JPS593545Y2 - 静止機器の強制冷却巻線 - Google Patents
静止機器の強制冷却巻線Info
- Publication number
- JPS593545Y2 JPS593545Y2 JP11143279U JP11143279U JPS593545Y2 JP S593545 Y2 JPS593545 Y2 JP S593545Y2 JP 11143279 U JP11143279 U JP 11143279U JP 11143279 U JP11143279 U JP 11143279U JP S593545 Y2 JPS593545 Y2 JP S593545Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- ring
- forced cooling
- shaped spacer
- stationary equipment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Transformer Cooling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は変圧器等の静止機器における強制冷却巻線に係
り、特に円板巻線やヘリカル巻線における水平油道を流
れる冷却油の流速分布の均等化を図るものである。
り、特に円板巻線やヘリカル巻線における水平油道を流
れる冷却油の流速分布の均等化を図るものである。
送油式強制冷却変圧器における冷却油道構造を第1図A
に示す。
に示す。
図において、1,2は夫々鉄心の外周に設けた内、外側
絶縁筒、3は絶縁筒1,2間に設けた円板巻線で、円板
巻線3は各単化コイル3′を軸方向に積重ねて形成され
る。
絶縁筒、3は絶縁筒1,2間に設けた円板巻線で、円板
巻線3は各単化コイル3′を軸方向に積重ねて形成され
る。
4は各単位コイル3′の間に設けられた水平油道、5は
円板巻線3と絶縁筒1,2との間に設けられた垂直油道
、6は絶縁筒1,2ニ交互に接して円板巻線3を4〜8
ブロック位に分けるバッフルで、絶縁油は矢印で示した
ように下方から垂直油道5を介して各水平油道4に流れ
、さらにバッフル6によりジグザグに流れる。
円板巻線3と絶縁筒1,2との間に設けられた垂直油道
、6は絶縁筒1,2ニ交互に接して円板巻線3を4〜8
ブロック位に分けるバッフルで、絶縁油は矢印で示した
ように下方から垂直油道5を介して各水平油道4に流れ
、さらにバッフル6によりジグザグに流れる。
しかし、このような従来の油道構造ではバッフル6によ
り分割されたブロック内における各水平ダクト4を流れ
る冷却油の流速分布は流出口に近い最上部の水平油道4
に多くの油流が片寄り(速度大)以下流入口に近くなる
に従って油流速度が小となり流入口に最も近い水平油道
4には油がほとんど流れなくなり、各水平油道4におけ
る油流速分布■と熱伝達率分布αは第1図Bに示すよう
になる。
り分割されたブロック内における各水平ダクト4を流れ
る冷却油の流速分布は流出口に近い最上部の水平油道4
に多くの油流が片寄り(速度大)以下流入口に近くなる
に従って油流速度が小となり流入口に最も近い水平油道
4には油がほとんど流れなくなり、各水平油道4におけ
る油流速分布■と熱伝達率分布αは第1図Bに示すよう
になる。
従って、第1図Cに示すように各単位コイル3′は最上
部のむのが冷却効果が大となり、下部の単位コイル3′
になるに従って冷却効果が悪くなり高温となる。
部のむのが冷却効果が大となり、下部の単位コイル3′
になるに従って冷却効果が悪くなり高温となる。
このため単位コイル3′の絶縁が劣化し、寿命が短くな
る。
る。
上記欠点を解決するものとして実公昭46−16364
号では第2図に示すものを提出した。
号では第2図に示すものを提出した。
即ち、垂直油道5内に油道面積を徐々に狭くして油流量
の均一化を図るための油流量調節用絶縁体7を設け、各
水平ダクト4の油流速分布を平均化する構成である。
の均一化を図るための油流量調節用絶縁体7を設け、各
水平ダクト4の油流速分布を平均化する構成である。
この改善構造も理論的には有力であるが実用面において
製作条件に関する困難があった。
製作条件に関する困難があった。
本考案は上記の欠点を除去して、各水平油道を流れる油
の流速分布を均一化して各単位コイルを平均して冷却す
るとともに製作も容易である静止機器の強制冷却巻線を
提供することを目的とする。
の流速分布を均一化して各単位コイルを平均して冷却す
るとともに製作も容易である静止機器の強制冷却巻線を
提供することを目的とする。
以下本考案の実施例を図面とともに説明する。
第3〜6図において、8は各単位コイル3′の外周側に
密着して設けられるリング状スペーサ、9は各単位コイ
ル3′の内周側に密着して設けられるリング状スペーサ
で、厚さは夫々0.5〜1.5mm程度である。
密着して設けられるリング状スペーサ、9は各単位コイ
ル3′の内周側に密着して設けられるリング状スペーサ
で、厚さは夫々0.5〜1.5mm程度である。
各リング状スペーサ8,9は夫々垂直油道5をしやへい
するとともに油流路となる切欠部8a、gaを有すると
ともにダクトピース取付部となるあり溝形又は矩形の切
欠部8 b 、9 bを有する。
するとともに油流路となる切欠部8a、gaを有すると
ともにダクトピース取付部となるあり溝形又は矩形の切
欠部8 b 、9 bを有する。
又、各リング状スペーサ8,9は第6図に示すように水
平ダクトピース10と、切欠部8b、9bに差し込んだ
ダクトピース11とで固定支持される。
平ダクトピース10と、切欠部8b、9bに差し込んだ
ダクトピース11とで固定支持される。
各切欠部8a 、9 aの周方向寸法CI、diは油の
流れる方向である下方から上方へ向かって次第に小さく
する。
流れる方向である下方から上方へ向かって次第に小さく
