JP2000277351A - 静止誘導機器 - Google Patents

静止誘導機器

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JP2000277351A
JP2000277351A JP11084304A JP8430499A JP2000277351A JP 2000277351 A JP2000277351 A JP 2000277351A JP 11084304 A JP11084304 A JP 11084304A JP 8430499 A JP8430499 A JP 8430499A JP 2000277351 A JP2000277351 A JP 2000277351A
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Japan
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horizontal
winding
cooling passage
disk
cooling
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Yukinobu Takiguchi
幸延 瀧口
Susumu Isaka
進 井坂
Masumi Nakatate
真澄 中楯
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平冷却路内における冷却媒体と巻線表面に
おける熱伝達を改善することにより、冷却効率が向上し
た小型の静止誘導機器を提供する。 【解決手段】 円周方向に隣り合う水平間隔片4の間
に、ひも状の障害物13を配置する。この障害物13
は、円板巻線3全体に亙って各水平間隔片に掛け渡され
ることによって支持されており、隣合う水平間隔片4の
上部と下部とに交互に引掛られている。この障害物13
は、水平冷却路5内を流れる絶縁流体の流れを、完全に
遮断しないが乱れさせるように配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SF6 ガス又は絶
縁油等の絶縁流体を冷却媒体として巻線の冷却を行う静
止誘導機器に係り、特にその冷却構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、変圧器やリアクトル等の静止誘
導機器に使用される巻線は、運転時においてその損失に
よる発熱量が大きい。そのため、巻線周辺に冷却路を形
成し、その冷却路にSF6 ガス又は絶縁油等の絶縁流体
を流すことによって、それらを冷却媒体として巻線を冷
却している。
【0003】ここで、図15及び図16を参照して、従
来の冷却構造を有する変圧器について説明する。図15
は、巻線の横断面図、及び図16は図15におけるX−
X断面図である。図15において、同軸上に配置された
内側絶縁筒1及び外側絶縁筒2の間に、導体を巻回して
なる円板巻線3がそれらと同軸上に配置されている。こ
の円板巻線3は、内側絶縁筒1及び外側絶縁筒2の軸方
向に、複数段積み重ねられている。
【0004】また、積層方向に隣接する各円板巻線3の
間には、複数の水平間隔片4が放射状に等間隔で配置さ
れており、これにより、円板巻線3の内側から外側方向
に向かって、複数の扇状の水平冷却路5が放射状に形成
されている。
【0005】更に、内側絶縁筒1と円板巻線3との間、
及び外側絶縁筒2と円板巻線3との間において、円板巻
線3の水平間隔片4が配置されている部分における内外
周上には、内側垂直間隔片6及び外側垂直間隔片7がそ
れぞれ配置されている。これにより、円板巻線3の内側
と外側、すなわち円板巻線3と内側絶縁筒1との間、及
び円板巻線3と外側絶縁筒2との間とに、それぞれ内側
垂直冷却路8及び外側垂直冷却路9が形成されている。
すなわち、この複数の内側垂直冷却路8及び外側垂直冷
却路9の各々は、複数の水平冷却路5の各々を個別に連
通するように構成されている。
【0006】更に、図16に示すように、円板巻線3の
複数段毎に、内側垂直冷却路8を閉塞し、この内側垂直
冷却路8から水平冷却路5に亙って伸びる内側閉塞板1
0と、外側垂直冷却路9を閉塞し、この外側垂直冷却路
9から水平冷却路5に亙って伸びる外側閉塞板11と
が、交互に、かつ円板巻線3の全周に亙って設けられて
いる。
【0007】このように、円板巻線3の複数段毎に内側
閉塞板10と外側閉塞板11とを交互に配置したことに
より、水平冷却路5における絶縁流体の流入口と流出口
の位置を交互に形成して、絶縁流体の流れ方向を逆転さ
せる構成となっている。従って、絶縁流体は、円板巻線
3の下端から上端に向かって、内側垂直冷却路9、外側
垂直冷却路10及び水平冷却路5内を流れることによ
り、円板巻線3を冷却する。すなわち、絶縁流体は、内
