JP3535562B2 - ガス冷却型電力機器 - Google Patents

ガス冷却型電力機器

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JP3535562B2
JP3535562B2 JP05233594A JP5233594A JP3535562B2 JP 3535562 B2 JP3535562 B2 JP 3535562B2 JP 05233594 A JP05233594 A JP 05233594A JP 5233594 A JP5233594 A JP 5233594A JP 3535562 B2 JP3535562 B2 JP 3535562B2
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浩史 村松
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は変圧器や変流器などの
電力機器に関するものであり、特に通電用コイルの過熱
を防止するためにSF6 ガス等の絶縁性ガスによりコイ
ルを冷却するガス冷却方式の電力機器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に変圧器や変流器などの電力機器で
は、コイルに大電流を流すため、コイルが過熱し、コイ
ルを損傷させる可能性がある。このため、上述した問題
を解決する一つの手段として、SF6 ガス等の絶縁性ガ
スによりコイルを冷却してコイルの過熱を防止するよう
にした電力機器が知られている。
【0003】従来、この種の電力機器は、図7に示すよ
うに、外側絶縁筒1と内側絶縁筒2との間に形成された
コイル収容部に複数個のコイル3を積み重ねて収容し、
これらコイル3と外側絶縁筒1及び内側絶縁筒2との間
に形成された外側垂直ガス道4及び内側垂直ガス道5と
各コイル3の間に形成された水平ガス道6にSF6 ガス
等の絶縁性ガスを流してコイル3を冷却する構造となっ
ている。
【0004】このような構造の電力機器は、ガス取入口
7からコイル収容部に流入した絶縁性ガスのほとんどが
図中矢印で示すように外側垂直ガス道4及び内側垂直ガ
ス道5を流通し、水平ガス道6へ流れ込む絶縁性ガスの
割合が少ないため、コイル収容部の中央部でコイル3の
局部的な温度上昇が生じ易い。このため、従来のガス冷
却型電力機器では、図8に示すように、外側垂直ガス道
4及び内側垂直ガス道5に折流部材8を交互に設け、こ
れらの折流部材8で絶縁性ガスの流れを図中矢印で示す
ように垂直方向から水平方向に変えることによって水平
ガス道6に絶縁性ガスが流れるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8に示した
従来のガス冷却型電力機器では、図9に示すように、水
平ガス道6を流れる絶縁性ガスの流速が折流部材8で区
画された区間の上流側では遅くなり、折流部材8で区画
された区間(以下、「折流区間」という)の下流側では
速くなるため、折流区間の上流側ではコイル3が過冷却
となり、逆に折流区間の下流側ではコイル3が冷却不足
となるという問題が生ずる。
【0006】このような問題を解消するものとして、水
平ガス道6の寸法t(図8参照)をコイル収容部のガス
排出側(図中上部)に向けて徐々に小さくし、図10の
実線で示すように水平ガス道6を流れる絶縁性ガスの流
速を折流区間内で均一化したものが知られている。しか
し、変圧器およびリアクトルの線路端子はコイル収容部
の上端に設けられることが多いため、水平ガス道6の寸
法をコイル収容部の上部に向けて徐々に小さくすること
は、絶縁上の理由から好ましくない。また、コイル3で
発生した熱は絶縁性ガスに蓄積されるため、コイル収容
部のガス流入側(図中下部)よりもコイル収容部のガス
排出側(図中上部)のほうが絶縁性ガスの温度が高くな
り、コイル収容部のガス排出側で冷却性能が低下すると
いう問題がある。
【0007】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、その目的は通電用コイルの冷却効率が高く、温
度分布も均一で、さらに絶縁的にも有利なガス冷却型電
力機器を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に係る発明は、折流部材の設置間隔を
