JPH0321143B2 - - Google Patents

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JPH0321143B2
JPH0321143B2 JP57122821A JP12282182A JPH0321143B2 JP H0321143 B2 JPH0321143 B2 JP H0321143B2 JP 57122821 A JP57122821 A JP 57122821A JP 12282182 A JP12282182 A JP 12282182A JP H0321143 B2 JPH0321143 B2 JP H0321143B2
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JP
Japan
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egg
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far
infrared
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JP57122821A
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Nobuhide Maeda
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はゆで卵の製造方法の改良に関するもの
である。
卵殻で覆われている内容物を固化して貯蔵に便
なるようにしたゆで卵は、生卵を55℃〜95℃の温
水に投入して製造する温水加熱方法があるが、こ
の加工法は通常3段階の工程からなつている。す
なわち、第1段階では卵を55℃〜60℃の温水に所
定時間投入した後、第2段階ではやや高温の75℃
〜80℃の温水に所定時間投入し、最後に90℃〜95
℃の高温の温水に所定時間投入して取出すという
複雑な工程を経て製造されている。
しかし、この温水によるゆで卵の製造方法には
次に述べるような問題点がある。
生卵の卵殻の肉厚は0.26〜0.36mm程度であるの
で、上記加工中に衝撃等を受けることによつて卵
殻の一部に凹凸又は亀裂が生じやすく、それが貯
蔵中における腐食促進の原因となるところから、
手作業で選別してこのような不良品を排除しなけ
ればならず、又そのような不良品でなくても、ゆ
で卵製造後、保管時に温水等が卵殻に付着してい
ると、雑菌発生の温床となり、雑菌が卵殻の気孔
を介して内部に侵入するおそれがあるので、これ
を防ぐため、100%の乾燥率で乾燥させた後、貯
蔵するようにしているのが実情である。
また、ゆで卵を製造するに際し、水又は水蒸気
等を使用することなく、直接電気的加熱で行なう
ものとして、たとえば実公昭50−31809号公報に
記載されているもののように、器体を耐熱断熱性
発泡材で作り、その器体の内周面にはシート状電
気発熱体を、またその器体の肉部には導線その他
の電気部品をそれぞれ発泡成形時に埋設してなる
ことを特徴とする卵ゆで器や、実開昭50−31056
号公報に記載されているもののように、外周にヒ
ーターを装着した放熱筒と本体ケースとの間に断
熱材を充填してなる本体と、該本体の開口を密閉
する蓋および前記放熱筒内において卵を保持する
ための卵保持器とを有し、前記放熱筒には前記ヒ
ーターの発熱を制御するための温度調節器が取付
けられていることを特徴とする電気加熱式卵ゆで
器、あるいは実開昭52−55457号公報に記載され
ているもののように、茹卵器は外槽、内槽に依つ
て本体を形成し該本体の前記内槽内に必要数の孔
を設けた出し入れ自在の取手付棚状孔あき容器を
装置し且つ前記内槽裏底部に発熱体を設け、さら
に内槽底部内側中央に凸起状の側温体を内槽底部
裏面に貫通させ螺入締着し、制御箱内に温度制御
器と時間制御器を併設してなることを特徴とする
茹卵器、などがある。
そして、これらのゆで卵器の熱源は、いずれも
電気ヒータが使用されているので、前述の温水等
によるゆで卵の製造方法に比べると、温水を用い
たための問題点の改善には多少役立つている。
しかしながら、これらの電気ヒータを用いたゆ
で卵器によるゆで卵の製造方法は、家庭用として