側絶縁筒1と外側絶縁筒2の間をジグザグ状に流れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の変圧器の巻線には、以下のような問題点があった。
すなわち、円板巻線3は、上述したように一般的に導体
を巻回して構成されており、冷却媒体である絶縁流体
は、流動帯電防止の観点からその流量を制限して供給さ
れているため、水平冷却路5内では低流速の層流に近い
流れとなって流れる。従って、冷却媒体と円板巻線3の
表面における熱伝達が抑制されることとなり、円板巻線
3の冷却効率が悪くなっていた。また、そのために冷却
媒体の流量を増加させると、その分だけ水平冷却路5を
大きくする必要があり、変圧器全体が大型化するという
問題があった。
【0009】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
水平冷却路内における冷却媒体と巻線表面における熱伝
達を改善することにより、冷却効率が向上した小型の静
止誘導機器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、内側と外側の絶縁筒の間に、導体を巻
回してなる複数の円板巻線をその軸方向に沿って積層
し、その積層方向に隣接する前記円板巻線間に水平冷却
路を形成すると共に、前記内側の絶縁筒と前記円板巻線
との間及び前記外側の絶縁筒と前記円板巻線との間に、
前記水平冷却路と連通する垂直冷却路をそれぞれ形成
し、前記水平冷却路及び前記垂直冷却路に冷却媒体を流
通することによって前記円板巻線を冷却する静止誘導機
器において、以下のような特徴を有するものである。
【0011】すなわち、請求項1記載の発明による静止
誘導機器は、前記水平冷却路内又は前記垂直冷却路の前
記水平冷却路への入口付近の少なくとも一方に、前記冷
却媒体の流れを乱す障害物を設置したことを特徴として
いる。
【0012】また、請求項2記載の発明による静止誘導
機器は、請求項1記載の発明において、前記障害物が、
前記円板巻線の円周方向に沿って前記水平冷却路内に配
置されたひも状の障害物であることを特徴としている。
【0013】また、請求項3記載の発明による静止誘導
機器は、請求項1記載の発明において、前記障害物が、
前記垂直冷却路の前記水平冷却路への入口付近において
前記軸方向に配置された丸棒状の障害物であることを特
徴としている。
【0014】また、請求項4記載の発明による静止誘導
機器は、請求項1記載の発明において、前記障害物は、
前記垂直冷却路の前記水平冷却路への入口付近において
前記軸方向に配置された多角形の棒状又は薄板状の障害
物であることを特徴としている。
【0015】また、請求項5記載の発明による静止誘導
機器は、請求項1記載の発明において、前記障害物が、
前記円板巻線の円周方向に沿って前記水平冷却路内に配
置されたひも状の障害物と、前記垂直冷却路の前記水平
冷却路への入口付近において前記軸方向に配置された棒
状の障害物とからなることを特徴としている。
【0016】以上のような請求項1乃至5項記載の発明
によれば、以下のような作用効果が得られる。すなわ
ち、冷却媒体は、下端の円板巻線から上端の円板巻線に
かけて、内側と外側の垂直冷却路及び水平冷却路内を流
れることにより、円板巻線を冷却する。この時、冷却媒
体は流動帯電防止の観点からその流量を制限して供給さ
れているため、水平冷却路内をゆっくりと流れるが、障
害物によってその流れが乱される。それにより、冷却媒
体は水平冷却路内で攪拌されるため、円板巻線の表面付
近において熱せられた冷却媒体は、水平冷却路の中央付
近を流れる冷たい冷却媒体と混合される。それにより、
熱の伝達が良好となり、冷却効率が向上する。従って、
冷却媒体の流量を増加させることなく、効率よく円板巻
線の温度上昇を抑制することが可能となる。
【0017】また、本発明は、内側と外側の絶縁筒の間
に、導体を巻回してなる複数の円板巻線をその軸方向に
沿って積層し、その積層方向に隣接する前記円板巻線間
に、複数の水平間隔片を円周方向に沿って配置すること
により水平冷却路を形成すると共に、前記内側の絶縁筒
と前記円板巻線との間及び前記外側の絶縁筒と前記円板
巻線との間に、前記水平冷却路と連通する垂直冷却路を
それぞれ形成し、前記水平冷却路及び前記垂直冷却路に
冷却媒体を流通することによって前記円板巻線を冷却す
る静止誘導機器において、以下のような特徴を有するも
のである。
【0018】すなわち、請求項6記載の発明による静止
誘導機器は、前記水平間隔片が、前記円板巻線と接触す
る略等しい大きさの2枚の幅狭の水平間隔片と、それら
の間に介挿されそれらより幅の広い1枚の幅広の水平間
隔片とから構成されていることを特徴としている。
【0019】以上のような請求項6記載の発明によれ
ば、水平冷却路内では、幅広の水平間隔片により、冷却
媒体の流れる水平冷却路内の断面積がその分だけ小さく
