JPH0444075Y2 - - Google Patents
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- JPH0444075Y2 JPH0444075Y2 JP1987053696U JP5369687U JPH0444075Y2 JP H0444075 Y2 JPH0444075 Y2 JP H0444075Y2 JP 1987053696 U JP1987053696 U JP 1987053696U JP 5369687 U JP5369687 U JP 5369687U JP H0444075 Y2 JPH0444075 Y2 JP H0444075Y2
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- JP
- Japan
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- bamboo
- bamboo wheel
- processing section
- heating
- firing
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- 235000017491 Bambusa tulda Nutrition 0.000 claims description 63
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- 238000011282 treatment Methods 0.000 claims description 8
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- Fish Paste Products (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発考案、串杆に捲着された竹輪材料を連続的
に焼成して竹輪製品を製造する焼成装置に関する
ものである。
に焼成して竹輪製品を製造する焼成装置に関する
ものである。
(従来の技術及びその問題点)
竹輪の連続的製造に於いては、竹輪材料を成形
機にて串杆周面上に所定厚さに捲着し、これを連
続的に移送しつつ焼成することにより製品化する
が、高温焼成を行う前に串杆上の竹輪材料を比較
的低温で加熱する所謂坐り処理を施すこと、及び
高温焼成を行つた後に竹輪を加熱しながら空気流
に接触させて艶だしを行うことが知られている。
そしてこの艶だし処理が効果的に成されるか否か
で商品価値が大きく左右される。
機にて串杆周面上に所定厚さに捲着し、これを連
続的に移送しつつ焼成することにより製品化する
が、高温焼成を行う前に串杆上の竹輪材料を比較
的低温で加熱する所謂坐り処理を施すこと、及び
高温焼成を行つた後に竹輪を加熱しながら空気流
に接触させて艶だしを行うことが知られている。
そしてこの艶だし処理が効果的に成されるか否か
で商品価値が大きく左右される。
然して従来の竹輪焼成装置に於ける艶だし処理
部は、例えば特公昭52−46305号公報によつて知
られているように、竹輪移動経路の下側に電熱ヒ
ーターを配設すると共に竹輪移動経路の上側には
下向きに空気を噴射する送風管を配設し、前記竹
輪移動経路を自転しながら移動する高温焼成済み
の竹輪を加熱すると同時に当該竹輪に空気を吹き
つけて艶だしを行うように構成されたものであつ
た。
部は、例えば特公昭52−46305号公報によつて知
られているように、竹輪移動経路の下側に電熱ヒ
ーターを配設すると共に竹輪移動経路の上側には
下向きに空気を噴射する送風管を配設し、前記竹
輪移動経路を自転しながら移動する高温焼成済み
の竹輪を加熱すると同時に当該竹輪に空気を吹き
つけて艶だしを行うように構成されたものであつ
た。
このような従来の艶だし処理部の構成では、結
果的に竹輪に対する艶だし効果が充分に得られな
かつた。これは、竹輪表面を焦がすことなくソフ
トにしかも短時間で充分高温に加熱することが出
来ないこと、竹輪に対する艶だし用加熱温度の正
確な調整が出来ないこと、また下側からの加熱作
用に支障を与えることなく空気を勢い良く竹輪表
面に吹きつけることが出来ないことが原因である
と思われる。
果的に竹輪に対する艶だし効果が充分に得られな
かつた。これは、竹輪表面を焦がすことなくソフ
トにしかも短時間で充分高温に加熱することが出
来ないこと、竹輪に対する艶だし用加熱温度の正
確な調整が出来ないこと、また下側からの加熱作
用に支障を与えることなく空気を勢い良く竹輪表
