JPH03212691A - 電子楽器の楽音制御装置 - Google Patents

電子楽器の楽音制御装置

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JPH03212691A
JPH03212691A JP2008701A JP870190A JPH03212691A JP H03212691 A JPH03212691 A JP H03212691A JP 2008701 A JP2008701 A JP 2008701A JP 870190 A JP870190 A JP 870190A JP H03212691 A JPH03212691 A JP H03212691A
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JP
Japan
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envelope
data
slope data
envelope slope
musical tone
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JP2008701A
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English (en)
Inventor
Hideaki Takeya
茸谷 秀秋
Daisuke Mori
大輔 森
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、最大同時発音数が鍵盤の数よりも少ない電子
楽器の楽音制御装置に関するものである。
従来の技術 従来の電子楽器では、同時に発音できる楽音の数、つま
り最大同時発音数は鍵盤の数よりも少なく、16音以下
のものが多い。人間の両手の指の数は10本であるので
、単純に言えば最大同時発音数は10音で十分である。
しかし、実際には、鍵盤を離しても楽音はすぐには消え
ずに徐々に減衰していくので、離鍵された楽音がまだ聞
こえる間に次の押鍵が行われると、10音を超える発音
を行う必要がある。このため、鍵盤が次々に弾かれてい
くと、16音より多くの音を発音しなければならなくな
る。しかし、最大同時発音数が16音の場合、16音よ
り多くは発音できないので、離鍵された楽音のうち最も
音量の小さい楽音のエンベロープを急速に減衰させ発音
停止させた後、新しい楽音を発音させることが従来から
行われている。この急速なエンベロープの減衰を「ファ
ーストダンプ」と呼ぶ。
発明か解決しようとする課題 しかしながら上記の従来の電子楽器では、ファーストダ
ンプ時のエンベロープの減衰の傾きはエンベロープの値
にかかわらず一定であった。このため、次の音を早く発
音するためにエンベロープを急激に減衰させると、急な
エンベロープの変化のために音色が変化し不自然な音に
なったり、「プツッ」というノイズが発生したりすると
いう問題があった。また逆に、この不自然さやノイズを
発生させないためにエンベロープの減衰を遅くすると、
エンベロープが減衰し終わるまで長い時間がかかり次の
発音が遅れるという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、ファー
ストダンプ時にエンベロープの値に応じてエンベロープ
の傾きを変えることにより、前記の不自然さやノイズを
発生させることなくエンベロープを急速に減衰させて、
次の楽音を早く発音することを可能にする電子楽器の楽
音制御装置を提供することを目的とする・ 課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の電子楽器の楽音制御
装置は、楽音の音色を形成するための第1のエンベロー
プ傾きデータを発生する第1のエンベロープ傾きデータ
発生手段と、楽音の急速な発音停止のための第2のエン
ベロープ傾きデータをエンベロープデータに応じて変化
させながら発生する第2のエンベロープ傾きデータ発生
手段と、第1のエンベロープ傾きデータと第2のエンベ
ロープ傾きデータを発音状態に応じて演算して第3のエ
ンベロープ傾きデータを発生する第3のエンベロープ傾
きデータ発生手段と、前記第3のエンベロープ傾きデー
タに基いてエンベロープデータを演算するエンベロープ
データ演算手段とを備えたものである。
作   用 この構成によって、ファストダンプ時以外では、楽音の
音色を形成するためのエンベロープが発生し、楽音が発
