JP3525352B2 - 多段式の胡麻種子の焙煎装置 - Google Patents

多段式の胡麻種子の焙煎装置

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JP3525352B2
JP3525352B2 JP20124294A JP20124294A JP3525352B2 JP 3525352 B2 JP3525352 B2 JP 3525352B2 JP 20124294 A JP20124294 A JP 20124294A JP 20124294 A JP20124294 A JP 20124294A JP 3525352 B2 JP3525352 B2 JP 3525352B2
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昭一 郷野
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テーピ工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、遠赤外線ヒーターと微
細間隙ネットベルトを用いた胡麻種子の焙煎装置であ
る。 【0002】 【従来の技術】従来胡麻種子の焙煎には、撹拌翼を備え
たシリンダードラム等で回転、撹拌しながら熱風、ある
いは直火の燃焼炎を吹き付ける方法が用いられている。
又、シリンダードラムの設置角度と、撹拌翼の回転等に
より胡麻種子の連続運搬を行っている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述した胡麻種子の焙
煎方法では、比較的高温の雰囲気による焙煎となるた
め、煎りムラが生じ易く、これを解決しようとした場合
には長時間の加熱を要する等の問題があった。また、シ
リンダードラムの撹拌翼とドラムの回転による粉塵の発
生量が多く、作業環境が悪い等の問題もあった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の焙
煎方法の欠点を解消するために開発されたもので、加熱
源としては、上側の箱型の電気式ヒーターの加熱面にセ
ラミックスを溶射した遠赤外線ヒーターと、下側の棒状
の気式ヒーターの加熱面にセラミックスを溶射した遠赤
外線ヒーターを使用することと、胡麻種子の移動運搬具
として胡麻種子の粒径でも漏れることのない微細間隙ネ
ットのベルトを使用し、なおかつこれらを使用したコン
ベアを多段式にし、均一に遠赤外線の照射が行われるこ
とを特徴とした胡麻種子の焙煎装置を提供するものであ
る。 【0005】 【作用】本発明は遠赤外線ヒーターを使用することによ
り胡麻種子に効率よくエネルギーを照射でき、この効果
から焙煎炉内の雰囲気温度を最小限に抑えることができ
る。したがって、対流加熱から放射加熱に変えることに
より加熱効率が上がり焙煎時間の短縮ができ、胡麻種子
の周りの雰囲気温度が低いために煎りムラが生じない。 【0006】また、胡麻種子の粒子径でも漏れない耐熱
性の高い微細間隙ネットのベルトコンベアを用い、胡麻
種子等の運搬厚さを一定にして焙煎炉内を連続運搬する
ことにより遠赤外線ヒーターから放射されるエネルギー
を均一に照射することができ、なおかつこのコンベアを
多段に配置し、各段に段差をつけることにより運搬厚さ
の上下の煎りムラを少なくすることができる。 【0007】 【実施例】添付図面により本発明の焙煎装置を説明する
と図1は、本発明装置の全体を示す断面図であり、図2
は同平面図の断面を示すものである。 【0008】図1及び図2において胡麻種子の焙煎装置
を説明すると、(1)は焙煎炉であって、符号(2),
(3),(4),(5)および(6)は多段状に設けた
運搬用の微細間隙ネットのベルトコンベア装置であり、
焙煎炉内に配置されている。 【0009】焙煎炉内に配置されている微細間隙ネット
のベルトを挾んで、上部には(7)の箱型の遠赤外線ヒ
ーターが設置され、下部には(8)の棒状の遠赤外線ヒ
ーターが設置されている。このベルトコンベアを挟んで
上部に設置されている箱型の遠赤外線ヒーター(7)は