は格別、ゆで卵を営業用などのように大量生産
し、大量に貯蔵しなければならないような場合に
は、生産時の歩留りや加工時間、および生産コス
ト等において好ましい結果が得られない。
すなわち、一般的に、波長が0.75ミクロン〜1
ミリの範囲にある電磁波が赤外線と呼ばれ、さら
にこの赤外線の波長域において、4.5ミクロン以
上の長波長のものを遠赤外線と呼び、それより短
波長のものは近赤外線と呼ばれている。
一方、卵等のように、水分が75%程度含有され
ている固形物の熱吸収帯は、6〜15ミクロンの波
長域にある。したがつて、この熱吸収帯と合致す
る波長域の電磁波で卵等の被加熱体を直接放射加
熱すれば、最も好効率に被加熱体を加熱すること
になる。しかしながら、前述の電気ヒータによる
加熱の場合、波長のピークは近赤外線の領域にあ
るものであるから、遠赤外線による加熱に比し、
熱効率は良くない。また、電気ヒータによる前述
のゆで卵器による生卵に対する熱移動は、伝導又
は対流によるものであるから、生卵の急速加熱が
困難であり、かつ生卵と生卵周囲の雰囲気間に温
度差を生じて、卵殻に亀裂を生じさせ、不良品を
発生させる原因となつている。
本発明は生卵をゆで卵の状態で貯蔵する場合に
存する。上述のような問題点を簡易に解決するた
めになされたもので、波長4.5ミクロン以上の電
磁波中、遠赤外線領域の電磁波を所定時間、生卵
に照射することによつて、すなわち、間接乾式加
熱によつて、ゆで卵を製造するようにしたことを
その特徴とする。
以下、本発明に係るゆで卵の製造方法の実施例
を、第1図〜第3図に示した装置の実施例と共に
説明する。
2は生卵1の送りローラで、それらの軸線が生
卵の送り方向に対して直角をなすように連続的に
配置されている。送りローラ2の長手方向の外周
の所定の2ケ所には凹部切欠き21を形成し、当
該切欠き部21をもつて生卵1の送り通路とす
る。送りローラ2の切欠き部21を含む外周には
ゴム等の衝撃吸収被覆を形成し、生卵1が送り過
程で可及的に損傷を受けないようにするのが好ま
しい。4は所定の送りローラ2上に位置する生卵
に遠赤外線を照射するための遠赤外線発生装置
で、送りローラ2から所定間隔へだてた上、下位
置に当該送りローラ2を中心として対称に複数個
固定配置されている。なお、3は、たとえばアル
ミ製の反射板である。
ここに用いられる遠赤外線発生装置4として
は、たとえば第3図に示すような公知のもの(特
公昭49−31723号)を利用することができる。
第3図においてセラミツクからなる所定肉厚の
中空体5の当該中空部にニクロム線などの抵抗線
6を配置し、それをリード8を介して電源に接続
する。なお7は絶縁碍子である。しかして、上記
セラミツク5としてZrO2・SiO2分が60%で、マ
ンガン酸化物と鉄、コバルト、ニツケルおよびク
ロムの酸化物の少なくとも一種とからなる鉱化剤
分が15%までで、残部が粘土からなる混合物を少
なくとも磁器化温度で焼成したものを用いると、
従来のニクロム線を封入した石英管ヒータやシー
スドヒータに比べてはるかに長い。たとえば2〜
50ミクロンの波長を輻射できることが判明してい
る。
このような構成において図示しない送りローラ
2の駆動電源を投入することによつて複数の送り
ローラ2は、同一回転速度で、例えば、a方向へ
回転する。
加工しようとする生卵1を、第1図のc方向か
ら最右端の送りローラ2の凹部切欠き部21に送
ることによつて、当該卵は送りローラ2の回転に
伴つて次の切欠き部21に送られる。次に、次の
卵を最右端の送りローラ2の凹部切欠き部に連続
的に送るという操作を順次繰返すことによつて複
数の卵が連続的に送りローラ2によつてb方向に
送られる。前述したごとく、生卵1の送り通路を
中心として、上下方向において対称に複数対の遠
赤外線発生装置4が設けられているが、最前の生
卵1が最前の1対の遠赤外線発生装置4,4間に
至つた時、送りローラ2の駆動を停止する。それ
によつて複数の生卵1は複数対の遠赤外線発生装
置4,4間に位置する。送りローラ2の停止時、
生卵1は通常は前後のそれぞれの下面周が前後相
隣る送りローラの凹部切欠き部21に接した状態
で、その中間に位置する。従つて1対の遠赤外線
発生装置は、第1図における上下方向においては
上述した生卵の停止位置を中心として対称に配置