音され、ファストダンプ時には、エンベロープの値に応
して傾きの変化するエンベロープが発生し、不自然さや
ノイズを生じることなく楽音は急速に発音停止する。
実  施  例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。
第1図は、本発明の実施例における電子楽器の楽音制御
装置のブロック図である。第1図において、1は鍵盤回
路、2は鍵盤回路1での押鍵に応じて発音させる楽音発
生手段を割り当てるアサイナ、3,4.5はアサイナ2
の指示により楽音を発生する楽音発生手段、6は楽音発
生手段3゜4.5から出力される楽音を再生するサウン
ドシステムである。
第2図は、第1図の楽音発生手段3,4.5の具体的な
ブロック図である。
第2図において、10は楽音の波形データを発生する波
形データ発生手段、11は楽音のエンベロープデータを
発生するエンベロープデータ発生手段、12は前記波形
データと前記エンベロープデータを乗算器、13は乗算
結果をディジタル信号からアナログ信号に変換するディ
ジタル−アナログ変換器(以下rDAcJと略す)であ
る。
第3図は、第2図のエンベロープデータ発生手段]1の
具体的なブロック図である。第3図において、20は楽
音の音色を形成するための第1のエンベロープ傾きデー
タを発生する第1のエンベロープ傾きデータ発生手段、
21は楽音の急速な発音停止のための第2のエンベロー
プ傾きデータを発生する第2のエンベロープ傾きデータ
発生手段、22は第1のエンベロープ傾きデータと第2
ノエンベロープ傾きデータに基づき第3のエンベロープ
傾きデータを演算し出力する第3のエンベロープ傾きデ
ータ発生手段、23は第3のエンベロープ傾きデータに
基づきエンベロープデータを演算するエンベロープデー
タ演算手段である。
第4図は、第3図の第1のエンベロープ傾キデータ発生
手段20の具体的なブロック図である。第4図において
、30.31は2つの入力A、Bの値が一致したとき「
1」を出力しそれ以外では「0」を出力する一致検出手
段、32,3335.42はインバータ、34.37,
44.45は2人力ANDゲート、36.38は2人力
ORゲート、39は3人力ANDゲート、40.41は
Dフリップフロップ(以下rDFFJと略す)、43は
複数ビットの3人力セレクタである。
第5図は、第3図の第2のエンベロープ傾きデータ発生
手段21の具体的なブロック図である。第5図において
、50.51は2つの入力A、Hの値を比較しA>Bな
らば「1」を出力しそれ以外では「0」を出力する比較
手段、52゜54はインバータ、53は2人力ANDゲ
ート、55は複数ビットの3人力セレクタである。
第6図は、第3図の第3のエンベロープ傾きデータ発生
手段22の具体的なブロック図である。第6図において
、60は2つの入力A、Bを選択する複数ビットの2人
力セレクタである。
第7図は、第3図のエンベロープデータ演算手段23の
具体的なブロック図である。第7図において、70は累
算器、71は複数ビットのDフリップフロップである。
以上のように構成された楽音制御装置について、以下そ
の動作を説明する。
まず最初に、ファーストダンプ時以外での動作を説明す
る。
鍵盤回路1において押鍵されていないとき、楽音発生手
段3,4.5は楽音を発生しておらず、それぞれのエン
ベロープデータS30.S31゜S32は「0」になっ
ている。またそれぞれの発音開始信号S20.S23.
S26、押鍵信号S21゜S24.S27、ファースト
ダンプ信号522S25,328もすべて「0」である
鍵盤回路1において押鍵されると、アサイナ2は押鍵を
検出し、発音させる楽音発生手段を割り当てる。以下、
楽音発生手段3を発音させるとして説明する。楽音発生
手段3に対する発音開始信号S20および押鍵信号S2
1を「1」にすると、第4図において、ORゲート36
の出力は「1」、35の出力は「0」、インバータ42
の出力は「0」となり、ANDゲート37の出力はrl
J 、ANDゲート39の出力は「0」となる。したが
って、エンベロープがアタック状態であることを表すア
タックフラグ(ATK)は「1」、デイケイ状態である
ことを表すデイケイフラグ(D CY)は「0」、リリ
ース状態であることを表すリリースフラグ(RLS)は
「0」となる。
ラッチ信号(ランチ信号発生手段は図示せず)の立ち上
がりでアタックフラグの値「1」がDFF40に、デイ
ケイフラグの値「0」がDFF41に記憶される。また
