JPS63305727A - 誘導電器巻線 - Google Patents

誘導電器巻線

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JPS63305727A
JPS63305727A JP13826587A JP13826587A JPS63305727A JP S63305727 A JPS63305727 A JP S63305727A JP 13826587 A JP13826587 A JP 13826587A JP 13826587 A JP13826587 A JP 13826587A JP S63305727 A JPS63305727 A JP S63305727A
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coils
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Hitoshi Matsushima
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、誘導電器巻線に係り、特にガス冷却に好適な
冷却構造を備えた誘導電器巻線に関するものである。
[従来の技術] 従来の誘導電器巻線は、複数のコイルをそれぞれ水平流
体通路を介して高さ方向に積み重ねて円板状巻線層を形
成し、この円板状巻線層を、内。
外側絶縁筒間に配置して、前記円板状巻線層と内。
外側絶縁筒間に垂直流体通路を形成し、この垂直流体通
路を適当な間隔ごとに折流板によって交互に仕切って、
各コイル間に冷却流体を流すようにしている。
例えば、特開昭56−40214号公報記載の誘導電器
巻線では、冷却流体が油である場合の自然冷却において
、良好な冷却性能を得ている。
最近、冷却流体として、従来の油に替ってフロンガス等
の気体が用いられるようになってきた。
この場合には、上記公報記載の構成では良好な冷却性能
が得られないことが実験的に確かめられた。
第3図は、従来の誘導電器巻線の縦断面図、第4図は、
第3図のコイルの温度分布を示す特性図である。
第3図において、1はコイル、2は折流板、3は内側絶
縁筒、4は外側絶縁筒、矢印は冷却ガスの流れを示すも
のであり、このような構成のものに冷却流体としてガス
を用いた場合には、第3図に示すように、各折流区間の
流入部において逆流5が生じることが判明した。これは
、冷却ガスが折流区間の下側のガス流入部から垂直流体
通路を上方へ噴流となって吹き上げられ、ガスの流速が
折流区間の上部の水平流体通路で速く、下部の水平流体
通路で遅い傾向となり、折流区間の下部に逆流5を生じ
るものである。
この結果、第4図に示すように逆流の影響によってコイ
ルの温度が折流区間の下部の方で高くなっていることが
確かめられた。
なお1.第3図では、逆流は折流板と折流板のすぐ上の
コイルとの間に生じている状態を示しているが、条件に
よっては折流板近傍のコイル間にも逆流が発生するもの
である。
[発明が解決しようとする問題点] 上記従来技術は、冷却流体の流れ方、すなわち油の粘性
力に比べてガスのように慣性力の大きい流体の流れ方に
ついての配慮がなされておらず、コイル間流れの逆流に
よりコイル温度が上昇してしまう問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになさ
れたもので、冷却流体としてガスを用いる場合において
も、各折流区間のコイル間流れにおける逆流の発生を防
止でき、各コイルの冷却が良好かつ効果的になされる冷
却構造を備えた誘導電器巻線の提供を、その目的とする
ものである。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明に係る誘導電器巻線
の構成は、複数のコイルをそれぞれ水平流体通路となる
べき間隔を保って高さ方向に積み重ねて円板状巻線層を
形成し、この円板状巻線層を内側絶縁筒と外側絶縁筒と
の間に配置して、前記円板状巻線層と内側、外側絶縁筒
との間に内側。
外側垂直流体通路となるべき空間領域を形成し、この内
側、外側垂直流体通路を所定のコイル数ごとに折流体に
よって交互に閉鎖して折流区間を形成した誘導電器巻線
において、前記折流板の半径方向の長さを、当該折流板
側垂直流体通路の幅とコイルの半径方向長さとの和より
