JP3024500B2 - 誘導電機の巻線 - Google Patents

誘導電機の巻線

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JP3024500B2
JP3024500B2 JP6312303A JP31230394A JP3024500B2 JP 3024500 B2 JP3024500 B2 JP 3024500B2 JP 6312303 A JP6312303 A JP 6312303A JP 31230394 A JP31230394 A JP 31230394A JP 3024500 B2 JP3024500 B2 JP 3024500B2
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coils
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Nissin Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却媒体強制循環方式
の電力用変圧器、リアクトル等の誘導電機の巻線に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷却媒体を強制的に循環させる誘
導電機の巻線、例えばディスク巻線を用いた電力用変圧
器やリアクトルの巻線は、冷却媒体を循環させるために
図2の(a)の巻線部の一部分の縦断面図、および同図
の(b)の巻線部の一部分の横断面図に示すように、内
側絶縁筒4と外側絶縁筒5に囲まれた領域内に所定の間
隔で配置した外側縦スペーサ7及び内側縦スペーサ6お
よび同様に所定の間隔で配置した横スペーサ3を介して
コイル1を複数段設置し、このコイル1の適宜数段毎の
コイル間中央部に冷却媒体の流れを径方向に制御する流
れバリア板2を配置し、下部から流入した冷却媒体が、
外側縦スペーサ7−7で形成される縦ダクト7′および
内側縦スペーサ6−6で形成される縦ダクト6′、並び
にコイル間またはコイルと流れバリア板2で形成される
横ダクト8を図中矢印10で示すようにジグザグに流れ
て巻線を冷却する構造としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構造におい
ては、流れバリア板2を中央に挿入したコイル間におけ
る冷却媒体が通流する流路高さは、コイル間ダクトの高
さhとし、流れバリア板の厚みをtとすると(h
t)/2となる。流れバリア板を挿入しないコイル間冷
却ダクトの高さhとhを等しくおくと、流れバリア
板により区分された冷却媒体が通流する流路高さは、流
れバリア板を挿入しないコイル間冷却ダクト高さh
比べ半分以下となる為、流れバリア板をはさんだコイル
表面の冷却を行う冷却媒体の流量が減少し、流れバリア
板をはさんだコイル部の冷却が悪くなる。
【0004】これを改善するには、流れバリア板を挿入
したコイル間冷却グクト高さhを(h−t)/2≒
となる様に流れバリア板を挿入しないコイル間冷却
ダクト高さhに比べて大きくすればよいが、巻線全体
の高さが大きくなってしまうという問題がある。
【0005】本発明は、前記問題に鑑みなされたもの
で、コイル間に流れバリア板を挿入しても、巻線全体の
高さを大きくすることなく、流れバリア板をはさんだコ
イル部の冷却効率を高めることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的は、内側絶縁筒
と外側絶縁筒に囲まれた領域内に、周方向に所定の間隔
で配置した外側縦スペーサと内側縦スペーサおよび横ス
ペーサを介してコイルを複数段設置し、前記複数段のう
ちの適宜数段目毎のコイル間中央部に冷却媒体の流れを
径方向に制御する流れバリア板を配置してなる誘導電機
の巻線において、前記流れバリア板のコイル表面と対向
する一部切り欠くとともに、該流れバリア板を前記適
宜数段目毎のコイル表面に当接させることにより達成さ
れる。
【0007】
【作用】流れバリア板を挿入したコイル間の横ダクト
は、流れバリア板によって区分されることがなく、流れ
バリア板を挿入したコイル間ダクト高さhを、流れバ
リア板を挿入しないコイル間ダクト高さhと同等にし
ても、流れバリア板を挿入しない横ダクトに流れる冷却
媒体の流れと同程度の流れを確保することができる。ま
た、流れバリア板がコイルに対向する大部分が切り欠か
かれており、流れバリア板が当接されているコイルに冷
却媒体が直接に触れ、冷却も十分に確保できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。なお、全図を通じて同一部分並びに同一部分に対
応する部分には同一符号を付している。
【0009】図1は本発明の一実施例の部分断面図で
(a)は実施例の部分縦断面図、(b)は同(a)で示
