JPS6115734Y2 - - Google Patents

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JPS6115734Y2
JPS6115734Y2 JP7215683U JP7215683U JPS6115734Y2 JP S6115734 Y2 JPS6115734 Y2 JP S6115734Y2 JP 7215683 U JP7215683 U JP 7215683U JP 7215683 U JP7215683 U JP 7215683U JP S6115734 Y2 JPS6115734 Y2 JP S6115734Y2
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JP
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furnace body
roasting
zone
furnace
baked
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JP7215683U
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JPS59175381U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はバウムクーヘン等の食品を焙焼する食
品焙焼路の改良に関するものである。
(従来技術) バウムクーヘンのように被焼成品生地を順次積
層しながら焙焼する食品焙焼路としては、第3図
に示すように、炉体41内に設けたロータリー式
のドラム42に被焼成品生地を自転させながら積
層するためのめん棒43を複数本着脱自在に配設
するとともに該炉体41の底部に前記めん棒43
に被焼成品生地を付着させる受皿44を該炉体4
1の開口部45に向け引き出し自在に設け、さら
に、炉体41の一側内壁にはガス燃焼式のリボン
バーナ46,46を設けたものが知られている
が、このような食品焙焼路はめん棒43に対する
被焼成品生地の付着を炉内で行うようになつてい
るため、受皿44内で被焼成品生地が加熱されて
生地成分が劣化し、このため賞味が低下するばか
りか積層のふくらみが小さくなり、一定の焼上り
外径を保持するためには積層数が多くなつて製造
時間が長くなる。また、ガス燃焼時に発生する水
蒸気の排出のための開口部45からの熱放散が著
しいので、炉内の温度分布が悪いうえに各リボン
バーナ46,46の火力調節ができないため温度
制御の正確さに欠け焼きムラが発生して焼き上り
品質が不安定となる欠点がある。さらに、開口部
45からの熱放散によつて熱効率が低下するとと
もに、高温による熱気、火傷の恐れ等により作業
環境が悪化するという欠点もある。
(考案の効果) 本考案は前記のような欠点を除くとともに狭い
工場内にも設置できる食品焙焼炉を目的として完
成されたものである。
(考案の構成) 本考案は縦形の炉体の所要の側壁から天井壁に
わたる部分に赤外線輻射電気ヒータを多数配設す
るとともに該側壁に配設された赤外線輻射電気ヒ
ータの輻射熱を遮蔽する金属板を設けて該炉体内
に該金属板の前方の予熱帯と上方の焙焼帯を形成
し、さらに、該炉体の外部から前記予熱帯および
焙焼帯を経て炉体の外部に被焼成品を循環させる
被焼成品送り装置を設けたことを特徴とするもの
である。
(実施例) 次に、本考案を図示の実施例について詳細に説
明すれば、1は断熱材等で構成される縦形のバツ
チ式の炉体で、該炉体1の所要の側壁例えば前壁
には耐熱ガラスによる窓2を有する開閉自在な扉
3を設けるとともに底部には被焼成品の通過口4
が被焼成品の大きさに合わせて開孔されている。
5a,5bは炉体1の後側壁の下方部から天井壁
にわたる部分に多数個が相互間に所要の間隔をお
いて均斉に配設される赤外線輻射電気ヒータで、
該赤外線輻射電気ヒータ5a,5bはセラミツク
材に電熱抵抗体を埋設したものとし、これらの赤
外線輻射電気ヒータ5a,5bはいずれも炉体1
の幅方向に両端のものが中央部のものよりワツト
密度を高くして外辺の温度低下を補償し、バウム
クーヘンの焼むらを防止するようにしてある。6
は赤外線輻射電気ヒータ5bに隣接して炉体1内
に設けられる熱風噴射口で、該熱風噴射口6は炉
体1内に配管された空気供給管7に前記赤外線輻
射電気ヒータ5bの輻射面とほぼ同位置にあるよ
うに配設されていて赤外線輻射電気ヒータ5bの
輻射熱と熱風噴射口6より噴射される熱風により
加熱される焙焼帯8を炉体1内の天井部付近に形
成するとともに他側壁の下方部から天井壁に向つ
てほぼ垂直に配設されている赤外線輻射電気ヒー
タ5aの輻射面の前方に所要間隔を置いて炉体1
内の内幅とほぼ同じ幅の脱着可能なステンレス等
の金属板9を倒立させて赤外線輻射電気ヒータ5
aの輻射熱は伝達されないが炉体1の対流熱を受
ける予熱帯10を形成している。なお、空気供給
管7は炉体1の一側壁を貫通して該炉体1内にそ
