JPH0454795Y2 - - Google Patents

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JPH0454795Y2
JPH0454795Y2 JP1986117865U JP11786586U JPH0454795Y2 JP H0454795 Y2 JPH0454795 Y2 JP H0454795Y2 JP 1986117865 U JP1986117865 U JP 1986117865U JP 11786586 U JP11786586 U JP 11786586U JP H0454795 Y2 JPH0454795 Y2 JP H0454795Y2
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heating
raw material
chamber
circulation duct
hot air
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、竹輪製造工程において、串に摺身原
料を付着成形した串付原料を加熱するための加熱
装置に関する。
(従来の技術) 従来、竹輪製造に用いられる加熱装置として
は、加熱炉内にガス火で加熱するシユンバンクが
設けられた構造のものが一般的に知られている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来の加熱装置にあつては、ガ
ス火によるシユバンクを加熱源としているため
に、摺身原料をガス火で直接に外部から加熱する
ことになり、このためガス火が当る所と、当らな
い所とでは加熱ムラが生じることになるし、又、
摺身原料の外層部が所定に加熱されても、内層部
については十分に加熱されていないことが多く、
外層部と内層部とで加熱ムラが生じてしまうとい
う問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述のような従来の問題点を解決す
るためになされたもので、そのために本考案の竹
輪製造用加熱装置では、 串に摺身原料が付着成形された串付原料の加熱
室が形成された炉本体と、炉本体の加熱室に連通
する循環ダクトと、循環ダクト内に設けられ、該
ダクト内に流入した空気を、加熱室内の摺身原料
を座り加熱又は高温加熱することができる温度ま
で加熱する加熱体と、循環ダクト内に設けられ、
前記加熱体で加熱した熱風を加熱室内に強制送風
する送風フアンと、加熱室内に設けられた遠赤外
線ヒータと、からなる構成とした。
(作用) 本考案の竹輪製造用加熱装置では、串付原料
が、加熱体と送風フアンとによる熱風と、遠赤外
線ヒータから放射される遠赤外線との併用で加熱
されることになる。
この場合、加熱体で熱した空気を送風フアンで
強制送風する熱風加熱では、風によつて熱が均一
化されるために、熱風が串付原料の摺身原料にム
ラなく当たることになるが、外層部に対する加熱
作用が主となり、内層部に対する加熱作用は不十
分となる。
又、遠赤外線ヒータによる加熱では、この遠赤
外線は内部浸透性が高いものであるため、摺身原
料の内層部にまでその加熱作用を及ぼすことがで
きる。
従つて、熱風加熱と、遠赤外線による加熱との
併用によつて、摺身原料を外層部から内層部に至
るまでムラなく加熱することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
本実施例の竹輪製造用加熱装置Aは、竹輪製造
ラインにおいて串11に摺身原料12を付着成形
した串付原料1の加熱手段となるもので、炉本体
2、循環ダクト3、加熱体4、送風フアン5、遠
赤外線ヒータ6,7を主な構成として備えてい
る。
炉本体2は、内部の加熱室が仕切板21によつ
て上室22と下室23とに区画され、該上室22
と下室23とは連通部24を介して連通し、かつ
上室22及び下室23にはそれぞれコイル状の搬
送コンベア25,26が設けられ、そして成形部
で串11に摺身原料12を付着成形した串付原料
1は、受入れ口27から上室22内に送り込ま
れ、この上室22内を搬送コンベア25で移行し
たのち、連通部24において下室23の搬送コン
ベア26に受け継がれ、この搬送コンベア26を
下室23内を移行し、取出し口28から次工程で
ある焼焦げ付け部に向けて取り出される。
循環ダクト3は、送気口31となる一端が下室
23に接続されると共に、吸気口32となる他端
が上室22に接続されて、炉本体2との間で循環
送風路が形成されている。
加熱体4には電熱ヒータが用いられ、前記循環
ダクト3の送風口31側に配設されている。
送風フアン5は、前記加熱体4で熱した空気を
強制送風するためのもので、前記循環ダクト3内
