JPS6041965Y2 - 赤外線加熱滅菌装置 - Google Patents

赤外線加熱滅菌装置

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Publication number
JPS6041965Y2
JPS6041965Y2 JP12094082U JP12094082U JPS6041965Y2 JP S6041965 Y2 JPS6041965 Y2 JP S6041965Y2 JP 12094082 U JP12094082 U JP 12094082U JP 12094082 U JP12094082 U JP 12094082U JP S6041965 Y2 JPS6041965 Y2 JP S6041965Y2
Authority
JP
Japan
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temperature
sterilized
furnace body
heating
sterilization
Prior art date
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Expired
Application number
JP12094082U
Other languages
English (en)
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JPS5926637U (ja
Inventor
良一 池上
正吾 豊嶋
Original Assignee
日本碍子株式会社
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Publication date
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は密封包装されたバラムク−ヘン等の食品を加熱
滅菌する赤外線加熱滅菌装置に関するものである。
食品を加熱滅菌する装置としては、滅菌対象物を入口か
ら出口に移送する搬送路を設けた炉体内に熱風を循環さ
せて食品の表面に付着している雑菌を滅菌するようにし
た熱風循環式の加熱滅菌炉が知られているが、滅菌対象
物は薄い合成樹脂フィルムで密封されて食品との間に空
気層があるので、熱風による対流加熱では加熱に長時間
を要しかつ温度分布が悪いので生産性が悪いばかりでな
く炉長が長くなって不経済となる欠点があり、また、炉
内雰囲気が高いうえに長時間加熱しなければならないの
で、合成樹脂フィルムが軟化変形して製品の歩留りが低
下するという欠点もある。
本考案は前記のような欠点のない赤外線加熱滅菌装置を
目的として完成されたもので、以下、図示の実施例につ
いて詳細に説明する。
1は断熱材等で構成されるトンネル炉状の炉体であって
、該炉体1には滅菌対象物をしやへい板3′付の入口3
からしやへい板4′付の出口4に移送するネットコンベ
ア等の循環式の搬送路2が設けられ、また、炉体1内に
は前記搬送路2により移送される滅菌対象物の通過用開
口5を有する耐熱性材よりなる隔壁6が中間に上下方向
に設けられている。
?a、8aは炉体1内の前記隔壁6より入口側の天井部
および底部に設けられる上下の加熱面で、該加熱面?a
、8aは入口3より炉内に送られた滅菌対象物の表面温
度を急速に滅菌温度まで上昇させる高温度加熱域Aを炉
体1の入口側に形成するためのものである。
7b、8bは炉体1内の前記隔壁6より出口側の天井部
および底部に設けられる上下の加熱面で、該加熱面7b
8bは前記高温度加熱域において滅菌温度まで上昇した
滅菌対象物の表面温度を維持して滅菌を行う低温度加熱
域Bを炉体1内の出口側に形成するためのもので、高温
度加熱域Aに比べ低温度加熱域Bは長くとっである。
また、前記各加熱面7a、 8a、 7b、 $bはい
ずれも電熱抵抗体をセラミック材に埋設してなる赤外線
輻射ヒータ9の多数個を炉体1の出入口および炉壁から
の熱放散による温度低下を補償するように炉体1の各側
壁に向う程取付間隔が密になるように配設してあリ、ま
た、前記隔壁6は赤外線放射波長を効率よく反射するア
ルミニウム板やステンレス鋼板等の金属板材よりなるも
のとしている。
なお、図中10は炉体1の天井部に設けた複数個の排気
筒で、滅菌対象物の加熱によって炉体1内に発生する蒸
気を適時排出するように排気開度が調節できるダンパー
を備えており、11.11は炉体1内の温度設定を行う
温度調節計に接続している温度検出用熱電対で、炉体1
内の上方および下方の温度分布を均一にするために炉体
1の天井部および底部に配設された赤外線輻射ヒータに
近接させて高温度加熱域Aと低温度加熱域Bの各中間位
置にそれぞれ1対宛取付けられている。
このように構成されているものは、例えば耐熱温度約1
60°Cのポリプロピレン樹脂フィルムとポリエステル
樹脂フィルムを張り合せた合成樹脂フイルムイをもって
密封包装されたバラムク−ヘン等の滅菌対象物口を搬送
路2の一端に順次送り込んで該搬送路2に載せられた滅