なる。そのため、水平冷却路内を流れる冷却媒体の流速
は局部的に速くなり、円板巻線の表面付近における熱の
伝達効率が向上する。
【0020】また、請求項7記載の発明による静止誘導
機器は、前記水平間隔片が、前記円板巻線と接触する略
等しい大きさの2枚の幅狭の水平間隔片から構成され、
それらの間に、幅が前記円板巻線の幅と等しいか又は狭
く、長さが円周方向に隣接する複数の前記水平間隔片に
亙る長さである扇形状の水平間隔板が介挿されているこ
とを特徴としている。
【0021】以上のような請求項7記載の発明によれ
ば、水平冷却路内において冷却媒体の流れる断面積は、
扇形状の水平間隔板の分だけ小さくなっているため、水
平冷却路内における冷却媒体の流速は局部的に速くな
る。そのため、円板巻線の表面付近における熱の伝達効
率が向上する。
【0022】また、請求項8記載の発明による静止誘導
機器は、請求項7記載の発明において、前記水平間隔板
の前記水平間隔片に接しない部分に、切欠部が形成され
ていることを特徴としている。
【0023】以上のような構成を有する請求項8記載の
発明によれば、水平冷却路内を流れる冷却媒体は、切欠
部が形成された扇形状の水平間隔板によって攪拌される
ため、円板巻線の表面付近において熱せられた冷却媒体
は、水平冷却路の中央付近を流れる冷たい冷却媒体と混
合される。それにより、熱の伝達が良好となり、冷却効
率が向上する。また、水平冷却路内の冷却媒体の流れる
断面積は、扇形状の水平間隔板の分だけ小さくなるた
め、水平冷却器内における冷却媒体の流速が局部的に速
くなり、熱の伝達効率が向上する。
【0024】また、請求項9記載の発明による静止誘導
機器は、前記水平間隔片の上部及び下部の少なくとも一
方に、円周方向に隣接する前記水平冷却路同士が連通す
るように溝が形成されていることを特徴としている。
【0025】以上のような構成を有する請求項9記載の
発明によれば、内側又は外側の垂直冷却路から水平冷却
路内に流れ込む冷却媒体は、外側又は内側の垂直冷却路
へ流れ出る。この時、温度の上昇に伴い、水平間隔片に
形成された溝から、円板巻線によって熱せられた冷却媒
体が流れ出す。そして、この流れ出した冷却媒体の不足
分を補うように、内側及び外側の垂直冷却路から水平冷
却路内へ流れている冷却媒体が、溝内に流れ込む。これ
によって、水平間隔片の下面に接触している円板巻線が
冷却される。従って、本発明により、放熱面積を増大さ
せることができるため、水平冷却路における円板巻線の
冷却効率が向上する。また、上記溝により、水平冷却路
間の流量のばらつきを均一にすることができる。
【0026】また、請求項10記載の発明による静止誘
導機器は、前記水平間隔片の前記円板巻線の幅方向に沿
って、前記内側の垂直冷却路と外側の垂直冷却路とを連
通する溝が形成されていることを特徴としている。
【0027】以上のような構成を有する請求項10記載
の発明によれば、内側の垂直冷却路及び外側の垂直冷却
器との間で、溝を介して冷却媒体が流れる。これによ
り、円板巻線の水平間隔片との接触部における温度が効
果的に下げられる。従って、放熱面積を増大させること
ができるため、円板巻線の冷却効率を向上させることが
できる。また、円板巻線の温度が高くなる水平間隔片と
の接触部の温度を、効果的に下げることができる。
【0028】また、請求項11記載の発明による静止誘
導機器は、前記円板巻線の幅方向の略中央に、円周方向
に沿って導体間間隔片が配置されており、前記導体間間
隔片の高さが、前記水平冷却路においては前記導体の曲
がり部を除いた高さであり、前記水平間隔片に挟まれた
部分においては下端部が前記導体の下端部と同じ位置で
あることを特徴としている。
【0029】以上のような構成を有する請求項11記載
の発明によれば、内側又は外側の垂直冷却路から水平冷
却路内に流れ込み、外側又は内側の垂直冷却路へ流れ出
る冷却媒体は、水平冷却路において、導体間間隔片によ
って形成される窪みに流れ込む。そのため、温度が最高
となる円板巻線の幅方向中央付近において熱伝達が向上
するため、円板巻線の温度を効果的に下げることができ
る。これにより、円板巻線の冷却効率を向上させること
ができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、本発明による静止誘導機
器の実施の形態について図面を参照して説明する。以下
の各実施の形態では、静止誘導機器として変圧器の例を
示す。なお、図15及び図16に示す従来の変圧器と同
一の部材については、同一の符号を付しその説明を省略
する。
【0031】[1.第1の実施の形態…請求項2に対
応]図1は、本実施の形態による変圧器の構成を示す横
断面図である。同図に示す変圧器は、図15に示す従来
の変圧器と同様に、内側絶縁筒1及び外側絶縁筒2の間
に円板巻線3が同軸上に配置されており、各円板巻線3