、セレクタ43において、選択信号は5O=1,51=
O,52=Oとなり、入力DOが選択され、アタックの
傾きデータが第1のエンベロープ傾きデータとして出力
される。
ファーストダンプ信号S22はrOJなので、第6図の
セレクタ60において入力Aが選択され、第1のエンベ
ロープ傾きデータが第3のエンベロープ傾きデータとし
て出力される。また、エンベロープデータ演算手段23
において、第7図のDFF71のリセット人力Rが「1
」となりエンベロープデータは「0」にリセットされる
つぎに、アサイナ2は発音開始信号S20を「0」に戻
す。エンベロープデータ演算手段23において、エンベ
ロープデータは、初期値0から、ラッチ信号(ラッチ信
号発生手段は図示せず)の立ち上がり毎に第3のエンベ
ロープ傾きデータを累算して増加していく。エンベロー
プデータがアタックレベルデータよりまだ小さいときは
、一致検出手段30の出力は「0」なのでインバータ3
2の出力は「1」となる。DFF40の出力Qは「1」
なのでANDゲート34の出力は「1」となり、アタッ
クフラグ(ATK)は「1」を保つ。また、DFF41
の出力Qは「0」0なのでORゲート38の出力は「0
」となり、デイケイフラグ(D CY)は「0」のまま
である。また、押鍵信号は「1」なので、リリースフラ
グ(RLS)も「0」のままである。したがって、セレ
クタ43において、選択入力は5O=1゜51=0,5
2=0となり、アタックの傾きデータ(Do)が選択さ
れる。また、第3のエンベロープ傾きデータとして第1
のエンベロープ傾きデータが選択されるので、エンベロ
ープデータがアタックレベルデータより小さい期間では
エンベロープデータはアタックの傾きデータにしたがっ
て増加していく。
エンベロープデータが増加してアタックレベルデータに
一致すると、一致検出手段30の出力は「1」となる。
DFF40の出力Qは「1」なので、ORゲート38の
出力は「1」、デイケイフラグ(D CY)は「1」と
なる。ANDゲート34の出力は「0」、アタックフラ
グ(ATK)は「0」となる。次のラッチ信号の立ち上
がりでDFF40には「0」がDFF41には「1」が
記憶される。したがって、一致検出手段31の出力が「
0」である間、つまりエンベロープデータがサステイン
レへルデータに一致しない間は、デイケイフラグ(DC
Y)=1、アタックフラグ(ATK)=0が保たれる。
リリースフラグ(RLS)はOのままである。セレクト
43において、選択入力は5O=O,51=1,52=
Oとなり入力D1のデイケイの傾きデータが選択される
。第3のエンベロープ傾きデータとして第1のエンベロ
ープ傾きデータが選択されるので、エンベロープデータ
演算手段23においてデイケイの傾きデータか累算され
る。デイケイの傾きデータは負の値なので、アタックレ
ベルに到達した後のエンベロープデータは、デイケイの
傾きデータにしたがって減衰する。
エンベロープデータが減衰してサスティンレベルデータ
に一致すると、一致検出手段31の出力は「1」となる
。インバータ33の出力は「0」、ORゲート38の出
力も「0」となりデイケイフラグ(D CY)は「0」
となる。アタックフラグ(ATK) 、リリーフフラグ
(RLS)は「0」のままである。ラッチ信号の立ち上
がりでDFF40、DFF41には、ともに「0」が記
憶される。したがって、押鍵信号が「1」である間は、
(アタックフラグ(ATK)= (デイケイフラグ(D
CY)) −(リリースフラグ(RLS))0が保たれ
る。セレクタ43において選択入力は5O=S1=S2
=0となり、入力DO,Di。
D2のいづれも選択されないので、第1のエンベロープ
傾きデータとして「0」が出力される。第3のエンベロ
ーフ傾きデータとして第1のエンベロープ傾きデータが
選択されるので、エンベロープデータ演算手段23にお
いて「0」が累算されることになり、エンベロープデー
タはサスティンレベルデータの値のまま変化しない。
鍵盤回路1において離鍵されると、アサイナ2は押鍵信
号S21を「0」にする。インバータ42の出力は「1
」となり、リリースフラグ(RLS)は「1」となる。
アタックフラグ(ATK)とデイケイフラグ(DCY)
はともに「0」のままとなるので、セレクタ43におい
て、選択入力は5O=0.51=O,52=1となり、
入力D2のリリースの傾きデータが選択される。第3の
エフ”<ローフ傾きデータとして第1のエンベロープ傾
きデータが選択されるので、エンベロープデータはリリ
ースの傾きデータにしたがって減衰していく。
