JP2000260638A - 変圧器巻線の冷却構造 - Google Patents
変圧器巻線の冷却構造Info
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- JP2000260638A JP2000260638A JP11064850A JP6485099A JP2000260638A JP 2000260638 A JP2000260638 A JP 2000260638A JP 11064850 A JP11064850 A JP 11064850A JP 6485099 A JP6485099 A JP 6485099A JP 2000260638 A JP2000260638 A JP 2000260638A
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- JP
- Japan
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- cooling
- winding
- corrugated
- disk
- cooling structure
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- Pending
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- 238000004804 winding Methods 0.000 title claims abstract description 52
- 238000001816 cooling Methods 0.000 title claims abstract description 51
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims abstract description 21
- 239000002826 coolant Substances 0.000 abstract description 13
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
- Transformer Cooling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は巻線の冷却効率を向上させるため、
円板巻線の冷却面積を増加させ、かつ冷却媒体６の流れ
を阻害しない変圧器巻線の冷却構造を提供する。 【解決手段】 円板巻線２の冷却効率を向上させるた
め、円板巻線２の冷却面積の増加と円周方向冷却路８を
確保のために各々の円板巻線２の間に挟み込んだスペー
サーを波板状の絶縁板１０の上面側と下面側を平板状の
絶縁板９で挟み込んで構成した波板状スペーサー７また
は波板状の絶縁板１０単体を使用した冷却構造とする。
円板巻線の冷却面積を増加させ、かつ冷却媒体６の流れ
を阻害しない変圧器巻線の冷却構造を提供する。 【解決手段】 円板巻線２の冷却効率を向上させるた
め、円板巻線２の冷却面積の増加と円周方向冷却路８を
確保のために各々の円板巻線２の間に挟み込んだスペー
サーを波板状の絶縁板１０の上面側と下面側を平板状の
絶縁板９で挟み込んで構成した波板状スペーサー７また
は波板状の絶縁板１０単体を使用した冷却構造とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、変圧器巻線の冷却
構造に関する。
構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は、従来の変圧器巻線の冷却構造の
一例を示し、（ａ）は円板巻線を上から見た構造図、
（ｂ）は（ａ）のＢ−Ｂ断面図である。図２（ａ）にお
いて、円板巻線２の内側と外側にシリンダー１が配置さ
れており、円板巻線２とシリンダー１の間を冷却路４と
して冷却媒体６が流通する。円板巻線２とシリンダー１
の間はダクトレール５がシリンダー１の円周上に等間隔
で配置され、スペーサー３と結合し、円板巻線２はスペ
ーサー３を間に挟む形で垂直方向に積み上げられた構造
である。変圧器を運転すると円板巻線２が発熱し、その
熱が冷却媒体６に伝達され、冷却媒体６は円板巻線の下
部から上部に冷却路４を通って上昇していく。円板巻線
２の冷却面積は冷却媒体６と接触している全面積とな
る。このため円板巻線２に接触しているスペーサー３、
ダクトレール５の接触面積分の冷却面積が減少してい
る。また、冷却路４がダクトレール５及びスペーサー３
により円周方向に分割されるため、冷却媒体６は円周方
向には流れることができない。
一例を示し、（ａ）は円板巻線を上から見た構造図、
（ｂ）は（ａ）のＢ−Ｂ断面図である。図２（ａ）にお
いて、円板巻線２の内側と外側にシリンダー１が配置さ
れており、円板巻線２とシリンダー１の間を冷却路４と
して冷却媒体６が流通する。円板巻線２とシリンダー１
の間はダクトレール５がシリンダー１の円周上に等間隔
で配置され、スペーサー３と結合し、円板巻線２はスペ
ーサー３を間に挟む形で垂直方向に積み上げられた構造
である。変圧器を運転すると円板巻線２が発熱し、その
熱が冷却媒体６に伝達され、冷却媒体６は円板巻線の下
部から上部に冷却路４を通って上昇していく。円板巻線
２の冷却面積は冷却媒体６と接触している全面積とな
