JPH0155469B2 - - Google Patents

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JPH0155469B2
JPH0155469B2 JP57201022A JP20102282A JPH0155469B2 JP H0155469 B2 JPH0155469 B2 JP H0155469B2 JP 57201022 A JP57201022 A JP 57201022A JP 20102282 A JP20102282 A JP 20102282A JP H0155469 B2 JPH0155469 B2 JP H0155469B2
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signal
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Akio Imamura
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Yamaha Corp
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Publication of JPH0155469B2 publication Critical patent/JPH0155469B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、電子楽器におけるタツチレスポン
ス制御に関し、特に、楽音の発音段階に応じて異
なる割合でイニシヤルタツチ検出信号とアフタタ
ツチ検出信号を重み付け合成し、その合成出力に
より制御を行うようにしたことに関する。
従来技術 電子楽器のタツチレスポンス制御には、イニシ
ヤルタツチ制御及びアフタタツチ制御などが知ら
れているが、従来知られたものはいずれも、鍵タ
ツチ検出信号の楽音に対する効き具合は一意に鍵
タツチの強度に依存しており、楽音の発音段階も
しくは発音時の時間経過は考慮されていなかつ
た。そのため、発音減衰中に不自然な音量増強が
なされる、等の不都合が起ることがあつた。特
に、各鍵に共通のアフタタツチセンサを使用し、
かつ複音同時発音可能とした場合、そのような不
都合が起り易い。例えば、或る鍵が離鍵され、そ
の鍵に関する楽音を減衰発音しているときに、別
の鍵が強いタツチで押圧されたとすると、この強
いタツチに応じた鍵タツチ検出信号によつて減衰
発音中の音が音量増強されてしまうことがある。
発明の目的及び構成の概要 この発明は上述のような欠点を除去するために
なされたもので、イニシヤルタツチセンサとアフ
タタツチセンサの両方を使用する場合において最
適なタツチレスポンス制御を行いうる電子楽器を
提供することを目的とする。
さらに、本発明は、各鍵共通のアフタタツチセ
ンサを使用する場合において不都合のないタツチ
レスポンス制御を行いうる電子楽器を提供するこ
とを目的とする。
この発明に係る電子楽器は、楽音を選択するた
めの複数の鍵を具える鍵盤と、上記鍵盤での押鍵
によつて選択された楽音を、該押鍵に基づく時間
関数としてのエンベロープ信号によつて制御して
発生する楽音発生手段と、上記鍵盤で押鍵された
鍵の押鍵操作当初の鍵タツチを検出してイニシヤ
ルタツチ検出信号を出力するイニシヤルタツチ検
出手段と、上記鍵盤で押鍵された鍵の押圧中の鍵
タツチを検出してアフタタツチ検出信号を出力す
るアフタタツチ検出信号と、上記楽音発生手段に
おけるエンベロープ信号の立上り部ではイニシヤ
ルタツチ検出信号の割合が大きくなるように、立
上り部を過ぎてからはアフタタツチ検出信号の割
合が大きくなるように、上記イニシヤルタツチ検
出信号と上記アフタタツチ検出信号とを重み付け
合成する重み付け合成手段とを具え、上記重み付
け合成手段の出力により上記楽音発生手段で発生
される楽音を制御することを特徴とするものであ
る。
これにより、重み付け合成手段の出力により実
現されるタツチレスポンス制御は、楽音の立上り
部ではイニシヤルタツチ検出信号によつてより大
きな割合で制御され、立上り部を過ぎてからはア
フタタツチ検出信号によつてより大きな割合で制
御されるようになる。一般に、イニシヤルタツチ
検出信号に基づく制御は音の立上り部の制御に重
点を置くことが好ましく、また、アフタタツチ検
出信号に基づく制御は音の持続状態における制御
に重点を置くことが好ましい。従つて、この発明
によれば、イニシヤルタツチセンサとアフタタツ
チセンサの両方を使用する場合において最適なタ
ツチレスポンス制御を行うことができる。
また、タツチレスポンス制御の制御性能を高め
るためには、音の立上り部においてアフタタツチ
検出信号の影響を多少なりとも及ぼせることが好
ましく、反対に音の持続状態においてはイニシヤ
ルタツチ検出信号の影響を多少なりとも及ぼせる
