JPS6188860A - 遠赤外線を利用した焼卵方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は従来のゆで卵の代わりに穀付きの焼卵を得る
遠赤外線を利用した焼卵方法に関する。

〈従来の技術〉 従来殻付きの鶏卵等を加熱処理する方法としては、熱湯
中に穀付きの生卵を投入してゆでるか法が一般的であっ
た。

〈発明が解決しようとする問題点〉 従来の熱湯によるゆで卵調理においては、加熱装置のほ
かに湯沸し用の大型の釜類や給２ト水配管等を必要とす
る上に、ゆでる工程では必ず一定時間一つの釜内で熱湯
に浸す必要から連続的な作業になじみにくいために、二
次加工や包装のために次工程へ連続的に卵を送り出すラ
インに作業工程を接続することが不可能であった。

また熱湯中に多量の生卵を投入すると熱湯の熱損失も大
きくあるいは卵が割れる等の不都合があるほか、ゆで上
がった卵に卵黄が片寄ったものがあり、これらは卵白が
珂くなるために、Ｊ’１理の際に薄い卵白が破れて形崩
れが生じ、仕出し物や弁当等には商品として使用小米な
いという問題があった。

〈問題点を解決するための手段〉 上記のような問題点を解決するためのこの発明は、コン
ベア」二において多数のキャリアに：って形成された胛
部搬送ラインに多数の殻付きの生卵を一定方向に揃えて
整列配置し、各卵をそれぞれの長軸方向を軸心として回
転させながら搬送するとともに、該搬送中の卵の上方よ
り遠赤外線を照射して各卵を加熱熟成せしめ、該熟成後
各卵を順次大の工程に移送することを特徴としている。

〈作　用〉 本発明においては、回転駆動中のコンベアの転環搬送ラ
インＡ上に多数の生卵を連続的に整列供給することによ
り、卵はコンベアの駆動に伴って該ラインＡ−Ｌを回転
しながら次の加工又は処理工程に搬送され、この回状搬
送ラインＡ上で遠赤外線照射により従来のゆで卵と同様
に加熱熟成される。そして卵は加熱中は常に回転してい
るため、内部の卵黄は片寄ることなく卵孜の略中心部に
あって加熱固化され、これをとりまく卵白もその形状に
応じて過不足のない肉厚を保って焼土がる。

〈実施例〉 以下本発明の実施例につき図面に即して本発明の方法に
つき詳述すると、第１図〜第３図は本発明の実施に用い
る卵焼装置を示し、例えば、高さ８０〜９０ｃｍ、幅約
１ｍ、　　前後方向の長さく奥行き）約２ｍ前後の７レ
ーム１上左右端には、チェンホイル２，３が左右方向の
軸５，６によって軸支されている。該チェンホイル２，
３　にはそれぞれチェ２４，４が巻掛けられ、該チェ２
４．４　間には多数の板状のキャリア（キャリア板７）
が左右方向に架設されてフレーム１上でコンベアを形成
している。またフレーム内には駆動用のモーター８が設
置され、上記チェンホイル２，３　のいずれか一方の軸
を回転駆動せしめる磯枯となっている。

キャリア板７は一定幅の板状をなし、その中央には卵９
を左右方向に整列収容する凹部１０が形成され、さらに
その底部中央には左右方向の長孔をなすスリット１１ガ
形成されて、凹部１０内に卵９を収容すると、該スリッ
ト１１から卵９の周面が下部に、突出する構造となって
おり、キャリア板７の左右端はチェ２４，４　の内側に
軸支され、チェ２４と共に移動する。また上記四部１０
の前方には卵９を掬い上げるような２本の７オーク状の
ビン１２が直立して設けられている。

フレーム１の前端のコンベアの転回部には人手や他のコ
ンベアによって供給される卵９が左右方向を向いた状態
で順次ストックされる給卵シュート１３が設けられ、上
記ビン１２はコンベア転回時にシュート１３の先端に支
持されている卵９を下から掬い上げ、転回完了とともに
卵をキャリア板７の四部１０内に転入収容せしめる。

図示する例では各キャリア板７に４個の卵が収容される
ように定間隔毎に４個の四部が形成され、コンベア上面
ではこれらが４列のラインＡを形成している。、そして
各ラインの下には前後方向に平行な接触レール１４が水
平に支持され、下面よりキャリア板７に接してその水平
走行をガイドするとともに凹部１０内の卵９に接してこ
れを回転させながら移動せしめる。

