JP3363503B2 - 密封包装食品の製造方法 - Google Patents

密封包装食品の製造方法

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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、密封包装された被加熱
食品を包装容器の変形を伴わずして、連続的に殺菌、又
は調理及び殺菌し、常温で長期間保存可能、且つ簡便な
再調理で喫食することが可能な密封包装食品の製造方法
の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、マイクロ波による食品の加熱は
蒸気や熱水等を用いた加熱とは異なり、被加熱物を内部
より直接加熱するため、極めて熱効率が良く、対象とす
る被加熱物の温度を急激に上昇させることが可能であ
る。 【0003】そのため、マイクロ波を食品の殺菌に用い
ると従来のレトルト殺菌等に比べて、より高品質なもの
を得ることができるとされており、特に加圧条件下にお
いては、高温短時間の殺菌が可能となると共に、食品衛
生法に定められた殺菌基準の達成(常温流通に供する低
酸性食品(pH4.6 以上)では、加熱処理における被加熱
食品の冷点が120 °Cで4分間以上維持されなければな
らない。)が可能とされた。 【0004】しかしながら、マイクロ波照射による温度
上昇段階、殺菌温度維持段階、冷却段階のそれぞれにお
ける圧力条件によっては、被加熱物が充填された容器に
著しい変形が生じていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前記容器の変形防止対
策として、容器自体の容器強度を上げるか、或いは変形
が生じない程度の低圧力下で長時間加熱することが考え
られるが、いずれもコストの上昇や品質の劣化等の要因
となってしまった。 【0006】また、前記方法では、容器変形を最小限に
抑えつつ、食品衛生法に定められた殺菌基準を達成し、
しかも商業規模で連続的に製品を供給するにはかなり困
難であった。 【0007】そこで、本発明では、前記問題点に鑑み、
被加熱物を充填する容器の変形を防止すると共に、コス
トダウンや品質向上を図ることが、商業規模にて連続的
に製造可能であることから達成できる密封包装食品の製
造方法を提供することを課題とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、次の技術的手段を講じる。 【0009】即ち、被加熱食品14をマイクロ波透過性包
装容器15に充填密封する包装工程Aと、該密封包装済の
食品包装体17を搬送ライン8上に少なくとも1個供給す
る運搬工程Bと、2.8kg/cm2以下の加圧条件下にて、前記
搬送ライン8上に設けられた上部及び下部導波管10,11よ
りマイクロ波を照射し、前記包装体17内の食品14の温度
を110〜130℃に上昇させる温度上昇工程Cと、前記温度
を前記加圧条件下で、且つ相対湿度0〜30%、雰囲気温
度110〜130℃の乾熱加熱雰囲気下にて所定時間維持する
温度維持工程Dと、前記処理後の食品14を冷却させる冷
却工程Eとからなり、前記温度上昇工程(C)と温度維持工
程(D)の間の圧力調整部(4)で、2.8kg/cm 2 以下の加圧条
件で温度上昇工程(C)と同圧から温度維持工程(D)と同圧
となるまで順次圧力を高めるように圧力調整し、温度維
持工程(D)と冷却工程(E)の間の圧力調整部(5)で、2.8kg
/cm 2 以下の加圧条件で温度維持工程(D)と同圧から冷却
工程(E)と同圧となるまで順次圧力を減ずるように圧力
調整しながら加熱加圧殺菌、又は加熱調理及び殺菌され
た食品を製造することを特徴とするものである。 【0010】 【作用】本発明に係る密封包装食品の製造方法では、前
記温度上昇工程C 、温度維持工程D 、冷却工程E 間にそ
れぞれ介在された圧力調整部4,5 にて、夫々工程での加
圧条件を2.8 kg/cm2以下に適宜調節できるので、前記温
度上昇工程C から温度維持工程D へは前記加圧条件の範
囲内で順次圧力を高め、且つ前記温度維持工程Dから冷
却工程E へは順次圧力を減ずるように設定することで、
容器の変形を確実に防止することができる。 【0011】 【実施例】本発明は、常温で長期間保存可能、且つ簡便
な再調理で喫食することが可能なインスタント食品や、
レンジ用食品等の被加熱食品を包装容器内に収納したま
ま、マイクロ波にて殺菌、又は調理及び殺菌して密封包
装食品を製造する方法であり、その一実施例として、連
続式マイクロ波加熱加圧殺菌装置S を用いて製造する工
程を製造ラインに沿って、図面に基づき順に説明する。 【0012】図1に示すように、前記連続式マイクロ波
加熱加圧殺菌装置S は、マイクロ波照射部1 と、乾熱加
熱部2 と、冷却部3 とがそれぞれ第二圧力調整部4 及び
第三圧力調整部5 を介在させて連続的に設けられ、更に