面に吹きつけることが出来ないことが原因である
と思われる。
(問題点を解決するための手段)
本考案は上記のような従来の問題点を解決し得
る艶だし処理部を備えた竹輪焼成装置を提案する
ものであつて、その特徴は、串杆に捲着された竹
輪材料を自転させつつ連続的に移送しながら高温
焼成を行う竹輪の焼成装置に於いて、前記高温焼
成処理部の次段に、自転しながら移動する竹輪を
下側から加熱する加熱手段と、竹輪移動経路の上
側で竹輪移動方向と平行な方向に空気流を形成す
る冷却用送風手段とを備えた艶だし処理部を配設
し、前記冷却用送風手段は、その送風口が広狭調
整可能に、且つ竹輪移動経路に対する送風口の向
き及び上下間隔が調整可能に設けられており、前
記艶だし処理部の前記加熱手段は、ガスバーナー
とこのガスバーナーによつて加熱される遠赤外線
放射用発熱板とから構成した点にある。
る艶だし処理部を備えた竹輪焼成装置を提案する
ものであつて、その特徴は、串杆に捲着された竹
輪材料を自転させつつ連続的に移送しながら高温
焼成を行う竹輪の焼成装置に於いて、前記高温焼
成処理部の次段に、自転しながら移動する竹輪を
下側から加熱する加熱手段と、竹輪移動経路の上
側で竹輪移動方向と平行な方向に空気流を形成す
る冷却用送風手段とを備えた艶だし処理部を配設
し、前記冷却用送風手段は、その送風口が広狭調
整可能に、且つ竹輪移動経路に対する送風口の向
き及び上下間隔が調整可能に設けられており、前
記艶だし処理部の前記加熱手段は、ガスバーナー
とこのガスバーナーによつて加熱される遠赤外線
放射用発熱板とから構成した点にある。
(実施例)
以下に本考案の一実施例を添付の例示図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
第1図に於いて、1は成形機であつて、第2図
に示すようにSUS21等の磁性金属材料から成る
串杆2の所定位置に竹輪材料3を所定厚さに捲着
させるものである。4はスクリユーコンベヤであ
つて、成形機1から送り出される竹輪材料セツト
済み串杆2を斜め上方に自転させながら搬送して
坐り処理部5に供給する。6はスクリユーコンベ
ヤ4の搬送経路途中に設けられた成形補助ブラシ
であつて、串杆2上に捲着された竹輪材料3の端
部はみ出し分を除去すると共に串杆2の露出表面
を掃除するものである。7は前記成形補助ブラシ
6よりも下手側でスクリユーコンベヤ4の搬送経
路途中に設けられた穿孔機であつて、往復移動す
る多数の穿孔用針を備え、串杆2に捲着された竹
輪材料3の巻きつけ厚さが一定以上ある場合に当
該竹輪材料3に多数の微細孔を形成するものであ
る。
に示すようにSUS21等の磁性金属材料から成る
串杆2の所定位置に竹輪材料3を所定厚さに捲着
させるものである。4はスクリユーコンベヤであ
つて、成形機1から送り出される竹輪材料セツト
済み串杆2を斜め上方に自転させながら搬送して
坐り処理部5に供給する。6はスクリユーコンベ
ヤ4の搬送経路途中に設けられた成形補助ブラシ
であつて、串杆2上に捲着された竹輪材料3の端
部はみ出し分を除去すると共に串杆2の露出表面
を掃除するものである。7は前記成形補助ブラシ
6よりも下手側でスクリユーコンベヤ4の搬送経
路途中に設けられた穿孔機であつて、往復移動す
る多数の穿孔用針を備え、串杆2に捲着された竹
輪材料3の巻きつけ厚さが一定以上ある場合に当
該竹輪材料3に多数の微細孔を形成するものであ
る。
坐り処理部5は、搬送方向が互いに逆向きの上
下2段のスクリユーコンベヤ8a,8bと、上段
スクリユーコンベヤ8aの終端部かた下段スクリ
ユーコンベヤ8bの始端部へ串杆2を移載する転
送用回転体9、及び各段スクリユーコンベヤ8
a,8bの上側に架設された加熱手段10a,1
0bから構成されている。11は前記スクリユー
コンベヤ4の終端から送り出される串杆2を坐り
処理部5に於ける上段スクリユーコンベヤ8aの
始端部へ移載する中継コンベヤである。
下2段のスクリユーコンベヤ8a,8bと、上段
スクリユーコンベヤ8aの終端部かた下段スクリ
ユーコンベヤ8bの始端部へ串杆2を移載する転
送用回転体9、及び各段スクリユーコンベヤ8
a,8bの上側に架設された加熱手段10a,1
0bから構成されている。11は前記スクリユー
コンベヤ4の終端から送り出される串杆2を坐り
処理部5に於ける上段スクリユーコンベヤ8aの
始端部へ移載する中継コンベヤである。
12は坐り処理部5の下側に設けられた高温焼
成処理部であつて、串杆2を自転させながら搬送
するスクリユーコンベヤ13、高温焼成用ヒータ
ー14、焼成開始前に串杆2上の竹輪材料3に油
を塗布する油付け機15、及び焼成の途中で竹輪