で加熱体4の後方に配設されている。
遠赤外線ヒータ6,7は、セラミツクスの内部
に二次熱源としての電熱ヒータが組み込まれたも
ので、それぞれ上室22及び下室23に設けられ
ている。
次に、本実施例の作用を説明する。
成形装置で成形されたのちの串付原料1は、炉
本体2内において、加熱体4と送風フアン5とに
よる熱風加熱と、遠赤外線ヒータ6,7による遠
赤外線加熱と、で加熱処理される。
この場合、加熱体4と送風フアン5による熱風
加熱は、ガス火で直接加熱するシユバンク等とは
異なり、熱風で加熱することになるため、熱が均
一化されてムラのない加熱ができるが、この熱風
加熱は摺身原料12の外層部に対する加熱作用が
主となり、内層部にまで十分にその加熱作用を及
ぼすことができない。
又、遠赤外線ヒータ6,7による加熱は、放射
される遠赤外線の内部浸透性が高いため、摺身原
料12の内層部にまでその加熱作用を及ぼすこと
ができる。
従つて、本実施例では、熱風加熱によつて摺身
原料12の外層部が主に加熱され、遠赤外線ヒー
タ6,7によつて摺身原料12の内層部が主に加
熱されることになり、熱風加熱と遠赤外線加熱と
の併用によつて摺身原料12の全体がムラなく、
しかも十分に加熱されることになる。
尚、摺身原料12の加熱に際しては、まず低い
温度(約40℃前後)で座り加熱を行ない、続いて
高い温度(約85℃以上)で高温加熱を行うのが良
好な食感を得る上で好ましいもので、本実施例の
ように、炉本体2の加熱室を上室22と下室23
に区画し、串付原料1を上室22から下室23に
移行させながら、熱風を下室23から上室22に
向けて送風する構造にすれば、下室23で熱風の
熱が奪われて上室22では熱風の温度が低下する
ことになるため、上室22で座り加熱を行つたの
ち、下室23で高温加熱ができ、座り加熱工程か
ら高温加熱工程までを連続して行わせることがで
きる。
又、炉本体2と循環ダクト3との間に熱風の循
環送風路が形成されるため、空気を所定の温度に
まで熱する際の熱効率が向上する。
以上、本考案の実施例を図面により説明した
が、本考案の具体的な構成は前記した実施例に限
定されることはなく、考案の要旨を逸脱しない範
囲の設計変更等があつても本考案の技術的範囲に
含まれる。
例えば、炉本体の加熱室は、上室と下室とに区
画する必要は必ずしもなく、トンネル状に長く形
成してもよいが、スペース的には実施例のように
立体構造にするのが好ましい。
又、実施例では、座り加熱工程から高温加熱工
程までを連続して行なう構造を示したが、本考案
の加熱装置は、座り加熱、高温加熱を単独で行う
のにも適用できる。
又、熱風用の加熱源及び遠赤外線ヒータの二次
熱源には、電熱ヒータやガスヒータ等を任意に使
用できる。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案の加熱装置に
あつては、熱風による加熱と遠赤外線による加熱
との併用によつて、摺身原料の外層部から内層部
までを全体的にムラなく十分に加熱することがで
きる。
又、熱風の循環送風路が形成されているので、
効率よく熱風を得ることができ、ランニングコス
トの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の竹輪製造用加熱装置の
説明図、第2図は串付原料の正面図である。 A……竹輪製造用加熱装置、1……串付原料、
11……串、12……摺身原料、2……炉本体、
22……上室(加熱室)、23……下室(加熱
室)、3……循環ダクト、4……加熱体、5……
送風フアン、6,7……遠赤外線ヒータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 串に摺身原料が付着成形された串付原料の加熱
    室が形成された炉本体と、 炉本体の加熱室に連通する循環ダクトと、 循環ダクト内に設けられ、該ダクト内に流入し
    た空気を、加熱室内の摺身原料を座り加熱又は高
    温加熱することができる温度まで加熱する加熱体
    と、 循環ダクト内に設けられ、前記加熱体で加熱し
    た熱風を加熱室内に強制送風する送風フアンと、 加熱室内に設けられた遠赤外線ヒータと、 からなることを特徴とする竹輪製造用加熱装置。
JP1986117865U 1986-07-30 1986-07-30 Expired JPH0454795Y2 (ja)

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JPS6323992U JPS6323992U (ja) 1988-02-17
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