ことが好ましい。その意味で、この発明によれ
ば、前記割合に応じて、楽音の立上り部ではアフ
タタツチ検出信号の成分を残すことができ、ま
た、音の持続状態ではイニシヤルタツチ検出信号
の成分を残すことができるので好都合である。
更に、この発明に係る電子楽器は、複数の鍵を
具える鍵盤と、同時に複数の楽音の発生が可能で
あつて、上記鍵盤で押鍵された各鍵に対応する楽
音を、それぞれ当該鍵の押鍵に対応して立上り離
鍵に対応して減衰する振幅エンベロープを付加し
て、発生する楽音発生手段と、上記鍵盤における
鍵の押圧速度、押圧力、押圧深さ等の鍵タツチを
全鍵共通に検出してタツチ検出信号を出力するタ
ツチ検出手段とを具え、上記楽音発生手段で発生
される各楽音の振幅をそれぞれ上記タツチ検出信
号によつて制御するようにした電子楽器におい
て、上記楽音発生手段が、発生している各楽音の
うち振幅エンベロープが減衰状態にある楽音に対
する上記タツチ検出信号による振幅制御を抑制す
る手段を有すことを特徴とするものである。
これにより、ある鍵の減衰発音中に別の鍵が強
いタツチで押鍵された場合、減衰発音中の楽音に
対するタツチ検出信号による振幅制御が抑制され
るので、該減衰楽音中の楽音が音量増強されてし
まうという不都合は起らなくなる。
実施例 以下添付図面を参照してこの発明の一実施例を
詳細に説明しよう。
第1図において、鍵盤10は楽音を選択するた
めの複数の鍵を具えており、各鍵に対応してキー
スイツチが設けられている。押鍵検出回路11は
各キースイツチのオン・オフを検出し、押圧され
た鍵に関する情報を発音割当て回路12に与え
る。発音割当て回路12は、楽音信号発生回路1
3における複数(N)楽音発生チヤンネルのいず
れかに対して押圧鍵を割当てるための処理を、押
鍵検出回路11から与えられた情報にもとづき行
なう。例えば、Nチヤンネル分の時分割タイムス
ロツテに対応して、各チヤンネルに割当てた鍵を
示すキーコードKC及び各チヤンネルに割当てた
鍵が押鍵持続中であるか否か(離鍵)を示すキー
オン信号KONが発音割当て回路12から時分割
的に出力される。また、新たな鍵が或るチヤンネ
ルに割当てられた瞬間に(該鍵の押圧が開始され
たときに)、該チヤンネルのタイムスロツトに対
応して1発のキーオンパルスKONP発音割当て
回路12から出力される。
楽音信号発生回路13は、発音割当て回路12
から各チヤンネルに対応して与えられたキーコー
ドKCに基づき、該キーコードKCの値に応じて定
まる音名及びオクターブをもつ楽音信号を発生
し、この楽音信号に対して音色選択装置14から
与えられた音色選択情報TCに応じた音色を付与
すると共に、エンベロープ発生器15から与えら
れる音量、音色、音高、変調効果等の楽音構成要
素を制御するための各種エンベロープ信号VLに
従つて前記楽音信号に関する楽音信号要素を制御
する。この楽音信号発生回路13で発生した楽音
信号はサウンドシステム16に与えられる。
鍵盤10に関連してタツチ検出装置17が設け
られており、鍵の押圧速度、押圧力、押圧深さ等
にもとづき鍵タツチを検出する。一例として、タ
ツチ検出装置17は、鍵の押し始めにおける鍵タ
ツチを検出するためのイニシヤルタツチ検出装置
17Aと、鍵押圧持続時における鍵タツチを検出
するためのアフタタツチ検出装置17Bとを含ん
でいる。タツチ検出装置17A,17Bの構成は
公知あるいは未公知の如何なるものを用いてもよ
い。この実施例ではデイジタルのタツチ検出信号
を得るようにしているが、そのためには、初めか
ら鍵タツチをデイジタルで検出するもの、あるい
は鍵タツチをアナログで検出した後アナログ/デ
イジタル変換するもの、等任意に構成してよい。
例えば、イニシヤルタツチ検出装置17Aは、
各鍵毎に独立にイニシヤルタツチセンサを具備し
ており、各鍵のイニシヤルタツチ検出信号を並例
的に出力する。他方、アフタタツチ検出装置17
Bは各鍵共通のセンサから成り、押圧力または深
さが最も強い鍵に応答してタツチ検出信号を出力
する。イニシヤルタツチ検出装置17Aから出力
された各鍵のタツチ検出信号はセレクタ18に与
えられ、発音割当て回路12から与えられたキー
コードKCに従つて選択される。こうして、各チ
ヤンネルに割当てられた鍵に対応するタツチ検出
信号がそのチヤンネルタイミングに同期して時分
割多重的にセレクタ18から出力される。尚、ア
フタタツチ検出装置17Bを各鍵毎に独立に設け
てもよく、その場合セレクタ18と同様のセレク
タをアフタタツチ検出装置17Bに対応して設け
るものとする。他方、イニシヤルタツチ検出装置
17Aを各鍵共通としてもよい。更に、両検出装
置17A,17Bを共通のセンサを利用して(し
かしセンサの出力データ処理の仕方は夫々異なら
せて)構成してもよい。
エンベロープ発生器15は、発音割当て回路1
2から与えられたキーオン信号KON及びキーオ
ンパルスKONPにもとづき、楽音の音量、音高、
音色、変調効果等を制御するための時間関数とし