間に、複数の水平間隔片4が配置されることによって複
数の水平冷却路5が形成されている。また、円板巻線3
と内側絶縁筒1との間及び外側絶縁筒2との間に、それ
ぞれ複数の内側垂直間隔片6及び外側垂直間隔片7が配
置されることにより、内側垂直冷却路8及び外側垂直冷
却路9が形成されている。
【0032】本実施の形態による変圧器では、円周方向
に隣り合う各水平間隔片4の間に、ひも状の障害物13
が配置されている。この障害物13は、円板巻線3全体
に亙って各水平間隔片4に掛け渡されることによって支
持されている。また、隣合う水平間隔片4の上部と下部
とに交互に引掛られている。この障害物13は、水平冷
却路5を流れる絶縁流体の流れを、完全に遮断しない
が、乱れさせるように配置されている。
【0033】図2は、上記障害物13の取付の詳細を示
す斜視図である。この図に示すように、各水平間隔片4
には、上部又は下部のいずれか一方に溝4aが形成され
ている。すなわち、上部に溝4aが形成された水平間隔
片4の隣の水平間隔片4では、その下部に溝4aが形成
されるようになっている。そして、この各溝4aに、上
記障害物13が掛け渡されている。
【0034】以上のような構成を有する本実施の形態に
よる作用効果は、以下の通りである。すなわち、冷却媒
体として供給される絶縁流体は、円板巻線3の下端から
上端にかけて、内側垂直冷却路9、外側垂直冷却路10
及び水平冷却路5内を流れることにより、円板巻線3を
冷却する。この時、絶縁流体は水平冷却路5内をゆっく
りと流れるが、障害物13によってその流れが乱され
る。それにより、絶縁流体は水平冷却路5内で攪拌され
るため、円板巻線3の表面付近において熱せられた絶縁
流体は、水平冷却路5の中央付近を流れる冷たい絶縁流
体と混合される。それにより、熱の伝達が良好となり、
冷却効率が向上する。以上のように、本実施の形態によ
れば、絶縁流体の流量を増加させることなく、効率よく
円板巻線3の温度上昇を抑制することが可能となる。
【0035】[2.第2の実施の形態…請求項3に対
応]図3は、本実施の形態による変圧器の構成を示す横
断面図である。同図において、円周方向に隣り合う内側
垂直間隔片6の間、及び外側垂直間隔片7の間に、それ
ぞれ円柱形状の丸棒障害物14が設けられている。これ
ら丸棒障害物14は、絶縁流体が内側垂直冷却路8及び
外側垂直冷却路9から水平冷却路5に流れ込む入口付近
に、配置されている。
【0036】図4は、上記丸棒障害物14の配置の詳細
を示す斜視図である。この図に示すように、各内側垂直
間隔片6間及び外側垂直間隔片7間に、それらと平行に
丸棒障害物14がそれぞれ設けられている。
【0037】以上のような構成を有する本実施の形態に
よる作用効果は、以下の通りである。すなわち、冷却媒
体である絶縁流体は、内側垂直冷却路8又は外側垂直冷
却路9内を上昇してくると、水平冷却路5に分流する。
この時、水平冷却路5の入口付近に設置されている丸棒
障害物14により、絶縁流体の流れが乱される。それに
より、絶縁流体は水平冷却路5内で攪拌されるため、円
板巻線3の表面付近において熱せられた絶縁流体は、水
平冷却路5の中央付近を流れる冷たい絶縁流体と混合さ
れる。それにより、熱の伝達が良好となり、冷却効率が
向上する。以上のように、本実施の形態によれば、絶縁
流体の流量を増加させることなく、効率よく円板巻線3
の温度上昇を抑制することが可能となる。
【0038】[3.第3の実施の形態…請求項4に対
応]図5は、本実施の形態による変圧器の一部の構成を
示す斜視図である。同図に示すように、本実施の形態に
よる変圧器では、上述した第2の実施の形態において、
丸棒障害物14の代わりに多角形障害物15が設置され
ている。なお、この図では、多角形障害物15は断面長
方形の角柱形状となっているが、これに限らない。
【0039】以上のような構成を有する本実施の形態に
よる作用効果は、上述した第2の実施の形態と同様であ
る。すなわち、内側垂直冷却路8又は外側垂直冷却路9
内を上昇してくる絶縁流体は、水平冷却路5に分流する
際に、水平冷却路5の入口付近に設置されている多角形
障害物14により、その流れが乱される。それにより、
絶縁流体は水平冷却路5内で攪拌されるため、円板巻線
3の表面付近において熱せられた絶縁流体は、水平冷却
路5の中央付近を流れる冷たい絶縁流体と混合される。
それにより、熱の伝達が良好となり、冷却効率が向上す
る。
【0040】また、多角形障害物15は、丸棒障害物1
4に比べて圧力損失が大きくなるが、絶縁流体の流れを
大きくすることができる。更に、薄板状の多角形障害物
15とすることにより、内側垂直冷却路8及び外側垂直
冷却路9内の流速を低く抑えることができると共に、圧
力損失の上昇を小さくすることができる。
【0041】[4.第4の実施の形態…請求項5に対
応]図6は、本実施の形態による変圧器の一部の構成を
示す斜視図である。同図に示すように、本実施の形態に
