JPH0438501Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0438501Y2 JPH0438501Y2 JP1985169873U JP16987385U JPH0438501Y2 JP H0438501 Y2 JPH0438501 Y2 JP H0438501Y2 JP 1985169873 U JP1985169873 U JP 1985169873U JP 16987385 U JP16987385 U JP 16987385U JP H0438501 Y2 JPH0438501 Y2 JP H0438501Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flat plate
- winding
- plate part
- transformer
- cooling fluid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 20
- 239000012809 cooling fluid Substances 0.000 claims description 12
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 5
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 claims 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 9
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 2
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、変圧器の巻線に関し、特に導体巻
線を巻回してなる各平板部間に、それぞれ平板部
を支持しかつ冷却媒体の通路を形成する複数個の
間隔片が配設されている変圧器の巻線に関するも
のである。
線を巻回してなる各平板部間に、それぞれ平板部
を支持しかつ冷却媒体の通路を形成する複数個の
間隔片が配設されている変圧器の巻線に関するも
のである。
第3図、第4図は従来の変圧器の巻線の一例を
示すもので、巻線4は、周囲に絶縁物1を施した
導体素線2を複数本束ね、平板状に巻回した円板
状の平板部3が複数段にわたつて積み重ねられて
構成されている。各平板部3には平板部3と略同
形状の絶縁板5が載置されている。絶縁板5に
は、平板部3どうしを支持しかつ冷却流体の通路
6を形成する間隔片7が複数個接着されている。
示すもので、巻線4は、周囲に絶縁物1を施した
導体素線2を複数本束ね、平板状に巻回した円板
状の平板部3が複数段にわたつて積み重ねられて
構成されている。各平板部3には平板部3と略同
形状の絶縁板5が載置されている。絶縁板5に
は、平板部3どうしを支持しかつ冷却流体の通路
6を形成する間隔片7が複数個接着されている。
このように構成されている変圧器の巻線4にお
いては、間隔片7によつて形成された通路6を流
れる冷却流体が、導体素線2に流れる電流により
生じるジユール熱を吸収し、巻線4の温度上昇を
許容温度以下に抑えている。また、間隔片7の数
は短絡事故時に平板部3に働く大きな機械力に対
して平板部3の変形を防止するために多くなり、
かつ平板部3に大きな機械力が働いたときに間隔
片7の絶縁板5からのはがれを防止するために、
その大きさはあまり小さくできない。
いては、間隔片7によつて形成された通路6を流
れる冷却流体が、導体素線2に流れる電流により
生じるジユール熱を吸収し、巻線4の温度上昇を
許容温度以下に抑えている。また、間隔片7の数
は短絡事故時に平板部3に働く大きな機械力に対
して平板部3の変形を防止するために多くなり、
かつ平板部3に大きな機械力が働いたときに間隔
片7の絶縁板5からのはがれを防止するために、
その大きさはあまり小さくできない。
上記のような従来の変圧器の巻線4では、平板
部3の前表面積に占める間隔片7の総面積は大き
なものとなり、一般的には間隔片7の総面積は平
板部3の全表面積の1/3程度を占め、その結果間
隔片7が平板部3に接触している1/3程度の部分
は冷却流体と接触できず、冷却効果が極めて悪い
という問題点があつた。
部3の前表面積に占める間隔片7の総面積は大き
なものとなり、一般的には間隔片7の総面積は平
板部3の全表面積の1/3程度を占め、その結果間
隔片7が平板部3に接触している1/3程度の部分
は冷却流体と接触できず、冷却効果が極めて悪い
という問題点があつた。
この考案は、上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、冷却効率が向上する変圧器
の巻線を得ることを目的とする。
めになされたもので、冷却効率が向上する変圧器
の巻線を得ることを目的とする。
この考案に係る変圧器の巻線は、平板部に当接
する面に、冷却流体の通路となる溝を形成した間
隔片を備えたものである。
する面に、冷却流体の通路となる溝を形成した間
隔片を備えたものである。
この考案においては、冷却流体は、間隔片間に
形成された通路および間隔片の溝を流れて平板部
を冷却する。
形成された通路および間隔片の溝を流れて平板部
を冷却する。
以下、この考案の実施例を図について説明す
る。第1図、第2図はこの考案の一実施例を示す
もので、第3図、第4図と同一または相当部分は
同一符号を付し、その説明は省略する。図におい
て、間隔片17の平板部3と接触する一方の片面
には、冷却流体の通路となる溝8が複数本形成さ
れている。間隔片17の他方の面は絶縁板5に接
着されており、その接着面積は前述の従来のもの
と同じである。
る。第1図、第2図はこの考案の一実施例を示す
もので、第3図、第4図と同一または相当部分は
同一符号を付し、その説明は省略する。図におい
て、間隔片17の平板部3と接触する一方の片面
には、冷却流体の通路となる溝8が複数本形成さ
れている。間隔片17の他方の面は絶縁板5に接
着されており、その接着面積は前述の従来のもの
と同じである。
このように構成されている変圧器の巻線14に
おいては、冷却流体は間隔片17間に形成された
通路6と同様に溝8にも流れるので、平板部3と
冷却流体との接触面積は増大し、ジユール熱で発
熱する平板部3に対する冷却効率は向上する。し
たがつて、巻線14の許容温度上昇値が同じであ
るならば、導体素線2の電流密度は従来のものよ
りも高くすることができ、変圧器の小形化が図れ
る。
おいては、冷却流体は間隔片17間に形成された