ての各種エンベロープ信号VLを各チヤンネルに
対応して夫々発生する。このエンベロープ信号
VLの形状(関数形)を設定もしくは制御するた
めに音色選択情報TCが利用される。各チヤンネ
ルにおける楽音の発音段階もしくは発音時の時間
経過は、このエンベロープ発生器15における各
チヤンネルのエンベロープ信号発生状態から判明
する。そこで、そのような各チヤンネル毎のエン
ベロープ信号発生状態つまり発音段階を示すステ
ート信号STをエンベロープ発生器15から取り
出し、これをタツチ検出信号スケーラ19に与え
るようにしている。
タツチ検出信号スケーラ19は、セレクタ18
から与えらたイニシヤルタツチ検出信号ITとア
フタタツチ検出装置17Bから与えられたアフタ
タツチ検出信号ATの値を、前記ステート信号
STに応じて(つまり各チヤンネルにおける発音
段階に応じて)スケートリング制御するものであ
る。尚、この例では、音色選択状報TCもスケー
ラ19に与えられており、音色にも応じてタツチ
検出信号が制御されるようになつている。こうし
て制御されたイニシヤルタツチ検出信号IT′及び
アフタタツチ検出信号AT′は、エンベロープ発生
器15に与えられて該発生器15で発生すべきエ
ンベロープ信号を鍵タツチに応じて制御すると共
に、必要に応じて楽音信号発生回路13にも与え
られ、エンベロープ以外の楽音要素の鍵タツチス
ポンス制御のために使用される。こうして、各チ
ヤンネルにおける楽音の発音段階もしくは時間経
過つまりエンベロープ信号発生状態に応じて鍵タ
ツチ検出信号の値が制御され、タツチレスポンス
制御の効き具合を制御することができる。
第2図にはエンベロープ発生器15の一例がタ
ツチ検出信号スケーラ19の一例と共に示されて
いる。タツチ検出信号スケーラ19は、イニシヤ
ルタツチ係数メモリ20と、このメモリ20から
読み出した係数ICをセレクタ18(第1図)か
らのイニシヤルタツチ検出信号ITに乗算するた
めの乗算器21と、アフタタツチ検数メモリ22
と、このメモリ22から読み出した係数ACを検
出装置17B(第1図)からのアフタタツチ検出
信号ATに乗算するための乗算器23とを含んで
いる。乗算器21,23から出力されたスケーリ
ング済みのタツチ検出信号IT′AT′はエンベロー
プ発生器15の目標値供給用加算器24に与えら
れる。
エンベロープ発生器15は、チヤンネル数Nに
対応するNステージのシフトレジスタ25を含ん
でおり、このシフトレジスタ25の各ステージに
各チヤンネルのエンベロープ信号の瞬時値VLを
ストアしている。シフトレジスタ25はシステム
クロツクパルスφによつてチヤンネル時分割タイ
ムスロツトに同期してシフト制御される。シフト
レジスタ25の出力データは演算器26に与えら
れ、ゲート27を介して与えられる単位演算時間
当りの増加値もしくは減少値を示す変化幅データ
△Vによつて加算もしくは演算される。この演算
器26の出力は、常時はB入力を選択しているセ
レクタ28のB入力を介してシフトレジスタ25
に入力される。セレクタ28は発音割当て回路1
2(第1図)から与えられるキーオンパルス
KONPによつてA入力を選択し、加算器24か
ら与えられる目標値TGを示すデータをシフトレ
ジスタ25に入力するが、それ以外のときはB入
力を選択する。
目標値供給用加算器24は、シフトレジスタ2
5及び演算器26のループにおける加減演算の到
達目標値TGを示すデータを比較器29のA入力
に供給する。比較器29は、B入力に与えられる
シフトレジスタ25の出力すなわち各チヤンネル
のエンベロープ信号の瞬時値VLとA入力の目標
値TGとを比較し、両入力A,Bの値の関係に応
じて出力信号を生じる。
ステート制御回路30は、エンベロープ信号形
成のための演算状態を制御するためのものであ
り、一例として、この演算状態はエンベロープ波
形における典型的な4つの状態もしくは部分つま
りアタツクA、デイケイD、サステインS、レリ
ースRに対応している。すなわち、ステート制御
回路30は、エンベロープ波形の4つの部分A,
D,S,Rのうちどの部分に対応する演算を行な
うべきかを指示するステート信号STを各チヤン
ネル毎に時間分割的に出力する。このステート制
御のために、発音割当て回路12(第1図)から
のキーオン信号KON及びキーオンパルスKONP
及び比較器29の出力信号及び音色選択情報TC
が、ステート制御回路30に入力される。
第3図bにおいては、エンベロープ波形の4つ
の部分A,D,S,Rの典型例が一点鎖線によつ
て示されている。この一点鎖線によつて示したエ
ンベロープ波形はタツチコントロールがかけられ
なかつたときの状態を示している。エンベロープ
はイニシヤルレベルILから始まり、そこからア
タツクレベルALまで一定のレート(アタツクレ
ート)で値が時間的に変化し、これによりアタツ
ク部分Aのカーブが形成される。アタツクレベル
ALからサステインレベルSLまでの別の一定レー