よる変圧器では、上述した第1の実施の形態に示したひ
も状の障害物13と、上述した第3の実施の形態に示し
た多角形障害物15とが設置されている。
【0042】以上のような構成を有する本実施の形態に
よる作用効果は、以下の通りである。すなわち、内側垂
直冷却路8又は外側垂直冷却路9を上昇してくる絶縁流
体は、水平冷却路5に分流する際、その入口付近に設け
られた多角形障害物15によってその流れが乱される。
また、水平冷却路5内において、水平間隔片4間に取り
付けられたひも状の障害物13によって、更にその流れ
が乱される。それにより、絶縁流体は水平冷却路5内で
攪拌されるため、円板巻線3の表面付近において熱せら
れた絶縁流体は、水平冷却路5の中央付近を流れる冷た
い絶縁流体と混合される。それにより、熱の伝達が良好
となり、冷却効率が向上する。
【0043】[5.第5の実施の形態…請求項6に対
応]図7は、本実施の形態による変圧器の一部の構成を
示す斜視図である。本実施の形態では、同図に示すよう
に、水平間隔片4が3枚重ねられている。この図では、
2枚の同じ大きさの水平間隔片4の間に、幅の広い幅広
水平間隔片16が介挿された構成となっている。すなわ
ち、円板巻線3に直接接していない水平間隔片として、
幅広水平間隔片16が配置されている。
【0044】以上のような構成を有する本実施の形態に
よる作用効果は、以下の通りである。すなわち、水平冷
却路5内では、幅広水平間隔片16により、絶縁流体の
流れる水平冷却路5内の断面積がその分だけ小さくな
る。そのため、水平冷却路5内を流れる絶縁流体の流速
は局部的に速くなり、円板巻線3の表面付近における熱
の伝達効率が向上する。
【0045】[6.第6の実施の形態…請求項7に対
応]図8は、本実施の形態による変圧器の一部の構成を
示す斜視図である。本実施の形態では、同図に示すよう
に、同じ大きさの水平間隔片4が2枚重ねられており、
それらの間に、間隔板17が介挿されている。この間隔
板17は、幅が円板巻線3の幅と等しいか又は狭く、長
さが円周方向の隣接する複数の水平間隔片4に達する長
さである扇形状となっている。すなわち、各水平冷却路
5内は、この間隔板17によって分断される構成となっ
ている。
【0046】以上のような構成を有する本実施の形態に
よる作用効果は、以下の通りである。すなわち、水平冷
却路5内において絶縁流体の流れる断面積は、間隔板1
6の分だけ小さくなっているため、水平冷却路5内にお
ける絶縁流体の流速は局部的に速くなる。そのため、円
板巻線3の表面付近における熱の伝達効率が向上する。
【0047】[7.第7の実施の形態…請求項8に対
応]図9は、本実施の形態による変圧器の一部の構成を
示す斜視図である。本実施の形態では、同図に示すよう
に、同じ大きさの水平間隔片4が2枚重ねられており、
それらの間に、切欠付間隔板18が介挿されている。こ
の切欠付間隔板18は、上述した第6の実施の形態にお
ける間隔板17と同様に、幅が円板巻線3の幅と等しい
か又は狭く、長さが円周方向の隣接する複数の水平間隔
片4に達する長さである扇形状となっているが、その一
部に切欠部18aが形成されている。この図では、水平
間隔片4間の中央に、その幅方向の両端、すなわち内側
垂直冷却路8側及び外側垂直冷却路9側に、それぞれ切
欠部18aが形成されている。すなわち、水平間隔片4
側と幅方向の中央とに所定の幅分だけ残して、切欠され
ている。
【0048】以上のような構成を有する本実施の形態に
よる作用効果は、以下の通りである。すなわち、水平冷
却路5内を流れる絶縁流体は、切欠付間隔板18によっ
て攪拌されるため、円板巻線3の表面付近において熱せ
られた絶縁流体は、水平冷却路5の中央付近を流れる冷
たい絶縁流体と混合される。それにより、熱の伝達が良
好となり、冷却効率が向上する。
【0049】また、水平冷却路5内の絶縁流体の流れる
断面積は、切欠付間隔板18の分だけ小さくなるため、
水平冷却器5内における絶縁流体の流速が局部的に速く
なり、熱の伝達効率が向上する。
【0050】[8.第8の実施の形態…請求項9に対
応]図10は、本実施の形態による変圧器における円板
巻線3の縦断面を示す図である。同図において、図中左
が内側垂直冷却路8側であり、図中右が外側垂直冷却路
9側である。本実施の形態では、上述した各実施の形態
における水平間隔片4の代わりに、溝付水平間隔片19
が設けられている。この溝付水平間隔片19は、円板巻
線3の幅方向に沿って上部及び下部に複数の溝19aが
形成されている。この溝19aにより、円周方向に隣接
する水平冷却路5(図1参照)同士が連通するようにな
っている。
【0051】以上のような構成を有する本実施の形態に
よる作用効果は、以下の通りである。すなわち、内側垂
直冷却路8又は外側垂直冷却路9から水平冷却路5内に
流れ込む絶縁流体は、外側垂直冷却路9又は内側垂直冷