外側垂直ガス道及び内側垂直ガス道のガス流入側で大き
くしたことを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2に係る発明は、折流部材の
設置間隔を外側垂直ガス道及び内側垂直ガス道のガス流
入側で大きくするとともに、コイル収容部の下部に中央
垂直ガス道を設けたことを特徴とするものである。
【0010】また、請求項3に係る発明は、折流部材の
設置間隔を外側垂直ガス道及び内側垂直ガス道のガス排
出側に向けて徐々に小さくしたことを特徴とするもので
ある。
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】請求項1に係る発明では、コイルの発生熱があ
まり蓄積されていない絶縁性ガスがコイル収容部のガス
排出側に流入する。請求項2に係る発明では、コイルで
発生した熱があまり蓄積されていない絶縁性ガスがコイ
ル収容部のガス排出側に流入するとともに、コイル収容
部のガス流入側に収容されたコイルは外側垂直ガス道、
内側垂直ガス道及び中央垂直ガス道を流通する絶縁性ガ
スにより冷却される。
【0014】請求項3に係る発明では、コイルで発生し
た熱があまり蓄積されていない絶縁性ガスがコイル収容
部のガス排出側に流入する。
【0015】
【0016】
【実施例】図1は、この発明の第1実施例に係るガス冷
却型電力機器のコイル収容部の構造を示す縦断面図であ
る。図中1は外側絶縁筒、2は外側絶縁筒1の内側に配
置された内側絶縁筒、3は外側絶縁筒1と内側絶縁筒2
との間に形成されたコイル収容部に積み重なって収容さ
れた複数個のコイルであり、これらコイル3と外側絶縁
筒1及び内側絶縁筒2との間には外側垂直ガス道4及び
内側垂直ガス道5が形成されている。また、図中6は各
コイル3の間に形成された水平ガス道、7はコイル収容
部の下部に設けられたガス取入口であり、このガス取入
口7からコイル収容部に流入した絶縁性ガスは、複数の
折流部材8により流れ方向を垂直方向から水平方向に変
えて水平ガス道6に流れ込むようになっている前記折流
部材8は外側垂直ガス道4及び内側垂直ガス道5に交互
に設けられており、その設置間隔は外側垂直ガス道4及
び内側垂直ガス道5のガス流入側(図中下部)で大きく
なっている。
【0017】このように折流部材8の設置間隔を外側垂
直ガス道4及び内側垂直ガス道5のガス流入側で大きく
すると、ガス取入口7からコイル収容部の下部に流入し
た絶縁性ガスの大部分は外側垂直ガス道4及び内側垂直
ガス道5を流通してコイル収容部の上部へ流入する。こ
のとき、コイル収容部の上部に流入する絶縁性ガスはコ
イル3で発生した熱があまり蓄積されていないので、コ
イル収容部の上部に収容されたコイル3を絶縁性ガスに
よって効率良く冷却することができる。これによりコイ
ル収容部の温度分布が均一となり、コイル収容部の上部
で生じるコイル3の局部的な温度上昇を防止することが
できる。また、水平ガス道6の寸法をコイル収容部の上
部に向けて狭くする必要がないので、絶縁的にも有利で
ある。
【0018】図2は、この発明の第2実施例に係るガス
冷却型電力機器のコイル収容部の構造を示す縦断面図で
ある。図中1は外側絶縁筒、2は外側絶縁筒1の内側に
配置された内側絶縁筒、3は外側絶縁筒1と内側絶縁筒
2との間に形成されたコイル収容部に積み重なって収容
された複数個のコイルであり、これらコイル3と外側絶
縁筒1及び内側絶縁筒2との間には外側垂直ガス道4及
び内側垂直ガス道5が形成されている。また、図中6は
各コイル3の間に形成された水平ガス道、7はコイル収
容部の下部に設けられたガス取入口であり、このガス取
入口7からコイル収容部に流入した絶縁性ガスは、複数
の折流部材8により流れ方向を垂直方向から水平方向に
変えて水平ガス道6に流れ込むようになっている前記折
流部材8は外側垂直ガス道4及び内側垂直ガス道5に交
互に設けられており、その設置間隔は外側垂直ガス道4
及び内側垂直ガス道5のガス流入側(図中下部)で大き
くなっている。また、外側絶縁筒1と内側絶縁筒2との
間に形成されたコイル収容部の下部には中央垂直ガス道
9が形成されている。
【0019】このように折流部材8の設置間隔を外側垂
