JPH06194043A - マイクロ波荒茶乾燥装置 - Google Patents

マイクロ波荒茶乾燥装置

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JPH06194043A
JPH06194043A JP4358350A JP35835092A JPH06194043A JP H06194043 A JPH06194043 A JP H06194043A JP 4358350 A JP4358350 A JP 4358350A JP 35835092 A JP35835092 A JP 35835092A JP H06194043 A JPH06194043 A JP H06194043A
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rough tea
tea
microwave
air
rough
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Application number
JP4358350A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Wakabayashi
宏 若林
Eiji Ono
栄司 大野
Hideyuki Obata
英幸 小畑
Shigeru Kodera
茂 小寺
Ikuo Yoshida
郁雄 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu Electric Power Co Inc
New Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Kyushu Electric Power Co Inc
New Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 荒茶の品質を向上させることができ、また短
時間で乾燥が終了し、かつ作業環境を良好に維持できる
ようにする。 【構成】 マイクロ波パワーユニット15により搬送さ
れる荒茶7にマイクロ波を照射すると同時に、送風ダク
ト16の複数の送風口から荒茶7へ、風速0.1〜1m
/sの範囲の送風を与え、荒茶7の品温を50〜70°
Cの範囲に維持しながら乾燥処理する。この場合、ベル
トコンベアにメッシュベルト13を用いることができ、
またマイクロ波照射ラインの後に、送風のみの送風ライ
ンを設けることができ、このマイクロ波照射ラインへの
供給は繰り返し行う。これにより、荒茶7の品質を著し
く向上させ、また乾燥を短時間に終了させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荒茶製造の最終工程で
ある乾燥工程で用いられるマイクロ波荒茶乾燥装置の新
たなシステム構成に関する。
【0002】
【従来の技術】荒茶製造においては、揉念(茶葉の表面
細胞はそのままで内部を破壊する)工程、精揉工程等の
後の最終工程として乾燥工程があり、この乾燥工程で
は、従来から熱風式荒茶乾燥装置が用いられている。
【0003】図5には、上記熱風式荒茶乾燥装置の概略
構成が示されており、図示のように、乾燥部1に茶葉供
給機2及び熱風発生機3が取り付けらた構成となってい
る。この乾燥部1内には、キャタピラコンベア4が上下
方向で隣同士の左右位置をずらしながら配置され、最下
段のキャタピラコンベア4の端部下方に取出し口5が設
けられ、更に乾燥部1の上部には排気ファン6が配設さ
れている。
【0004】この装置によれば、茶葉供給機2から精揉
後の荒茶7が最上段のキャタピラコンベア4上に供給さ
れ、この荒茶7は下方のキャタピラコンベア4へ順に搬
送される。このとき、熱風発生機3から出力された熱風
が乾燥部1の左側からキャタピラコンベア4上の荒茶7
へ向けて送られることになり、荒茶7へ作用した熱風は
排気ファン6によって外部へ排出される。従って、荒茶
7は熱風により徐々に乾燥されることになるが、従来で
はキャタピラコンベア4上に供給された荒茶7が約30
分で取出し口5へ搬送され、この処理を2回(約1時
間)行うことにより、乾燥工程が終了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の熱風式荒茶乾燥装置では、熱風発生機3から出力さ
れる熱風を全ての荒茶7へ均一に与えることができず、
搬送される荒茶7の品温を一定に維持することができな
い。しかも、荒茶7がキャタピラコンベア4にある程度
の厚さを以て積層されるため、熱風が内部の荒茶7まで
十分に行き渡らず、積層される荒茶7の表面部と内部で
の品温が相違し、荒茶の品質が低下しやすいという問題
がある。
【0006】また、熱風を荒茶7の外側から当てる(即
ち外部加熱)ため加熱効率が悪く、乾燥に時間がかかる
ことになる。更には、比較的熱い風が排気ファン6によ
って外部へ排出されることから、乾燥装置が配置された
室内の温度が上昇し、作業環境も悪化するという問題が
ある。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、荒茶の品質を向上させる
ことができ、また短時間で乾燥が終了し、かつ作業環境
を良好に維持することができるマイクロ波荒茶乾燥装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1請求項の発明に係るマイクロ波荒茶乾燥装置
は、荒茶を搬送させる搬送手段と、搬送される荒茶にマ
イクロ波を照射するマイクロ波照射手段と、荒茶の搬送
路に沿って複数の送風口が配置され、この送風口から荒
茶へ所定風速の送風を与える送風手段と、を備え、上記
マイクロ波照射及び所定風速の送風によって所定品温に
維持しながら荒茶を乾燥処理することを特徴とする。第
2請求項記載の発明は、上記送風手段により、風速0.