ト(デイケイレート)で値が時間的に変化し、デ
イケイ部分Dのカーブが形成される。その後、離
鍵されるまでサステインレベルSLを保持し、こ
れがサステイン部分Sとなる。離鍵にもとづき、
サステインレベルSLからレリースレベルRLまで
別の一定レート(レリースレート)で値が時間的
に変化し、レリース部分Rのカーブが形成され
る。
第2図において、目標値メモリ31は、エンベ
ロープ波形における各変化ポイントのレベル情報
(上述の各レベルIL,AL,SL,RL)を各音色毎
に予め記憶しており、ステート信号STに応じて
所定の変化ポイントのレベル情報を読み出すよう
になつており、読み出されるレベル情報の値は音
色選択情報TCによつて指定された音色に対応す
る所定値に設定されている。第3図cには1チヤ
ンネル分のキーオン信号KONの一例がb時間軸
に対応して示されており、これに対応してステー
ト信号STの一例も示されている。ステート信号
STが“O”のときはイニシヤル状態を示してい
る。ステート信号STに対応して目標値メモリ3
1から読み出される目標値レベルデータTLの内
容が第3図cに示されている。すなわち、ステー
ト信号STがイニシヤルステート(全く発音がな
されていない状態)を示しいるときはイニシヤル
レベルILがメモリ31から読み出され、アタツ
クステートAのときはアタツクレベルALLが読
み出され、デイケイステートD及びサステインス
テートSのときはサステインレベルSLが読み出
され、レリースステートRのときはレリースレベ
ルRLが読み出される。メモリ31から読み出さ
れたデータTLが加算器24に与えられ、タツチ
検出信号スケーラ19の乗算器21,23から与
えられたタツチ検出信号IT′,AT′と加算される。
仮りにタツチ検出信号IT′,AT′が共に“0”で
あるとすると、メモリ31から読み出されたデー
タTLがそのまま目標値TGとして加算器24か
ら出力される。そして、IT′,AT′が0以外の値
をとれば、TLの値にこのIT′,AT′を加算して
TLを変更したものが目標値TGとなる。
変化幅データメモリ32には、アタツクステー
トA、デイケイステートD、レリースステートR
におけるエンベロープ信号の変化レートすなわち
アタツクレートAR、デイケイレートDR、レー
スレートPRを示す変化幅データが各音色に対応
して予め記憶されている。ステート信号STによ
つて指示されたステートに対応してレートAR,
DRまたはRRを示すデータがメモリ32から読
み出され、この読み出されたデータの値は音色選
択情報TCによつて指定された音色に対応して設
定されている。一般に、アタツクレートARは正
の値であり、デイケイレートDR及びレリースレ
ートRRは負の値である。
メモリ32から読み出された変化幅データはセ
レクタ33のA入力を介してゲート27に与えら
れる。セレクタ33はステート信号STがサステ
インステートSを示しているときのみB入力を選
択し、それ以外のときはA入力を選択する。演算
タイミング制御回路34は、演算時間間隔を規制
する一定周期のタイミング信号を発生するもの
で、このタイミング信号の1パルス幅はNチヤン
ネル分の時分割タイムスロツトが1巡する時間に
対応している。回路34から発生されたタイミン
グ信号はアンド回路35を介してゲート27のイ
ネーブル入力Eに与えられる。アンド回路35の
他の入力には、比較器29の両入力A,Bの一致
を示す一致信号EQ(A=Bのとき“1”)をイン
バータ36で反転したものが与えられる。
こうして、A,D,Rのステートにおいてメモ
リ32から読み出された各レートAR,DR,RR
を示す変化幅データがセレクタ33を通過し、ゲ
ート27で所定の演算タイミングで周期的に繰返
し選択されて変化幅データ△Vとして演算器26
に与えられる。演算器26による演算によつて、
シフトレジスタ25にストアされていたエンベロ
ープ信号瞬時値VLは、一定の演算タイミング毎
にレートAR,DR,RRに応じた変化幅で順次増
加または減少する。この瞬時値VLが目標値TG
に一致したとき、一致信号EQが“1”となり、
その反転信号の“0”によつてアンド回路3
5及びゲート27が不能化され、上述の演算が中
断される。
イニシヤルタツチ係数メモリ20及びアフタタ
ツチ係数メモリ22はイニシヤルタツチ検出信号
IT及びアフタタツチ検出信号ATをエンベロープ
の各ステートA〜R毎に及び各音色に対応して
夫々重みづけるための係数を予め記憶している。
音色選択情報TCの内容及びステート信号STによ
つて指示された現ステートに応じて予め定められ
た値をもつ係数IC,ACがメモリ20,22から
夫々読み出される。第3図cには、各ステートに
対応するイニシヤルタツチ係数IC及びアフタタ
ツチ係数ACの値の一例が示されている。この例
によれば、イニシヤルタツチ係数ICはイニシヤ
ルステート(全く発音していない状態)のとき
「1」であり、イニシヤルタツチ検出信号ITがそ