直ガス道4及び内側垂直ガス道5のガス流入側で大きく
するとともに、コイル収容部の下部に中央垂直ガス道9
を設けると、ガス取入口7からコイル収容部の下部に流
入した絶縁性ガスの大部分は外側垂直ガス道4、内側垂
直ガス道5及び中央垂直ガス道9を流通してコイル収容
部の上部へ流入する。このとき、コイル収容部の上部に
流入する絶縁性ガスはコイル3で発生した熱があまり蓄
積されていないので、コイル収容部の上部に収容された
コイル3を絶縁性ガスによって効率良く冷却することが
できる。これによりコイル収容部の温度分布が均一とな
り、コイル収容部の上部で生じるコイル3の局部的な温
度上昇を防止することができる。また、水平ガス道6の
寸法をコイル収容部の上部に向けて狭くする必要がない
ので、絶縁的にも有利である。さらに、コイル収容部の
下部に収容されたコイル3は外側垂直ガス道4、内側垂
直ガス道5及び中央垂直ガス道9を流通する絶縁性ガス
により冷却されるので、コイル収容部の下部中央で生じ
るコイル3の局部的な温度上昇を防止することもでき
る。
【0020】図3は、この発明の第3実施例に係るガス
冷却型電力機器のコイル収容部の構造を示す縦断面図で
ある。図中1は外側絶縁筒、2は外側絶縁筒1の内側に
配置された内側絶縁筒、3は外側絶縁筒1と内側絶縁筒
2との間に形成されたコイル収容部に積み重なって収容
された複数個のコイルであり、これらコイル3と外側絶
縁筒1及び内側絶縁筒2との間には外側垂直ガス道4及
び内側垂直ガス道5が形成されている。また、図中6は
各コイル3の間に形成された水平ガス道、7はコイル収
容部の下部に設けられたガス取入口であり、このガス取
入口7からコイル収容部に流入した絶縁性ガスは、複数
の折流部材8により流れ方向を垂直方向から水平方向に
変えて水平ガス道6に流れ込むようになっている前記折
流部材8は外側垂直ガス道4及び内側垂直ガス道5に交
互に設けられており、その設置間隔は外側垂直ガス道4
及び内側垂直ガス道5のガス排出側(図中上部)に近く
なるほど小さくなっている。
【0021】このように折流部材8の設置間隔を外側垂
直ガス道4及び内側垂直ガス道5のガス排出側に向けて
徐々に小さくすると、ガス取入口7からコイル収容部の
下部に流入した絶縁性ガスの大部分は外側垂直ガス道4
及び内側垂直ガス道5を流通してコイル収容部の上部へ
流入する。このとき、コイル収容部の上部に流入する絶
縁性ガスはコイル3で発生した熱があまり蓄積されてい
ないので、コイル収容部の上部に収容されたコイル3を
絶縁性ガスによって効率良く冷却することができる。こ
れによりコイル収容部の温度分布が均一となり、コイル
収容部の上部で生じるコイル3の局部的な温度上昇を防
止することができる。また、水平ガス道6の寸法をコイ
ル収容部の上部に向けて狭くする必要がないので、絶縁
的にも有利である。さらに、折流部材8の設置間隔が図
1に示したガス冷却型電力機器に比べてコイル収容部の
下部で小さくなっているので、コイル収容部の下部に形
成された水平ガス道6にも絶縁性ガスが流通する。従っ
て、コイル収容部の下部中央で生じるコイル3の局部的
な温度上昇も防止することができる。
【0022】図4は、この発明の第4実施例に係るガス
冷却型電力機器のコイル収容部の構造を示す縦断面図で
ある。図中1は外側絶縁筒、2は外側絶縁筒1の内側に
配置された内側絶縁筒、3は外側絶縁筒1と内側絶縁筒
2との間に形成されたコイル収容部に積み重なって収容
された複数個のコイルであり、これらコイル3と外側絶
縁筒1及び内側絶縁筒2との間には外側垂直ガス道4及
び内側垂直ガス道5が形成されている。また、図中6は
各コイル3の間に形成された水平ガス道、7はコイル収
容部の下部に設けられたガス取入口であり、このガス取
入口7からコイル収容部に流入した絶縁性ガスは、複数
の折流部材8により流れ方向を垂直方向から水平方向に
変えて水平ガス道6に流れ込むようになっている。
【0023】前記折流部材8は外側垂直ガス道4及び内
側垂直ガス道5に交互に設けられており、これらの折流
部材8で区画された各折流区間には、垂直ガス道4,5
の流路断面積を狭める狭道部材10が設けられている。
【0024】このように折流部材8で区画された折流区
間に垂直ガス道4,5の流路断面積を狭める狭道部材1
0を設けると、折流区間内の下部側で水平ガス道6への
