JPH0320947Y2 - - Google Patents

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JPH0320947Y2
JPH0320947Y2 JP1982168268U JP16826882U JPH0320947Y2 JP H0320947 Y2 JPH0320947 Y2 JP H0320947Y2 JP 1982168268 U JP1982168268 U JP 1982168268U JP 16826882 U JP16826882 U JP 16826882U JP H0320947 Y2 JPH0320947 Y2 JP H0320947Y2
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【考案の詳細な説明】 この考案は、デイスクケースに内装されるデイ
スクがシートとシートの中央孔の周縁部を挾着保
持する二分割型のハブとからなるデイスクカート
リツジに係り、ハブを構成する上下のハブ構成体
を結合するに際してシートに変形が生じないよう
にしたものである。
この種の二分割型ハブにおいては、別体でプラ
スチツク成形された上下のハブ構成体をシートの
中央孔の周縁部分をはさんで一体結合するについ
て、一般に超音波溶接法により両ハブ構成体の突
き合わせ部を溶着かしめ結合する形態から採られ
ている。
かかる結合形態を採るときは、従来では溶着か
しめ時の溶けしろが前記通孔を介して両ハブ構成
体の対向面間に回り込み、溶けしろがシート中央
孔の周縁部分に触れ、該当部分に生じた熱変形が
ハブ外周のシート部分にまで波及する不具合が認
められた。
また、両ハブ構成体を接着剤にて結合する形態
においても接着剤がシートの中央孔周縁部分に触
れ、同じくシートに変形が及ぶことがあつた。
この考案は、かかる事実に着目して、ハブを構
成する両ハブ構成体をシートの中央孔周縁部をは
さんで結合するに際し、シートに変形が生じるこ
とがないようにしたものである。
以下、その詳細を図面に基づき説明する。
第1図および第2図において、本案デイスクカ
ートリツジは、プラスチツク製の上下ケース1
a,1bを蓋合わせ状にして数箇所で超音波溶接
により一体結合してなる偏平な硬質のデイスクケ
ース1と、このデイスクケース1に可回転に内装
される磁気デイスク2とからなる。
デイスクケース1はこれの前方寄りの略中央部
に位置する駆動軸挿入窓3と、駆動軸挿入窓3の
前方に位置して前後に長い磁気ヘツド挿入窓4
と、駆動軸挿入窓3の後方に位置する小径のイン
デツクス孔5と、前方左右に位置する上下面で異
形の位置決め孔6,6と、前方左右に位置してケ
ース内に装着の部材で開閉操作されるライトプロ
テクト孔7,7とを有し、これらの窓や孔はそれ
ぞれ上下貫通状に透設されている。
デイスク2は中央に円形の孔8を有する円盤状
の磁気シート9と、該シート9の中央孔8の周縁
部を挾着するハブ10とからなる。
第13図および第14図において、ハブ10は
別体でアリレート樹脂又はアセタール樹脂などで
プラスチツク成形された上側のハブ構成体12と
下側のハブ構成体13とを後述する要領で一体結
合してなり、中央に支軸挿入孔14を有し、上下
の外端面に円環状のガイド溝15,15をハブ中
心Pまわりの外周に凹設形成し、この各ガイド溝
15の周方向の一箇所にこれを横切るリブ16
(以下、係合部16という)を上下対称位置に形
成してある。
第14図および第20図において、デイスクド
ライブ側にはハブ受台17のハブ受面18上に支
軸19が中央に高く、外周一箇所に駆動軸20が
低くそれぞれ突設され、ハブ受台17に対向する
コーン型のコレツト21を備えており、本案デイ
スクカートリツジをデイスクドライブに装填する
と、デイスクケース1の駆動軸挿入窓3を介して
ハブ受台17の受面18とコレツト21の先端面
とでハブ10の上下端面が挾着保持され、支軸1
9が支軸挿入孔14に突入し、駆動軸20がガイ
ド溝15に係入する。ハブ受台17の回転でガイ
ド溝15に係入した駆動軸20が第17図に示す
如く係合部16に接当係合し、これでデイスク2
が回転駆動される基本形態のものである。なお、
本案デイスクカートリツジは両面記録が可能なシ
ート9を使用し、デイスクケース1を上下反転し