1〜1m/sの範囲の所定風速で荒茶へ送風するように
したことを特徴とする。
【0009】第3請求項記載の発明は、上記搬送手段で
は荒茶を載せるベルトコンベアにメッシュ状のベルトを
用いたことを特徴とする。第4請求項記載の発明は、荒
茶を上記マイクロ波照射手段及び送風手段が設けられた
マイクロ波照射ラインへ供給する供給手段を設け、上記
搬送手段では乾燥処理後に荒茶が上記供給手段へ戻され
るように搬送ラインを設置し、荒茶を複数回マイクロ波
照射ラインへ供給するようにしたことを特徴とする。第
5請求項記載の発明は、上記マイクロ波照射ラインで乾
燥処理がされた荒茶を導入し、この荒茶に所定風速の送
風のみを与える送風ラインを設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記の構成によれば、マイクロ波照射ラインを
搬送される荒茶にはマイクロ波が照射されると共に、風
速0.1〜1m/sの風が与えられ、この荒茶の品温が
50〜70°Cとなるように制御される。即ち、マイク
ロ加熱においては、被加熱物にマイクロ波照射により強
い電界が与えられると、被加熱物の分子内で双極子の回
転や振動が発生し、その内部摩擦によって熱が発生す
る。この際の電力損失Pは、次式のようになる。
【0011】
【数1】 ここで、f:マイクロ波周波数[Hz]、E:マイクロ
波の電界の強さ[V/m]、εr :被加熱物の比誘電
率、tanδ:被加熱物の誘電体損失角である。そし
て、上記のような電力損失のためにマイクロ波は、被加
熱物内を進行するに従ってその強度は弱くなっていく。
マイクロ波エネルギが1/eに減衰する深さをDで表す
と、これは次式のようになる。
【0012】
【数2】 ここで、λ:マイクロ波の自由空間波長である。
【0013】例えば、マイクロ波周波数f=2450M
Hz、被加熱物の比誘電率εr =2、誘電体損失角ta
nδ=0.1とすると、深さDは約27.5cmとな
る。従って、荒茶を比較的厚く積んで搬送しても、マイ
クロ波を全ての荒茶に浸透させることができ、荒茶の分
子内の内部摩擦により乾燥のための熱を均一に発生させ
ることができる。この場合、荒茶をメッシュ状のベルト
コンベアに載せ、このベルトコンベアの下部に複数の送
風口を配置することができる。このようにして、荒茶に
内部から熱が均一に与えられると同時に、所定風速の風
が比較的均一に与えられるので、品質のよい荒茶がで
き、しかも短時間に乾燥が行えるという利点がある。ま
た、マイクロ波加熱の際には荒茶に送風しているので、
加熱により荒茶から蒸発した蒸気を飛ばすことができ、
荒茶が蒸れることもない。
【0014】更に、上記マイクロ波照射ラインに荒茶を
供給手段によって、繰返し搬送することができ、また供
給手段に戻す搬送ラインを所定風速の送風のみを行う送
風ラインとすることができる。このようにして、本発明
では簡略化された装置にて効率よく乾燥処理をすること
が可能となる。
【0015】
【実施例】図1には、実施例に係るマイクロ波荒茶乾燥
装置の構成が示されている。図において、茶葉供給機1
0の上部の供給口10aにはホッパー11が配設され、
マイクロ波照射ラインを形成するベルトコンベア12が
その端部を上記ポッパー11の下方へ置くように設けら
れている。実施例では、このベルトコンベア12に荒茶
7が通過しない程度の大きさの網目を有するメッシュベ
ルト13が用いられており、上面と下面間での通気が可
能となっている。このベルトコンベア12は、マイクロ
波照射部14内へ配置されており、このマイクロ波照射
部14の上部には、マイクロ波を上記メッシュベルト1
3の上面部へ向けて照射するマイクロ波パワーユニット
15が複数個設けられる。また、上記荒茶7を搬送する
メッシュベルト13の下方で搬送ラインに沿って送風ダ
クト16が複数配設され、この送風ダクト16は不図示
の送風機に接続されており、マイクロ波照射部14の上
部壁面に排気口17が取り付けられている。