ガス流量が増加し、折流区間内で最も温度上昇率の高い
下部側のコイル3を効果的に冷却することができ、折流
区間内でのコイル3の温度差を小さくすることができ
る。また、水平ガス道6の寸法をコイル収容部の上部に
向けて狭くする必要がないので、絶縁的にも有利であ
る。
【0025】図5は、この発明の第5実施例に係るガス
冷却型電力機器のコイル収容部の構造を示す縦断面図で
ある。図中1は外側絶縁筒、2は外側絶縁筒1の内側に
配置された内側絶縁筒であり、これら外側絶縁筒1と内
側絶縁筒2との間には、複数個のコイル3を積み重ねて
収容するためのコイル収容部が形成されている。また、
図中7はコイル収容部の下部に設けられたガス取入口で
あり、このガス取入口7からコイル収容部の下部に流入
した絶縁性ガスは、外側絶縁筒1とコイル3との間に形
成された外側垂直ガス道4および内側絶縁筒2とコイル
3の間に形成された内側垂直ガス道5を流通してコイル
収容部の上部に設けられたガス排出口(図示せず)から
排出されるようになっている。
【0026】前記コイル3はコイル収容部の上部に近い
ほど外径が大きくなっており、これにより外側垂直ガス
道4の流路断面積はコイル収容部のガス排出側(図中上
部)に向けて狭くなっている。
【0027】このように外側垂直ガス道4の流路断面積
をコイル収容部のガス排出側に向けて狭くすると、各コ
イル3の間に形成された水平ガス道6の外側と内側に圧
力差が生じ、外側垂直ガス道側から内側垂直ガス道側へ
向かって絶縁性ガスが水平ガス道6に流れ込む。そし
て、水平ガス道6に絶縁性ガスが流れ込むと、コイル3
から絶縁性ガスへの熱伝達係数が大きくなるため、コイ
ル3の温度上昇を低減することができる。また、水平ガ
ス道6を流れる絶縁性ガスの流速はコイル収容部のガス
排出側に近くなるほど速くなるので、コイル3をより効
果的に冷却することができる。これによりコイル収容部
の温度分布が均一となるので、コイル収容部の上部で生
じるコイル3の局部的な温度上昇を防止することができ
る。また、水平ガス道6の寸法をコイル収容部の上部に
向けて狭くする必要がないので、絶縁的にも有利であ
る。
【0028】なお、上述した第5実施例では外側垂直ガ
ス道4の流路断面積をコイル収容部のガス排出側に向け
て狭くしたが、内側垂直ガス道5の流路断面積をコイル
収容部のガス排出側に向けて狭くしても良い。
【0029】図6は、この発明の第6実施例に係るガス
冷却型電力機器のコイル収容部の構造を示す縦断面図で
ある。図中1は外側絶縁筒、2は外側絶縁筒1の内側に
配置された内側絶縁筒であり、これら外側絶縁筒1と内
側絶縁筒2との間には、複数個のコイル3を積み重ねて
収容するためのコイル収容部が形成されている。また、
図中7はコイル収容部の下部に設けられたガス取入口で
あり、このガス取入口7からコイル収容部の下部に流入
した絶縁性ガスは、外側絶縁筒1とコイル3との間に形
成された外側垂直ガス道4および内側絶縁筒2とコイル
3の間に形成された内側垂直ガス道5を流通してコイル
収容部の上部に設けられたガス排出口(図示せず)から
排出されるようになっている。
【0030】前記コイル3は外径部を外側絶縁筒側と内
側絶縁筒側に交互に近づけてコイル収容部に収容されて
おり、これにより外側垂直ガス道4及び内側垂直ガス道
5の流路断面積は交互に狭くなっている。
【0031】このように外側垂直ガス道4及び内側垂直
ガス道5の流路断面積を交互に狭くすると、ガス取入口
7からコイル収容部の下部に流入した絶縁性ガスは外側
垂直ガス道4及び内側垂直ガス道5の流路断面積が狭く
なった部分で流れ方向を垂直方向から水平方向に変え、
各コイル3の間に形成された水平ガス道6に流れ込む。
これにより水平ガス道6でのコイル3から絶縁性ガスへ
の熱伝達係数が大きくなるので、コイル3の温度上昇を
低減することができる。また、水平ガス道6の寸法をコ
イル収容部の上部に向けて狭くする必要がないので、絶
縁的にも有利である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、発明によれば、
冷却効率が高く、温度分布も均一で、さらに絶縁的にも
有利なガス冷却型電力機器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係るガス冷却型電力機
