JPH06231972A - 静止誘導機器 - Google Patents

静止誘導機器

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JPH06231972A
JPH06231972A JP1311293A JP1311293A JPH06231972A JP H06231972 A JPH06231972 A JP H06231972A JP 1311293 A JP1311293 A JP 1311293A JP 1311293 A JP1311293 A JP 1311293A JP H06231972 A JPH06231972 A JP H06231972A
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JP
Japan
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winding
tap winding
windings
cooling flow
tap
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JP1311293A
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Toru Yoshikawa
徹 吉川
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最外層に巻回されたタップ巻線に流れる冷却
流の流量をタップ巻線で発生する損失に見合った量に絞
ることによりタップ巻線の内側に巻回された巻線側に多
くの冷却流量を流す。 【構成】 タップ巻線支持絶縁物8内につば10aを有
する絶縁板を取りつけ、タップ巻線4と絶縁筒5との間
に流入するタップ巻線冷却流量11を絞り、それにより
タップ巻線4の内側に巻回された巻線2,3側に多くの
冷却流量を流す。 【効果】 タップ巻線の内側に巻回された巻線の温度上
昇を規定値以内におさえ巻線絶縁物の温度による劣化を
改善することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄心の回りに多数の
巻線が巻回された静止誘導危機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は鉄心の回りに3個の巻線が巻回さ
れた従来の静止誘導機器を示す断面図であり、図におい
て1は鉄心、2は鉄心1側に巻回された低圧巻線、3は
高圧巻線、4はタップ巻線、5は円筒状の絶縁シリンダ
ー、6は冷却流、7は各巻線2〜4の冷却流をそれぞれ
の巻線内にジグザグ状に流すためのストッパー、8はタ
ップ巻線4を上下に支持固定する絶縁物、9は静止誘導
機器を収納するタンクである。
【0003】次に動作について説明する。ストッパー7
は各巻線2〜4内に冷却流6を均等に流すために、図6
に示すように各巻線2〜4の上,中,下に設けられ、冷
却する各巻線2〜4を上下に2分割している。こうして
各巻線2〜4の外側下部より冷却流を入れ、下部の巻線
に外側から内側へ冷却流を流して均等に冷却する。ま
た、上部の巻線には逆に内側から外側に冷却流を流し巻
線を均等に冷却する。このように絶縁シリンダー5によ
って各巻線2〜4毎に分流した冷却流は、各巻線2〜4
で発生する熱を外部に設けられた冷却器(図示せず)に
輸送し、静止誘導機器の各巻線を冷却する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の静止誘導機器は
以上のように構成されているので、最外層に巻回された
タップ巻線4は一般的に他の巻線2,3に比べて巻線容
量が小さく、そのために巻線で発生する損失も小さい。
しかし最外層に巻回されているために他の損失の大きい
巻線2,3に比べて巻線4と絶縁シリンダー5とで形成
される冷却流入口の流路断面積が大きくなる傾向がある
ため、発生損失の割りには流量の多い冷却流10が得ら
れ、そのために多くの冷却流を必要とする他の巻線2,
3に冷却流が流れ難くなり、巻線2,3の温度上昇値が
規定値を越えて巻線の絶縁寿命を早く劣化させるという
問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、最外層のタップ巻線に流れる冷
却流をその損失に相当する量に絞ることにより、損失の
大きい他の巻線に多量の冷却流が流れ規定の温度上昇値
以内におさえ、温度による巻線の絶縁劣化を改善できる
静止誘導機器を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る静止誘導
機器は、最外層に巻回されるタップ巻線を支持固定して
いる絶縁物にタップ巻線に流れる冷却流を絞るためのつ
ばを設けたものである。
【0007】