材料2に多数の針を突き刺して空気抜きを行う穿
孔機(図示省略)等から構成され、坐り処理部5
に於ける下段スクリユーコンベヤ8bから送り出
される串杆2は、転送用回転体16によつて高温
焼成処理部12に於けるスクリユーコンベヤ13
の始端部に移載される。
成処理部であつて、串杆2を自転させながら搬送
するスクリユーコンベヤ13、高温焼成用ヒータ
ー14、焼成開始前に串杆2上の竹輪材料3に油
を塗布する油付け機15、及び焼成の途中で竹輪
材料2に多数の針を突き刺して空気抜きを行う穿
孔機(図示省略)等から構成され、坐り処理部5
に於ける下段スクリユーコンベヤ8bから送り出
される串杆2は、転送用回転体16によつて高温
焼成処理部12に於けるスクリユーコンベヤ13
の始端部に移載される。
前記高温焼成処理部12の次段には本考案によ
る艶だし処理部17が配設されている。この艶だ
し処理部17は、第3図〜第5図に示すように前
記高温焼成処理部12のスクリユーコンベヤ13
の延長部分によつて形成される竹輪移動経路18
の下側に配設された加熱手段19と、竹輪移動経
路18の上側で竹輪移動方向と平行な方向(図示
例では竹輪移動方向とは反対向き)に空気流を形
成する冷却用送風手段20とを備えている。
る艶だし処理部17が配設されている。この艶だ
し処理部17は、第3図〜第5図に示すように前
記高温焼成処理部12のスクリユーコンベヤ13
の延長部分によつて形成される竹輪移動経路18
の下側に配設された加熱手段19と、竹輪移動経
路18の上側で竹輪移動方向と平行な方向(図示
例では竹輪移動方向とは反対向き)に空気流を形
成する冷却用送風手段20とを備えている。
前記加熱手段19は、ガスバーナー(シユバン
クバーナー等)21とこのガスバーナー21によ
つて加熱される遠赤外線放射用発熱板22とから
構成されている。前記遠赤外線放射用発熱板22
には、下側のガスバーナー21からの燃焼ガスが
上方に通過し得る多数の貫通小孔を有するもの
と、このような貫通小孔を持たないものとがある
が、前者の発熱板を使用するときは各発熱板22
を〓間なく敷き詰めることが出来、後者の発熱板
を使用するときは各発熱板22の間や周囲に適当
な〓間を形成するようにすれば良い。
クバーナー等)21とこのガスバーナー21によ
つて加熱される遠赤外線放射用発熱板22とから
構成されている。前記遠赤外線放射用発熱板22
には、下側のガスバーナー21からの燃焼ガスが
上方に通過し得る多数の貫通小孔を有するもの
と、このような貫通小孔を持たないものとがある
が、前者の発熱板を使用するときは各発熱板22
を〓間なく敷き詰めることが出来、後者の発熱板
を使用するときは各発熱板22の間や周囲に適当
な〓間を形成するようにすれば良い。
前記冷却用送風手段20は、ブロワ23の送風
口に配管24を介して接続された送風用ノズル2
5を備えている、図示例では竹輪移動経路18の
始端部上と中間位置上との2箇所に夫々横方向に
2つの送風用ノズル25を並設しているが、この
送風用ノズル25の数及び位置は限定されない。
又、図示例では4つの送風用ノズル25を2群に
分けて各群毎にブロワ23を接続したが、一つの
送風用ノズル25に1台のブロワ23を接続して
も良いし、全ての送風用ノズル25を1台のブロ
ワ23に接続しても良い。26は各送風用ノズル
25に供給される空気量を調整するための調整バ
ルブである。
口に配管24を介して接続された送風用ノズル2
5を備えている、図示例では竹輪移動経路18の
始端部上と中間位置上との2箇所に夫々横方向に
2つの送風用ノズル25を並設しているが、この
送風用ノズル25の数及び位置は限定されない。
又、図示例では4つの送風用ノズル25を2群に
分けて各群毎にブロワ23を接続したが、一つの
送風用ノズル25に1台のブロワ23を接続して
も良いし、全ての送風用ノズル25を1台のブロ
ワ23に接続しても良い。26は各送風用ノズル
25に供給される空気量を調整するための調整バ
ルブである。
各送風用ノズル25は、第5図〜第7図に示す
ように水平横向きの円筒状基部27から連設され
たノズル本体28の先端に水平横長スリツト状の
送風口29を有し、当該送風口29の上側壁は、
ノズル本体28の基部上側壁28aに長孔30と
固定用ねじ31とによつて斜め上下方向に出し入
れ可能に取り付けられたシヤツター板32から構
成され、このシヤツター板32の出し入れにより
送風口29の上下幅hを調節することが出来る。
又、前記円筒状基部27には同心状に支持パイプ
材33が連設され、この支持パイプ材33の端部
フランジ34が、固定フレーム35に長孔36と