も短くしたものである。
なお、折流板を、折流区間内の高さ方向のコイル間隔は
互いに等しく、かつ、上側の折流板とコイルとの間隔が
下側の折流板とコイルとの間隔よりも小さくなるように
設置したものである。
[作用] ガス冷却における誘導電器巻線の冷却性能を向上させる
ためには、各折流区間の下側(ガス流れの流入部)に見
られるコイル間流れの逆流を防止する必要がある。この
逆流が起るのは、第2図にも示しであるように各折流区
間における流入部の流れが噴流的になり、かつ折流板端
部において、コイル側から内側あるいは外側の絶縁筒に
向う流速が大きいためである。
折流板の長さを短くし、かつ、上側の折流板とコイルと
の間隔を減少させると、折流板端部における上述のよう
な流れがなくなり、コイル間流れに逆流ができなくなる
。逆流が起こらないときは、各折流区間におけるコイル
温度の分布には、逆流があるときのような著しい差異が
見られなくなり。
コイルの冷却が良好になる。
[実施例] 以下1本発明の各実施例を第1図、第2図、第5図ない
し第8図を参照して説明する。
まず、第1図は1本発明の一実施例に係る誘導電器巻線
の一つの折流区間を示す縦断面図、第2図は、第1図に
示す誘導電器巻線の一折流区間を示した一部破断斜視図
である。
図において、1は、中空円板形状(ドーナツ形状)のコ
イルで、このコイル1は、薄い銅の板を円筒状に巻いた
ものである。誘導電気巻線を構成する円板状巻線層は、
前記コイル1をスペーサ9を挟むことにより水平流体通
路となるべき間隔を保って高さ方向に積み重ねてなるも
のである。
2は、所定のコイル数(図では5枚)ごとに配置した折
流板、3は内側絶縁筒、4は外側絶縁筒である。コイル
1を積層した円板状巻線層の内側と外側に垂直流体通路
となるべき空間領域を保って内側絶縁筒3、外側絶縁筒
4が設置されている。
7は内側垂直流体通路、8は外側垂直流体通路である。
前記折流板2は、内側、外側垂直流体通路7.8を交互
に閉鎖し、冷却ガスが折流して流通する折流区間を形成
しており、第1,2図には、その一つの折流区間を示し
ている。
内側、外側垂直流体通路7,8の幅nは、コイルの半径
方向長さmの1/3〜175程度に設定されている。
第1図に示す実施例では、各コイル1の間隔およびコイ
ル1の折流板2との間隔は等しく配置されており、折流
板2の半径方向の長さQは、内側あるいは外側垂直流体
通路7,8の幅nとコイル1の半径方向長さmとの和よ
りも短くなっている。
すなわち、第1図において、Ω(m + nとなってい
る。第1図の実施例では、折流板2の先端位置は、コイ
ル1の半径方向長さmの172〜174程度コイル1の
端面から内側にある。
冷却流体としては、例えばSF、ガスのような気体が用
いられて円板状巻線層のコイル周囲に充満しており、こ
の冷却ガスは、誘導電器巻線の温度が上昇すると下部か
ら上部へ自然に上昇する自然対流、あるいはファン等に
よる強制対流のいずれかにより流体通路を矢印のように
流れる。
このようにすれば、折流区間の下側(ガス流の流入部)
におけるコイル間流れの逆流がなくなるため、各コイル
1の冷却を効果的にして、各コイル1の温度分布をほぼ
均一にすることができる。
次に、第5図は1本発明の他の実施例に係る誘導電器巻
線の一つの折流区間を示す縦断面図である6図中、第1
図と同一符号のものは同等部分であるから、その説明を
省略する。
第5図の実施例では、上側の折流板2−1とコイル1と
の間隔g1が、下側の折流板2−2とコイルlとの間隔
g2よりも小さくなるように折流板2−1.2−2が配
置されている。換言すれば、折流板とコイルとの間隔が
、折流区間の上部で狭く。
下部で広く設定されている。第5図の実施例では、gx
w gtの間隔比が175〜173程度になっている。
この場合、折流板2−1.2−2の先端の位置は、第1
図の実施例の場合よりも外側であり、コイル1の端面か
らコイル1の半径方向長さの175程度内側に入ったと
ころである。
第5図の実施例によれば、折流区間の上部から次の折流
区間の下部への噴流的な冷却ガスの流れを防止すること
ができ、各コイル間を流れる冷却ガスの流速を均一化さ
せる効果があり、各コイル1の冷却に対して有効である
次に、第6図は、本発明のさらに他の実施例に係る誘導
電器巻線の一つの折流区間を示す縦断面図である。図中
、第1図と同一符号のものは、同等部分であるから、そ