【0016】図2には、上記メッシュベルト13及び送
風ダクト16の詳細な構成が示されている。図示のよう
に、メッシュベルト13の裏面近傍に配置された送風ダ
クト16には複数の送風口18が形成され、この送風口
18からメッシュベルト13上の荒茶7へ向けて所定風
速の風が送られる。実施例では、荒茶7に到達する風の
速度が0.1〜1m/sの範囲となるように送風制御が
行われる。上述のように、実施例では送風ダクト16を
メッシュベルト13の下方へ配置したが、この送風ダク
ト16及び送風口18はメッシュベルト13の側方へ或
いは上方へ配置することもできる。
【0017】図1において、上記マイクロ波パワーユニ
ット15は、制御操作部20によって出力制御されてい
る。即ち、マイクロ波照射部14内に荒茶7の温度を測
定する赤外線放射温度計21が設けられ、マイクロ波照
射部14の出口近傍に荒茶7の温度を測定する熱電対温
度計22が設けられており、これらの検出温度は制御操
作部20へ入力される。そして、制御操作部20は上記
両測定値に基づいて、複数のマイクロ波パワーユニット
15のそれぞれの出力を調整し、荒茶7の品温が50〜
70°Cの範囲の一定温度となるように制御することに
なる。
【0018】また、上記ベルトコンベア12の下方に、
上記メッシュベルト13と同様のメッシュベルト24を
有するリターン用の送風ラインを形成するベルトコンベ
ア25が配設されており、このベルトコンベア25はリ
ターン送風部26内へ配置される。このリターン送風部
26内においては、メッシュベルト24の下側近傍に複
数の送風ダクト27が配設され、リターン送風部26の
上方には排気口28が取り付けられる。従って、このリ
ターン送風部26ではマイクロ波の照射はなく、所定風
速の送風だけが行われ、実施例では風速0.1〜0.5
m/sの風が荒茶7へ与えられる。そして、上記ベルト
コンベア25はその端部が茶葉供給機10の導入口10
bの上方へ配置され、乾燥処理された荒茶7を茶葉供給
機10へ戻せるようになっている。
【0019】更に、図1の右側に示されるように、ベル
トコンベア12からベルトコンベア25への搬送途中
に、切換えシューター30が配設されている。即ち、図
3に切換えシューター30の構成が示されており、この
切換えシューター30には内部に例えば2枚の切換え板
31が取り付けられる。そして、この切換え板31を点
線の位置に切り換えると、下側のベルトコンベア25へ
荒茶7が搬送され、実線の位置に切換え板31を切り換
えると、取出し口32へ荒茶7は搬送され、最終的に容
器33へ収納される。
【0020】実施例は以上の構成からなり、以下にその
作用を説明する。まず、図1の茶葉供給機10から精揉
後の荒茶7がベルトコンベア12へ落下して供給される
が、ベルトコンベア12の搬送速度を2〜4m/sと
し、荒茶7の供給量を調整することによって、メッシュ
ベルト13上には厚さ20mm程度に荒茶7が積まれて
搬送される。この荒茶7がベルトコンベア12により、
マイクロ波照射部14へ搬送されると、所定強度のマイ
クロ波が複数のマイクロ波パワーユニット15から荒茶
7へ照射され、同時に搬送ラインに沿って設けられてい
る送風ダクト16の複数の送風口18から例えば風速
0.5m/sの風が与えられる。
【0021】従って、荒茶7はマイクロ波により内部か
ら昇温し、蒸気が放出されることになり、この蒸気はメ
ッシュベルト13の下側からの送風によって吹き飛ばさ
れ、蒸気を含んだ空気は排気口17から排気される。こ
の結果、荒茶7は効率よく乾燥され、送風により荒茶7
が蒸れることもない。そして、搬送される荒茶7の品温
は放射温度計21及び熱電対温度計22にて2ヵ所で測
定されており、この検出温度は制御操作部20に供給さ
れる。従って、この制御操作部20によりマイクロ波パ
ワーユニット15が出力制御され、荒茶7は50〜70
°Cの範囲内の、例えば60°Cの品温に維持される。
【0022】次に、荒茶7はベルトコンベア25からリ