のままのレベルで目標レベルデータTL(このとき
はIL)に加算されることを可能にする。ICはア
タツクステートのときも「1」であり、デイケイ
ステートD及びサステインステートSのとき「1/
4」、レリースステートRで「0」である。一般に
イニシヤルタツチコントロールは音の立上時の制
御に重点を置くことが好ましいので、上記例のよ
うにイニシヤルステート及びアタツクステートA
で係数ICが最大であり、以後小さくなつている。
また第3図cの例によれば、アフタタツチ係数
ACはイニシヤルステートで「0」であり、アタ
ツクステートAで「1/2」、デイケイステートD及
びサステインステートSで「1」、レースステー
トRで「0」である。これは、一般にアフタタツ
チ制御は音の持続状態における制御に重点を置く
のが好ましいからである。そして、両係数IC,
AC共レリースステートRで「0」なのは、離鍵
後の減衰発音中は鍵タツチ制御を効かせないよう
にするのが好ましいからである。しかし、係数
IC,ACの設定の仕方は上述の例に限らず適宜設
定可能である。第3図cのTGの欄には、上述の
ような値の係数IC,ACによつてスケーリング制
御された各タツチ検出信号IT′,AT′と目標レベ
ルデータTLの加算結果「TL+IT′+AT′」つま
り目標値TGの各ステート毎の内容を元のタツチ
検出信号IT,ATを用いて表わしものが示されて
いる。
第3図aには1鍵分のイニシヤルタツチ検出信
号ITとアフタタツチ検出信号ATの一例が同図b
と同じ時間軸で示されている。イニシヤルタツチ
検出信号ITは鍵の押し始めのタツチを検出した
ものであり、鍵の押し始めで検出したイニシヤル
タツチの強さを示す信号がその後も持続的に保持
される。他方、アフタタツチ検出信号ATは鍵押
圧持続時における鍵タツチの強さに応じて変化す
る。第3図aように鍵タツチ検出信号に応じて第
3図bの一点鎖線のエンベロープ波形を制御した
ものが同図bに実線で示されている。各変化ポイ
ントにおける本来の目標値IL,AL,SL,RLに
対して、各ステートに応じて重みづけのなされた
鍵タツチ検出信号IT′,AT′を加算し、こうして
目標値を変更することによりエンベロープ信号に
対するタツチコントロールを行なうことが同図か
ら理解できる。
第4図にはステート制御回路30における1チ
ヤンネル分のステート切換動作の一例がフローチ
ヤートによつて示されている。始めはイニシヤル
ステートに設定されている(ブロツク37)。こ
のイニシヤルステートでは第3図cに示す例では
係数ICが「1」、ACが「0」であり、目標レベ
ルデータTLとしてイニシヤルレベルILのデータ
が読み出されている。従つて、加算器24から出
力される目標値TGは「IL+IT」である。鍵押圧
によつてキーオンパルスKONPが“1”になつ
たとき、セレクタ28のA入力を介して上記目標
値TGが選択され、シフトレジスタ25にロード
される。こうして、第3図bに示すように、実線
で示すエンベロープの初期値が「IL+IT」に設
定される。
ステート制御回路30では、キーオンパルス
KONPが“1”になつたときブロツク38が
YESとなり、ブロツク39に進み、ステートが
アタツクAに切換えられる。次にキーオン信号
KONが“1”であるか(つまり鍵押圧が持続し
ているか)を調べ(ブロツク40)、YESならば
比較器29の出力がA=BつまりTG=VLを示
しているか否かを調べる(ブロツク41)。ブロ
ツク41がNOならばブロツク40に戻り、ブロ
ツク40,41のループを繰返し、アタツクステ
ートAを維持する。
アタツクステートAではメモリ32からアタツ
クレートARを示す変化幅データが読み出され、
これがデータ△Vとして所定の演算タイミングで
繰返し演乗器26に与えられ、この演算結果がセ
レクタ28を介してシフトレジスタ25に与えら
れる。従つて、エンベロープ信号瞬時値VLはア
タツクレートARで徐々に増加する。一方、メモ
リ20,22からは第3図cの例では係数ICと
して「1」が、ACとして「1/2」が読み出され、
メモリ31からはTLとしてアタツクレベルALが
読み出される。従つて、アタツクステートAにお
いて加算器24から供給される目標値TGは
「AT+IT+AT/2」である。
やがて瞬時値VLが目標値TGに一致すると、
第4図のブロツク41はYESとなり、ステート
はデイケイDに切換えられる(ブロツク42)。
次のブロツク43ではキーオン信号KONが“1”
であるかを調べ、YESならば比較器29の出力
A=BすなわちTG=VLを示しているか否かを
調べる(ブロツク44)。ブロツク44がNOな
らばブロツク43に戻り、ブロツク43,44の
ループを繰返し、デイケイステートDを維持す
る。
デイケイステートDではメモリ32からデイケ
イレートDRを示す変化幅データが読み出され、
これがデータ△Vとして演算器26に与えられ
る。従つてエンベロープ信号瞬時値VLはデイケ