す流れバリア板を配置した部分の部分横断面図、(c)
は(b)で示す流れバリア板の次の流れバリア板を配置
した部分の部分横断面図であり、1はコイル、2は流れ
バリア板、3は横スペーサ、4は内側絶縁筒、5は外側
絶縁筒、6は内側縦スペーサ、6′は内側縦スペーサ6
−6で形成される縦ダクト、7は外側縦スペーサ、7′
は外側縦スペーサ7−7で形成される縦ダクト、8はコ
イル1間またはコイル1と流れバリア板2で形成される
横ダクトを示す。
【0010】図1において、内側絶縁筒4と外側絶縁筒
5に囲まれた領域内に周方向に所定の間隔で配置した内
側縦スペーサ6及び外側縦スペーサ7を介してディスク
形コイル1を同様に周方向に所定の間隔で横スペーサ3
を介在させて複数段積層し、この積層したコイル1の適
宜数段目毎のコイル1の底部表面に当接して流れバリア
板2を配置している。
【0011】流れバリア板2は、その1つは図1の
(a)および(b)のように、外側縦スペーサ7ー7で
形成される外側の縦ダクト7′の縦方向の流れを閉塞す
るための部分およびコイル1と横スペーサ3とで挾み込
む部分を残し、他の部分は切り欠いた構造とし、他の1
つは図1の(a)および(c)のように、内側縦スペー
サ6ー6で形成される内側の縦ダクト6′の縦方向の流
れを閉塞するための部分およびコイル1と横スペーサ3
とで挾み込む部分を残し、他の部分は切り欠いた構造と
し、この2つの構造の流れバリア板2をそれぞれ交互に
適宜数段目毎のコイル1の底部表面に当接している。
【0012】これにより、下部から流入した冷却媒体
は、流れバリア板2でコイル1間で形成される横ダクト
8に流れるように制御され、コイル1の適宜段数毎に冷
却媒体が内側方向および外側方向に図中矢印10で示す
ようにジグザグに流れる。このとき、流れバリア板2を
挿入したコイル1間の横ダクト8は、流れバリア板2に
よって区分されることがなく、流れバリア板2を挿入し
ない横ダクト8に流れる冷却媒体の流れと同程度の流れ
を確保することができる。また、流れバリア2がコイ
ル1に対向する大部分が切り欠かかれており、流れバリ
板2が当接されているコイルの冷却も十分に確保でき
る。
【0013】なお、切り欠きの形状は適宜に設計し得る
ものであり、図に示すような形状に限られるものではな
い。また、流れバリア板2はリングに形成しても良
く、リングのものを適宜分割したものでも良い。更
に、コイル1との当接において接着剤によりコイルに接
着しても良い。また、流れバリア板はコイル1の上部表
面に当接しても良い。
【0014】以上のように、冷却媒体の流れを径方向に
制御する流れバリア板に切欠きを設けると、流れバリア
板2をコイル1に当接しても、その切欠きによりコイル
1の表面が冷却媒体に直接晒らされ、冷却の妨げになら
ず、かつ流れバリア板2を挿入したコイル1間の横ダク
ト8を流れバリア板2を挿入しないコイル1間の横ダク
ト8よりも大きくする必要はなくなる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明は、流れバリア板の
コイル表面と対向する一部を切り欠くとともに、この流
れバリア板をコイル表面に当接するものであることか
ら、流れバリヤ板を挿入したコイル間横ダクトの高さを
大きくすることなく、流れバリア板を挿入しないコイル
間横ダクトの高さと同等にすることができ、巻線全体の
高さを大きくすることなく、流れバリア板を挿入したコ
イル部の冷却効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の誘導電機の巻線の断面図で
ある。
【図2】従来の誘導電機の巻線の断面図である。
【符号の説明】
1 コイル 2 流れバリア板 3 横スペーサ 4 内側絶縁筒 5 外側絶縁筒 6 内側縦スペーサ 7 外側縦スペーサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側絶縁筒と外側絶縁筒に囲まれた領域
    内に、周方向に所定の間隔で配置した外側縦スペーサと
    内側縦スペーサおよび横スペーサを介してコイルを複数
    段設置し、前記複数段のうちの適宜数段目毎のコイル間
    中央部に冷却媒体の流れを径方向に制御する流れバリア
    板を配置してなる誘導電機の巻線において、前記流れバ
    リア板のコイル表面と対向する一部を切り欠くととも
    に、該流れバリア板を前記適宜数段目毎のコイル表面に
    当接してなることを特徴とする誘導電機の巻線。
JP6312303A 1994-11-09 1994-11-09 誘導電機の巻線 Expired - Fee Related JP3024500B2 (ja)

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