る。このため円板巻線２に接触しているスペーサー３、
ダクトレール５の接触面積分の冷却面積が減少してい
る。また、冷却路４がダクトレール５及びスペーサー３
により円周方向に分割されるため、冷却媒体６は円周方
向には流れることができない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この構造では、円板巻
線２の冷却は、ダクトレール５とスペーサー３で仕切ら
れた冷却路４を円板巻線２の下部から上部に向かって流
れる冷却媒体６が円板巻線２と接触する面積が大きいほ
ど冷却効率が向上する。また、冷却路４の一部分に狭め
られた箇所ができてしまうと、ダクトレール５とスペー
サー３とに仕切られている冷却路４に面している冷却媒
体６の流れが悪くなり、部分的に冷却効率が低下し巻線
温度が上昇してしまう。そこで本発明の目的は、円板巻
線２の冷却効率を向上させるため、巻線２の冷却面積を
増加し、かつ冷却媒体６の流れを阻害しない変圧器巻線
の冷却構造を提供する。
線２の冷却は、ダクトレール５とスペーサー３で仕切ら
れた冷却路４を円板巻線２の下部から上部に向かって流
れる冷却媒体６が円板巻線２と接触する面積が大きいほ
ど冷却効率が向上する。また、冷却路４の一部分に狭め
られた箇所ができてしまうと、ダクトレール５とスペー
サー３とに仕切られている冷却路４に面している冷却媒
体６の流れが悪くなり、部分的に冷却効率が低下し巻線
温度が上昇してしまう。そこで本発明の目的は、円板巻
線２の冷却効率を向上させるため、巻線２の冷却面積を
増加し、かつ冷却媒体６の流れを阻害しない変圧器巻線
の冷却構造を提供する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、円板状
に巻回された円板巻線において、波板状の絶縁板の上面
側と下面側を平板状の絶縁板で挟み込んで構成した波板
状スペーサー、または波板状の絶縁板のみとした波板状
スペーサーを円板巻線間に挿入して冷却面積を増加さ
せ、巻線の温度上昇を抑えたことを特徴とするものであ
る。
に巻回された円板巻線において、波板状の絶縁板の上面
側と下面側を平板状の絶縁板で挟み込んで構成した波板
状スペーサー、または波板状の絶縁板のみとした波板状
スペーサーを円板巻線間に挿入して冷却面積を増加さ
せ、巻線の温度上昇を抑えたことを特徴とするものであ
る。
【０００５】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の変圧器巻線の冷
却構造の実施の形態例を示し、（ａ）は円板巻線を上か
ら見た構造図、（ｂ）、（ｃ）は（ａ）のＡ−Ａ断面図
である。図１（ａ）において、円板巻線２の内側と外側
にシリンダー１が配置されており、円板巻線２とシリン
ダー１の間に設けられた冷却路４に冷却媒体６が流通す
る。冷却路４にはダクトレール５がシリンダー１の円周
上に等間隔で配置され、波板状スペーサー７と結合し、
図１（ｂ）、（ｃ）に示すように円板巻線２は波板状ス
ペーサー７を間に挟む形で垂直方向に積み上げられた構
造であり、波板状スペーサー７は波形のため円周方向冷
却路８として冷却媒体６を円周方向にも流通できる。波
板状スペーサー７の構造は、図１（ｂ）においては、波
板状の絶縁板１０の上面側と下面側を平板状の絶縁板９
で挟み込んで構成し、または、図１（ｃ）のように、波
板状の絶縁板１０単体で構成している。本発明におい
て、波板状スペーサー７は波形の円周方向冷却路８があ
るため、従来では巻線冷却面積を低下させていたスペー
サー３と巻線２の接触面積部分を巻線冷却面積として活
用することにより、冷却効率の向上が図れる。また、ダ
クトレール５で仕切られた円周上のどの冷却路４も波板
状スペーサー７にある円周方向冷却路８によりつながる
ため、冷却路４を流れる冷却媒体６の流速の均一化が図
られ、巻線温度も円周方向で均一化が可能となり巻線最
高点温度の低減が図れる。
却構造の実施の形態例を示し、（ａ）は円板巻線を上か
ら見た構造図、（ｂ）、（ｃ）は（ａ）のＡ−Ａ断面図
である。図１（ａ）において、円板巻線２の内側と外側
にシリンダー１が配置されており、円板巻線２とシリン
ダー１の間に設けられた冷却路４に冷却媒体６が流通す
る。冷却路４にはダクトレール５がシリンダー１の円周
上に等間隔で配置され、波板状スペーサー７と結合し、
図１（ｂ）、（ｃ）に示すように円板巻線２は波板状ス
ペーサー７を間に挟む形で垂直方向に積み上げられた構
造であり、波板状スペーサー７は波形のため円周方向冷
却路８として冷却媒体６を円周方向にも流通できる。波
板状スペーサー７の構造は、図１（ｂ）においては、波
板状の絶縁板１０の上面側と下面側を平板状の絶縁板９
で挟み込んで構成し、または、図１（ｃ）のように、波
板状の絶縁板１０単体で構成している。本発明におい
て、波板状スペーサー７は波形の円周方向冷却路８があ
るため、従来では巻線冷却面積を低下させていたスペー
サー３と巻線２の接触面積部分を巻線冷却面積として活
用することにより、冷却効率の向上が図れる。また、ダ
クトレール５で仕切られた円周上のどの冷却路４も波板
状スペーサー７にある円周方向冷却路８によりつながる
ため、冷却路４を流れる冷却媒体６の流速の均一化が図
られ、巻線温度も円周方向で均一化が可能となり巻線最
高点温度の低減が図れる。
【０００６】
【発明の効果】本発明によれば、巻線の冷却効率を向上
するため、巻線冷却面積の増加と円周方向冷却路確保の
