JPS596492B2 - 静止誘導電器巻線 - Google Patents

静止誘導電器巻線

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JPS596492B2
JPS596492B2 JP7265977A JP7265977A JPS596492B2 JP S596492 B2 JPS596492 B2 JP S596492B2 JP 7265977 A JP7265977 A JP 7265977A JP 7265977 A JP7265977 A JP 7265977A JP S596492 B2 JPS596492 B2 JP S596492B2
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JP
Japan
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winding
cooling passage
horizontal
vertical cooling
cooling
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JP7265977A
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JPS547119A (en
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隆夫 熊坂
雅教 山口
芳彰 乾
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は変圧器やリアクトルなどの静止誘導電器の巻線
に係り、特に円板巻線やヘリカル巻線の冷却路構造に関
する。
通常、変圧器の巻線、例えば円板巻線では、第1図およ
び第2図に示すように、鉄心1の外側に設けた内側およ
び外側絶縁筒2、3間に、素線導体4を巻回して形成さ
れた複数個の巻線単位5を軸方向に順次配置している。
この各巻線単位5間には、水平ダクトピース6によつて
、水平方向の冷却路7(以下、水平冷却路という)を形
成すると共に、各巻線単位5と内側および外側絶縁筒2
、3との間に、それぞれ垂直方向に延びる内側および外
側垂直ダクトピース8、9によつて、内側および外側の
垂直方向の冷却路(以下、垂直冷却路という)10、1
1を形成している。しかも、油などの冷却流体の流れを
内側垂直冷却路10から外側垂直冷却路11へ、また外
側垂直冷却路11から内側垂直冷却路10へジグザグ状
に流通させて冷却を行なわせるため、数個の巻線単位5
が一つの冷却区分となるように、かつ各冷却区分毎に冷
却流体の入出口が反転するように、内側および外側絶縁
筒2、3に交互にオイルガイド板12を取付け、矢印で
示す如く、一方の垂直冷却路10または11から巻線単
位5間の各水平冷却路7に分流して、他方の垂直冷却路
11または10に流れるようにしている。しかしながら
、このような構造の円板巻線では、オイルガイド板12
により区分された冷却区分内の各巻線単位5の冷却状態
を考えてみると、冷却区分内での油流量分布は、冷却区
分内の各水平冷却路7a1,7b1,7c1・・・・・
・、7X1,7y1,7Z1に対して、第3図の曲線P
1に示すように、冷却区分の流入部附近における水平冷
却路7a1,7b1,7C1の油流量が少なく、流出部
附近における水平冷却路7X1,7y1,7Z1の油流
量が多くなるため、巻線の温度上昇が、第3図の曲線Q
1に示すように、不均一になり、特に流入部附近の巻線
単位は冷却効果が少なく、高温となる欠点があつた。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を除き、巻線
の局部的温度上昇を小さく抑え、巻線を効果的に均一に
冷却し得る静止誘導電器巻線を提供するにある。
この目的を達成するため、本発明は、垂直冷却路を周方
向に斜めに横切る複数個の垂直冷却路塞き止め部材を所
定間隔をあけて設けると共に、各水平冷却路の垂直冷却
路塞き止め部材とほぼ対応する位置に、径方向に延びる
水平冷却路案内部材二を設けて、冷却区分の流出部の流
路断面積を次第に狭め、かつ冷却区分の流入部と流出部
を周方向に隣り合わせたことを特徴とする。
以下、本発明の一実施例を第4図ないし第7図について
説明する。
第4図ないし第6図中、第1J図および第2図と同一符
号は同一物又は均等物を示す。第1図および第2図に示
した従来の構造と異なる点は、オイルガイドの構成であ
り、その他の構造は全く同様である。