ターン送風部26へ搬送されることになり、ここでは、
マイクロ波の照射はなく、送風ダクト27の複数の送風
口18から荒茶7へ風速0.1〜0.5m/sの範囲の
風、即ち上記マイクロ波照射ラインの場合よりもやや緩
い風が与えられる。従って、荒茶7はここでも乾燥され
ると共に、常温程度まで冷却される。なお、ベルトコン
ベア25の搬送速度は上記ベルトコンベア12と同じに
設定されている。そして、このリターン送風部26を通
過した荒茶7は導入口10bから茶葉供給機10へ戻さ
れ、この荒茶7は再び供給口10aからベルトコンベア
12へ供給される。
【0023】このようにして、実施例では、マイクロ波
照射ラインとリターン送風ラインで構成される1サイク
ルを複数回(例えば4,5回)繰り返すことになる。精
揉後の荒茶7は、初期含水率が10〜13%D.B.
(ドライベース)程度であるが、実施例によれば、約3
0分程度の上記乾燥処理によって、約5%D.B.の含
水率まで乾燥させることができる。
【0024】図4には、送風速度を変えた場合の官能検
査の評価が示されており、図示されるように、風速0.
1〜1m/sの送風をした場合は熱風レベル100に比
べて評価値が高くなった。また、風速0.5m/sの送
風の場合がその他に比べて一番評価が高く、この風速
0.5m/sの送風の中でも、品温を60°Cとした場
合が最も評価値が高くなった。即ち、官能検査評価値は
色沢、香気、水色、滋味の4項目において、各項目を2
0点満点で評価した値であり、これらの評価値は次の表
1のようになった。
【0025】
【表1】
【0026】上記表1において、色沢は製茶150g位
により、明度、色相、彩度、つやと色を含めた均一性を
判断するものであり、香気は茶3gを茶碗にとって熱湯
を注ぎ、1〜2分後から、さじ等で茶殻をすくい上げ、
芳香、そう快性の有無、強さ、その調和を鼻先で嗅ぐも
のであり、水色は新たに茶3gを茶碗にとって熱湯を注
ぎ、正確に5分間浸出し、すくい網で茶殻をすくい上げ
た浸出液で色調、濃淡、濁り、沈さ等を調べるものであ
り、滋味は上記水色を調べた浸出液をさじですくい、口
に入れて舌の前面に広げ、ぐるぐる回しながら、苦味、
渋味、うま味とその調和度を調べるものである。この表
1に示されるように、従来方法による荒茶乾燥品と実施
例のものとを比較すると、実施例の方が全ての項目で優
れ、総合官能検査評価も従来が54.5であるのに対し
て、実施例が63.5となり、良好な荒茶7が得られ
た。
【0027】これは、本発明が熱源としてマイクロ波を
用い、荒茶7の内部から熱を与えるようにしたこと、
0.1〜1m/sの範囲の送風し、荒茶7の蒸れをなく
したことの寄与が大きい。また、本発明は上記構成によ
り短時間に乾燥処理ができるという利点があり、上述し
た図5の従来装置によれば60分で終了する乾燥工程が
実施例では30分(1/2)で済むことになり、時間の
大幅な短縮が可能となった。更に、本発明では熱風発生
機を用いず、熱風を外部へ排出することがないので、作
業環境を良好に維持できるという利点がある。
【0028】このようにして、乾燥処理が終了すると、
切換え式シューター30の切換え板31が図3の実線位
置へ回動させられ、乾燥された荒茶7は取出し口32か
ら容器33へ取り出されることになる。この切換え式シ
ューター30によれば、自動的に荒茶7を最適な位置に
取り出すことができる。
【0029】上記実施例では、ベルトコンベア12,2
5のベルトとして通気のよいメッシュベルト13を用い
るようにしたが、これに限らず一般に多く用いられるベ
ルトを用いてもよく、この場合には送風ダクト16,2
7の配置も変えることが好ましい。また、上記実施例で
は、リターン送風部26を用いた例を示したが、もちろ
ん上記マイクロ波照射部14のみ、或いはリターン部に
もマイクロ波照射部を設ける構成とすることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マイクロ波照射手段により搬送される荒茶にマイクロ波