ために各々の円板巻線間に挟み込んだ波板状スペーサー
を使用した冷却構造としたため、冷却効率向上と円周方
向の巻線温度の均一化による巻線最高点温度を低減した
冷却特性の良い変圧器巻線の冷却構造にすることができ
る。
するため、巻線冷却面積の増加と円周方向冷却路確保の
ために各々の円板巻線間に挟み込んだ波板状スペーサー
を使用した冷却構造としたため、冷却効率向上と円周方
向の巻線温度の均一化による巻線最高点温度を低減した
冷却特性の良い変圧器巻線の冷却構造にすることができ
る。
【図１】本発明の変圧器巻線の冷却構造の実施の形態の
一例を示し、（ａ）は円板巻線を上から見た構造図、
（ｂ）（ｃ）は（ａ）のＡ−Ａ断面図である。
一例を示し、（ａ）は円板巻線を上から見た構造図、
（ｂ）（ｃ）は（ａ）のＡ−Ａ断面図である。
【図２】従来の変圧器巻線の冷却構造の一例を示し、
（ａ）は円板巻線を上から見た構造図、（ｂ）は（ａ）
のＢ−Ｂ断面図である。
（ａ）は円板巻線を上から見た構造図、（ｂ）は（ａ）
のＢ−Ｂ断面図である。
１ シリンダー ２ 円板巻線 ３ スペーサー ４ 冷却路 ５ ダクトレール ６ 冷却媒体 ７ 波板状スペーサー ８ 円周方向冷却路 ９ 平板状の絶縁板 １０ 波板状の絶縁板
Claims (2)
- 【請求項１】 円板状に巻回された変圧器巻線の冷却構
造において、波板状の絶縁板の上面側と下面側を平板の
絶縁板で挟み込んで構成した波板状スペーサーを円板巻
線間に挿入したことを特徴とする変圧器巻線の冷却構
造。 - 【請求項２】 上記波板状スペーサが波板状の絶縁板単
体で構成されていることを特徴とする請求項１記載の変
圧器巻線の冷却構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11064850A JP2000260638A (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | 変圧器巻線の冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11064850A JP2000260638A (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | 変圧器巻線の冷却構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000260638A true JP2000260638A (ja) | 2000-09-22 |
Family
ID=13270099
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11064850A Pending JP2000260638A (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | 変圧器巻線の冷却構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000260638A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6261807A (ja) * | 1985-09-10 | 1987-03-18 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りラジアルタイヤ |
| JP2015141914A (ja) * | 2014-01-27 | 2015-08-03 | 株式会社日立製作所 | 静止誘導電器 |
| CN105070486A (zh) * | 2015-09-11 | 2015-11-18 | 中广核达胜加速器技术有限公司 | 一种用于螺线管变压器的双线饼式线圈 |
| US9818525B2 (en) | 2015-06-18 | 2017-11-14 | Lsis Co., Ltd. | Cooling device of power transformer |
-
1999
- 1999-03-11 JP JP11064850A patent/JP2000260638A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6261807A (ja) * | 1985-09-10 | 1987-03-18 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りラジアルタイヤ |
| JP2015141914A (ja) * | 2014-01-27 | 2015-08-03 | 株式会社日立製作所 | 静止誘導電器 |
| US9691536B2 (en) | 2014-01-27 | 2017-06-27 | Hitachi, Ltd. | Static apparatus |
| US9818525B2 (en) | 2015-06-18 | 2017-11-14 | Lsis Co., Ltd. | Cooling device of power transformer |
| CN105070486A (zh) * | 2015-09-11 | 2015-11-18 | 中广核达胜加速器技术有限公司 | 一种用于螺线管变压器的双线饼式线圈 |
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