の内幅とほぼ同じ長さに張設させたもので、その
基端は炉外に設けた図示しないコンプレツサに接
続されている。また、金属板9は一枚板状のもの
に限定されているものではなく、焼成条件に応じ
て多数の貫通孔を有するパンチングプレート状の
ものでもよく、さらに、一枚板状の金属板とパン
チングプレート状の金属板を組合わせたものでも
よい。11は炉体1の外部から炉体内の予熱帯1
0および焙焼帯8を経て炉体1の外部に被焼成品
を循環させる被焼成品送り装置で、該被焼成品送
り装置11は図示しない駆動源に連結されて間歇
運転するコンベア等よりなり、この被焼成品送り
装置により送られる被焼成品保持用のめん棒12
は所要長の木製円筒に鉄製丸棒を貫通するととも
に表面に清潔なクラフト紙等の薄紙を巻いて糸で
結束したもので、実施例では被焼成品送り装置1
1に等間隔に7本装着されており、該めん棒12
の両端は炉体1の幅方向に設けられている被焼成
品送り装置の円筒軸13に脱着できるように連結
され、この円筒軸13は常時約18RPMの速度で
自転するように図示しない駆動源にも連結されて
いる。14は炉体1の対向する側壁に設けた摺動
溝で、該摺動溝14にめん棒12は両端方向を案
内させて炉縦方向にエンドレスに摺動できるよう
になつており、この摺動溝14には炉内の熱放散
を防止するために耐熱性材よりなるカーテンを必
要に応じ取付ける。15は炉体1内の底部中間に
倒立固定された板状の遮蔽板で、該遮蔽板15は
作業者に輻射熱が伝わらないために設けられ、1
6は天井炉壁を貫通させて設けられたダンパー付
きの排気筒で、炉体1内の熱を対流させて炉内の
温度扮布を均一化させるとともに焼成品の蒸気を
一部逃がす役目もある。なお、図中17は炉体1
外において下部に近接して設けられ昇降自在な被
焼成品生地収納用の受け皿である。
このように構成されたものは、赤外線輻射電気
ヒータ5a,5bに通電するとともに空気供給管
7に接続されているコンプレツサを駆動して熱風
噴射口6より熱風を噴射すれば、炉体1内は前記
赤外線輻射電気ヒータ5bの輻射熱と熱風噴射口
6より噴射される熱風とによつて加熱されて雰囲
気温度が約300℃に温度調整された焙焼帯8と、
赤外線輻射電気ヒータ5aの輻射熱は金属板9に
よつて遮蔽されるので伝達されないが炉内の対流
熱により加熱されて雰囲気温度が約280℃程度に
温度調整された予熱帯10に区分されるから、次
に、炉外においてめん棒12を被焼成品送り装置
11の円筒軸13に順次嵌合保持させたのち、め
ん棒12を炉内に移してめん棒12を常時自転さ
せたままで予熱帯10および焙焼帯8を経て炉外
に移動してめん棒12の表面を予熱する。その
後、被焼成品生地を満たした受け皿17内の被焼
成品生地にめん棒12が若干浸漬するまで該受皿
17を上昇、停止させ、めん棒12の回転により
該めん棒12の表面に被焼成品生地を付着させて
積層する。このようにしてめん棒12に第1層目
が付着されたならば、受け皿17を炉内の熱気の
影響を受けない位置まで降下、停止させ、次に、
2本目以降のめん棒12が順次間歇運転する被焼
成品送り装置によつて送られてきて同様に被焼成
品生地を積層して炉内を循環すれば、予熱帯10
は金属板9によつて赤外線輻射電気ヒータ5aの
輻射熱をほとんど受けず、主として炉内の対流熱
によつて加熱される帯域であるため、焙焼帯8よ
り若干低い雰囲気温度となり、しかも、被焼成品
送り装置11に保持されためん棒12は常時約
18RPMの速度で回転しているので、めん棒12
は予熱帯10で対流熱を均等に受熱されるととも
に被焼成品生地はめん棒12になじんで表面が平
滑となり、しかも、被焼成品生地は従来のように
過加熱されないので、予熱中のたれ落ちが極端に
少なくなつて保守が従来に比べ軽減される。この
ようにして、予熱帯10で一定時間滞留させた後
焙焼帯8にめん棒12が移動、停止されるので焙
焼帯8は赤外線輻射電気ヒータ5bの輻射熱と炉
内温度によつて加熱された空気供給管7の熱風噴
射口6から噴出する熱風を連続して受熱できるゾ
ーンとしてあるので、あらかじめ予熱帯10にお
いて水分乾燥された表面の被焼成品生地は再び焙
焼帯8において輻射熱と熱風を自転しながら均等
に受け、この熱風によつて表面の熱膜が除去され
るとともに輻射熱が内部に透過して内部からの水
分蒸発が促進されるので、めん棒12の表面の被
焼成品生地の焼き上りはそのふくらみも従来の焙
焼炉による製品に比べ良好で、乾燥速度も高めら
れるとともに熱風によつて表面がこんがりと焼き
上つて褐色を呈するものである。なお、実施例に
示すように赤外線輻射電気ヒータ5a,5bの配
列を炉幅方向に両端のワツト密度が中央部より大
きくとつて発熱量を高くし、両端の温度低下を補
償するようにしておけば、焼きむらが発生しな
い。さらに、赤外線輻射電気ヒータ5a,5bは
ニクロム線などの電熱抵抗体を施釉した陶磁器製
板などのセラミツク材の内部に埋設したものであ
るので、湿気に強いうえに清潔で衛生的なものと
なり、しかも、熱容量が大きくて冷めにくいの
で、ヒータ自体の降温速度は遅く、設定温度に対