【作用】この発明においては、タップ巻線支持固定用絶
縁物につばを設けたので、タップ巻線の外周に巻回され
る円筒状の絶縁シリンダーとの間に形成される冷却流流
入面積を小さくできてタップ巻線に流入する冷却流を絞
ることができる。
【0008】
【実施例】
実施例1.以下、この発明に一実施例を図1,図2につ
いて説明する。図1は断面図、図2は図1の要部斜視図
であり、前記従来のものと同一または相当部分には同一
符号を付して説明を省略する。外部より静止誘導機器を
冷却するための冷却流6は静止誘導機器の下部において
巻線2〜4にそれぞれ分流するが、つば10aを有する
絶縁物10をタップ巻線4の下部支持固定絶縁物8の中
に配置してタップ巻線4とその外周に巻回される絶縁筒
5との間で形成される冷却流流入断面積を小さくしてあ
るので、流路抵抗を大きくしてタップ巻線4に流れる冷
却流量11をタップ巻線4で発生する損失に相当する量
に絞って流すことが可能となる。したがって他の巻線
2,3に多くの冷却流量を流すことができ、これらの巻
線2,3の温度上昇は規定値内におさえられるため巻線
絶縁筒5の温度による劣化を改善することが可能であ
る。したがって静止誘導機器の寿命を損なうことなく運
転ができる。
【0009】実施例2.上記実施例1では、つば10a
を有する絶縁物10をタップ巻線4の下部支持固定絶縁
物8内に配置しているが、例えばタップ巻線4の上部支
持固定絶縁物8内(図3中符号イで示す位置)、あるい
はタップ巻線4内(図3中符号ロ,ハで示す位置)に配
置しても同様の効果が得られる。
【0010】実施例3.上記実施例1では絶縁物10に
設けたつば10aによりタップ巻線4に流入する流路断
面積を小さくするものを示したが、図4,図5に示すよ
うに歯車状の絶縁物10Aによってタップ巻線4に流れ
る冷却流量を損失に見合った量に絞ることも可能であ
り、実施例1と同等の効果が得られる。
【0011】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば損失の
大きいタップ巻線以外の巻線に多くの冷却流量を流すこ
とが可能となるのでそれぞれの巻線の温度上昇は規定値
以内におさえられ、巻線絶縁物の温度による劣化を改善
することが可能となる。したがって静止誘導機器の寿命
を損なうことなく運転ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による静止誘導機器の断面
図である。
【図2】図1の要部斜視図である。
【図3】この発明の実施例2による静止誘導機器の要部
断面図である。
【図4】この発明の実施例3を示す絶縁物の平面図であ
る。
【図5】図4の絶縁物の配置状態を示す図である。
【図6】従来の静止誘導機器を示す断面図である。
【符号の説明】
1 鉄心 2 低圧巻線 3 高圧巻線 4 タップ巻線 5 絶縁筒 6 冷却流 7 ストッパー 8 タップ巻線支持固定絶縁物 9 タンク 10 絶縁物 10a つば 11 タップ巻線の冷却流
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄心の回りに多数の
巻線が巻回された静止誘導機器に関するものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄心の回りに複数の巻線を有する静止誘
    導機器において、最外層の巻線を上下に固定する絶縁物
    につばを設けて、前記最外層の巻線とその外周に円筒状
    に巻回されたシリンダーとの間に形成される冷却ダクト
    の流入面積を小さくして前記最外層の巻線内に流入する
    冷却流量を絞り込むようにしたことを特徴とする静止誘
    導機器。
  2. 【請求項2】 絶縁物のつばに切り欠きを設けてつばの
    形状を歯車状にしたことを特徴とする請求項1の静止誘
    導機器。
JP1311293A 1993-01-29 1993-01-29 静止誘導機器 Expired - Fee Related JP2924533B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002110434A (ja) * 2000-10-02 2002-04-12 Fuji Electric Co Ltd 転位導体および誘導電器巻線
CN101968994A (zh) * 2010-07-16 2011-02-09 江苏上能变压器有限公司 11万伏级超高阻抗双圈有载调压变压器
US10438734B2 (en) 2015-08-14 2019-10-08 Abb Schweiz Ag Cooling of a static electric induction system

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