JPH0418391Y2 - - Google Patents

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JPH0418391Y2
JPH0418391Y2 JP1985153182U JP15318285U JPH0418391Y2 JP H0418391 Y2 JPH0418391 Y2 JP H0418391Y2 JP 1985153182 U JP1985153182 U JP 1985153182U JP 15318285 U JP15318285 U JP 15318285U JP H0418391 Y2 JPH0418391 Y2 JP H0418391Y2
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JP
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tea leaves
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heating
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tea
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、マイクロ波を使用して茶葉を乾燥さ
せる装置に関する。
〔従来技術〕
茶葉を火入れ乾燥させる場合、従来では重油、
ガスバーナ等を火力源として、この火力源で加熱
した鉄板ドラムや熱風を利用していた。この方法
は、茶葉の含水率が10%以上の場合には、比較的
効率の良い乾燥が得られるが、それ以下にする場
合には、含水率の低下に伴つて熱伝導率が悪くな
るため、乾燥効率の低下することは避けられず、
仕上げまでに長時間を必要としていた。
一方、近年利用され始めたマイクロ波加熱は、
茶葉自体が内部から発熱するため、適度な通気で
十分含水率(2〜3%)まで容易に効率良く、し
かも茶葉の色落ちもなく、乾燥させることができ
る。
しかしながら、例えば煎茶の場合、再製火入れ
工程において香気、火香と呼ばれる香りを出すた
めには、マイクロ波加熱のみでは、不可能であつ
た。
このため、マイクロ波による加熱乾燥後の茶葉
を、従来のガス式或いは重油式バーナ等の火香付
け機に投入していたが、この火香付け機が別設置
となるため装置全体の設置スペース、火香付け機
への搬送までの茶葉温度の保持の点で問題があつ
た。
〔考案の目的〕
本考案は以上のような点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、装置全体の設置スペースが少な
くて済み、また火香付けまで茶葉温度低下を防止
でき、更に火香付け用の加熱時の排熱を再利用で
きるようにして熱効率の向上を図ることができ、
更に振動コンベアを使用しながらもその振動が内
部や外部に悪影響を与えないようにした茶葉乾燥
装置を提供することである。
〔考案の構成〕
このために本考案の茶葉乾燥装置は、供給され
た茶葉をベルトコンベアによる搬送途中にマイク
ロ波加熱させる前加熱処理部と、該前加熱処理部
の下部に設置され、該前加熱処理部から茶葉を連
続搬送して火香を付加する後加熱処理部とでなる
茶葉乾燥装置であつて、上記後加熱処理部を、上
面に加熱部を具備する上下偶数段の振動コンベア
と、上下隣接する振動コンベアの搬送連続部を構
成するガイドとで構成し、且つ上下方向に隣接す
る上記振動コンベアの振動方向を逆方向としたも
のである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について説明する。第1
図はその一実施例の茶葉乾燥装置を示すものであ
る。本実施例では、茶葉乾燥装置を、ベルトコン
ベア式搬送及びマイクロ波加熱を利用した前加熱
処理部Aと、振動コンベア式搬送及び遠赤外線ヒ
ータ加熱を利用した後加熱処理部Bとで構成して
いる。
前加熱処理部Aにおいて、1は未処理茶葉を供
給するホツパであり、そのホツパ1内の未処理茶
葉はロータリー式の羽根車2によつて搬送ベルト
3に供給される。この搬送ベルト3は駆動ローラ
4とテンシヨンローラ5との間に懸架され、その
上部中央部分がオーブン6内を通過するようにな
つている。このオーブン6には、マイクロ波発振
器7,7′からのマイクロ波が導波管8,8′を通
して供給されるようになつており、そのマイクロ
波がスターラフアン9により拡散されて搬送ベル
ト3上の茶葉を加熱するのである。10は排気フ
アン、11,11′はオーブン6の出入口からの
マイクロ波漏洩を防止する漏洩防止部である。ま
た、12は搬送ベルト3により搬送されて来た前
処理済みの茶葉を後加熱処理部Bに案内・落下さ
せるガイド板である。
後加熱処理部Bにおいて、13,14は搬送ベ
ルト3の下方において上下2段に並んで配置され
た振動コンベアの舟であり、それら舟13,14
は架台フレーム15に対して板バネ16,17で
支持され、モータ18を動力源とする振動ロツド
19,20により、相互に反対方向(180度異な
つた方向)に振動されるよう構成されている。そ
して、この両舟13,14は奥内でガイド21に
より搬送が連続化されている。22,23は舟1
3,14の上部に位置するように架台フレーム1
5に取り付けられた遠赤外線ヒータである。な
お、この架台フレーム15は上部の前加熱処理部
Aも支持している。
さて、マイクロ波発振器7,7′を始動させる
と、オーブン6内にマイクロ波が供給される。そ
こで、ホツパ1内に未処理茶葉を供給し、羽根車
2を駆動し、且つ駆動ローラ4により搬送ベルト
3を矢印a方向に移送させると、羽根車2の回転
速度により決まる所定量の茶葉がオーブン6内に
供給され、そこで誘電加熱される。