加熱面積が広く焙煎を早め、また下方に設けてある棒状
の遠赤外線ヒーター(8)はベルトのネットから落下す
る細い粉塵等の燃焼を嫌うため加熱面積を小さくしたも
のである。 【0010】(9)のホッパーは、炉外から炉内へ貫通
して設置されており、胡麻種子は炉外からこのホッパー
に入れられ、(2)の微細間隙ネットのベルトコンベア
が作動することにより送りこまれる。(胡麻種子につい
ては図示していない)胡麻種子は微細間隙ネットのベル
トコンベア(2)により運搬され上部の箱型の遠赤外線
ヒーター(7)と下部の棒状遠赤外線ヒーター(8)に
より上下から加熱され、加熱された胡麻種子は、(1
0)のホッパーを通ることにより運搬厚さの上下の撹拌
が行われ、再び(2)の微細間隙ネットに運搬され、さ
らに箱型遠赤外線ヒーター(7)と棒状遠赤外線ヒータ
ー(8)により上下から加熱される。 【0011】そしてこの動作を繰り返しながら胡麻種子
を、最上段のベルトコンベア(2)から次のベルトコン
ベア(3)に、ベルトコンベア(3)から次のベルトコ
ンベア(4)に、またベルトコンベア(4)から次のベ
ルトコンベア(5)に、さらにベルトコンベアー(5)
から最下段のベルトコンベア(6)へと運搬することに
より焙煎が完全にものとされる。 【0012】焙煎された胡麻種子は(11)のホッパー
から排出される。図中の符号(12)はコンベアベルト
のガイドローラーであり、(13)は焙煎炉(1)の上
部に設けた排気孔を示している。なおこの実施例図にお
いては5段のベルトコンベアを用いているがこれに限る
ことなく、装置の大きさ、あるいは焙煎する胡麻に応じ
て段数を変化させることもできる。 【0013】 【発明の効果】本発明の効果を列挙すると次の通りであ
る。 (イ)電気式遠赤外線ヒーターは、温度の制御が容易な
ために焙煎温度を一定にでき、均質な製品を製造でき
る。 (ロ)遠赤外線ヒーターによる放射加熱のために焙煎時
間を短縮できる。 (ハ)遠赤外線ヒーターを使用することにより、低い雰
囲気温度内で焙煎ができるために、煎りムラの発生が少
なく、また焼け焦げの発生も少ないために製品に風味効
果がでる。 (ニ)微細間隙ネットのベルトコンベアを使用し、運搬
厚さを一定にすることにより、放射加熱の利点を最大限
に引き出せる。 (ホ)微細間隙ネットのベルトに段差をつけて使用する
ことにより、胡麻種子の運搬厚さの上下を撹拌でき、煎
りムラを少なくできる。 (ヘ)ネットベルトコンベアを多段式にすることにより
省スペースができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明装置の概略全体図の断面図。 【図2】 本発明装置の概略平面図の断面図。 【符号の説明】 (1)…焙煎炉本体 (2)…微細間隙ネットのベルトコンベア (3)…微細間隙ネットのベルトコンベア (4)…微細間隙ネットのベルトコンベア (5)…微細間隙ネットのベルトコンベア (6)…微細間隙ネットのベルトコンベア (7)…箱型遠赤外線ヒーター (8)…棒状遠赤外線ヒーター (9)…胡麻種子投入ホッパー (10)…胡麻種子撹拌ホッパー (11)…胡麻種子排出ホッパー (12)…ネットベルトガイドローラー (13)…排気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23N 12/08 A

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】上側に箱型の遠赤外線ヒーターを、下側に
    棒状の遠赤外線ヒーターを配し、該ヒーター間に微細間
    隙に編成したネットベルトを設けた焙煎装置を多段に組
    合せ、該ネットベルト上に胡麻種子を積載移動させるこ
    とにより連続して良好な培煎を行うことを特徴とした多
    段式の胡麻種子の焙煎装置。
JP20124294A 1994-07-22 1994-07-22 多段式の胡麻種子の焙煎装置 Expired - Fee Related JP3525352B2 (ja)

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