イレートDRで徐々に減少する。一方、メモリ2
0,22からは第3図cの例では係数ICとして
「1/4」が、ACとして「1」が読み出され、メモ
リ31からはTLとしてサステインレベルSLが読
み出される。従つて、デイケイステートDにおけ
る目標値TGは「SL+IT/4+AT」である。
やがて瞬時値VLが目標値TGに一致すると、
第4図のブロツク44がYESとなり、ステート
はサステインSに切換えられる(ブロツク45)。
次のブロツク46では音色選択情報TCにもとづ
き現在選択されている音色が持続音系か否か(減
衰音系か)を調べる。YESならばブロツク47
に進み、キーオン信号KONが“1”であるかを
調べ、KONが“0”になるまで(つまり離鍵さ
れるまで、すなわち鍵押圧が持続している間中)
このブロツク47で待機する。こうして、持読音
系の音色にあつては、鍵押圧が持続している間中
サステインステートSが維持される。
サステインステートSでは、メモリ32から何
のレートデータも読み出されず、かつセレクタ3
3はメモリ32の出力ではなくセレクタ48の出
力を選択する。また、メモリ20,22からは第
3図cの例では係数ICとして「1/4」が、ACと
して「1」が夫々読み出され、メモリ31からは
TLとしてサステインレベルSLが読み出される。
従つて、サステインステートSにおける目標値
TGは「SL+IT/4+AT」である。
サステインステートSにおいては、第3図aに
示すようなアフタタツチ検出信号ATの変化に追
従してエンベロープ瞬時値を変化させるようにし
ている。この場合、アフタタツチ検出信号ATの
変化に忠実に追従したとすると、第3図bに波線
で示したようなエンベロープの変化が得られる
が、タツチセンサのノイズも捨つてしまうためか
えつて好ましくない。そこで、アフタタツチ検出
信号AT変化に対してエンベロープの変化に適宜
の時定数をもたせ、かつ立上り変化に対しては比
較的素速く追従するよう時定数を設定するが、立
下り変化に対して比較的遅れて追従するように異
なる時定数を設定して、エンベロープ信号形成演
算を行なうようにしている。そのためにアフタタ
ツチ変化幅データメモリ49が設けられている。
このメモリ49は各音色に対応してアツプレート
R1とダウンレートR2のデータを夫々予め記憶
しており、音色選択情報TCによつて2つのレー
トR1,R2のデータが一緒に読み出される。ア
ツプレートデータR1は正の値、ダウンレートデ
ータR2は負の値、であり、R1>R2である。
セレクタ48の制御入力には、A>B(すなわち
TG>VL)のとき“1”となる比較器29の出
力信号が与えられ、この信号が“1”のときメモ
リ49からA入力に与えられたアツプレートデー
タR1を選択し、“0”のときB入力のダウンレ
ートデータR2を選択する。セレクタ48の出力
はセレクタ33を介してゲート27に与えられ、
所定の演算タミングにおいて演算器26に与えら
れる。
サステインステートSのとき、もし、アフタタ
ツチ検出信号ATが変化しなければ、目標値TG
と瞬時値VLとは一致しており、アンド回路35
が信号の“0”によつて不可能化され、レー
トデータR1,R2は演算器26に与えられな
い。従つて、エンベロープは一定のレベルを維持
する。アフタタツチ検出信号ATが第3図aのよ
うに変化したならば、目標値TGもこれに応じて
第3図bの波線にように変化する。この変化に応
じて比較器29ではA=B(TG=VL)が成立し
なくなり、A>BまたはA<Bが成立する。A>
BのときつまりTG>VLのとき、セレクタ48
でアツプレートデータR1を選択し、これが所定
の演算タイミングに従つてデータ△Vとして演算
器26に与えられる。これによりエンベロープ信
号瞬時値VLは比較的速く(アツプレートR1
で))増加し、やがてTG=VLもしくはTG<VL
となると、セレクタ48でダウンレートデータR
2に切換えられる。TG<VLならば、ゲート2
7が演算タイミングで開放され、ダウンレートデ
ータR2が演算器26に与えられる。これにより
エンベロープ信号瞬時値VLは比較的ゆつくりと
(ダウンレートで)減少する。こうしてサステイ
ンステートSにおいては目標値TGの変化(アフ
タタツチ検出信号ATの変化)に応じて該目標値
TGと現在値VLの大小が切換わる毎に演算レー
トがアツプレートR1もしくはダウンレートR2
に切換わり、このレートに従つてエンベロープ信
号瞬時値VLが変化する。そして、このVLの変化
において立上りに比べて立下りまゆるやかな特性
を示す。こうして、アフタタツチ検出信号ATに
のつたノイズを除去することができると共に、立
上りの時定数を立下りのそれに比べて速くしたた
め、不自然さを感じさせることなくアフタタツチ
検出信号ATに追従したエンベロープ信号を得る
ことができる。
やがて鍵押圧が解除されると、第4図のブロツ
ク47がNOとなり、ブロツク50に進み、ステ
ートがレースRに切換えられる。次のブロツク5