すなわち、本実施例のオイルガイド13は、第7図に示
すように、垂直冷却路塞き止め部14、水平冷却路案内
部15および固定部16からなり、プレスポード等の絶
縁板を櫛状に切り抜き、破線で示した部分で折り曲げる
ことによつて製作され4る。
なお、垂直冷却路塞き止め部14の幅11は垂直冷却路
10,11の径方向幅とほぼ等しく、水平冷却路案内部
15の長さ12は巻線単位5の径方向幅とほぼ等しく設
定されている。このオイルガイド13は、第5図に示す
ように、その垂直冷却路塞き止め部14を垂直冷却路1
0,11内に傾斜させた状態で配置すると共に、各水平
冷却路案内部15を各水平冷却路7内に径方向に挿入し
、両端の固定部16を巻線単位5と水平ダクトピース6
との間で挟持することによつて、巻線に取付け固定され
る。
したがつて、このオイルガイド13により、垂直冷却路
10,11および水平冷却路7は周方向に斜めに分割さ
れることになる。そして、このように取付け固定される
オイルガイド13は、第4図および第6図に示すように
、内側および外側垂直冷却10,11に対向する巻線単
位5の端面に、軸方向に所定間隔をあけて交互に配置さ
れている。
以上のように構成された円板巻線では、冷却油は、第5
図および第6図に矢印で示す如く、オイルガイド13で
区分された各冷却区分をジグザグ状に流れるが、冷却区
分の流出部附近における各水平冷却路7X2,7y2,
7Z2の流路断面積が徐々に狭められており、従来の場
合よりも流出部附近の油流量を減らすことができると共
に、油流量の少ない流入部附近の水平冷却路7a2,7
b2,7C2と油流量の多い流出部附近の水平冷却路7
X2,7y2,7Z2とが周方向に隣り合つているため
、冷却区分内の各水平冷却路7a2,7b2,7C2、
・・・・・・、7X2,7y2,7Z2の油流量分布を
、第8図の曲線P2に示すように均等にし、巻線の温度
も第8図の曲線Q2に示すように均一にすることができ
る。
なお、第7図では、各水平冷却路案内部15の長さ12
を全て等しくしているが、各水平冷却路を流通する冷却
油の流速等を考慮して、各水平冷却路の油流量配分が適
切化されるように、各水平冷却路案内部15の長さ12
を各別に異ならしめてもよい。
第9図は本発明の他の実施例を示す。
前記実施例と異なる点は、一方(例えば内側)の絶縁筒
を各巻線単位5の一端面に接して配置し、各巻線単位5
の他端面と他方(例えば外側)の絶縁筒3との間にのみ
垂直冷却路(例えば外側垂直冷却路11)を形成した巻
線において、水平冷却部案内部15の長さ12を巻線単
位5の径方向幅より狭くしたオイルガイド13を、巻線
の軸方向に連続して配置したことである。
この実施例によれば、前記実施例と同様の効果が得られ
る他、一方の垂直冷却路を設けることなく、冷却油を各
水平冷却路に流すことができるので、巻線を小形化でき
ると共に、巻線内での油隙の占める割合を少なくして絶
縁耐力を向上することもできる。
また、第10図は本発明のさらに他の実施例を示す。
この実施例では、オイルガイド13の垂直冷却路塞き止
め部14に切欠き17を設け、この切欠き17と絶縁筒
との間で、垂直冷却路を流通する冷却油の一部をそのま
ま軸方向に流通させる油通路を形成した点で、前記各実
施例と異なつている。
なお、この油湧路の形成方法としては、前述のような切
欠き17を設ける方法の他に、垂直冷却路塞き止め部1
4に穴を設ける方法、垂直冷却路塞き止め部14の幅1
1を垂直冷却路の径方向幅よりも狭くする方法等を採用
することもできる。この実施例によれば、自然冷却を行
なう場合に、前述の油通路によつて冷却油の流れが良好
になるので、自然冷却時の巻線の熱放散を良好にするこ
とができる。さらに、オイルガイド13としては、第7
図に示したようなものに限らず、種々の変形が可能であ
る。
例えば第11図に示すように、垂直冷却路塞き止め部1
4を階段状に形成することもでき、このようにした場合
には、垂直冷却路塞き止め部14の各水平部分14a〜
14dの長さ1a−1dを任意に設定できるので、垂直
冷却路および水平冷却路を区分する周方向の幅を容易に
調整できるという利点がある。
さらに、オイルガイド13の垂直冷却路塞き止め部14
と水平冷却路案内部15を第12図および第13図に示
すように別部材として製作することもできる。
すなわち、第12図では、水平冷却路案内部15を断面
台形の絶縁部材で製作し、この端部に別個の絶縁部材か
らなる垂直冷却路塞き止め部14を接着することによつ
て、オイルガイド13が構成されており、この場合にも
前記実施例と同様の効果が得られることは明らかである