上記のようにコンベア上面は水平な胛部搬送ラインを形
成しており、このライン上には転卵搬送中の卵を上部よ
り遠赤外線によって照射し、搬送ライン上には卵を加熱
熟成せしめる赤外線ランプ１５等からなる遠赤外線の照
射装置１６が設けられている。

コンベアの伝卵搬送ラインＡの後端のコンベア転回部に
は、その転回時に四部１０より放出落下する卵９を受は
取って、後方の冷却槽１７に移送する後方シュート１８
が設けられ、ここに落下せしめられた卵９は冷却槽１７
内に転入し、その中に収容されｒこ冷却水１９にて冷却
され、あるいはさらに冷却槽１７内に設けられた自動殻
取り装置（図示しない）によって殻取りか行なわれる。

卵９は最終的に冷却セフ−ｑ　ｌ　７より取り出されて
次工程に送られる。

＠４図〜第６図はこの発明の方法に用いる１この装置の
例で、この例ではキャリアとして、チェ２４，４　間に
アルミ管又は（３（脂性軽量材よりなる多数のキャリア
ロール２０が回転自在に軸支され、各ロール２０には一
定間隔毎に４ケ所の細径の四部２１が形成され、隣接す
るロール２０　、２０　　間の四部２１には卵９が左右
方向に収容される。そしでチェノ４に沿って水平に支持
されるキャリアロール２０の両端下部位置には、フレー
ム１上に固定される前後方の接触レール２２が水平に設
けられ、各ロール２０はチェン駆動時に該レール２２に
接して第５図、第６図に示すように回転し、その上に載
置収容される卵９もロールの回転に伴って、ロール２０
と逆方向に回転しながら回転搬送ラインＡ上を後方に搬
送され、この搬送中に、前記同様赤外線照射装置１６に
よって例えば４〜１０分間位で加熱熟成される。

またこの例では第１図〜第３図に示す場合のような給卵
磯構には出来ないので、給卵はラインＡの始点において
入手で行うか、あるいは周知のバキュームノズル（図示
しない）を用いて吸着した卵を胛部搬送うインＡ上の四
部２１に自動供給する方法等を採用する。

〈発明の効果〉 この発明は上記のように構成される結果、加熱のための
鍋釜類や給排水設置１ｆｉｔ必要とせず、卵がコンベア
上で焼かれるために給卵、加熱、次工程への搬送を連続
作業で行うことを可能ならしめ、熱湯中でゆでたり、あ
るいはその中へ投入する場合のように卵殻の破損も生じ
にくく且つ破損が生じた場合でもその確認、除去が容易
に行えるほか、熱湯を沸かして保持するのに比して作業
性もよく、時間的にも短時間の加熱ですむ利点がある。

また卵を回転させながら加熱するので卵黄の片寄りがな
く、機械による卵殻剥離や二次加工に際して卵黄の破損
や崩れがな（、卵の無駄がなくなるほか、これとあいま
って遠赤外線照射加熱なので卵黄が外周より内部まで均
一に且つ徐々に固化するので、加熱装置の電源調節等に
より半熟卵も作り易い。

その他、遠赤外線は単なる福射伝導熱と異なり、共振発
熱を伴うので、被照射体である卵内への熱の透過性に優
れており、内部の焼き上がりが柔軟且つ確実で味も良い
ほか内部の焼き共合の調節も容易で殺菌効果もあるとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明方法に用い装置の１例を示す全
体側面図、コンベアの要部拡大斜視図及び給卵部拡大側
面図、第４図〜第６図は同じ（池の装置の例を示すコン
ベア要部拡大斜視図、同拡大側面図及び同拡大正面図で
ある。 １：　フレーム　　２，３　　チェノホイル４：　チェ
ノ　　　５，６　　釉 ７：　キャリア板　８：　モーター ９：　卵　　　　　１０：　　四部 １１：　　スリット　　１２：　　ピン１３：　　給卵
シ、　−）　１４：　　接触レール１５：　　赤外線ラ
ンプ１６：　　加熱装置１７：　　冷却槽　　　１８：
　　後方シュート１９：　　冷却水　　　２０：　　キ
ャリアロール２１：　　凹部　　　　２２：　　接触レ
ールＡ：　胛部搬送ライン

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）コンベア上において多数のキャリアによって形成さ
   れた転卵搬送ラインに多数の殻付きの生卵を一定方向に
   揃えて整列配置し、各卵をそれぞれの長軸方向を軸心と
   して回転させながら搬送するとともに、該搬送中の卵の
   上方より遠赤外線を照射して各卵を加熱熟成せしめ、該
   熟成後各卵を順次次の工程に移送する遠赤外線を利用し
   た焼卵方法。