−x/403
但し;x=0.087〜0.093 y/z =0.06/0.34〜0.64/0.36ま
た、この発明は、 鉛、ランタン、ジルコニウム、チタンの各酸化物を主成
分とする磁器成型体を、 1x10−2〜IXIO−5Torrの真空中にて11
50℃〜1250℃、0.5〜2時間の範囲で焼成し、
該焼成体を1.5mm以下の厚さに加工して薄板となし
、 さらに、溶融型酸化アルミニウム、溶融型酸化ジルコニ
ウム、溶融型酸化マグネシウムのうち少なくとも1種か
らなる粒径50pm〜3000pmの粉末を、密に充填
した耐熱容器内に、前記薄板を埋入したのち、 不活性ガスを圧力媒体とし500〜700kg/cm2
、1050℃〜1200℃、0.5〜2時間の範囲にて
HIP処理することを特徴とする透明高密度磁器の製造
方法である。
この発明の製造方法により、焼成時の気孔発生並ヒに過
剰PbOの侵入が防止され、さらに、HIP処理により
、PLZT内部の気孔をほぼ零とすることができる。
特にこの発明は、高い光透過率を有する透明高密度PL
ZTを得るのに、焼成時間、HIP処理時間を従来方法
と比較して大幅に短縮できるため、省エネルギーによる
経済性、時間短縮による作業性の点でも優れ、極めて高
い透明度と緻密さを有する光学デバイス用磁器を安定し
て量産できる。
この発明において、目的とする65%以上の光透過率は
、PLZT厚み、0.2mm、測定波長0.63:%m
(ヘリウム・ネオンレーザー)であり、散乱光、反射損
失を含む条件による。
発明の好ましい実施態様 この発明において、PLZTの組成は、光学用デバイス
種類、すなわち必要とする電気光効果に応じて、下記の
成分組成を適宜選定でき、いずれの組成にも適用でき、
同様の効果が得られる。
(Pbl−xLax XZry Tiz )1−x/4
O3 − ”・■式但し;x=0.05〜0.25 , y/z = 0.05 / 0.95〜0.95 / 
0.05特に、光プリンター用の光シャッターアレイ等
に採用する場合は上記■式において x=0.087〜0.093 y/z=0.66/0.34〜0.64/0.36の範
囲にすることが好ましい。
また、光シャツターアレイ等の用途では、後述する如く
、光量バラッキの低減の要請がら磁器の平均結晶粒径が
0.5pm〜5pmの範囲が好ましい。
この発明において、まず、上記組成の磁器成型体を、1
 x 10−2〜1 x 10−’Torrの真空中に
て、1150℃〜1250℃、0.5〜2時間の範囲で
焼成して焼結体となす。
真空中での焼成は、焼成時の気孔発生亜びに過剰PbO
の侵入を防止するために必要であるが、後述するHIP
処理時の焼成体の厚さを1.5mm以下にすることによ
って得られる効果より、焼成時の真空度、温度範囲、処
理時間を下記の如く設定することができる。
また、焼成時の磁器成型体の厚みは、焼成並びにHII
P処理時間の短縮効果を得るための重要な要因とはなら
ないが、焼成時の変形、後工程の加工性、生産性等を考
慮すると10mm〜50mmが好ましい。
焼成時の真空度は、1 x 10’〜1 x 10−5
Torrの範囲が好ましく、1 x lff2Torr
より低い真空度では、気孔発生及び過剰PbOの侵入防
止効果が得られず、1×10’Torrより高い真空度
では、PLZTが還元されて変色して特性の劣化を招来
する。
このような範囲の真空度に設定したのち、PLZTの組
成に応じて焼成温度を1150℃〜1250℃の範囲に
設定すれば、0.5〜2時間の処理時間で光透過率等の
所望の特性を得ることができる。
焼成時間を延長することは、特性向上に寄与せず、経済
性、作業性の上で好ましくないばかりか、特に過度の加
熱及び長時間の焼成は、PbOの蒸発を招いてPLZT
の特性を不安定にする。
ついで、得られた焼成体にHIP処理を施すが、該焼成
体を1.5mm以下の厚さに加工して薄板となす。
上記薄板の焼成体を、溶融型の酸化アルミニウム、酸化
ジルコニウム、酸化マグネシウムのうち少なくとも1種
からなる粒径50,亡3000pmの粉末を密に充填し
た耐熱容器内に埋入してHIP処理する。
HIP処理時の焼成体の厚さを1.5mm以下にするこ
とによって得られる効果は、後述する実施例において詳
述する如く、焼成時間とHIP処理時間を伴に短縮でき
ることにある。
最終製品の透明度を調査したところ、HIP処理時の焼
成体の厚みが1.5mmを超える場合は、所望の透明度
を得るために長時間の焼成を必要とする。
特に、比較的低温度でかつ短時間で焼成を完了すること
は、焼成体の粒成長を抑制することができる。
この発明の製造方法によれば、最終製品での平均結晶粒
径は0.5pm−5pm程度となり、特に最適条件を選
定することにより、平均結晶粒径が0.5pm−2pm
程度の製品を得ることができる。
先に述べた従来の方法では、所望の透明度を得る為に必
然的に高温度で、かつ長時間の焼成を必要とするため、
最終製品での平均結晶粒径は5pmを超え通常、10p
m〜20pm程度となる。
この発明は、かかる平均結晶粒径が、以下に詳述する如
く、光シャッター等の特性に大きな影響を及ぼすことを
確認した。
すなわち、光プリンター用の光シャツターアレイ等にお
いて、鮮明な文字をプリントするために各々のシャッタ
ーの光量バラツキを1750以下に抑えるよう要求され
ている。
