JPS647757B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS647757B2
JPS647757B2 JP61180921A JP18092186A JPS647757B2 JP S647757 B2 JPS647757 B2 JP S647757B2 JP 61180921 A JP61180921 A JP 61180921A JP 18092186 A JP18092186 A JP 18092186A JP S647757 B2 JPS647757 B2 JP S647757B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
heat
raw material
skewer
pipe
Prior art date
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Expired
Application number
JP61180921A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6336760A (ja
Inventor
Kenji Nishioka
Katsunori Iwamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YANAGYA KK
Original Assignee
YANAGYA KK
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Filing date
Publication date
Application filed by YANAGYA KK filed Critical YANAGYA KK
Priority to JP61180921A priority Critical patent/JPS6336760A/ja
Publication of JPS6336760A publication Critical patent/JPS6336760A/ja
Publication of JPS647757B2 publication Critical patent/JPS647757B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、竹輪を製造するときに用いられる串
に関する。
(従来の技術) 竹輪製造は、串の周囲に摺身原料を付着成形さ
せたのち、これを外部からの加熱によつて摺身原
料に座り加熱を行うと共に高温加熱を行ない、そ
の後表面に焼焦げを付けたのち、最後に串を抜く
という順序で行われるのが一般的である。
従来、この竹輪製造に用いられる串としては、
ステンレスパイプで形成されたものが知られてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、従来のステンレスパイプによる
串にあつては、加熱工程で摺身原料を加熱する
際、その熱が外部から加えられるものであること
から、摺身原料の外層部については十分に加熱さ
れたとしても、内層部にまで十分に熱が届かない
し、串であるステンレスパイプを通して熱伝達に
よる加熱も僅かにすぎず、このため内層部の加熱
が不十分になつて座り加熱不良や高温加熱不良が
生じたり、又、外層部と内層部とで加熱ムラが生
じるなど、歯ざわりや舌ざわり等の食感が大幅に
損なわれてしまうという問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上述のような従来の問題点を解決す
るためになされたもので、そのために本発明で
は、竹輪製造に用いられる串をヒートパイプで形
成する構成とした。
(作用) 第3図に示すように、ヒートパイプ100の基
本構造は、密封されたパイプ101内に内張され
たウイツク102が設けられ、高真空に減圧され
たのち、適量の作動液がパイプ101内に封入さ
れたもので、前記ウイツク102は、作動液を保
持すると共に、毛細管作用により冷却側から加熱
側に作動液を還流させる役目を持つている。
そして、ヒートパイプ100の一端を加熱する
と、封入された作動液はパイプ101より熱を吸
収して蒸発し、蒸気圧が高くなつて圧力の低い低
温側に移動し、ここで冷却されて凝縮し、熱を放
出する。
凝縮した作動液は、ウイツク102の毛細管作
用により凝縮側液圧が高く、蒸発側液圧が低くな
るので凝縮側より蒸発側へと還流し、ここに作動
液の循環サイクルが形成される。
このように、ヒートパイプ100は、作動液の
循環作用によつて加熱側から低温側に効率よく熱
を輸送するもので、熱の輸送速度が極めて早く、
加熱側から冷却側へ少ない温度差で熱を輸送でき
ると共に、温度分布が均一になるという特徴を有
する。
従つて、ヒートパイプで形成した串により竹輪
製造を行なうと、加熱工程での加熱に際し、摺身
原料の外層部は外部からの直接の熱によつて加熱
され、かつ内層部については、外部からの熱がヒ
ートパイプで形成された串を加熱し、その熱が串
を通して輸送されることから外部からの熱と同等
の熱で内層部が十分に加熱され、外層部から内層
部まで全体をムラなく加熱することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
本実施例の竹輪製造用串1は、加熱装置2を有
する竹輪製造ラインでの竹輪製造用として用いら
れている。
串1は、第1図で示すように、ヒートパイプA
で形成されており、密封されたニツケルパイプ1
1内に軸方向グループ12によるウイツクが形成
され、作動液としての水が封入されたヒートパイ
プ構造に形成されている。
第2図は竹輪製造ラインにおける加熱装置2を
示している。
この加熱装置2は、仕切板21によつて上室2
2と下室23とに区画されると共に、上室22と
下室23とが連通部24を介して連通した加熱炉
25を有し、上室22及び下室23にはそれぞれ
コイル状の搬送コンベア26,27が設けられ、
かつ上室22と下室23とが送風ダクト28で連
通されると共に、該送風ダクト28内に送風フア
ン29と加熱用ヒータ30が配設され、上室22
及び下室23にはそれぞれ遠赤外線ヒータ31,
32が設けられた構造となつている。
そして、成形装置により串1に摺身原料4を付
着成形したのちの串付原料5を、上室22内で搬
送コンベア26により移行させたのち、連通部2
4から下室23の搬送コンベア27に受け継が
せ、この搬送コンベア27で下室23内を移行さ
せたのち、次工程である焼焦げ付け装置に搬送さ
せるもので、この串付原料5が加熱炉25を移行
する間において、遠赤外線ヒータ31,32によ
る加熱と、加熱用ヒータ30で熱された空気を送
風フアン29によつて下室23から上室22へと
向けて強制送風する熱風加熱と、で串付原料5の