前記マイクロ波照射部1 の入口部に第一圧力調整部6 、
及び冷却部4 の出口部に第四圧力調整部7 がそれぞれ設
けられ、前記各部間は搬送ライン8 にて通過可能とされ
ているものである。 【0013】前記連続式マイクロ波加熱加圧殺菌装置S
の各部(第一〜第四圧力調整部5,6,7,8 、マイクロ波照
射部1 、乾熱加熱部2 、冷却部3 )には、圧力調整用の
パイプ9 が配設され、製造工程に準じて適宜調整可能と
されている。 【0014】前記マイクロ波照射部1 には、前記搬送ラ
イン8 の上部と下部にそれぞれ一対の上部導波管10と下
部導波管11が設置され、前記上部導波管10は、被照射物
との間隔がマイクロ波の波長よりも長くなるように設置
され、前記下部導波管11は、被照射物との間隔がマイク
ロ波の波長よりも短かいか、または同じとなるように配
設されている。尚、前記導波管10,11 の設置数は上記実
施例のように一対に限らず、食品や容器の種類等に対応
させて適宜増設可能である。 【0015】前記乾熱加熱部2 には、更に熱風循環式ヒ
ーター12が配設されると共に、冷却部3 には、冷却器13
が配設されている。 【0016】上記のように構成された前記連続式マイク
ロ波加熱加圧殺菌装置S にて、密封包装食品を製造する
場合、先ず、未調理, 或いは調理済の被加熱食品14を、
例えばポリプロピレンやエチレン−ビニルアルコール共
重合体等からなるマイクロ波透過性の包装容器15内に充
填し、蓋体16にて密封シールする。以上を、包装工程A
とする。 【0017】次に、前記密封包装済の食品包装体17を搬
送コンベア18等を用いて連続式マイクロ波加熱加圧殺菌
装置S の第一圧力調整部6 を開放して、その内部に少な
くとも1個づつ運搬供給する。以上を、運搬工程B とす
る。 【0018】前記連続式マイクロ波加熱加圧殺菌装置S
の使用の際は、予め前記マイクロ波照射部1 内の圧力を
0.5kg/cm2 〜2.0kg/cm2 、好ましくは1.5kg/cm2 に、
又、前記乾熱加熱部2 内の圧力を1.0kg/cm2 〜2.8kg/cm
2 、好ましくは2.2kg/cm2 に、更に冷却部3 内の圧力を
0.5kg/cm2 〜2.0kg/cm2 、好ましくは0.5kg/cm2 にそれ
ぞれ調整しておく。尚、前記圧力条件は、食品や容器の
種類、殺菌条件等に対応させて2.8kg/cm2以下の範囲に
て適宜調節する。 【0019】また、前記各部での圧力調整の際には、前
記第一圧力調整部6 内の圧力を0kg/cm2 から1.5kg/cm2
までに加圧して、マイクロ波照射部1 内の圧力と同圧に
しておく。 【0020】次に、マイクロ波照射部1 を開放して、前
記食品包装体17をマイクロ波照射部2 内に搬送する。 【0021】次に、予め圧力を1.5kg/cm2 に調整された
マイクロ波照射部1 の前記上下部の導波管10,11 よりマ
イクロ波を照射して、前記密封包装済の食品包装体17の
内部温度を110 〜130 °Cにまで上昇させる。 【0022】この際、前記第一圧力調整部6 内の圧力を
1.5kg/cm2 から0kg/cm2 まで減圧すると共に、前記第二
圧力調整部4 内の圧力を0kg/cm2 から1.5kg/cm2 までに
加圧し、マイクロ波照射部1 内の圧力と同圧にする。以
上を、温度上昇工程C とする。 【0023】次に、第二圧力調整部4 を開放し、該第二
圧力調整部4 内に前記食品包装体17を搬送すると共に、
該第二圧力調整部4 内の圧力を1.5kg/cm2 から2.2kg/cm
2 までに加圧し、前記乾熱加熱部2 内の圧力と同圧とな
るよう調整する。 【0024】次に、前記乾熱加熱部2 を開放し、該乾熱
加熱部2 内に前記食品包装体17を搬送し、該乾熱加熱部
2 内の温度を相対湿度0 〜30%、雰囲気温度110 〜130
°Cの乾熱加熱雰囲気下に調整して、所定時間維持す
る。 【0025】この際、前記第二圧力調整部4 内の圧力を
2.2kg/cm2 から1.5kg/cm2 まで減圧すると共に、前記第
三圧力調整部5 内の圧力を0kg/cm2 から2.2kg/cm2 まで
に加圧して、前記乾熱加熱部2 内の圧力と同圧にする。
以上を、温度維持工程D とする。 【0026】次に、第三圧力調整部5 を開放し、該第三
圧力調整部5 内に前記食品包装体17を搬送すると共に、
該第三圧力調整部5 内の圧力を2.2kg/cm2 から0.5kg/cm
2 まで減圧して、前記冷却部3 内の圧力と同圧となるよ
う調整する。 【0027】次に、前記冷却部3 を開放し、該冷却部3
内に前記食品包装体17を搬送して、該冷却部3 内にて冷
却を行う。 【0028】この際、前記第三圧力調整部5 内の圧力を
0.5kg/cm2 から2.2kg/cm2 まで加圧すると共に、前記第
四圧力調整部7 内の圧力を0kg/cm2 から0.5kg/cm2 まで
加圧して、前記冷却部3 内の圧力と同圧となるよう調整
する。 【0029】次に、前記第四圧力調整部7 を開放し、該