1ではキーオンパルスKONPが“1”であるか
どうかを調べ、NOならばブロツク52に進む。
ブロツク52では比較器29の比較結果がA=B
つまりTG=VLであるかどうかを調べ、NOなら
ばブロツク51に戻り、ブロツク51,52のル
ープを繰返し、レリースステートRを維持する。
レリースステートRではメモリ32からレリー
スステートRRを示す変化幅データが読み出さ
れ、これがセレクタ33、ゲート27を介してデ
ータ△Vとして演算器26に与えられる。従つ
て、エンベロープ信号瞬時値VLはレリースステ
ートRで徐々に減少する。一方、メモリ20,2
2からは第3図cの例では係数IC,ACとして
夫々「0」が読み出され、メモリ31からはTL
としてレリースレベルRLが読み出される。従つ
てレリースステートRにおける目標値TGは
「RL」である。やがて、瞬時値VLが目標値TG
すなわちRLに到達すると、ブロツク52がYES
となり、ブロツク37に戻つてステートをイニシ
ヤルに切換える。
尚、選択された音色が減衰音系の場合はブロツ
ク46がNOであり、直ちにブロツク50に移つ
てステートをレリースステートRとし、サステイ
ンステートSは実質的に実行しない。また、各ス
テートA,Dの途中で離鍵されたとにはブロツク
40,43がNOとなり、この場合もブロツク5
0に移つて直ちにレリースステートRとする。ま
た、ステートRの途中で押鍵されたときはブロツ
ク51がYESとなり、ブロツク39に移つてア
タツクステートAとする。
上述の例では、タツチ検出信号IT,ATによつ
てエンベロープ信号の各ステート毎の目標値を制
御するようにしていが、各ステートにおけるエン
ベロープカーブの傾斜を制御するようにしてもよ
い。そのためには、第2図において破線で示すよ
うに、係数メモリ53,54と乗算器55,56
を設け、イニシヤルタツチ検出信号ITとアフタ
タツチ検出信号ATを夫々ステートに応じて重み
づけしたものを変化幅データメモリ32の出力ラ
イン57のデータに加算するようにすればよい。
また、スケーラ19の出力信号IT′,AT′を目標
値もしくは変化レートの制御に用いずに、エンベ
ロープ発生器15から発生されたエンベロープ信
号瞬時値VLの値に直接に加減乗除演算するため
に使用してもよい。
尚、第2図の例では演算タイミングを一定に
し、変化幅データの値を変えることによりエンベ
ロープカーブの傾斜もしくは変化レートを設定す
るようにしているが、変化幅データを一定にし、
演算タイミングの方を変えるようにしてもよい。
また、変化幅データと演算タイミングの両方を変
えるようにしてもよい。
第2図には一種類のエンベロープ信号VL(例え
ば音量制御用のもの)だけを発生することが示さ
れているが、音高、音色、変調効果等を時間的に
制御するための各種エンベロープ信号も、同図と
同様に、エンベロープステートに応じて異なる重
みづをしたタツチ検出信号によつて制御された状
態で夫々発生することができる。
タツチ検出信号の効き具合を、発音段階に応じ
て可変制御する仕方としては、上述のようなエン
ベロープの各ステート毎に行なうものに限らず、
離鍵後の減衰発音段階に入つたか否かに応じて行
なうようにするだけでも相応の効果が得られる。
その場合タツチ検出信号スケーラ58,59の構
成例が第5図及び第6図に示されている。第5図
では、エンベロープ発生器15と楽音信号発生回
路13の間にスケーラ58が設けられている。例
えば各鍵共通のアフタタツチ検出信号ATがセレ
クタ60のA入力に与えられ、B入力には「1」
が常時与えられる。セレクタ60はキーオン信号
KONによつて制御されるようになつており、鍵
押圧中のチヤンネルのタイミングではKONの
“1”によつてA入力のタツチ検出信号ATが選
択され、離鍵されたチヤンネルのタイミングでは
KON“0”により数値「1」が与えられる。セレ
クタ60の出力は乗算器61に与えられ、エンベ
ロープ発生器15から出力されたエンベロープ信
号瞬時値VLに係数として乗算される。従つて、
押鍵中のチヤンネルのエンベロープ信号はタツチ
検出信号ATに応じて制御されるが、離鍵された
チヤンネルのエンベロープ信号(レリース部分
R)にはタツチ制御が施されない。
第6図では楽音信号発生回路13の出力側にス
ケーラ59が設けられている。スケーラ59は5
8と同様のセレクタ62と乗算器63を具えてお
り、押鍵中のチヤンネルの楽音信号の音量をタツ
チ検出信号ATに応じて制御するが、離鍵された
チヤンネルの楽音信号(減衰発音中)にはタツチ
制御が施されない。尚、各スケーラ19,58,
59における乗算器の部分は加算、減算、もしく
は除算器を用いてもよい。
発明の効果 以上説明したようにこの発明によれば、楽音の
立上り部ではイニシヤルタツチ検出信号によつて
より大きな割で制御され、立上り部を過ぎてから
はアフタタツチ検出信号によつてより大きな割合
で制御されるようなタツチレスポンス制御を実現