器のコイル収容部の構造を示す縦断面図。
【図2】この発明の第2実施例に係るガス冷却型電力機
器のコイル収容部の構造を示す縦断面図。
【図3】この発明の第3実施例に係るガス冷却型電力機
器のコイル収容部の構造を示す縦断面図。
【図4】この発明の第4実施例に係るガス冷却型電力機
器のコイル収容部の構造を示す縦断面図。
【図5】この発明の第5実施例に係るガス冷却型電力機
器のコイル収容部の構造を示す縦断面図。
【図6】この発明の第6実施例に係るガス冷却型電力機
器のコイル収容部の構造を示す縦断面図。
【図7】従来のガス冷却型電力機器のコイル収容部の構
造を示す縦断面図。
【図8】従来のガス冷却型電力機器のコイル収容部の構
造を示す縦断面図。
【図9】図8に示したガス冷却型電力機器の絶縁性ガス
の流速分布を示す線図。
【図10】水平ガス道の流路を小さくした場合の絶縁性
ガスの流速分布を示す線図。
【符号の説明】
1…外側絶縁筒 2…内側絶縁筒 3…コイル 4…外側垂直ガス道 5…内側垂直ガス道 6…水平ガス道 7…ガス取入口 8…折流部材 9…中央垂直ガス道 10…狭道部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−14723(JP,A) 特開 昭59−155108(JP,A) 特開 昭56−51812(JP,A) 特開 昭57−1205(JP,A) 特開 平4−180207(JP,A) 実開 昭55−9600(JP,U) 実開 平6−17215(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 27/20 H01F 27/12 H01F 30/00 H01F 38/00 F25D 9/00 F28F 7/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側絶縁筒と内側絶縁筒との間に形成さ
    れたコイル収容部に複数の通電用コイルを積み重ねて収
    容し、これらコイルと前記外側絶縁筒及び前記内側絶縁
    筒との間に形成された外側垂直ガス道及び内側垂直ガス
    道と各コイルの間に形成された水平ガス道に絶縁性ガス
    を流通させるものであって、前記外側垂直ガス道及び内
    側垂直ガス道に絶縁性ガスの流れを垂直方向から水平方
    向に変えるための複数の折流部材を設けたガス冷却型電
    力機器において、前記折流部材の設置間隔を前記外側垂
    直ガス道及び内側垂直ガス道のガス流入側で大きくした
    ことを特徴とするガス冷却型電力機器。
  2. 【請求項2】 外側絶縁筒と内側絶縁筒との間に形成さ
    れたコイル収容部に複数の通電用コイルを積み重ねて収
    容し、これらコイルと前記外側絶縁筒及び前記内側絶縁
    筒との間に形成された外側垂直ガス道及び内側垂直ガス
    道と各コイルの間に形成された水平ガス道に絶縁性ガス
    を流通させるものであって、前記外側垂直ガス道及び内
    側垂直ガス道に絶縁性ガスの流れを垂直方向から水平方
    向に変えるための複数の折流部材を設けたガス冷却型電
    力機器において、前記折流部材の設置間隔を前記外側垂
    直ガス道及び内側垂直ガス道のガス流入側で大きくする
    とともに、前記コイル収容部の下部に中央垂直ガス道を
    設けたことを特徴とするガス冷却型電力機器。
  3. 【請求項3】 外側絶縁筒と内側絶縁筒との間に形成さ
    れたコイル収容部に複数の通電用コイルを積み重ねて収
    容し、これらコイルと前記外側絶縁筒及び前記内側絶縁
    筒との間に形成された外側垂直ガス道及び内側垂直ガス
    道と各コイルの間に形成された水平ガス道に絶縁性ガス
    を流通させるものであって、前記外側垂直ガス道及び内
    側垂直ガス道に絶縁性ガスの流れを垂直方向から水平方
    向に変えるための複数の折流部材を設けたガス冷却型電
    力機器において、前記折流部材の設置間隔を前記外側垂
    直ガス道及び内側垂直ガス道のガス排出側に向けて徐々
    に小さくしたことを特徴とするガス冷却型電力機器。
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