却路8へ流れ出る。この時、温度の上昇に伴い、溝付水
平間隔片19に設けられた溝19aから、円板巻線3に
よって熱せられた絶縁流体が流れ出す。そして、この流
れ出した絶縁流体の不足分を補うように、内側垂直冷却
路8及び外側垂直冷却路9から水平冷却路5内へ流れて
いる絶縁流体が、溝19a内に流れ込む。これによっ
て、溝付水平間隔片19の下面に接触している円板巻線
3が冷却される。
【0052】以上のように、本実施の形態によれば、放
熱面積を増大させることができるため、水平冷却路5内
における円板巻線3の冷却効率が向上する。また、上記
溝19aにより、水平冷却路5間の流量のばらつきを均
一にすることができる。
【0053】[9.第9の実施の形態…請求項10に対
応]図11は、本実施の形態による変圧器における円板
巻線3部分を示す図である。図(a)において、図中上
が内側垂直冷却路8側であり、図中下が外側垂直冷却路
9側である。本実施の形態では、上述した各実施の形態
における水平間隔片4及び上記第8の実施の形態におけ
る溝付水平間隔片19の代わりに、溝付水平間隔片20
が設けられている。
【0054】この溝付水平間隔片20は、図11(b)
に示すように、上下方向に1枚の水平間隔片20aと2
枚の水平間隔片20bとが張り合わされた構成となって
いる。下部の水平間隔片20bは、上部の水平間隔片2
0aの内側垂直間隔片6及び外側垂直間隔片7との接触
部分からそれぞれ間隔Sをあけて配置されると共に、互
いに間隔をあけて配置されることによってその間に溝2
0cが形成されるようになっている。この溝20cによ
り、内側垂直冷却路8と外側垂直冷却路9とが連通して
いる。
【0055】以上のような構成を有する本実施の形態に
よる作用効果は、以下の通りである。すなわち、内側垂
直冷却路8及び外側垂直冷却器9との間で、例えば矢印
A方向に示すように、溝20cを介して絶縁流体が流れ
る。これにより、円板巻線3の溝付水平間隔片20との
接触部における温度が効果的に下げられる。
【0056】なお、この時、内側垂直冷却路8又は外側
垂直冷却路9から溝20cへの入口部分において溝付水
平間隔片20の厚さが薄くなっているため、絶縁流体が
溝20cへ流れ込み易い。
【0057】以上のように、本実施の形態によれば、放
熱面積を増大させることができるため、円板巻線3の冷
却効率を向上させることができる。また、円板巻線3の
温度が高くなる溝付水平間隔片20との接触部の温度
を、効果的に下げることができる。
【0058】[10.第10の実施の形態…請求項11
に対応]図12は、本実施の形態による変圧器の構成を
示す横断面図である。本実施の形態では、円板巻線3の
幅方向の中央に、円周方向に沿って導体間間隔片21が
設けられている。この導体間間隔片21は、水平間隔片
4の位置と水平冷却路5の位置とでその高さが異なって
いる。
【0059】ここで、図13は、図12におけるX−X
断面図であり、図14は、図12におけるY−Y断面図
である。すなわち、図13に示すように、水平冷却路5
部分における導体間間隔片21の高さは、円板巻線3の
導体の上下の曲がり部3aを除いた高さH1となってい
る。このため、水平冷却路5において、この導体間間隔
片21の上部及び下部に窪み21aが形成されることと
なる。
【0060】一方、図14に示すように、水平間隔片4
部分における導体間間隔片21の高さは、上部の曲がり
部3aのみを除いた高さH2となっている。すなわち、
水平間隔片4の部分では、導体間間隔片21の下端は導
体の下端と同じ位置となっている。このため、この部分
では、円板巻線3の上部のみに窪み21aが形成され
る。
【0061】以上のような構成を有する本実施の形態に
よる作用効果は、以下の通りである。すなわち、内側垂
直冷却路8又は外側垂直冷却路9から水平冷却路5内に
流れ込み、外側垂直冷却路9又は内側垂直冷却路8へ流
れ出る絶縁流体は、水平冷却路5において、導体間間隔
片21によって形成される窪み21aに流れ込む。
【0062】以上のように、本実施の形態によれば、温
度が最高となる円板巻線3の幅方向中央付近において熱
伝達が向上するため、円板巻線3の温度を効果的に下げ
ることができる。これにより、円板巻線3の冷却効率を
向上させることができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
水平冷却路内における冷却媒体と巻線表面における熱電
圧を改善することにより、冷却媒体の流量を変えること
なく、冷却効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による変圧器の構成
を示す横断面図である。
【図2】同実施の形態における障害物13の取付の詳細
を示す斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態による変圧器の構成