する。
例えばリング状スペーサ8の場合第3図のイ〜ホに用い
られるものは第5図に示すようにC1寸法が下方から上
方に向って次第に小さくなり、イではCに〇となり、垂
直油道を完全にじゃへいする。
られるものは第5図に示すようにC1寸法が下方から上
方に向って次第に小さくなり、イではCに〇となり、垂
直油道を完全にじゃへいする。
又、各リング状スペーサ8,9は数個の単位コイル3′
から成る各ブロック毎に交互に設けられる。
から成る各ブロック毎に交互に設けられる。
各切欠部8a、9aの半径方向寸法C2,d2は全て一
定である。
定である。
上記装置においては、油は各ブロック毎にジグザグに流
れ、各ブロックにおいては垂直油道5の通流面積がリン
グ状スペーサ8.9により次第に狭められるので各水平
油道には油が均一に(同じ速度で)流れ、各単位コイル
3′を均一に冷却する。
れ、各ブロックにおいては垂直油道5の通流面積がリン
グ状スペーサ8.9により次第に狭められるので各水平
油道には油が均一に(同じ速度で)流れ、各単位コイル
3′を均一に冷却する。
以上のように本考案では各単位コイルに密着して垂直油
道をしやへいするとともに油流路となる切欠部を有する
リング状スペーサを設け、この切欠部の周方向寸法を油
の流れる方向に順次小さくしているので垂直油道の油の
通流面積は次第に小さくなる。
道をしやへいするとともに油流路となる切欠部を有する
リング状スペーサを設け、この切欠部の周方向寸法を油
の流れる方向に順次小さくしているので垂直油道の油の
通流面積は次第に小さくなる。
このため、各水度油道には油が均一に流れ、各単位コイ
ルは均一に冷却され、部分的な過熱による絶縁劣化は生
じず、静止機器の寿命を長くすることができる。
ルは均一に冷却され、部分的な過熱による絶縁劣化は生
じず、静止機器の寿命を長くすることができる。
又、各リング状スペーサは夫々一体構造であるので製作
や組立が容易である。
や組立が容易である。
さらに、各リング状スペーサの設置により各単位コイル
の放熱面積を減少させることもない。
の放熱面積を減少させることもない。
第1図Aは従来の円板巻線の断面図、第1図Bは水平油
道流速分布と熱伝達率分布のグラフ、第1図Cは温度分
布のグラフ、第2図は従来の他の円板巻線の断面図、第
3図は本考案に係る円板巻線の断面図、第4図A、Bは
夫々本考案に係る各リング状スペーサの半生面図、第5
図イ〜ホは夫々第3図のイ〜ホに示すリング状スペーサ
の部分平面図、第6図は第3図X−X線に沿う+断面図
。 1.2・・・・・・絶縁筒、3・・・・・・円板巻線、
3′・・・・・・単位コイル、4・・・・・・水平油道
、5・・・・・・垂直油道、8,9・・・・・・リング
状スペーサ、8a 、9 a・・・・・・切欠部、8b
、9b・・・・・・切欠部、10.11・・・・・・ダ
クトピース。
道流速分布と熱伝達率分布のグラフ、第1図Cは温度分
布のグラフ、第2図は従来の他の円板巻線の断面図、第
3図は本考案に係る円板巻線の断面図、第4図A、Bは
夫々本考案に係る各リング状スペーサの半生面図、第5
図イ〜ホは夫々第3図のイ〜ホに示すリング状スペーサ
の部分平面図、第6図は第3図X−X線に沿う+断面図
。 1.2・・・・・・絶縁筒、3・・・・・・円板巻線、
3′・・・・・・単位コイル、4・・・・・・水平油道
、5・・・・・・垂直油道、8,9・・・・・・リング
状スペーサ、8a 、9 a・・・・・・切欠部、8b
、9b・・・・・・切欠部、10.11・・・・・・ダ
クトピース。
Claims (1)
- 絶縁筒間に各単位コイルを相互間に水平油道が形成され
るよう軸方向に積重ねるとともに各単位コイルと絶縁筒
との間に水平油道と連通ずる垂直油道を設けた静止機器
の強制冷却巻線において、各単位コイルに密着して垂直
油道をしやへいするとともに油流路となる切欠部を有す
るリング状スペーサを設け、各リング状スペーサの切欠
部の周方向寸法を軸方向に順次変化させ、垂直油道の面
積を油の流れる方向に漸減したことを特徴とする静止機
器の強制冷却巻線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11143279U JPS593545Y2 (ja) | 1979-08-13 | 1979-08-13 | 静止機器の強制冷却巻線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11143279U JPS593545Y2 (ja) | 1979-08-13 | 1979-08-13 | 静止機器の強制冷却巻線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS559599U JPS559599U (ja) | 1980-01-22 |
JPS593545Y2 true JPS593545Y2 (ja) | 1984-01-31 |
Family
ID=29059273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11143279U Expired JPS593545Y2 (ja) | 1979-08-13 | 1979-08-13 | 静止機器の強制冷却巻線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS593545Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-08-13 JP JP11143279U patent/JPS593545Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS559599U (ja) | 1980-01-22 |
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