の説明を省略する。
第6図の実施例では、折流板2Aの外周端部が下に向っ
て曲げられた曲げ部10が外周の円周沿いに形成されて
いる。
第6図の実施例では、各コイル1問およびコイル1と折
流板2Aとの間隔は等しく配置されている。また、折流
板2Aの先端(外周端)の位置は。
コイルlの端面からコイル1の半径方向長さの1/6〜
175程度の範囲に設定される。
第6図の実施例によれば、折流板2Aの曲げ部10が、
折流区間の上部から次の折流区間の下部への噴流的なガ
スの流れを抑制する機能を果たすため、第5図の実施例
と同様の効果が期待される。
しかも、第6図の実施例では、コイル1と折流板2との
間隔は各コイル間隔と等し〈従来どおりで工作性が良く
、流速分布の制御も容易であるという利点がある。
なお、第6図の実施例では、折流板の外周端部を曲げた
例を説明したが、折流板そのものを曲げずに、バッフル
部材を取付けても同様の効果が得られる。要は、折流板
の外周端に下側に向けて邪魔板として機能する突出部を
設ければよい。そして、この突出部は折流板外周の円周
沿いに連続的に形成されていても、不連続に形成されて
いても相応の効果がもたらされるものである。
次に、第7図は1本発明のさらに他の実施例に係る誘導
電器巻線の一つの折流区間を示す縦断面図である。図中
、先の第6図と同一符号のものは同等部分であるから、
その説明を省略する。
第7図の実施例では、折流板2Bの外周端に形成した曲
り部10の近傍に、外周沿いの複数箇所に穴11を穿設
している。第7図の実施例では。
各コイル1問およびコイル1と折流板2Bとの間隔は等
しく、折流板2Bの先端は、コイル1の先端かられずか
に°内側に設けられている。
第7図の実施例によれば、曲げ部10によって噴流を抑
制された冷却ガスの一部が穴11を通って流れるため、
逆流が生じにくくなり、コイル間流れの均一化に対して
さらに効果あり、より良好な冷却性能を得ることができ
る。
なお、第7図の実施例では、折流板の外周端の曲げ部近
傍に穴を設けた例を説明したが、折流板に穿設する穴は
外周端以外の位置にあっても相応の効果をもたらすもの
である。例えば、特に図示して説明はしないが、第1図
の実施例のようなもっとも基本的な構成の誘導電器巻線
において、折流板2の半径方向の複数位置に1例えば同
心円的に複数の穴を明けても、冷却ガスの流通をより円
滑にして、各コイルの冷却をより効果的に行うことが期
待される。
次に、第8図は、本発明のさらに他の実施例に係る誘導
電器巻線の一つの折流区間を示す縦断面図である。図中
、第1図と同一符号のものは同等部分であるから、その
説明を省略する。
第8図の実施例では、折流区間における各コイル1間の
間隔は、冷却ガスの流速を調節するために高さ方向に変
化している。すなわち、折流区間の下側に位置する水平
流体通路の高さ寸法がもっとも大きく、上側に位置する
水平流体通路の高さ寸法がもっとも小さくなるように設
定されている。
また、折流板2の外周端面はコイル1の半径方向長さの
115〜1/3程度内側にある。
冷却流体が油であった従来技術では、例えば、特開昭5
6−40214号公報記載のように、折流区間内の上側
に位置する水平抽選の高さ寸法を、下側に位置する水平
抽選の高さ寸法より大きく設定されていた。
この構成の相違は、冷却流体が油の場合とガスの場合と
の相違によるものである。油の場合、油の流速は折流区
間の下部で速く上部で遅くなっていたが、ガスの場合、
ガスの流速は折流区間の上部で速く下部で遅い傾向があ
る。すなわち、ガスは折流区間の下側のガス流入部から
垂直流体通路を上方へ噴流となって吹き上げられるもの
で、このような冷却ガスの流動に対して第8図の実施例
の構成が適しているものである。
第8図の実施例によれば、各コイル1間を流れる冷却ガ
スの流速をほぼ等しくできるため、コイル1全体の冷却
バランスが向上するという効果がある。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、冷却流体としてガ
スを用いる場合においても、各折流区間のコイル間流れ
における逆流の発生を防止でき、各コイルの冷却が良好
かつ効果的になされる冷却構造を備えた誘導電器巻線を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明の一実施例に係る誘導電器巻線の一つ