菌対象物口が入口3より炉体1内の高温度加熱域Aに送
られると、温度検出用熱電対11.11によって160
°C程度の温度に設定された高温度加熱域A内の上下の
加熱面?a、8aは多数の赤外線輻射ヒータ9よりなる
ものであるから、温度分布が均一となるよう温度調節さ
れた対流熱と合成樹脂フイルムイを容易に透過して直接
滅菌対象物口の表面を加熱する赤外線輻射エネルギーの
相乗効果によって滅菌対象物口がバラムク−ヘンの場合
でその表面は約2分という短時間で雑菌を加熱滅菌する
に必要な75℃〜80°Cの温度に到達することができ
るもので、高温度加熱域Aを通過する時間が短いために
合成樹脂フイルムイに熱変形を起させることがない。
しかして、高温度加熱域Aにおいて表面温度が滅菌温度
まで急速に上昇した滅菌対象物口は炉体1内の中間に設
けられた隔壁6の通過用開口5を経て低温度加熱域Bに
移送されることとなるが、この低温度加熱域Bは前記高
温度加熱域Aを通過する間に滅菌温度まで上昇した滅菌
対象物口の表面温度を75°C〜80℃にキープするた
めに温度検出用熱電対11.11に接続した温度調節計
によって予め95°C〜100℃に設定しであるので、
滅菌対象物口がバラムク−ヘンの場合で約5分という短
時間の内に加熱滅菌を行うことができるものであって、
この間合成樹脂フイルムイはその耐熱温度より低い温度
で加熱されることとなるため熱変形のおそれは全くない
すなわち、赤外線輻射ヒータによる加熱滅菌を行う場合
において、高温度の温度設定では合成樹脂フィルムの熱
変形あるいは食品表面の焼き過ぎが発生し、低温度の温
度設定では滅菌対象物の加熱滅菌に必要な温度に到達す
るまでに長時間を要するので不経済であるばかりか対流
熱と赤外線輻射エネルギーの相乗効果が半減されるので
、従来は赤外線輻射ヒータによるこの種加熱滅菌は行わ
れていなかったのに対し、本考案では炉体内を高温度加
熱域と低温度加熱域に隔壁をもって区分したことによっ
て前記のような問題点を解決するとともに従来の熱風循
環式の加熱滅菌炉による加熱滅菌に比べ処理時間を約1
73に短縮できる。
本考案は前記実施例による説明によって明らかなように
、炉体内を多数の赤外線輻射ヒータよりなる上下の加熱
面をもって加熱される高温度加熱域と低温度加熱域に区
分して滅菌対象物の合成樹脂フィルムを通じて赤外線輻
射波長エネルギーを均一に放射できるようにしたので、
合成樹脂フィルムに包装密封された滅菌対象物の表面が
合成樹脂フィルムに熱変形を起すことなく短時間の内に
効率的に加熱滅菌できる赤外線加熱滅菌装置として実用
的価値極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠正面図、第2図
は同じく一部切欠側面図である。 1:炉体、2:搬送路、3:入口、4:出口、5:通過
用開口、6:隔壁、7 at 7 b、 8 at8
b:加熱面、9:赤外線輻射ヒータ、A:高温度加熱域
、B:低温度加熱域。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 滅菌対象物を入口から出口に移送する搬送路を設けた炉
    体内の中間に該搬送路により移送される滅菌対象物の通
    過用開口を有する隔壁を設けて該炉体内の入口側を多数
    の赤外線輻射ヒータよりなる上下の加熱面をもって滅菌
    対象物の表面温度を急速に滅菌温度まで上昇させる高温
    度加熱域に形成するとともに該炉体内の出口側を多数の
    赤外線輻射ヒータよりなる上下の加熱面をもって前記高
    温度加熱域で滅菌温度まで上昇した滅菌対象物の表面温
    度を維持して滅菌を行う低温度加熱域に形成したことを
    特徴とする赤外線加熱滅菌装置。
JP12094082U 1982-08-09 1982-08-09 赤外線加熱滅菌装置 Expired JPS6041965Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12094082U JPS6041965Y2 (ja) 1982-08-09 1982-08-09 赤外線加熱滅菌装置

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JP12094082U JPS6041965Y2 (ja) 1982-08-09 1982-08-09 赤外線加熱滅菌装置

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JPS5926637U JPS5926637U (ja) 1984-02-18
JPS6041965Y2 true JPS6041965Y2 (ja) 1985-12-21

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JP12094082U Expired JPS6041965Y2 (ja) 1982-08-09 1982-08-09 赤外線加熱滅菌装置

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