通路6と同様に溝8にも流れるので、平板部3と
冷却流体との接触面積は増大し、ジユール熱で発
熱する平板部3に対する冷却効率は向上する。し
たがつて、巻線14の許容温度上昇値が同じであ
るならば、導体素線2の電流密度は従来のものよ
りも高くすることができ、変圧器の小形化が図れ
る。
また、間隔片17の絶縁板5側には、溝を形成
せず接着面積も従来のものと同じであるので、平
板部3に機械的な力が働いても、間隔片17が絶
縁板5からはがれるおそれはない。
せず接着面積も従来のものと同じであるので、平
板部3に機械的な力が働いても、間隔片17が絶
縁板5からはがれるおそれはない。
以上のように、この考案によれば、平板部に当
接する間隔片の面に、冷却流体の流路となる溝が
形成されているので、冷却流体が平板部に接触す
る接触面積は増大し、巻線の冷却効率が向上する
という効果がある。
接する間隔片の面に、冷却流体の流路となる溝が
形成されているので、冷却流体が平板部に接触す
る接触面積は増大し、巻線の冷却効率が向上する
という効果がある。
第1図はこの考案の巻線の一実施例を示す一部
切欠いた平面図、第2図は第1図の−線に沿
う平面での断面図、第3図は従来の変圧器の巻線
の一例を示す一部切欠いた平面図、第4図は第3
図の−線に沿う平面での断面図である。 1……絶縁物、2……導体素線、3……平板
部、8……溝、14……巻線、17……間隔片。
なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示
す。
切欠いた平面図、第2図は第1図の−線に沿
う平面での断面図、第3図は従来の変圧器の巻線
の一例を示す一部切欠いた平面図、第4図は第3
図の−線に沿う平面での断面図である。 1……絶縁物、2……導体素線、3……平板
部、8……溝、14……巻線、17……間隔片。
なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示
す。
Claims (1)
- 周囲に絶縁物を施した導体素線を巻回してなる
各平板部と絶縁板との間に、複数個の間隔片が平
板部を支持しかつ冷却流体の通路を形成するため
に配設された変圧器の円板巻線において、前記間
隔片は、前記絶縁板に接着されているとともに、
前記平板部に当接する面には前記冷却流体の通路
となる溝が形成されたことを特徴とする変圧器の
巻線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985169873U JPH0438501Y2 (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985169873U JPH0438501Y2 (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6278725U JPS6278725U (ja) | 1987-05-20 |
JPH0438501Y2 true JPH0438501Y2 (ja) | 1992-09-09 |
Family
ID=31104076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985169873U Expired JPH0438501Y2 (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0438501Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49113124A (ja) * | 1973-03-02 | 1974-10-29 |
-
1985
- 1985-11-06 JP JP1985169873U patent/JPH0438501Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49113124A (ja) * | 1973-03-02 | 1974-10-29 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6278725U (ja) | 1987-05-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3252117A (en) | Transposed winding and insulation arrangement for electrical apparatus | |
CA1208696A (en) | Transformer with rectifier | |
CA1042053A (en) | Dynamoelectric machine phase lead connectors | |
JP2753735B2 (ja) | 発電機の回転子巻線用スロット内の軸方向通風チャンネル | |
US2858402A (en) | Forced ventilated resistor stack | |
JPH0438501Y2 (ja) | ||
JPS61160901A (ja) | コンパクトな抵抗アセンブリ | |
US5365211A (en) | Wound coil with integral cooling passages | |
JPH0666411B2 (ja) | 平形半導体装置 | |
JP2001351764A (ja) | 正特性セラミック発熱体ユニット | |
JPH0714029B2 (ja) | 電力用半導体素子 | |
US3900702A (en) | Ribbon-shaped conductor arrangement for superconductors which permits ease of cooling | |
JPS5846177B2 (ja) | 半導体装置 | |
JPH0621204Y2 (ja) | 避雷器 | |
JPH0723939Y2 (ja) | 冷却用通路付コイル | |
JPH0436530Y2 (ja) | ||
JPS593886A (ja) | カ−トリツジヒ−タ− | |
JPS6258097B2 (ja) | ||
JPH0115122B2 (ja) | ||
JPS6255283B2 (ja) | ||
JPS5886346A (ja) | 温風発生装置 | |
JPS6317222Y2 (ja) | ||
JPS5866312A (ja) | 超電導導体 | |
JPS6348403B2 (ja) | ||
JPS59155108A (ja) | 自然冷却誘導電器巻線 |