の折流区間を示す縦断面図、第2図は。 第1図に示す誘導電器巻線の一折流区間を示した一部破
断斜視図、第3図は、従来の誘導電器巻線の縦断面図、
第4図は、第3図のコイルの温度分布を示す特性図、第
5図は1本発明の他の実施例に係る誘導電器巻線の一つ
の折流区間を示す縦断面図、第6図ないし第8図は、い
ずれも本発明のさらに他の実施例に係る誘導電器巻線の
一つの折流区間を示す縦断面図である。 l・・・コイル、2.2−1.2−2,2A、2B・・
・折流板、3・・・内側絶縁筒、4・・・外側絶縁筒、
5・・・逆流、7・・・内側垂直流体通路、8・・・外
側垂直流体通路、10・・・曲げ部、11・・・穴。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複数のコイルをそれぞれ水平流体通路となるべき間
    隔を保って高さ方向に積み重ねて円板状巻線層を形成し
    、この円板状巻線層を内側絶縁筒と外側絶縁筒との間に
    配置して、前記円板状巻線層と内側、外側絶縁筒との間
    に内側、外側垂直流体通路となるべき空間領域を形成し
    、この内側、外側垂直流体通路を所定のコイル数ごとに
    折流板によって交互に閉鎖して折流区間を形成した誘導
    電器巻線において、前記折流板の半径方向の長さを、当
    該折流板側垂直流体通路の幅とコイルの半径方向長さと
    の和よりも短くしたことを特徴とする誘導電器巻線。 2、特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、折流板
    を、折流区間内の高さ方向のコイル間隔は互いに等しく
    、かつ、上側の折流板とコイルとの間隔が下側の折流板
    とコイルとの間隔よりも小さくなるように設置したこと
    を特徴とする誘導電器巻線。 3、特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、折流区
    間内の上側に位置する水平流体通路の高さ寸法を、下側
    に位置する水平流体通路の高さ寸法よりも小さくしたこ
    とを特徴とする誘導電器巻線。 4、特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、折流板
    は、半径方向の複数位置に複数の穴を設けたことを特徴
    とする誘導電器巻線。 5、特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、折流板
    は、当該折流板の外周端に下側に向けて突出部を設けた
    ことを特徴とする誘導電器巻線。 6、特許請求の範囲第5項記載のものにおいて、突出部
    は、折流板の外周端を下側に曲げて形成したことを特徴
    とする誘導電器巻線。 7、特許請求の範囲第5項記載のものにおいて、突出部
    は、折流板の外周端の下側にバッフル部材を取付けたこ
    とを特徴とする誘導電器巻線。 8、特許請求の範囲第5項ないし第7項記載のもののい
    ずれかにおいて、折流板は、当該折流板の突出部の近傍
    に外周沿いに複数の穴を設けたことを特徴とする誘導電
    器巻線。
JP13826587A 1987-06-03 1987-06-03 誘導電器巻線 Expired - Lifetime JPH0779054B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102486959A (zh) * 2010-12-03 2012-06-06 株式会社东芝 静态感应电器
JP2012114307A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Japan Ae Power Systems Corp 整流器用変圧器
DE102019112100A1 (de) * 2019-05-09 2020-11-12 Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. Elektrische Baueinheit mit einer Wicklung und Verfahren zu ihrer Herstellung

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