を示す横断面図である。
【図4】同実施の形態における障害物14の配置の詳細
を示す斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態による変圧器の一部
を示す斜視図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態による変圧器の一部
を示す斜視図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態による変圧器の一部
を示す斜視図である。
【図8】本発明の第6の実施の形態による変圧器の一部
を示す斜視図である。
【図9】本発明の第7の実施の形態による変圧器の一部
を示す斜視図である。
【図10】本発明の第8の実施の形態による変圧器にお
ける円板巻線3部分の構成を示す縦断面図である。
【図11】本発明の第9の実施の形態による変圧器にお
ける円板巻線3部分の構成を示すであり、(a)は上面
図、(b)は正面図である。
【図12】本発明の第10の実施の形態による変圧器の
構成を示す横断面図である。
【図13】図12におけるX−X断面図である。
【図14】図12におけるY−Y断面図である。
【図15】従来の変圧器の一例を示す横断面図である。
【図16】図15におけるX−X断面図である。
【符号の説明】
1…内側絶縁筒 2…外側絶縁筒 3…円板巻線 4…水平間隔片 5…水平冷却路 6…内側垂直間隔片 7…外側垂直間隔片 8…内側垂直冷却路 9…外側垂直冷却路 13…障害物 14…丸棒障害物 15…多角形障害物 16…幅広水平間隔片 17…間隔板 18…切欠付間隔板 18a…切欠部 19,20…溝付水平間隔片 19a,20c…溝 20a,20b…水平間隔片 21…導体間間隔片 21a…窪み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中楯 真澄 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 Fターム(参考) 5E050 CA03 CA06 HA06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側と外側の絶縁筒の間に、導体を巻回
    してなる複数の円板巻線をその軸方向に沿って積層し、
    その積層方向に隣接する前記円板巻線間に水平冷却路を
    形成すると共に、前記内側の絶縁筒と前記円板巻線との
    間及び前記外側の絶縁筒と前記円板巻線との間に、前記
    水平冷却路と連通する垂直冷却路をそれぞれ形成し、前
    記水平冷却路及び前記垂直冷却路に冷却媒体を流通する
    ことによって前記円板巻線を冷却する静止誘導機器にお
    いて、 前記水平冷却路内又は前記垂直冷却路の前記水平冷却路
    への入口付近の少なくとも一方に、前記冷却媒体の流れ
    を乱す障害物を設置したことを特徴とする静止誘導機
    器。
  2. 【請求項2】 前記障害物は、前記円板巻線の円周方向
    に沿って前記水平冷却路内に配置されたひも状の障害物
    であることを特徴とする請求項1記載の静止誘導機器。
  3. 【請求項3】 前記障害物は、前記垂直冷却路の前記水
    平冷却路への入口付近において前記軸方向に配置された
    丸棒状の障害物であることを特徴とする請求項1記載の
    静止誘導機器。
  4. 【請求項4】 前記障害物は、前記垂直冷却路の前記水
    平冷却路への入口付近において前記軸方向に配置された
    多角形の棒状又は薄板状の障害物であることを特徴とす
    る請求項1記載の静止誘導機器。
  5. 【請求項5】 前記障害物は、前記円板巻線の円周方向
    に沿って前記水平冷却路内に配置されたひも状の障害物
    と、前記垂直冷却路の前記水平冷却路への入口付近にお
    いて前記軸方向に配置された棒状の障害物とからなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の静止誘導機器。
  6. 【請求項6】 内側と外側の絶縁筒の間に、導体を巻回
    してなる複数の円板巻線をその軸方向に沿って積層し、
    その積層方向に隣接する前記円板巻線間に、複数の水平
    間隔片を円周方向に沿って配置することにより水平冷却
    路を形成すると共に、前記内側の絶縁筒と前記円板巻線
    との間及び前記外側の絶縁筒と前記円板巻線との間に、
    前記水平冷却路と連通する垂直冷却路をそれぞれ形成
    し、前記水平冷却路及び前記垂直冷却路に冷却媒体を流
    通することによって前記円板巻線を冷却する静止誘導機
    器において、 前記水平間隔片は、前記円板巻線と接触する略等しい大
    きさの2枚の幅狭の水平間隔片と、それらの間に介挿さ