ドット密度(1インチ当りのドット数)が、300DP
I、600DPIと向上するにつれ光シャッターの口径
も例えば60llm、30四沈小さくなり、各光シャッ
ターを形成している粒子の平均結晶粒径が大きい、すな
わち、粒子の数が少ないと各粒子の電気光学効果のばら
つきによる影響が大きく、光量バラツキを小さくする為
には各光シャッター毎に異なる電圧を印加する必要が生
じる。
本発明者は要求される光量バラツキを得るためには、平
均結晶粒径をシャッターロ径の1l10以下にすること
が必要であることを確認した。
また、平均結晶粒径が小さい程、加工時のチ・ノビング
(脱粒)による影響が小さく加工しやすい。
以上のように透明度、電気光学効果への影響、さらに、
焼成体から薄板への加工、取扱い等を考慮すると磁器厚
みは0.2mm〜1.5mmの範囲とすることが望まし
く、特に0.3mm− 1.0mmが望ましい 前述したPLZTの用途としては、厚さ1mm以下にて
使用することが多く、特に上記範囲内で最終製品厚さに
近い厚さに加工したのちHIP処理を施すことが、後工
程の鏡面研摩加工等を考慮すると生産性の上でも好まし
い。
HIP処理時の耐熱容器は、圧力媒体ガスが容器表面か
ら容易に浸透することがない緻密なものが望ましく、ま
た、容器の蓋は、該処理の準備段階において、炉内の空
気と雰囲気ガスとの置換を容易にするため、僅かに通気
性をもたせるようにして設ける。
耐熱容器に密に充填する粉末には、溶融型の酸化アルミ
ニウム,酸化ジルコニウム,酸化マグネシウムが適して
おり、これらの溶融型(電融)酸化物は、前記の処理温
度範囲にて、化学的に充分安定しており、粗大結晶粒及
びその集合粒子粉末であるため、自身の焼結が進行せず
、純度も良好でPLZT等と容易には反応しない。
また、粒子内部にはほとんど空孔等がないため、該プレ
ス処理後に微粉化することなく、再使用可能で、かつ工
業的に容易に入手できる。
しかし、上記の溶融型酸化物でも、微粉末では、焼結が
ゆっくりと進行し、また、取扱い中に飛散するのを防止
し、該プレス処理前の空気と圧力媒体ガスとの置換作業
を容易にする必要から、50pm以上の粒径を有するこ
とが望ましい。
また、該溶融型酸化物の粒径が大きくなりすぎると、容
器内に密に充填しても、空隙が大きくなるため好ましく
ない。
さらに、微細粉と粗大粉を適宜混合して用いる場合は、
粗大粉の粒径が数皿程度であっても、理論上では可能で
あるが、著しく粒径が異なると作業性の上で難点があり
、3000一以下が好ましい。
この発明において、真空中焼結時も上記の如く粉末を密
に充填した耐熱容器内に形成体を埋入して実施すること
によってより一層安定した特性の磁器を得ることができ
る。
HIP処理時に高温の圧力媒体ガスが必要であり、特に
不活性ガスが望ましく、PLZTの組成中の酸素が蒸発
するのを防止するため、少量の酸素含有Mガスとするの
もよい。
また、HIP処理時の焼成体の厚さを1.5mm以下に
することによって得られる効果より、処理時の圧力、温
度範囲、処理時間を下記の如く設定することができる。
すなわちPLZTの組成範囲に応じて、圧力を500〜
700kg/cm2、温度範囲を1050℃〜1200
℃に設定すれば、0.5〜2時間の処理時間にて所望の
特性を得ることが可能であることを確認した。特に、H
IP処理時の焼成体の厚さを1mm以下にすることによ
り、真空中焼結時間並びにHIP処理時間をともに1時
間以下とすることができる。
また、HIP処理後に、酸素雰囲気中にて、800℃〜
1200℃、1〜2時間程度の焼鈍を施すことにより、
より安定した特性を有する高透明度、高密度のPLZT
が得られる。
実施例 実迦連畦 前記■式におけるx,y,zを、 x = 0.09、y= 0.65、z = 0.35
の数値とした組成に調整したPLZT粉末を、3 to
n/cm2の加圧力にて、60ΦX50mm寸法の複数
個の成形体を得た。
これらの成形体を、1×10”3Torrの真空中で1
200℃xlhrの条件で焼成を行なった。
このようにして得られた焼成体を、厚み0.2〜50m
mの各寸法の薄板に加工したのち、平均粒径300ll
mの溶融型酸化ジルコニウム粉末を密に充填したアルミ
ナ製耐熱容器内に埋入して、高温高圧炉に装入した。
ついで、Mガスを圧力媒体とした該炉にて、処理温度1
150℃、圧力600kg/cm、1時間の条件で、H
IP処理を施した。
さらにHIP処理後の薄板から厚さ0.2皿で両面を鏡
面研摩した透明磁器を得、633nmの波長を有するヘ
リウムーネオンレーザーにて透過率(前述条件で反射損
失を含む)を測定し、その結果を第1図に示す。
第1図から明らかなように、HIP処理時の焼成体(薄
板)の厚さが1.5mm以下であれば、焼成時間、HI
P時間ともに1時間程度であっても、65%以上の高い
光透過率のPLZTを得ることができ、特に本実施例で
は69%と高い透過率を得ることが可能である。
また、厚さ1mmのPLZTの密度を測定したところ7
.80 g/cmであり、理論密度7.80g/cm3
に対し3 100%の高密度であることが確認できた。
実施例2 実施例1の製造方法において、所定の厚さに加エした薄
板から得られた最終製品の透過率がいずれも65%以上
になるよう、焼成時間を調整し、その結果を第2図に示
す。
第2図から明らかなように、HIP処理時の厚さが1.