このようにして、ADSR(アタック デイケイ、サス
ティン、リリースの頭文字をとった略称)型のエンベロ
ープデータが発生する。また、発音開始信号が「1」→
「0」になると波形発生手段10から波形データが発生
する。波形データとエンベロープデータは乗算器12に
おいて乗算され、その乗算結果はDAC13でアナログ
信号に変換される。こうして、サウンドシステム6にお
いて楽音が再生されることになる。
なお、アタックレベルデータ、サスティンレベルデータ
、アタックの傾きデータ、デイケイの傾きデータ、リリ
ースの傾きデータはあらかじめ定められ、アサイナ2か
ら与えられるものとする。
鍵盤回路lにおいて一度に31!はど押鍵がなされると
、アサイナ2は楽音発生手段3,4.5から合計3鍵分
の楽音を発生させる。その後、離鍵されると、楽音のエ
ンベロープデータはリリースの傾きデータにしたがって
減衰していく。エンベロープデータがrOJにならない
うちに新たな押鍵がなされると、アサイナ2は楽音発生
手段3゜4.5のエンベロープデータS30  S31
  S32を読み取り、最もエンベロープデータが小さ
い、つまり最も音量の小さい楽音発生手段に新たな発音
を割り当てる。しかし、エンベロープデータが「0」に
なる前に新たに発音を開始させると、楽音信号が不連続
になりノイズが発生してしまうので、アサイナ2は、楽
音発生手段にファーストダンプを指示してエンベロープ
を急速に減衰させ、エンベロープデータが「0」になっ
た後で新しい楽音を発音させる。
以下に、ファーストダンプ時の動作を説明する。
アサイナ2は、最もエンベロープデータの小さい楽音発
生手段に対してファーストダンプ信号を「1」にする。
ファーストダンプ信号が「1」になると、第3のエンベ
ロープ傾きデータ発生手段22においてセレクタ60は
第2のエンベロープ傾きデータを選択する。よって、エ
ンベロープはADSR型のエンベロープからファースト
ダンプ用のエンベロープに切り替わる。ファーストダン
プ時のエンベロープの形状は第1.第2.第3のファー
ストダンプ傾きデータと折点レヘル1,2の5つのデー
タによって決められる。エンベロープデータが折点レベ
ル1より大きい時は第1のファーストダンプ傾きデータ
が、エンベロープデータが折点レベル1以下でかつ折点
レベル2より大きい時は第2のファーストダンプ傾きデ
ータが、そしてエンベロープデータが折点レベル2以下
の時は第3のファーストダンプ傾きデータが、それぞれ
第2のエンベロープ傾きデータとして選択される(ただ
し折点レベル1は折点レベル2より大きいとする)。第
5図において、エンベロープデータが折点レベル1より
大きい時は、比較手段50の出力は「1」、手段51の
出力も「1」となり、ANDゲート53の出力は「0」
、インバータ54の出力もrOJとなる。したがって、
セレクタ55の選択入力は5O=1,51=O。
52=0となり、入力DOの第1のファーストダンプ傾
きデータが選択される。エンベロープデータが折点レベ
ル1以下でかつ折点レベル2より大きい時は、比較手段
50の出力は「Oヨ、比較手段51の出力は「1」とな
る。この時、セレクタ55の選択入力は5O=0,51
=1,52=0となり、入力D1の第2のファーストダ
ンプ傾きデータが選択される。エンベロープデータが折
点レベル2以下の時は、比較手段50の出力は「0」、
比較手段51の出力はrOJとなる。この時、セレクタ
55の選択入力は5O=0,51=O,52=1となり
、入力D2の第3のファーストダンプ傾きデータが選択
される。こうしてファーストダンプ時のエンベロープの
傾キヲエンベロ−7” f −夕の値に応じて変えるこ
とができる。第1.第2゜第3のファーストダンプ傾き
データは、すべて負の値で、第1.第2.第3のファー
ストダンプ傾きデータの順に絶対値が大きくなるように
設定する。これは、「全体の音量がほぼ一定の時、その
中の1つの音の音量が小さくなればなるほど、その音を
識別しにくくなる」という聴感上の特性を利用しており
、音量が大きい時は比較的ゆっくりエンベロープを減衰
させ、音量が小さくなるほど急速にエンベロープを減衰
させて、音色の不自然さやノイズを発生させることな(
ファーストダンプを行うことができる。
なお、折点レベル1.折点レベル2、第1〜第3のファ
ーストダンプ傾きデータはあらかじめ定められ、アサイ
ナ2から与えられるものとする。
以上述べたファーストダンプ及びファーストダンプを行
わない場合のエンベロープの変化を第8図に示す。第8
図において、ファーストダンプがない場合には、エンベ