摺身原料4を加熱処理するようにしている。
次に、本実施例の作用を説明する。
成形装置で成形されたのちの串付原料5は、加
熱炉25内において、遠赤外線ヒータ31,32
による加熱と、熱風による加熱と、ヒートパイプ
Aで形成された串1を通しての加熱と、で加熱さ
れることになる。
この場合、遠赤外線ヒータ31,32による加
熱は、放射される遠赤外線の内部浸透性が高いた
め、摺身原料4の内部にまでその加熱作用を及ぼ
すことができる。
又、加熱用ヒータ30と送風フアン29による
熱風加熱は、ガス火で直接加熱するシユバンク等
とは異なり、熱風で加熱することになるため、熱
が均一化されてムラのない加熱ができるが、この
熱風加熱は摺身原料4の外層部に対する加熱作用
が主となり、内層部にまで十分にその加熱作用を
及ぼすことができない。
又、ヒートパイプAによる串1を用いた加熱
は、外部からの熱である遠赤外線ヒータ31,3
2の熱及び熱風の熱を熱源とするもので、この外
部からの熱がヒートパイプAで形成された串1か
ら放熱されることから、この放熱によつて摺身原
料4の内層部に対して加熱作用を及ぼすことがで
きる。
従つて、本実施例では、遠赤外線ヒータ31,
32によつて摺身原料4の内部が加熱され、熱風
加熱によつて摺身原料4の外層部が主に加熱さ
れ、ヒートパイプAによる串1によつて摺身原料
4の内層部が主に加熱されることになり、摺身原
料4の全体がムラなく、しかも十分に加熱される
ことになる。
尚、摺身原料4の加熱に際しては、まず低い温
度(約40℃前後)で座り加熱を行ない、続いて高
い温度(約85℃以上)で高温加熱を行なうのが良
好な食感を得る上で好ましいもので、本実施例の
ように、加熱炉25を上室22と下室23に区画
し、串付原料5を上室22から下室23に移行さ
せながら熱風を下室23から上室22に向けて送
風する構造にすれば、下室23で熱風の熱が奪わ
れて上室22では熱風の温度が低下することにな
るため、上室22で座り加熱を行つたのち、下室
23で高温加熱ができ、座り加熱工程から高温加
熱工程までを連続して行わせることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明した
が、本発明の具体的な構成は前記した実施例に限
定されることはなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲の設計変更等があつても本発明の技術的範囲に
含まれる。
例えば、ヒートパイプの具体的構造について、
パイプの材質は、ニツケル以外に、ステンレス、
銅、アルミ、鋼等を使用できるし、ウイツクにつ
いても、軸方向グループ以外に、網、焼結金属、
メタルフアイバー、アーテリー等を使用できる
し、無理に使用しなくてもよく、又、作動液につ
いても、水以外に、ナトリウム、アルコール、フ
レオン、アンモニア等を使用できる。
又、ヒートパイプの熱源となる加熱装置の熱源
は、遠赤外線ヒータや熱風に限らず、蒸気やシユ
バンク等を用いてもよい。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の竹輪製造用
串は、ヒートパイプで形成されているため、摺身
原料の内層部を十分に加熱することができ、外部
の熱による外層部の加熱と併せて摺身原料を全体
的にムラなく十分に加熱することができる。
又、外部の熱がヒートパイプの熱源となるの
で、この外部の熱を利用して摺身原料の内層部を
加熱することができ、内層部の加熱用として別途
に熱源を設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の竹輪製造用串を示す一
部切欠正面図、第2図は竹輪製造ラインにおける
加熱装置の一例を示す説明図、第3図はヒートパ
イプの基本構造を示す断面図である。 1:竹輪製造用串、A:ヒートパイプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 竹輪製造に用いられる串であつて、ヒートパ
    イプで形成されていることを特徴とする竹輪製造
    用串。
JP61180921A 1986-07-30 1986-07-30 竹輪製造用串 Granted JPS6336760A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61180921A JPS6336760A (ja) 1986-07-30 1986-07-30 竹輪製造用串

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61180921A JPS6336760A (ja) 1986-07-30 1986-07-30 竹輪製造用串

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6336760A JPS6336760A (ja) 1988-02-17
JPS647757B2 true JPS647757B2 (ja) 1989-02-09

Family

ID=16091610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61180921A Granted JPS6336760A (ja) 1986-07-30 1986-07-30 竹輪製造用串

Country Status (1)

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JP (1) JPS6336760A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0353745U (ja) * 1989-09-28 1991-05-24

Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63245684A (ja) * 1987-03-31 1988-10-12 Japanese Res & Dev Assoc Bio Reactor Syst Food Ind ホスフアチジン酸誘導体の製造法
JPH01320971A (ja) * 1988-06-20 1989-12-27 Suzuhiro Kamaboko Kogyo Kk 竹輪製造装置における竹輪の冷却方法及びその装置

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JPH0353745U (ja) * 1989-09-28 1991-05-24

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JPS6336760A (ja) 1988-02-17

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