するのが好ましい。
この状態において複数の遠赤外線発生装置4の
電源を同時に投入すると、当該遠赤外線発生装置
4から、たとえば5〜50ミクロンの遠赤外線が生
卵1に照射される。所定時間、たとえば15分照射
して生卵1の内容物が充分固化したら、遠赤外線
発生装置4の電源を断とし、同時に送りローラ2
をa方向へ回転駆動することによつて加工卵はb
方向へ送られる。
このような操作を順次繰返すことによつて、生
卵が連続的にゆで卵に加工される。
上記したように、本発明によれば、遠赤外線を
生卵に照射するだけでよいので、従来の温水加熱
によるゆで卵の製造方法におけるごとく、3段階
にわけた複雑な温水処理を必要とせず、温水処理
過程における卵殻の凹凸又は亀裂の発生もなく、
あるいは凹凸又は亀裂のある不良品の手選による
選択作業や、ゆで卵製造後の卵殻の完全乾燥工程
も必要とせず、加工工程がきわめて簡易化される
と共に、実験結果によれば、5〜50ミクロンの遠
赤外線は十分な殺菌効果があるので所定時間に亘
る遠赤外線照射によつて卵殻表面に付着している
雑菌は十分殺菌され、最も好ましい状態での卵の
長期貯蔵が可能となる。
また、本発明は、波長4.5ミクロン以上の電磁
波、すなわち遠赤外線領域の電磁波を生卵に照射
するものであるから、生卵周囲の雰囲気を昇温さ
せずに生卵を直接加熱昇温させるため、生卵を急
速加熱しても卵殻に亀裂を生じさせて不良品を発
生させるおそれなく、製品の歩留りを著しく高め
ることができると共に、遠赤外線領域には、生卵
の熱吸収波長域を含むため、可及的な消費エネル
ギーの節減、および加工時間の短縮ができ、それ
だけゆで卵の生産コストを低廉とすることができ
て、特にゆで卵の大量生産に適している。
なお、上述の実施例における送りローラに代え
てベルトコンベアーのごとき送り手段を用いても
よく、又送り通路の両端部を除き外囲で囲すよう
にしてもよいことはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す正面図、第2図
は第1図の側面図、第3図は本発明において用い
る遠赤外線発生装置の一例を示す縦断面図であ
る。 1……生卵、4……遠赤外線発生装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 生卵に、4.5ミクロン以上の電磁波中、遠赤
    外線領域の電磁波を照射してゆで卵とすることを
    特徴とするゆで卵の製造方法。
JP57122821A 1982-07-16 1982-07-16 ゆで卵の製造方法 Granted JPS5914771A (ja)

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JPS5914771A JPS5914771A (ja) 1984-01-25
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JPS6188860A (ja) * 1984-10-09 1986-05-07 Suzusa Gokin Chuzosho:Kk 遠赤外線を利用した焼卵方法
JPS61139362A (ja) * 1984-12-11 1986-06-26 Ishino Seisakusho:Kk 熟成卵の製造方法及び製造装置
JPH0349624Y2 (ja) * 1986-03-19 1991-10-23
JPS62190062A (ja) * 1986-11-08 1987-08-20 Ishino Seisakusho:Kk 熟成卵の製造方法
JPS6479Y2 (ja) * 1987-09-16 1989-01-05
EP3585175A1 (en) * 2017-02-22 2020-01-01 Csir Microwave egg pasteurization method and apparatus

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JPS5031056U (ja) * 1973-07-09 1975-04-07
JPS5031809U (ja) * 1973-07-19 1975-04-08
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