を照射すると同時に、複数の送風口から荒茶へ、好まし
くは風速0.1〜1m/sの範囲の送風を与え、荒茶の
品温を所定範囲に維持しながら荒茶を乾燥処理するよう
にしたので、荒茶の品質を著しく向上させることがで
き、また短時間で乾燥を終了させることができる。しか
も、熱風発生機を用いないので、作業環境を良好に維持
することが可能となる。
【0031】また、上記搬送手段のベルトコンベアにメ
ッシュ状のベルトを用いることにより、荒茶へ効率よく
送風を与えることができる。
【0032】更に、マイクロ波照射ラインから乾燥処理
後の荒茶を供給手段へ戻し、荒茶を繰り返しマイクロ波
照射ラインへ供給することができ、またマイクロ波照射
ラインの後に、送風のみをする送風ラインを設けること
もでき、これらによれば、簡素化された構成により、効
率よく乾燥処理が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るマイクロ波荒茶乾燥装置
の構成を示す一部断面図である。
【図2】実施例のメッシュベルト及び送風ダクトの構成
を示す斜視図である。
【図3】実施例の切換え式シューターの構成を示す断面
図である。
【図4】実施例の送風速度を変えた場合の官能検査の評
価値を示すグラフ図である。
【図5】従来の熱風式荒茶乾燥装置の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
2,10 … 茶葉供給機、 3 … 熱風発生機、 7 … 荒茶、 12,25 … ベルトコンベア、 13 … メッシュベルト、 14 … マイクロ波照射部、 15 … マイクロ波パワーユニット、 16,27 … 送風ダクト、 26 … リターン送風部、 30 … 切換え式シューター。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小畑 英幸 埼玉県上福岡市福岡二丁目1番1号 新日 本無線株式会社川越製作所内 (72)発明者 小寺 茂 埼玉県上福岡市福岡二丁目1番1号 新日 本無線株式会社川越製作所内 (72)発明者 吉田 郁雄 福岡県福岡市南区塩原二丁目1番47号 九 州電力株式会社総合研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荒茶を搬送させる搬送手段と、搬送され
    る荒茶にマイクロ波を照射するマイクロ波照射手段と、
    荒茶の搬送路に沿って複数の送風口が配置され、この送
    風口から荒茶へ所定風速の送風を与える送風手段と、を
    備え、上記マイクロ波照射及び所定風速の送風によって
    所定品温に維持しながら荒茶を乾燥処理するマイクロ波
    荒茶乾燥装置。
  2. 【請求項2】 上記送風手段は、風速0.1〜1m/s
    の範囲の所定風速で荒茶へ送風することを特徴とする上
    記第1請求項記載のマイクロ波荒茶乾燥装置。
  3. 【請求項3】 上記搬送手段は、荒茶を載せるベルトコ
    ンベアにメッシュ状のベルトを用いたことを特徴とする
    上記第1請求項記載のマイクロ波荒茶乾燥装置。
  4. 【請求項4】 荒茶を上記マイクロ波照射手段及び送風
    手段が設けられたマイクロ波照射ラインへ供給する供給
    手段を設け、上記搬送手段では乾燥処理後に荒茶が上記
    供給手段へ戻されるように搬送ラインを設置し、荒茶を
    複数回マイクロ波照射ラインへ供給するようにしたこと
    を特徴とする上記第1請求項記載のマイクロ波荒茶乾燥
    装置。
  5. 【請求項5】 上記マイクロ波照射ラインで乾燥処理が
    された荒茶を導入し、この荒茶に所定風速の送風のみを
    与える送風ラインを設けたことを特徴とする上記第1請
    求項又は第4請求項記載のマイクロ波荒茶乾燥装置。
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