    れそれらより幅の広い1枚の幅広の水平間隔片とから構
    成されていることを特徴とする静止誘導機器。
  7. 【請求項7】 内側と外側の絶縁筒の間に、導体を巻回
    してなる複数の円板巻線をその軸方向に沿って積層し、
    その積層方向に隣接する前記円板巻線間に、複数の水平
    間隔片を円周方向に沿って配置することにより水平冷却
    路を形成すると共に、前記内側の絶縁筒と前記円板巻線
    との間及び前記外側の絶縁筒と前記円板巻線との間に、
    前記水平冷却路と連通する垂直冷却路をそれぞれ形成
    し、前記水平冷却路及び前記垂直冷却路に冷却媒体を流
    通することによって前記円板巻線を冷却する静止誘導機
    器において、 前記水平間隔片は、前記円板巻線と接触する略等しい大
    きさの2枚の幅狭の水平間隔片から構成され、それらの
    間に、幅が前記円板巻線の幅と等しいか又は狭く、長さ
    が円周方向に隣接する複数の前記水平間隔片に亙る長さ
    である扇形状の水平間隔板が介挿されていることを特徴
    とする静止誘導機器。
  8. 【請求項8】 前記水平間隔板の前記水平間隔片に接し
    ない部分に、切欠部が形成されていることを特徴とする
    請求項7記載の静止誘導機器。
  9. 【請求項9】 内側と外側の絶縁筒の間に、導体を巻回
    してなる複数の円板巻線をその軸方向に沿って積層し、
    その積層方向に隣接する前記円板巻線間に、複数の水平
    間隔片を円周方向に沿って配置することにより水平冷却
    路を形成すると共に、前記内側の絶縁筒と前記円板巻線
    との間及び前記外側の絶縁筒と前記円板巻線との間に、
    前記水平冷却路と連通する垂直冷却路をそれぞれ形成
    し、前記水平冷却路及び前記垂直冷却路に冷却媒体を流
    通することによって前記円板巻線を冷却する静止誘導機
    器において、 前記水平間隔片の上部及び下部の少なくとも一方に、円
    周方向に隣接する前記水平冷却路同士が連通するように
    溝が形成されていることを特徴とする静止誘導機器。
  10. 【請求項10】 内側と外側の絶縁筒の間に、導体を巻
    回してなる複数の円板巻線をその軸方向に沿って積層
    し、その積層方向に隣接する前記円板巻線間に、複数の
    水平間隔片を円周方向に沿って配置することにより水平
    冷却路を形成すると共に、前記内側の絶縁筒と前記円板
    巻線との間及び前記外側の絶縁筒と前記円板巻線との間
    に、前記水平冷却路と連通する垂直冷却路をそれぞれ形
    成し、前記水平冷却路及び前記垂直冷却路に冷却媒体を
    流通することによって前記円板巻線を冷却する静止誘導
    機器において、 前記水平間隔片の前記円板巻線の幅方向に沿って、前記
    内側の垂直冷却路と外側の垂直冷却路とを連通する溝が
    形成されていることを特徴とする静止誘導機器。
  11. 【請求項11】 内側と外側の絶縁筒の間に、導体を巻
    回してなる複数の円板巻線をその軸方向に沿って積層
    し、その積層方向に隣接する前記円板巻線間に、複数の
    水平間隔片を円周方向に沿って配置することにより水平
    冷却路を形成すると共に、前記内側の絶縁筒と前記円板
    巻線との間及び前記外側の絶縁筒と前記円板巻線との間
    に、前記水平冷却路と連通する垂直冷却路をそれぞれ形
    成し、前記水平冷却路及び前記垂直冷却路に冷却媒体を
    流通することによって前記円板巻線を冷却する静止誘導
    機器において、 前記円板巻線の幅方向の略中央に、円周方向に沿って導
    体間間隔片が配置されており、 前記導体間間隔片の高さは、前記水平冷却路においては
    前記導体の曲がり部を除いた高さであり、前記水平間隔
    片に挟まれた部分においては下端部が前記導体の下端部
    と同じ位置であることを特徴とする静止誘導機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008515183A (ja) * 2004-09-24 2008-05-08 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 変圧器
JP2021009969A (ja) * 2019-07-03 2021-01-28 三菱電機株式会社 誘導電器巻線装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008515183A (ja) * 2004-09-24 2008-05-08 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 変圧器
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