また、第13図では、水平冷却路案内部15として絶縁
物の角材を用い、この角材の端面に溝18を設け、この
溝18中に別部材からなる垂直冷却路塞き止め部14を
挿入嵌合することによつて、オイルガイド13が構成さ
れている。
この実施例によれば、オイルガイドを堅牢に構成でき、
かつオイルガイドの巻線への取り付け作業が容易になる
という利点が得られる。以上説明したように、本発明に
よれば、巻線の各水平冷却路を流れる冷却流体の流量分
布を均等にできるので、巻線の局部加熱を防止して、こ
れを均一に冷却することができる。
その結果、巻線の信頼性を向上し得ると共に、ポンプ等
の補機設備の縮小による原価低減を図ることが可能とな
る。例えば、1000MVA級変圧器を例にとれば、前
記第1図および第2図に示した従来の場合に比べて、巻
線の最高点温度上昇を5〜7deg;平均温度上昇を2
〜5deg下げることができるので、冷却器台数を15
〜20%減らすことができ、その分だけ原価低減が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の変圧器円板巻線の縦断面図、第2図は同
円板巻線の要部破断斜視図、第3図は同円板巻線の油流
量分布および温度上昇分布を示す特性図、第4図は本発
明の一実施例に係る変圧器円板巻線の縦断面図、第5図
は同円板巻線の要部破断斜視図、第6図は同円板巻線の
周方向の部分展開図、第7図は同円板巻線で使用するオ
イルガイドの展開図、第8図は同円板巻線の油流量分布
および温度上昇分布を示す特性図、第9図は本発明の他
の実施例に係る変圧器円板巻線の周方向の部分展開図、
第10図は本発明のさらに他の実施例に係る変圧器円板
巻線の要部破断斜視図、図11図ないし第13図は本発
明の変圧器円板巻線で使用するオイルガイドの各例を示
す斜視図である。 2・・・・・・内側絶縁筒、3・・・・・・外側絶縁筒
、5・・・・・・巻線単位、6・・・・・・水平ダクト
ピース、7・・・・・・水平冷却路、10・・・・・・
内側垂直冷却路、11・・・・・・外側垂直冷却路、1
3・・・・・・オイルガイド、14・・・・・・垂直冷
却路塞き止め部、15・・・・・・水平冷却路案内部、
17・・・・・・切欠き、18・・・・・・溝。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内側絶縁筒と外側絶縁筒との間に素線導体を巻回し
    て形成された複数個の巻線単位を、各巻線単位間に水平
    ダクトピースを介在させて、その軸方向に順次配置し、
    前記各巻線単位間に水平冷却路を形成すると共に、各巻
    線単位と前記内側および外側絶縁筒の少なくともいずれ
    か一方との間に垂直冷却路を形成した静止誘導電器巻線
    において、前記垂直冷却路を周方向に斜めに横切る複数
    個の垂直冷却路塞き止め部材を軸方向に所定間隔をあけ
    て設け、かつ前記各水平冷却路の前記垂直冷却路塞き止
    め部材とほぼ対応する位置に、径方向に延びる水平冷却
    路案内部材を設けたことを特徴とする静止誘導電器巻線
    。 2 特許請求の範囲第1項において、前記垂直冷却路塞
    き止め部材と前記水平冷却路案内部材を一体の部材から
    構成したことを特徴とする静止誘導電器巻線。 3 特許請求の範囲第1項において、前記垂直冷却路塞
    き止め部材に、冷却流体の一部を軸方向に流通させる冷
    却路を設けたことを特徴とする静止誘導電器巻線。 4 特許請求の範囲第1項において、前記垂直冷却路塞
    き止め部材を階段状に形成したことを特徴とする静止誘
    導電器巻線。 5 特許請求の範囲第1項において、前記水平冷却路案
    内部材を前記垂直冷却路に突出させると共に、この突出
    部の端面に溝を設け、この溝内に前記垂直冷却路塞き止
    め部材を挿入嵌合したことを特徴とする静止誘導電器巻
    線。
JP7265977A 1977-06-18 1977-06-18 静止誘導電器巻線 Expired JPS596492B2 (ja)

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JPS547119A JPS547119A (en) 1979-01-19
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JPH0454795Y2 (ja) * 1986-07-30 1992-12-22

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