5mmを超えると焼成時間は非常に長くなり、厚さが5
mmのものでは7時間、さらに厚さが20mmを超える
と40時間以上の極めて長時間の処理が必要となり、経
済性、作業性等を考慮すると、工業的規模の量産に際し
ては不向きであることが明らかとなった。
実鵠旦追 実施例1で得られた成形体を、1〜I X 10’To
rrの各種真空中で1200℃xlhrの条件で焼成を
行なった。
得られた焼成体を、厚み1皿の薄板に加工したのち、実
施例1と同様のHIP処理を施し、処理後の薄板から厚
さ0.2mmで両面を鏡面研摩した透明磁器を得、63
3nmの波長を有するヘリウムーネオンレーザーにて透
過率(前述条件で反射損失を含む)を測定し、その結果
を第3図に示す。
第3図から明らかなように、高透明度のPLZTを得る
には、焼成時、1×10’〜1×10−5Torrの真
空度が必要であることが分かる。
実扇!η 実施例1の製造方法において、HIP処理時の厚さが0
.5mmのものと10mmのものを最終製品(両面を鏡
面研摩したのちの厚さ0.2mm)の透過率がいずれも
65%以上になるよう、焼成時間を調整し、それぞれ最
終製品での平均粒径を測定した。なお、(焼成時間はそ
れぞれ1時間と20時間であった。
HIP処理時の厚さが0.5mmのものは平均粒径が1
〜1.5pm程度であり、また、HIP処理時の厚さが
10mmのものは平均粒径が20〜30pm程度であっ
た。これらの透明高密度磁器をドット密度600DPI
(シャッタロ径3〜m)の光プリンター用光シャッター
アレイに配置し、同一条件にて光量バラツキを測定した
ところ、HIP処理時の厚さが0.5mmのものにおい
ては光量バラツキを1l50以下に抑えることができた
が、HIP処理時の厚さが10mmのものは、光量バラ
ツキが約1l20程度と大きく現状の要求を満足するこ
とができなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は試料の厚さと光透過率との関係を示すグラフで
ある。 第2図は試料の厚さと真空中焼成時間との関係を示すグ
ラフである。 第3図は焼成時の真空度と光透過率との関係を示すグラ
フである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 磁器の成分組成が下記式を満足し、かつ平均結晶粒径が
    0.5μm〜5μmであり、 さらに、磁器厚み0.2mm、測定波長0.633μm
    、散乱光、反射損失を含む条件による磁器の光透過率が
    65%以上であることを特徴とする透明高密度磁器。 (Pb_1_−_xLa_x)(Zr_yTi_z)_
    1_−_x_/_4O_3但し;x=0.087〜0.
    093 y/z=0.06/0.34〜0.64/0.362 鉛、ランタン、ジルコニウム、チタンの各酸化物を主成
    分とする磁器成型体を、 1×10^−^2〜1×10^−^5Torrの真空中
    にて1150℃〜1250℃、0.5〜2時間の範囲で
    焼成し、該焼成体を1.5mm以下の厚さに加工して薄
    板となし、 溶融型酸化アルミニウム、溶融型酸化ジルコニウム、溶
    融型酸化マグネシウムのうち少なくとも1種からなる粒
    径50μm〜3000μmの粉末を密に充填した耐熱容
    器内に、前記薄板を埋入したのち、不活性ガスを圧力媒
    体とし500〜700kg/cm^2、1050℃〜1
    200℃、0.5〜2時間の範囲にて熱間静水圧プレス
    処理することを特徴とする透明高密度磁器の製造方法。
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