固定用ねじ37とにより高さ調整可能に取り付け
られている支持板38に、円弧状長孔39と固定
用ねじ40とにより円筒状基部39の軸心の周り
に回転固定自在に取り付けられている。41は円
筒状基部27と配管24との間に介装された継手
であり、配管24からの空気流を円筒状基部27
の略全域に供給する。
ように水平横向きの円筒状基部27から連設され
たノズル本体28の先端に水平横長スリツト状の
送風口29を有し、当該送風口29の上側壁は、
ノズル本体28の基部上側壁28aに長孔30と
固定用ねじ31とによつて斜め上下方向に出し入
れ可能に取り付けられたシヤツター板32から構
成され、このシヤツター板32の出し入れにより
送風口29の上下幅hを調節することが出来る。
又、前記円筒状基部27には同心状に支持パイプ
材33が連設され、この支持パイプ材33の端部
フランジ34が、固定フレーム35に長孔36と
固定用ねじ37とにより高さ調整可能に取り付け
られている支持板38に、円弧状長孔39と固定
用ねじ40とにより円筒状基部39の軸心の周り
に回転固定自在に取り付けられている。41は円
筒状基部27と配管24との間に介装された継手
であり、配管24からの空気流を円筒状基部27
の略全域に供給する。
上記のように構成された送風用ノズル25は、
竹輪移動経路18に於ける竹輪移動方向と平行で
竹輪移動方向とは逆方向に向かつて送風口29が
開口するように竹輪移動経路18に近接して配設
されている。そして送風口29の上下幅hをシヤ
ツター板32により調整し得ると共に、竹輪移動
経路18に対する送風口29の高さは、支持板3
8の高さ調整により一定範囲内で自在に調節する
ことが出来、更に送風口29の向きは、支持板3
8に対するフランジ34の取り付け角度の調整に
より一定範囲内で自在に調節し得る。
竹輪移動経路18に於ける竹輪移動方向と平行で
竹輪移動方向とは逆方向に向かつて送風口29が
開口するように竹輪移動経路18に近接して配設
されている。そして送風口29の上下幅hをシヤ
ツター板32により調整し得ると共に、竹輪移動
経路18に対する送風口29の高さは、支持板3
8の高さ調整により一定範囲内で自在に調節する
ことが出来、更に送風口29の向きは、支持板3
8に対するフランジ34の取り付け角度の調整に
より一定範囲内で自在に調節し得る。
以上のように構成された竹輪焼成装置に於いて
は、成形機1にて所定厚さに竹輪材料3が捲着さ
れた串杆2(SUS21等の磁性金属材料製)が坐
り処理部5に於いて左右両端部を夫々スクリユー
コンベヤ8a,8bで支持された状態で自転しな
がら搬送される間に、当該串杆2上の竹輪材料3
が加熱手段10a,10bによつて内部まで均一
に且つ適温に加熱され、良好な弾力性、即ち「こ
し」が付与される。
は、成形機1にて所定厚さに竹輪材料3が捲着さ
れた串杆2(SUS21等の磁性金属材料製)が坐
り処理部5に於いて左右両端部を夫々スクリユー
コンベヤ8a,8bで支持された状態で自転しな
がら搬送される間に、当該串杆2上の竹輪材料3
が加熱手段10a,10bによつて内部まで均一
に且つ適温に加熱され、良好な弾力性、即ち「こ
し」が付与される。
上記の坐り処理を受けた竹輪材料3は高温焼成
処理部12に搬入され、スクリユーコンベヤ13
により自転しながら搬送される間に油付け機15
による油付け、高温焼成用ヒーター14による高
温焼成、穿孔機による空気抜き等の各処理を受
け、充分に高温焼成される。この後、竹輪材料3
は同じスクリユーコンベヤ13によつて艶だし処
理部17に送り込まれ、竹輪移動経路18上を移
動する間に下側の加熱手段19によつて加熱され
ると同時に、冷却用送風手段20の各送風用ノズ
ル25から吐出する空気を吹きつけられ、艶だし
処理が行われる。
処理部12に搬入され、スクリユーコンベヤ13
により自転しながら搬送される間に油付け機15
による油付け、高温焼成用ヒーター14による高
温焼成、穿孔機による空気抜き等の各処理を受
け、充分に高温焼成される。この後、竹輪材料3
は同じスクリユーコンベヤ13によつて艶だし処
理部17に送り込まれ、竹輪移動経路18上を移
動する間に下側の加熱手段19によつて加熱され
ると同時に、冷却用送風手段20の各送風用ノズ
ル25から吐出する空気を吹きつけられ、艶だし
処理が行われる。
即ち、艶だし処理部17に於ける加熱手段19
では、ガスバーナー21によつて遠赤外線放射用
発熱板22が所定の温度に加熱され、当該発熱板
22からは所定の波長の遠赤外線が竹輪移動経路
18に向かつて上向きに放射されている。このと
き発熱板22の表面温度が、竹輪材料3がもつ固