することができる。一般に、イニシヤルタツチ検
出信号に基づく制御は音の立上り部の制御に重点
を置き、また、アフタタツチ検出信号に基づく制
御は音の持続状態における制御に重点を置くこと
が、鍵操作の感覚に合致しいるので好ましい。従
つて、この発明によれば、イニシヤルタツチセン
サとアフタタツチセンサの両方を使用する場合に
おいて最適なタツレスポンス制御を行うことがで
きる、という優れた効果を奏する。
また、タツチレスポンス制御の制御性能を高め
るためには、音の立上り部においてアフタタツチ
検出信号の影響を多少なりとも及ぼせることが好
ましく、反対に音の持続状態においてはイニシヤ
ルタツチ検出信号の影響を多少なりとも及ぼせる
ことが好ましい。その意味で、この発明によれ
ば、前記割合に応じて、楽音の立上り部ではアフ
タタツチ検出信号の成分を残すこができ、また、
音の持続状態ではイニシヤルタツチ検出信号の成
分を残すことができるので好都合である。
さらに、この発明によれば、複音発生型の電子
楽器において全鍵共通のタツチ検出手段を使用す
る場合、発音中の各楽音のうと振幅エンベロープ
が減衰状態にある楽音に対する上記タツチ検出信
号による振幅制御を抑制するようにしたので、あ
る鍵の減衰発音中に別の鍵が強いタツチで押鍵さ
れたとしても、減衰発音中の楽音に対するタツチ
検出信号による振幅制御が抑制されることによ
り、該減衰発音中の楽音が音量増強されてしまう
という不都合が起らなくなる、という優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る電子楽器の一実施例を
示す全体構成ブロツク図、第2図は第1図におけ
るエンベロープ発生器及びタツチ検出信号スケー
ラの一例を示すブロツク図、第3図aはタツチ検
出信号の一例を示す図、bはエンベロープ信号の
一例を示す図、cは第2図における各信号の状態
例をbの時間軸に対応して示す図、第4図は第2
図のステート制御回路におけるステート切換動作
の一例を示すフローチヤート、第5図及び第6図
はこの発明の別の実施例を第1図に関する変更箇
所につき抽出して夫々示すブロツク図、である。 10…鍵盤、11…押鍵検出回路、12…発音
割当て回路、13…楽音信号発生回路、17…タ
ツチ検出装置、17A…イニシヤルタツチ検出装
置、17B…アフタタツチ検出装置、19,5
8,59…タツチ検出信号スケーラ、15…エン
ベロープ発生器、20,53…イニシヤルタツチ
係数メモリ、22,54…アフタタツチ係数メメ
モリ、30…ステート制御回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 楽音を選択するための複数の鍵を具える鍵盤
    と、 上記鍵盤での押鍵によつて選択された音楽を、
    該押鍵に基づく時間関数としてのエンベロープ信
    号によつて制御して発生する楽音発生手段と、 上記鍵盤で押鍵された鍵の押鍵操作当初の鍵タ
    ツチを検出してイニシヤルタツチ検出信号を出力
    するイニシヤルタツチ検出手段と、 上記鍵盤で押鍵された鍵の押圧中の鍵タツチを
    検出してアフタタツチ検出信号を出力するアフタ
    タツチ検出手段と、 上記楽音発生手段におけるエンベロープ信号の
    立上り部ではイニシヤルタツチ検出信号の割合が
    大きくなるように、立上り部を過ぎてからはアフ
    タタツチ検出信号の割合が大きくなるように、上
    記イニシヤルタツチ検出信号と上記アフタタツチ
    検出信号とを重み付け合成する重み付け合成手段
    と を具え、上記重み付け合成手段の出力により上記
    楽音発生手段で発生される楽音を制御することを
    特徴とする電子楽器。 2 前記重み付け合成手段による前記割合は、前
    記楽音発生手段で発生する楽音のために選択され
    た音色に応じて制御されるものである特許請求の
    範囲第1項記載の電子楽器。 3 複数の鍵を具える鍵盤と、 同時に複数の楽音の発生が可能であつて、上記
    鍵盤で押鍵された各鍵に対応する楽音を、それぞ
    れ当該鍵の押鍵に対応して立上り離鍵に対応して
    減衰する振幅エンベロープを付加して、発生する
    楽音発生手段と、 上記鍵盤における鍵の押圧速度、押圧力、押圧
    深さ等の鍵タツチを全鍵共通に検出してタツチ検
    出信号を出力するタツチ検出手段と を具え、上記楽音発生手段で発生される各楽音の
    振幅をそれぞれ上記タツチ検出信号によつて制御
    するようにした電子楽器において、 上記楽音発生手段が、発生している各楽音のう
    ち振幅エンベロープが減衰状態にある楽音に対す
    る上記タツチ検出信号による振幅制御を抑制する
    手段を有することを特徴とする電子楽器。
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