て使用することを予想しており、したがつてハブ
10も基本的に上下対称形をなしている。もつと
も片面使用のみであつてもよいこと云うまでもな
い。
デイスクカートリツジの不使用時にインデツク
ス孔5および特に磁気ヘツド挿入窓4を介してデ
イスクケース1の内部に塵埃が侵入するのを防止
する必要がある。そこで第3図に示す如く、デイ
スクケース1の上下内面には磁気ヘツド挿入窓4
およびインデツクス孔5を不使用時に閉じる上下
一対の金属板製シヤツター部材24,24が装着
されている。各シヤツター部材24はケース1内
の駆動軸挿入孔3の外周に突設した上下の各環状
壁25に基端部が抜止め状に嵌合され、ケース1
の上下内面に形成した凹設面26に収まつて環状
壁25まわりに一定範囲内で回動自在である。ケ
ース1の左右側壁にはガイド溝27,27が形成
され、ケース左側壁に沿つてケース内の上下にス
ライド溝29,29が形成されてい、このスライ
ド溝29,29に撓み変形自在な操作部材30が
嵌合していて、操作部材30の先端側に上下のシ
ヤツター部材24,24の連出端が連繋され、ば
ね部材31で操作部材30を介して両シヤツター
部材24,24が常に磁気ヘツド挿入窓4を閉じ
ている。同時に各シヤツター部材24の基端部か
ら連設の連設片31がインデツクス孔5を閉じて
いる。デイスクカートリツジをデイスクドライブ
に装填すると、ドライブ側の部材がガイド溝27
にケース前端側から嵌入し、ケース左側壁に設け
た切欠き部を介して操作部材30のノブ32に接
当係合し、これでばね部材31に抗してシヤツタ
ー部材24が第3図に示す如く開き方向に回動
し、磁気ヘツド挿入窓4およびインデツクス孔5
がそれぞれ開放状態になる。平板状のシヤツター
部材24がケース内面に沿つて摺動するとき、シ
ヤツター部材24の連出端(図上前端)側のエツ
ジが磁気ヘツド挿入窓4の前端側開口縁の左右内
面部分に接当干渉し、シヤツター部材の開閉作動
に支障を来たしたり、切削粉がケース内に飛散し
て磁気シート9に付着するなどの不具合を招くこ
とがある。そこで図示例では第4図に示す如く磁
気ヘツド挿入窓4の前端側開口縁の左右内面部分
に傾斜逃げ面33,33を形成してある。
次にハブ10を構成する上下のハブ構成体1
2,13の結合形態から説明すると、第7図,第
11図および第19図において、両者12,13
の対向面側の外周寄り位置には互いに突き合わさ
れる円環状のシート挾着面35,36がハブ中心
Pと同心状に突出形成されている。下側ハブ構成
体13の上面にはテープ挾着面36よりも内側に
背の高い円形の溶着ピン37と背の低い円形のシ
ート位置決めピン38とをそれぞれハブ中心Pと
同心の内外円周線上に4本づつ交互に突設し、上
側ハブ構成体12に各溶着ピン37が嵌合する通
孔39を透設してある。各シート位置決めピン3
8はテープ挾着面36よりも僅かに高く、そのピ
ン38の円形外周面が溶着ピン37よりも径方向
の外側に位置する。具体的にはハブ中心Pを中心
とする4本の位置決めピン38の仮想外接円の直
径がシート中央孔8の直径とほぼ一致している。
デイスク2の組付に際しては、まず下側ハブ構成
体13の上面にシート9を載せ、第7図に示す如
くシート中央孔8の周縁を各位置決めピン38に
外接させてシート9を位置決めし、好ましくはシ
ート9の中央孔周縁部をテープ挾着面36に接着
固定してシート9の回り止めを図り、次に下側ハ
ブ構成体13に上側ハブ構成体12を重ね合わ
せ、各溶着ピン37を各通孔39に案内嵌合して
各溶着ピン37の上端を上側ハブ構成体12の上
端面、具体的にはガイド溝15の溝底面に形成し
た、各通孔39と連通する溶けしろ逃がし用凹部
40に臨ませ、第20図に示す如く各溶着ピン3
7の突出上端部を超音波溶接法で溶かして両ハブ
構成体12,13をかしめ止め結合する。その溶
けしろは前記凹部40をほぼ埋める。
この状態において、シート9の中央孔周縁部は
両ハブ構成体12,13のシート挾着面35,3
6でのみ挾着され、両ハブ構成体12,13間に
はシート挾着面35,36よりも外周端側に周回
状の隙間gが生じている。したがつて両ハブ構成
体12,13の対向面で全面的にシート9を挾着
保持する形態のものと異なり、シート9の被挾着
面積が小さいので、まずシート9に変形が生じ難
い。次にシート9に変形が生じたとしても両ハブ