ロープは実線で示すようにADSRの変化をする。離鍵
後にファーストダンプが発生した場合には、エンベロー
プは破線で示すように折点レベル1,2で傾きを変えな
がら減衰する。
エンベロープデータが「0」になると、アサイナ2はフ
ァーストダンプ信号を「0」、押鍵信号を「1」、発音
開始信号を「1」→「0」とすることによって、楽音発
生手段から新たな楽音の発生させる。
以上のように本、実施例によれば、ファーストダンプ時
に、エンベロープデータの値に応じてエンベロープの傾
きを変えることにより、音色の不自然さやノイズを発生
させることなく急速なエンベロープの減衰、つまり発音
停止を行うことができる。
なお本実施例では、第3のエンベロープ傾きデータ発生
手段を第1.第2のエンベロープ傾きデータのいずれか
を選択するセレクタとしたが、これを DE3=α*DE1+β*DE2 の演算を行う演算手段としてもよい。ただし、DEIは
第1のエンベロープ傾きデータ、DBPは第2のエンベ
ロープ傾きデータ、DE3は第3のエンベロープ傾きデ
ータを表し、係数αはファーストダンプ以外の時は1、
ファーストダンプ時はOから1の間の一定値をとり、係
数βはファーストダンプ以外の時は0、ファーストダン
プ時は1の値をとる。これによって、本来のリリース状
態でのエンベロープの傾きとエンベロープデータの値の
2つの要素に応じてファーストダンプ時のエンベロープ
の傾きを変えることができ、本実施例と同等の効果が得
られる。またこの場合、DE3を算出してからDE3を
累算してエンベロープデータを算出する代わりに、エン
ベロープデータにDEI。
DBPを別々に加算してもよい。つまり、エンベロープ
データをENVで表すと、 DE3=α*DE1+β*DE2 ENV=ENV+DE 3 の代わりに ENV=ENV+α*DEI ENV=ENV+β*DE2 としても良いのは言うまでもない。
また本実施例では、第2のエンベロープ傾きデータはエ
ンベロープデータの値に応じて変化したが、第2のエン
ベロープ傾きデータはエンベロープデータにかかわらず
一定にして、第3のエンベロープ傾きデータ発生手段を DE3=α*DE1+β*DE2 の演算を行う演算手段としてもよい。ただし、係数αは
ファーストダンプ以外の時は1、ファーストダンプ時は
Oの値をとり、係数βはファーストダンプ以外の時は0
、ファーストダンプ時はエンベロープデータの値に応し
て0から1の範囲で変化する値をとる。ファーストダン
プ時に、エンベロープデータの値に応じてβの値を変え
ることは、β−1で一定でありDE2がエンベロープデ
ータに応じて変わる本実施例の場合と等価であるから、
この場合も本実施例と同じ効果が得られる。
発明の効果 以上のように本発明は、楽音の音色を形成するための第
1のエンベロープ傾きデータを発生する第1のエンベロ
ープ傾きデータ発生手段と、楽音の急速な発音停止のた
めの第2のエンベロープ傾きデータをエンベロープデー
タに応じて変化させながら発生する第2のエンベロープ
傾きデータ発生手段と、第1のエンベロープ傾きデータ
と第2のエンベロープ傾きデータを発音状態に応じて演
算して第3のエンベロープ傾きデータを発生する第3の
エンベロープ傾きデータ発生手段と、前記第3のエンベ
ロープ傾きデータに基づいてエンベロープデータを演算
するエンベロープデータ演算手段とを設けることにより
、音色の不自然さやノイズを発生させることなく急速な
エンベロープの減衰つまり発音停止を行い、次の楽音を
すぐに発音させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における電子楽器の楽音制御
装置のブロック図、第2図は第1図の楽音発音発生手段
の具体的なブロック図、第3図は第2図のエンベロープ
データ発生手段の具体的なブロック図、第4図は第3図
の第1のエンベロープ傾きデータ発生手段の具体的なブ
ロック図、第5図は第3図の第2のエンベロープ傾きデ
ータ発生手段の具体的なブロック図、第6図は第3図の
第3のエンベロープ傾きデータ発生手段の具体的ナフロ
ック図、第7図は第3図のエンベロープデータ演算手段
の具体的なブロック図、第8図はエンベロープの変化の
特性図である。 1・・・・・・鍵盤回路、2・・・・・・アサイ′す、
3,4.5・・・・・・楽音発生手段、6・・・・・・
サウンドシステム、10・・・・・・波形データ発生手
段、11・・・・・・エンベロープデータ発生手段、1
2・・・・・・乗算器、13・旧・・DAC。 20・・・・・・第1のエンベロープ傾きデータ発生手