有の吸収波長(同調振動数)と同一の波長(振動
数)の遠赤外線を放射する温度となるように、当
該発熱板22をガスバーナー21で加熱すること
が望ましい。この発熱板22上を通過する竹輪材
料3は、スクリユーコンベヤ13の作用によつて
串杆2と共に自転しながら移動しているので、当
該発熱板22から放射される遠赤外線と直接輻射
熱とによつて全表面が急速に且つソフトに加熱さ
れる。一方、竹輪移動経路18の上側には各送風
用ノズル25の送風口29から吐出される空気に
よつて当該移動経路18と平行する空気流が形成
されているので、加熱手段19に対向する側で急
速加熱された竹輪材料3は自転によつて上側に移
つたとき前記空気流と接触し、急速に冷却され
る。この加熱と空気の吹きつけとが繰り返される
結果、竹輪材料3の表面は均等に且つ効果的に艶
だしされる。
では、ガスバーナー21によつて遠赤外線放射用
発熱板22が所定の温度に加熱され、当該発熱板
22からは所定の波長の遠赤外線が竹輪移動経路
18に向かつて上向きに放射されている。このと
き発熱板22の表面温度が、竹輪材料3がもつ固
有の吸収波長(同調振動数)と同一の波長(振動
数)の遠赤外線を放射する温度となるように、当
該発熱板22をガスバーナー21で加熱すること
が望ましい。この発熱板22上を通過する竹輪材
料3は、スクリユーコンベヤ13の作用によつて
串杆2と共に自転しながら移動しているので、当
該発熱板22から放射される遠赤外線と直接輻射
熱とによつて全表面が急速に且つソフトに加熱さ
れる。一方、竹輪移動経路18の上側には各送風
用ノズル25の送風口29から吐出される空気に
よつて当該移動経路18と平行する空気流が形成
されているので、加熱手段19に対向する側で急
速加熱された竹輪材料3は自転によつて上側に移
つたとき前記空気流と接触し、急速に冷却され
る。この加熱と空気の吹きつけとが繰り返される
結果、竹輪材料3の表面は均等に且つ効果的に艶
だしされる。
また、艶だし処理部17での竹輪材料3に対す
る遠赤外線放射用発熱板22などからの艶だし用
加熱温度は正確に調整されなければならないが、
前述したように、冷却用送風手段20は、その送
風口29の上下幅hをシヤツター板32により調
整出来、また竹輪移動経路18に対する送風口2
9の高さを支持板38の高さ調整により調整する
ことが出来、更に送風口29の向きを支持板38
に対するフランジ34の取り付け角度の調整によ
り調整出来るようになつていることから、自転し
ながら移動する竹輪材料3に対する加熱温度を微
妙に調整することが出来、これによつてムラなく
良好に艶だしされた竹輪製品を製造することが出
来る。
る遠赤外線放射用発熱板22などからの艶だし用
加熱温度は正確に調整されなければならないが、
前述したように、冷却用送風手段20は、その送
風口29の上下幅hをシヤツター板32により調
整出来、また竹輪移動経路18に対する送風口2
9の高さを支持板38の高さ調整により調整する
ことが出来、更に送風口29の向きを支持板38
に対するフランジ34の取り付け角度の調整によ
り調整出来るようになつていることから、自転し
ながら移動する竹輪材料3に対する加熱温度を微
妙に調整することが出来、これによつてムラなく
良好に艶だしされた竹輪製品を製造することが出
来る。
(考案の作用及び効果)
本考案の竹輪焼成装置によれば、艶だし処理部
に於ける冷却用送風手段は、竹輪移動経路の上側
で当該竹輪移動経路と平行する空気流を形成する
ものであるから、その流速及び流量を充分大きく
しても竹輪移動経路下の加熱手段側へ直接空気流
が流入することが少ない。従つて、加熱手段に対
向する竹輪移動経路の下側の雰囲気温度は、例え
ば高温焼成処理部12の雰囲気温度400℃程度に
対し、800℃程度まで効率良く高めることが出来
る。しかも当該加熱手段は遠赤外線を放射するも
のであるから、高温雰囲気を得ることが出来るだ
けでなく竹輪を内部まで急速に且つソフトに加熱
することが出来る。
に於ける冷却用送風手段は、竹輪移動経路の上側
で当該竹輪移動経路と平行する空気流を形成する
ものであるから、その流速及び流量を充分大きく
しても竹輪移動経路下の加熱手段側へ直接空気流
が流入することが少ない。従つて、加熱手段に対
向する竹輪移動経路の下側の雰囲気温度は、例え
ば高温焼成処理部12の雰囲気温度400℃程度に
対し、800℃程度まで効率良く高めることが出来
る。しかも当該加熱手段は遠赤外線を放射するも
のであるから、高温雰囲気を得ることが出来るだ
けでなく竹輪を内部まで急速に且つソフトに加熱
することが出来る。
この結果、自転しながら移動する竹輪を加熱手