構成体12,13の対向面間に生じた隙間g内に
おいてシート9の変形が吸収され、ハブ外周のシ
ート部分にまで変形が及ぶことがない。また、各
位置決めピン38が各溶着ピン37の外側に位置
するので、各溶着ピン37の溶着時における溶け
しろが両ハブ構成体12,13間に回り込んでも
シート9の中央孔周縁にまでは至らず、この点で
もシート9に熱変形が生じるのを防止している。
なお、下側ハブ構成体13には第6図に示す如
く下面のガイド溝15の溝底面において各シート
位置決めピン38の真裏部分に成形時のノツクア
ウトピン跡48が出る。該当位置にノツクアウト
ピンを接当させたのはシート位置決めピン38の
存在で厚肉に補強されており、金型から下側ハブ
構成体13を突き出すときに該ハブ構成体13に
変形が生じ難いからである。ピン跡48が各溶着
ピン37の真裏に出るようにしてもよいであろ
う。一方、上側ハブ構成体12には第9図及び第
10図に示す如く上面のガイド溝15の溝底面に
おいて各通孔39,39間の中央位置にノツクア
ウトピン跡48′が出る。この場合は各ピン跡4
8′の裏側下面を部分的に厚肉にして該当箇所の
補強を図つている。
第5図ないし第8図において、下側ハブ構成体
13は中央部に抜き孔41を有し、該抜き孔41
の内周一部から孔中心に向けて周方向に150゜の拡
がりを持つ扇形の壁42を張り出し形成してあ
り、この張り出し壁42に支軸挿入孔14の内周
一部を構成する周壁部分43が上向きに一体立設
されている。
周壁部分43の内面側に支軸19の円形外周面
に2点P1,P2で線接触するふたつの外接面45,
45が一定の挾み角θ(図示例では90゜)をもつて
垂直に形成されており、この外接面45,45は
ハブ中心Pを通る対称軸Lに対して対称で、ハブ
10の上下幅にほぼ相当する上下長さを有する。
張り出し壁42の上下面において、周壁部分43
の両外接面45,45の外側方で前記ガイド溝1
5の内壁部分15aとの間に肉逃げ用空間46,
46をそれぞれ凹設形成し、この空間46で周壁
部分43を肉厚調整してプラスチツク成形時にお
けるヒケがとくに外接面45,45に生じないよ
うにしてある。
張り出し壁42の一方の突出側端面47からは
ハブ中心Pを曲率中心として円弧状に彎曲するア
ーム49を片持ち連出し、この片持ちアーム49
の遊端にブロツク状の可動部材50を一体成形し
てある。この可動部材50は前記周壁部分43と
対向する位置にあり、ハブ10の上下幅にほぼ相
当する上下長さを有し、ハブ中心に向かう内面側
が突曲面51に形成されていて、この突曲面51
が支軸19の外周に1点P3で線接触する。
第9図ないし第12図において、上側ハブ構成
体12には下側ハブ構成体13の周壁部分43が
嵌合する抜き孔52を中央部に有し、上側ハブ構
成体12の下面側に下側ハブ構成体13の抜き孔
41に嵌合する部分ボス53が周方向に180゜の拡
がり角をもつて突設されている。この部分ボス5
3はハブ10の下面側ガイド溝15の内壁を構成
する一連の内壁部分15aと、該内壁部分15a
の周方向の両端部からハブ中心に向けて突出形成
されて支軸挿入孔14の一部を構成する第1の構
成壁54および第2の構成壁55と、両構成壁5
4,55間に形成された上下方向に貫通する凹部
56とからなる。第1の構成壁54は断面倒L字
形状に形成されていて、平面視で部分円弧状を呈
する下開き開口状の凹入溝57を有し、該構成壁
54の突出内端面58が支軸19の外周に接触す
る部分円弧の凹曲面に形成されており、凹入溝5
7の存在で該凹曲内端面58の成形精度の向上を
併せて図つている。第2の構成壁55には上下方
向から肉逃げ空間59,59が凹設形成され、そ
の突出内端面60も支軸19の外周に接触する部
分円弧の凹曲面に形成されている。これら第1お
よび第2構成壁54,55の各突出内端面58,
60はいづれも上側ハブ構成体12の上面から下
側ハブ構成体13のほぼ下面に達する上下長さを
有する。
上下のハブ構成体12,13を前述の要領で一
体結合したとき、第18図および第20図に示す
如く片持ちアーム49の中間部が第1構成壁54
の凹入溝57に下方から半径方向に変形余裕をも
つて係入し、可動部材50も半径方向に変形余裕
をもつて第1,第2構成壁54,55間の凹部5
6に係入する。この状態で可動部材50の突曲内