する変動幅が小さいので均一に加熱できる。その
ようにして、焙焼帯8を一定時間滞留させたのち
はもとの予熱帯10に移動、停止させて予熱帯1
0の対流熱によつて均熱すれば、予熱帯10は前
述の通り焙焼帯8に比べて雰囲気温度が若干低く
してあるので、生地表面は焼き過ぎにならずに焙
焼帯8において焼かれた焼き色をさらに均一にで
きるものである。しかして、炉体1内において焼
き上つたのちは炉体の底部で焼き上つた製品を取
り外して以下前記の回帰動作をくり返して行えば
よく、各動作はリミツトスイツチ等の電気信号に
より制御しておけばよい。
(考案の効果) 本考案は前記実施例による説明によつて明らか
なように、縦形の炉体の内部を赤外線輻射電気ヒ
ータの輻射熱により加熱される焙焼帯と主として
対流熱により加熱される予熱帯とに区分して炉体
の外部に設けられた受け皿においてめん棒等に付
着された被焼成品をこの予熱帯を経て焙焼帯に送
り込んで焙焼するようにしたから、受け皿中の被
焼成品生地を炉体内の温度の影響により劣化させ
ることがないうえに密閉された炉体内の予熱帯に
おいて対流熱を均等に受熱したのち焙焼帯の輻射
熱により強熱されることとなり、従つて、被焼成
品生地自体からの発生蒸気が逃げずに炉内に拡散
されて表面が乾燥しすぎることがなく、短時間の
うちに均斉に焙焼できるうえに熱放散が少ないの
で作業環境を改善する等種々の利点があり、さら
に、炉体は縦形としたので設置に場所どることも
なく、従来のこの種食品焙焼路の欠点を除いたも
のとして実用的価値極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠側面
図、第2図は同じく一部切欠正面図、第3図は従
来の食品焙焼炉の代表例を示す一部切欠側面図で
ある。 1:縦形の炉体、5a,5b:赤外線輻射電気
ヒータ、8:焙焼帯、9:金属板、10:予熱
帯、11:被焼成品送り装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 縦形の炉体の所要の側壁から天井壁にわたる部
    分に赤外線輻射電気ヒータを多数配設するととも
    に該側壁に配設された赤外線輻射電気ヒータの輻
    射熱を遮蔽する金属板を設けて該炉体内に該金属
    板の前方の予熱帯と上方の焙焼帯を形成し、さら
    に、該炉体の外部から前記予熱帯および焙焼帯を
    経て炉体の外部に被焼成品を循環させる被焼成品
    送り装置を設けたことを特徴とする食品焙焼炉。
JP7215683U 1983-05-13 1983-05-13 食品焙焼炉 Granted JPS59175381U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7215683U JPS59175381U (ja) 1983-05-13 1983-05-13 食品焙焼炉

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JP7215683U JPS59175381U (ja) 1983-05-13 1983-05-13 食品焙焼炉

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Publication Number Publication Date
JPS59175381U JPS59175381U (ja) 1984-11-22
JPS6115734Y2 true JPS6115734Y2 (ja) 1986-05-15

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ID=30202298

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JP7215683U Granted JPS59175381U (ja) 1983-05-13 1983-05-13 食品焙焼炉

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008295402A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Ishiya Seika Kk バームクーヘン製造用支持棒ユニット及びバームクーヘンの製造方法
US8945650B2 (en) 2006-10-06 2015-02-03 Pasco Shikishima Corporation Manufacturing method and manufacturing apparatus for Baumkuchen

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CN200959790Y (zh) * 2006-09-30 2007-10-17 宣望月 一种链条吊挂回旋式电烤箱
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