JPS62239967A - 醸造原料の遠赤外線麦炒方法及び連続麦炒装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は醸造用原料としての小麦を輻射熱により炒る方
法及び装置に関するものである。

〈従来の技術〉 従来、一般に用いられている受動は、小麦を連続的に熱
砂と混合しながら炒る砂浴方式のものであった。これは
熱せられた砂と小麦が混合されることにより、主として
熱砂からの伝導熱により小麦が炒られるものであった。

〈発明が解決しようとする問題点〉 ！＋’ｅ　東の受動方法及びその為の装置は、下記のよ
うな難点を有していた。

■砂を用い、　その砂をバーナーにより加熱するため、
熱の多くは排気と共に失われて熱効率が悪ν為。

■砂を高温で連続して吏用するため、砂が細かく砕けて
小麦に付着して排出し、定期的に砂を補給しなければな
らない。

■熱伝導による加熱が主であるから、連続的かつ速く炒
ろうとすると、小麦の表面を焦がすことが多くあった。

〈問題点を解決するための手段〉 このような従来の難点を本発明においては、醸造原料麦
へ遠赤外領域の輻射熱を作用させて炒ることにより解決
したのである。そのための装置の具体的な構造は、高放
射率固形粒の加熱部（１）と、熱せられたその高放射率
固形粒と原料小麦とを搬送混合しながら輻射加熱する遠
赤外線加熱部（２）と、前記小麦と高放射率固形粒の分
離部（３）とからなり、受動後の小麦を排出口（４）か
ら排出し、分離後の高放射率固形粒を加熱部（１）へ回
送する装置とか、更には、ケーシングに設けられた麦投
入口（５）から排出口（６）へ原料麦を搬送する搬送部
（７）と、搬送中の麦を輻射加熱する遠赤外線加熱部（
８）とからなるものを例示することができる。

ここにいう高放射率固形粒とは、例えばセラミックスの
ように遠赤外線の放射率が高く、熱伝導によるよりはむ
しろ、主として熱輻射による加熱を可能とするものをい
う。

〈作用〉 赤外線吸収スペクトルによっても明らかであるが、小麦
は遠赤外領域の電磁波をよく吸収する性質があるので、
遠赤外線による輻射熱が小麦をその内部まで熱効率良く
加熱する作用がある。そこで、小麦は表面を焦がすこと
なく、まんべんに炒られろ。この領域の電磁波は空気を
加熱しないため、余分なエネルギーを必要とせず、また
、装置内に輻射された遠赤外線は、装置内金属壁によっ
て多くが反射されて小麦に吸収される作用があり。

装置外に放出されるエネルギーが少ない。

〈実施例１〉 以下図面によって本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明第１実施例の連続受動装置の縦断面略図
である。本装置は高い熱放射率を有する特徴のあるセラ
ミックス等の高放射率固形粒（９）を使用する。装置の
下方にはバーナーを用いた固形粒加熱部（１）が設けら
れている。その上部には内ドラム（１０）と外ドラム（
１１）とからなる回転ドラムが設けられており、内ドラ
ム（１０）は左方に小麦投入ホッパー（１２）を備えて
おり、熱せられた高放射率固形粒（９）と原料小麦を搬
送混合しながら輻射加熱するもので内部全体が輻射加熱
部（２）となっている、この輻射加熱部（２）ではセラ
ミックス等の高放射率固形粒からの輻射熱による加熱が
主に起こり熱伝導による加熱は少い。内ドラム（１０）
の後方には前記小麦と高放射率固形粒の分離部（３）が
設けられている。　この分離部（３）はメツシュ構造と
なっており、粒子径によって小麦と高放射率固形粒とを
分離するのである。分離された高熱放射率固形粒は内ド
ラム（１０）と逆に傾斜した外ドラム（１１）の底面を
移動して、再び固形粒加熱部（２）によって加熱され、
かき上げ装置Ｐｉ！（１４）によって内ドラム（１０）
内に投入されて小麦と混ぜられる。受動後の小麦は排出
口（４）から排出され、適温にまで下げて醸造に使用さ
れる。

第２図〜第４図はケーシングに設けられた麦投入口（５
）から排出口（６）へ原料麦を搬送する搬送部（７）と
、Ｗｉ送送中麦を輻射加熱する遠赤外線加熱部（８）と
からなる遠赤外線連続麦畑装置の実施例を示している。

第２図の例では搬送部（７）とじてコンベア（１５）が
用いられ、このコンベア（１５）には反転装置が設けら
れており、コンベア上の麦を適度に反転させる。第３図
の例では搬送部（７）が回転ドラム型ケーシング内に設
けられた反転送り羽根（１６）とドラム回転モータ（１
７）及びこれと連動する受ローラ（１８）であって、ド
ラム型ケーシングの回転に伴って小麦は投入口（５）か
ら排出口（６）へと移動する。第４図の例では搬送部（
７）として回転スクリュー（１９）が設けられている。

遠赤外線加熱部（８）がいずれの例においても設けられ
ており。

移動中の小麦を輻射加熱するのである。

〈発明の効果〉 本発明の方法及び装置は以上詳述したように。

醸造用小麦を遠赤外線により炒ることを特徴とするもの
であるから次のような効果が得られた。

■小麦内部からの加熱を主としており、表面をこがすこ
となく均一な炒麦が得られる。

■遠赤外線加熱部を設けたものにあっては、遠赤外線に
よる直接加熱方式であるから、装置外に排出されるエネ
ルギーが少ない。また、屋外まで排気を導くダクトが不
要である。したがって、省エネルギータイプの装置が少
ない設備費で設置することができる。

■高放射率固形粒にセラミックスを用いた場合。

従来の砂のように細くなることが少ないので、小麦と一
緒に排出され短く、長期間使用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明の各実施例装置を示す縦断面略
図である。 （１）加熱部　　　　　　（２）　（８）遠赤外線加熱
部（３）分離部　　　　　　（４）　（６）排出口（５
）表設入口　　　　　（７）搬送部（９）高放射率固形
粒　　（１０）内ドラム（１１）外ドラム　　　　（１
２）小麦投入ホッパー（１４）かき上げ装！　　　（１
５）ベルトコンベア（１６）反転送り羽根　　（１７）
ドラム回転モータ（１８）受ローラ　　　　　（１９）
回転スクリュー以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　醸造原料麦へ遠赤外領域の輻射熱を作用させて炒る
   ことを特徴とする醸造原料の遠赤外線麦炒方法。 ２　高放射率固形粒の加熱部（１）と、熱せられた該固
   形粒と原料小麦を搬送混合しながら輻射加熱する遠赤外
   線加熱部（２）と、前記小麦と固形粒の分離部（３）と
   からなり、麦炒後の小麦を排出口（４）から排出し、分
   離後の高放射率固形粒を加熱部（１）へ回送することを
   特徴とする遠赤外線連続麦炒装置。 ３　ケーシングに設けられた麦投入口（５）から排出口
   （６）へ原料麦を搬送する搬送部（７）と、搬送中の麦
   を輻射加熱する遠赤外線加熱部（８）とからなる遠赤外
   線連続麦炒装置。