段に対向する側では極めて高温に且つ急速に加熱
し、当該竹輪部分が加熱手段とは反対側(上側)
に移動すれば直ちに空気を勢い良く吹きつけて急
速に冷却することが出来る。この作用が繰り返し
行われることにより竹輪の全表面を極めて効果的
に艶だしすることが出来る。
段に対向する側では極めて高温に且つ急速に加熱
し、当該竹輪部分が加熱手段とは反対側(上側)
に移動すれば直ちに空気を勢い良く吹きつけて急
速に冷却することが出来る。この作用が繰り返し
行われることにより竹輪の全表面を極めて効果的
に艶だしすることが出来る。
更に、前記艶出し処理部での竹輪に対する遠赤
外線放射用発熱板などからの艶だし用加熱温度は
正確に調整される必要があるが、本考案装置で
は、前記冷却用送風手段はその送風口が広狭調整
可能にして且つ竹輪移動経路に対する送風口の向
き及び上下間隔が調整可能に設けてあるため、自
転しながら移動する竹輪に対する加熱温度を当該
送風手段によつて微妙に調整することが可能とな
り、これによつてムラなく良好に艶だしされた竹
輪製品を製造することが出来る。
外線放射用発熱板などからの艶だし用加熱温度は
正確に調整される必要があるが、本考案装置で
は、前記冷却用送風手段はその送風口が広狭調整
可能にして且つ竹輪移動経路に対する送風口の向
き及び上下間隔が調整可能に設けてあるため、自
転しながら移動する竹輪に対する加熱温度を当該
送風手段によつて微妙に調整することが可能とな
り、これによつてムラなく良好に艶だしされた竹
輪製品を製造することが出来る。
以上のように、本考案装置によれば、光沢の良
い商品価値の高い竹輪を容易に製造することが出
来るのである。
い商品価値の高い竹輪を容易に製造することが出
来るのである。
第1図は焼成装置全体の概略側面図、第2図は
竹輪材料が捲着された串杆の斜視図、第3図は艶
だし処理部を示す概略平面図、第4図は同側面
図、第5図は同詳細構造を示す縦断正面図、第6
図は送風用ノズルの取り付け構造を示す縦断側面
図、第7図は送風用ノズルの内部構造を示す縦断
側面図である。 1……成形機、2……串杆、3……竹輪材料、
5……坐り処理部、8a,8b,13……スクリ
ユーコンベヤ、10a,10b……坐り処理用加
熱手段、12……高温焼成処理部、14……高温
焼成用ヒーター、17……艶だし処理部、18…
…竹輪移動経路、19……加熱手段、20……冷
却用送風手段、23……ブロワ、24……配管、
25……送風用ノズル、29……送風口。
竹輪材料が捲着された串杆の斜視図、第3図は艶
だし処理部を示す概略平面図、第4図は同側面
図、第5図は同詳細構造を示す縦断正面図、第6
図は送風用ノズルの取り付け構造を示す縦断側面
図、第7図は送風用ノズルの内部構造を示す縦断
側面図である。 1……成形機、2……串杆、3……竹輪材料、
5……坐り処理部、8a,8b,13……スクリ
ユーコンベヤ、10a,10b……坐り処理用加
熱手段、12……高温焼成処理部、14……高温
焼成用ヒーター、17……艶だし処理部、18…
…竹輪移動経路、19……加熱手段、20……冷
却用送風手段、23……ブロワ、24……配管、
25……送風用ノズル、29……送風口。
Claims (1)
- 串杆に捲着された竹輪材料を自転させつつ連続
的に移送しながら高温焼成を行う竹輪の焼成装置
に於いて、前記高温焼成処理部の次段に、自転し
ながら移動する竹輪を下側から加熱する加熱手段
と、竹輪移動経路の上側で竹輪移動方向と平行な
方向に空気流を形成する冷却用送風手段とを備え
た艶だし処理部を配設し、前記冷却用送風手段
は、その送風口が広狭調整可能に、且つ竹輪移動
経路に対する送風口の向き及び上下間隔が調整可
能に設けられており、前記艶だし処理部の前記加
熱手段は、ガスバーナーとこのガスバーナーによ
つて加熱される遠赤外線放射用発熱板とから構成
して成る竹輪の焼成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987053696U JPH0444075Y2 (ja) | 1987-04-09 | 1987-04-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987053696U JPH0444075Y2 (ja) | 1987-04-09 | 1987-04-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63160194U JPS63160194U (ja) | 1988-10-19 |
JPH0444075Y2 true JPH0444075Y2 (ja) | 1992-10-16 |