第四圧力調整部7 内に前記食品包装体17を搬送すると共
に、該第四圧力調整部7 内の圧力を0.5kg/cm2 から0kg/
cm2まで減圧する。以上を、冷却工程E とする。 【0030】最後に、前記第四圧力調整部7 より放出
し、このようにして加熱加圧殺菌、又は加熱調理及び殺
菌された密封包装食品19の製造が完成する。 【0031】尚、前記温度上昇工程C においては、上部
導波管10と密封包装済の食品包装体17との間隔をマイク
ロ波の波長より長く、一方、下部導波管11と密封包装済
の食品包装体17との間隔をマイクロ波の波長より短くす
ることで、前記短い位置に設置された下部導波管11から
照射されたマイクロ波にて包装容器15内の食品14の中央
部を、且つ前記長い位置に設置された上部導波管10から
照射されたマイクロ波にて前記食品14の周辺部をそれぞ
れ加熱することができると共に、急激に前記食品14の内
部温度を110 〜130 °Cにまで上昇させることができ
る。 【0032】更に、前記温度維持工程D においては、密
封包装済の食品包装体17を、2.8kg/cm2 以下の加圧条件
下で、且つ相対湿度0 〜30%、雰囲気温度110 〜130 °
Cの乾熱加熱雰囲気下にて所定時間維持するため、該食
品包装体17の内部温度を安定的に維持することができ、
食品全体の加熱ムラが非常に少ないものが製造できる。 【0033】尚、上述の製造における搬送工程B 以下の
工程の説明図を図2にて示す。該図2においては、前記
密封包装食品19を順次連続的に5つ製造する場合を示
す。 【0034】この場合、前記第二圧力調整部4 を開放し
て該第二圧力調整部4 内に前記食品包装体17を搬送する
時に、2つ目の包装体17を連続式マイクロ波加熱加圧殺
菌装置S 内に搬送させ、また、1つ目の包装体17を第三
圧力調整部5 内に搬送する時に、3つ目の包装体17を前
記装置S 内に搬送させ、更に1つ目の包装体17を第四圧
力調整部7 内に搬送する時に、4つ目の包装体17を前記
装置S 内に搬送させ、2つ目の包装体17を前記第四圧力
調整部7 内に搬送する時に、5つ目の包装体17を前記装
置S 内に搬送させている。 【0035】上記実施例のように、圧力調整部(第一〜
第四圧力調整部5,6,7,8 )を各工程間に介在させ、それ
ぞれの工程での加圧条件を適宜調節できるので、順次連
続的に工程を重複させて進めることが可能となり、商業
規模にて安価に製造するとができる。 【0036】以下、本発明の密封包装食品17の製造方法
の具体的実施例について、試験例及びその比較例を挙げ
て説明する。 【0037】<試験例>先ず、包装工程A として、極め
て高粘度のポタージュスープ360gを600ml 容量のポリプ
ロピレン製マイクロ波透過性包装容器15に充填した後、
プラスチック製の蓋体16にて密封シールを行う。 【0038】次に、運搬工程B を経て、温度上昇工程C
として、マイクロ波照射部1 内で、前記密封包装済の包
装体17内の圧力を1.5 kg/cm2に調整し、マイクロ波照射
出力を0.5kw とした上部導波管10と、マイクロ波照射出
力を1.0kw とした下部導波管11からそれぞれ、所定時間
マイクロ波を照射させる。 【0039】次に、温度維持工程D として、乾熱加熱部
2 内の圧力を2.2 kg/cm2、且つ温度を122 °C, 相対湿
度0 %の乾熱加熱雰囲気下に調整し、所定時間維持させ
る。 【0040】更に、冷却工程E として、前記包装体17を
冷却部3 内に搬送し、該冷却部3 の圧力を0.5 kg/cm2
し冷却を行い製造した。 【0041】上記のような各工程を経過中に、包装容器
15内のポタージュスープの周辺部及び中心部の品温変化
を測定した。その結果を図3で示す。前記測定結果から
明らかなように、ポタージュスープの周辺部及び中心部
には殆ど温度差が見られず、前記容器15の変形生じるこ
となく、また食品衛生法に準じるF0値は約8.5 で、品質
的にみても全く問題のない食品が製造された。 【0042】<比較例>前記第一実施例と同様に包装工
程A を経た後、運搬工程B にて、前記マイクロ波照射部
1 、乾熱加熱部2 、冷却部3 がそれぞれ圧力調整部を介
在せずに連続された従来の連続式マイクロ波加熱加圧殺
菌装置(図示省略)内に搬送し、温度上昇工程C での加
圧及びマイクロ波照射出力条件も同様に調整した後、前
記同様の条件下で温度維持工程D 、冷却工程E を経過さ
せ、以下同様に製造した。 【0043】上記のような各工程を経過中に、包装体12
内のポタージュスープの周辺部及び中心部の品温変化を
測定した。前記測定結果、食品衛生法に準じるF0値は約
8.9 であったが、前記容器15の変形が生じ、それに伴う
過加熱によると思われる部分的な褐変も生じ、全く商品
価値のないものとなった。 【0044】 【発明の効果】本発明に係る密封包装食品の製造方法で
は、包装工程と、運搬工程を経て、温度上昇工程で、0.