このとき、搬送ベルト3の搬送速度と羽根車2
による供給速度を可変にしておけば、自由な割合
で両者間の同期をとることができ、よつて茶葉の
搬送厚さを所望の一定の厚さとすることができ、
多品種の茶葉の各々に対応して、適切な乾燥を行
なわせることができる。通常では搬送ベルト3上
の茶葉は10〜30mm程度の厚さで搬送・乾燥され
る。
この前加熱処理部Aで乾燥された茶葉は荒茶と
呼ばれ、次にガイド板12で下方に定量的に落下
されて後加熱処理部Bの舟13,14で搬送され
る間に遠赤外線ヒータ22,23で火香付けが行
なわれる。
この後加熱処理部Bでは、茶葉が、振動コンベ
アの舟13,14により進行方向斜め上方向に持
ち上げられてから下側に落下する動作が繰り返さ
れて搬送されるので、十分にほぐされながら遠赤
外線ヒータ22,23により加熱され、火香付け
が行なわれる。
ここにおける振動コンベアは、舟13,14を
相互に反対方向に振動させるように構成されてお
り、例えば上側の舟13を図において左側(矢印
b方向)に移動させる時、下側の舟14を右側
(矢印c方向)に移動させるように構成されてい
る。従つて、ここにおける振動は内部で吸収さ
れ、外部に影響を与えることはない。
また、この後加熱処理部Bは、遠赤外線ヒータ
22,23による加熱であるので、舟13,14
内の茶葉はその搬送厚みを薄くする必要があり、
そこにおける搬送速度は前乾燥処理部Aにおける
搬送速度よりも速くなつているが、モータ18の
回転速度を調整して振動コンベアの搬送速度を調
整することにより、自由な割合で前加熱処理部A
での搬送と同期をとることが可能となり、ここで
も搬送厚さを所望の一定の厚さとすることが可能
となる。
従つて、前記した前加熱処理部Aでの多種の乾
燥形態とあいまつて、多品種の茶葉に対して十分
な対応が可能となり、茶葉厚さの設定、最適乾燥
時間の設定、火香付け条件(温度等)の設定が自
由かつ容易となる。
更に、この後加熱処理部Bでは遠赤外線ヒータ
22,23から排熱が出るが、この排熱は自然に
上昇するために、前加熱処理部Aのオーブン6や
その出入口の漏洩防止部11,11′部分に対し
て熱風ガイドを設けておくのみで、循環用フアン
等を使用することなく、それらのオーブン等の部
分の昇温に再利用することができ、熱効率が向上
する。
この実施例の茶葉乾燥装置では、前加熱処理部
Aによる茶葉温度を70〜120℃、後加熱処理部B
による出口の茶葉温度を100〜150℃とすることに
より、茶葉の色落ちのない良好な乾燥や火香、香
気付けを実現できた。
なお、以上において、後加熱処理部Bにおける
茶葉搬送手段は、振動コンベアを3段以上とする
こともでき、またドラム型(ドラム内に茶葉を入
れて乾燥しながら回転させほぐして搬送するも
の)或いはベルト型(メツシユベルトに茶葉を載
せて搬送しながら下側から熱風を送りほぐしなが
ら乾燥させるもの)を使用することもできるが、
いずれの場合も前加熱処理部Aの下側に設置する
ことにより、搬送ベルト3から直接茶葉をそこに
供給することができ、搬送途中での茶葉温度低下
の問題が生じることはない。
〔考案の効果〕
以上から本考案によれば、マイクロ波を利用し
た前加熱処理部の下方に火香付け用の後加熱処理
部を配置して構成しているので、両処理部間の搬
送を最短距離で直結することができ、搬送途中で
の茶葉温度低下を効果的に防止し得、また装置全
体の設置スペースも狭くすることができ、更に後
乾燥処理部での排熱を前乾燥処理部に再利用する
ことが可能となり熱効率が向上するという利点が
ある。更に、後乾燥処理部では、その熱源として
ガスや重油ではなく遠赤外線ヒータを使用するこ
とができるので、そのガスや重油を使用した場合
の排ガスや取扱上の制約が問題となることはな
い。また、振動コンベアを上下方向に偶数段設け
てその振動方向を反対方向にし、振動コンベアの
振動を相互に打ち消しているので、前加熱処理部
や外部に設置した機器に悪い影響を与えることは
ない。特にこの振動コンベアの振動方向は茶葉の
搬送を左右交互に上から下方向に移動させる点と
合致し、極めて好都合である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の茶葉乾燥装置を模
式的に示す側面図、第2図は後加熱処理部の振動
コンベア部分の概略正面図である。 1……ホツパ、2……羽根車、3……搬送ベル
ト、4……駆動ローラ、5……テンシヨンロー
ラ、6……オーブン、7,7′……マイクロ波発
振器、8,8′……導波管、9……スターラフア
ン、10……排気フアン、11,11′……漏洩
防止部、12……ガイド板、13,14……舟、
15……架台フレーム、16,17……板バネ、
18……モータ、19,20……ロツド、21…
…ガイド、22,23……遠赤外線ヒータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 供給された茶葉をベルトコンベアによる搬送途
    中にマイクロ波加熱させる前加熱処理部と、該前
    加熱処理部の下部に設置され、該前加熱処理部か
    ら茶葉を連続搬送して火香を付加する後加熱処理
    部とで成る茶葉乾燥装置であつて、 上記後加熱処理部を、上面に加熱部を具備する
    上下偶数段の振動コンベアと、上下隣接する振動
    コンベアの搬送連続部を構成するガイドとで構成
    し、且つ上下方向に隣接する上記振動コンベアの
    振動方向を逆方向としたことを特徴とする茶葉乾
    燥装置。
JP1985153182U 1985-10-08 1985-10-08 Expired JPH0418391Y2 (ja)

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