段、21・・・・・・第2のエンベロープ傾きデータ発
生手段、22・・・・・・第3のエンベロープ傾きデー
タ発生手段、23・・・・・・エンベロープデータ演算
手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)楽音の音色を形成するための第1のエンベロープ
    傾きデータを発生する第1のエンベロープ傾きデータ発
    生手段と、 楽音の急速な発音停止のための第2のエンベロープ傾き
    データを発生する第2のエンベロープ傾きデータ発生手
    段と、 前記第1のエンベロープ傾きデータと前記第2のエンベ
    ロープ傾きデータから、楽音の発音状態に応じて第3の
    エンベロープ傾きデータを発生する第3のエンベロープ
    傾きデータ発生手段と、前記第3のエンベロープ傾きデ
    ータに基いてエンベロープデータを演算して出力するエ
    ンベロープ演算手段とを具備し、 前記第2のエンベロープ傾きデータ発生手段は前記エン
    ベロープデータに応じて前記第2のエンベロープ傾きデ
    ータの値を変化させることを特徴とする電子楽器の楽音
    制御装置。
  2. (2)第3のエンベロープ傾きデータ発生手段は、楽音
    の発音状態に応じて第1のエンベロープ傾きデータと第
    2のエンベロープ傾きデータのいずれかを選択し、第3
    のエンベロープ傾きデータとして出力する選択手段であ
    ることを特徴とする請求項1記載の電子楽器の楽音制御
    装置。
  3. (3)第3のエンベロープ傾きデータ発生手段は、第1
    のエンベロープ傾きデータ(DE1)と第2のエンベロ
    ープ傾きデータ(DE2)とからDE3=α*DE1+
    β*DE2(α、βは所定の係数) となる第3のエンベロープ傾きデータ(DE3)を演算
    し、第3のエンベロープ傾きデータとして出力する演算
    手段であることを特徴とする請求項1記載の電子楽器の
    楽音制御装置。
  4. (4)楽音の音色を形成するための第1のエンベロープ
    傾きデータを発生する第1のエンベロープ傾きデータ発
    生手段と、 楽音の急速な発音停止のための第2のエンベロープ傾き
    データを発生する第2のエンベロープ傾きデータ発生手
    段と、 前記第1のエンベロープ傾きデータと前記第2のエンベ
    ロープ傾きデータから楽音の発音状態に応じて第3のエ
    ンベロープ傾きデータを発生する第3のエンベロープ傾
    きデータ発生手段と、前記第3のエンベロープ傾きデー
    タに基いてエンベロープデータを演算して出力するエン
    ベロープ演算手段とを具備し 前記第3のエンベロープ傾きデータ発生手段はDE3=
    α*DE1+β*DE2 DE1:第1のエンベロープ傾きデータ DE2:第2のエンベロープ傾きデータ DE3;第3のエンベロープ傾きデータ α、β:楽音の発音状態に応じて変化する 係数 となる演算をして第3のエンベロープ傾きデータを出力
    することを特徴とする電子楽器の楽音制御装置。
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JP2008701A Pending JPH03212691A (ja) 1990-01-18 1990-01-18 電子楽器の楽音制御装置

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JP (1) JPH03212691A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04115295A (ja) * 1990-09-06 1992-04-16 Yamaha Corp 楽音制御装置
JPH09179558A (ja) * 1995-12-21 1997-07-11 Yamaha Corp 楽音生成方法

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JPH04115295A (ja) * 1990-09-06 1992-04-16 Yamaha Corp 楽音制御装置
JPH09179558A (ja) * 1995-12-21 1997-07-11 Yamaha Corp 楽音生成方法

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