5 〜2.8 kg/cm2の加圧条件下にて運搬ライン上に設けら
れた上部及び下部導波管よりマイクロ波を照射し、食品
の温度を110 〜130 °Cに急激に上昇させ、更に、温度
維持工程で、前記温度を前記加圧条件下、且つ相対湿度
0 〜30%、雰囲気温度110 〜130 °Cの乾熱加熱雰囲気
下にて所定時間維持させ、最後に冷却工程にて前記食品
を冷却させることで加熱加圧殺菌、又は加熱調理及び殺
菌された密封包装食品を製造することができる。 【0045】この際、圧力調整部にて、該温度上昇工程
〜温度維持工程間では加圧させ、且つ温度維持工程〜冷
却工程間では減圧させて、それぞれの工程での加圧条件
を適宜調節できるので、容器の変形を充分に防止するこ
とができると共に、食品衛生法に定められた殺菌基準を
達成でき、また、順次連続的に工程を重複させて進める
ことも可能であるので、コストダウンや品質向上を図る
ことが商業規模にて可能となった。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の密封包装食品の製造工程を示す説明
図。 【図2】本発明の密封包装食品の製造工程を示す説明
表。 【図3】第一実施例の内部品温変化を示すグラフ。 【符号の説明】 1 マイクロ波照射部 2 乾熱加熱部 3 冷却部 4 第二圧力調整部 5 第三圧力調整部 6 第一圧力調整部 7 第四圧力調整部 8 搬送ライン 9 圧力調整用のパイプ 10 上部導波管 11 下部導波管 14 被加熱食品 15 マイクロ波透過性包装容器 A 包装工程 B 運搬工程 C 温度上昇工程 D 温度維持工程 E 冷却工程
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−27968(JP,A) 実開 昭56−162992(JP,U) Food Engineering International.16 (3),63−64,66(1 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 3/00 A23L 3/01

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 被加熱食品(14)をマイクロ波透過性包装
    容器(15)に充填密封する包装工程(A)と、該密封包装済
    の食品包装体(17)を搬送ライン(8)上に少なくとも1個
    供給する運搬工程(B)と、2.8kg/cm2以下の加圧条件下に
    て、前記搬送ライン(8)上に設けられた上部及び下部導
    波管(10),(11)よりマイクロ波を照射し、前記包装体(1
    7)内の食品(14)の温度を110〜130℃に上昇させる温度上
    昇工程(C)と、前記温度を前記加圧条件下で、且つ相対
    湿度0〜30%、雰囲気温度110〜130℃の乾熱加熱雰囲気
    下にて所定時間維持する温度維持工程(D)と、前記処理
    後の食品(14)を冷却させる冷却工程(E)とからなり、
    記温度上昇工程(C)と温度維持工程(D)の間の圧力調整部
    (4)で、2.8kg/cm 2 以下の加圧条件で温度上昇工程(C)と
    同圧から温度維持工程(D)と同圧となるまで順次圧力を
    高めるように圧力調整し、温度維持工程(D)と冷却工程
    (E)の間の圧力調整部(5)で、2.8kg/cm 2 以下の加圧条件
    で温度維持工程(D)と同圧から冷却工程(E)と同圧となる
    まで順次圧力を減ずるように圧力調整しながら加熱加圧
    殺菌、又は加熱調理及び殺菌された食品を製造すること
    を特徴とする密封包装食品の製造方法。
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