Family
ID=30879999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987053696U Expired JPH0444075Y2 (ja) | 1987-04-09 | 1987-04-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0444075Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9046838B2 (en) | 2012-09-14 | 2015-06-02 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing device and image forming apparatus |
US9152106B2 (en) | 2012-08-31 | 2015-10-06 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing device and image forming apparatus including same |
US9316972B2 (en) | 2012-07-12 | 2016-04-19 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing device and image forming apparatus incorporating same |
US9405270B2 (en) | 2012-02-09 | 2016-08-02 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing device and image forming apparatus incorporating same |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6323992B2 (ja) * | 1980-06-24 | 1988-05-18 | Sumitomo Chemical Co |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0454795Y2 (ja) * | 1986-07-30 | 1992-12-22 |
-
1987
- 1987-04-09 JP JP1987053696U patent/JPH0444075Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6323992B2 (ja) * | 1980-06-24 | 1988-05-18 | Sumitomo Chemical Co |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9405270B2 (en) | 2012-02-09 | 2016-08-02 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing device and image forming apparatus incorporating same |
US9316972B2 (en) | 2012-07-12 | 2016-04-19 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing device and image forming apparatus incorporating same |
US9152106B2 (en) | 2012-08-31 | 2015-10-06 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing device and image forming apparatus including same |
US9046838B2 (en) | 2012-09-14 | 2015-06-02 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing device and image forming apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63160194U (ja) | 1988-10-19 |
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