端面51が両構成壁54,55の凹曲内端面5
8,60よりもハブ中心P側つまり支軸挿入孔1
4内に突出している。
しかるときは、本案デイスクカートリツジをデ
イスクドライブに装填して支軸19をハブ10の
支軸挿入孔14に前記周壁部分43および第1,
第2構成壁54,55で案内して挿入させると、
まず可動部材50の突曲内端面51が支軸19の
外周に弾性接当して凹部56に退入し、可動部材
50を支持する片持ちアーム49の弾発力で周壁
部分43の外接面45,45が支軸19の円形外
周面に接当付勢され、可動部材50の可動外接点
P3と該外接面45,45による2個の固定外接
点P1,P2の3点接触状態で支軸19に対してハ
ブ10の弾性的に芯合わせ状態で保持する。この
際、片持ちアーム49は片持ちスパンが長いの
で、繰り返し使用しても支軸19に対する固定外
接点P1,P2の弾性接当力を長期にわたつて常に
一定に保証する。各ガイド溝15を横切る係合部
(リブ)16の駆動軸20が当る側の接当面16
aは、第17図に示す如くハブ中心Pを通つて両
外接面45,45の対称軸Lに直交する線lと平
行に形成されており、かつ前記接当面16aに駆
動軸20の円形外周面が接当した状態において該
駆動軸20の中心軸心が前記直交線l上にあるよ
うに寸法設定してある。したがつて、デイスクド
ライブ側の駆動軸20が該係合部16に接当係合
してデイスク2を回転駆動しているときも、両外
接面45,45は支軸19の外周に更に押圧され
た状態になり、トラツクズレを防止する。
また、上下のハブ構成体12,13を一体に結
合した状態においては、前記周壁部分43の一方
の側端面47と第1構成壁54との間、および周
壁部分43の他方の側端面47と第2構成壁55
との間に、上下方向に貫通するスリツト61,6
1が形成されることになる。このスリツト61,
61で外接面45,45が支軸挿入孔14の他の
内周面部分から分断されて周方向位相でも外接面
45,45を有する周壁部分43の肉厚調整が行
なえるので、この点でも支軸挿入孔14の内周面
のなかで特に外接面45,45を限つて高精度に
成形仕上げするに有利である。
更に、ハブ10の上下端面において、各ガイド
溝15の円環状突出外壁62の突出端面には周方
向に一定の幅を有するハブ受台17用の基準面6
3が三等分点位置に突出形成され、かつ各ガイド
溝15の内壁を構成する内壁部分15aの端面に
は周方向に一定幅を有するコレツト用の基準面6
4が三等分点位置に前記基準面63よりも低く突
出形成されており、上下の一方の外側基準面63
にハブ受台17のハブ受面18が接当し、上下の
他方の内側基準面64にコレツト21の先端面が
接当する。
そして、可動部材50の上下端面50a,50
aが内側基準面64よりも該基準面64の突出分
だけ上下方向の内方にあるように可動部材50の
上下長さを寸法設定してある。したがつて、図上
コレツト21の先端面が可動部材50の上端面5
0aに接当干渉することはないので、可動部材5
0はハブ10の各部の寸法上のバラつきがあつて
も確実に作動し、ハブ10の支軸19に対する芯
合わせ精度を確実に保証する。
因に、内側の各基準面64は外側の隣接する基
準面63,63間にあつて、ハブ受台17とコレ
ツト21とでハブ10の上下端面をバランスよく
挾着保持する。
図示例の全容は以上のようになつているが、本
考案はこれに限られるものではない。
例えば、ハブ端面の外周に形成した係合部16
もリブに代えて凹穴又は上下方向の貫通孔にし、
駆動軸20の先端がガイド溝15の溝底面に摺接
してこれらの凹穴又は貫通孔に嵌係合するように
してもよい。この種の係合部16を省略してマグ
ネツトキヤツチ方式でハブ10を駆動する形態も
考えられる。
また、シート9の中央孔8はこれが円形である
ことに限られないし、溶着ピン37およびシート
位置決めピン38もハブ中心Pまわりの外周線上
に位置する必要はない。例えば、ハブ10に対す
るシート9の相対的な回り止めを図るうえで、中
央孔8を三角形にしてその角部内縁が3本のシー
ト位置決めピン38に内接するようにしてもよい
からである。溶着ピン37の頭部の溶着手段も超
音波溶接に限られるものでなく、他の方法で溶か
してもよい。上側ハブ構成体12と下側ハブ構成
体13のプラスチツク材は同一樹脂である必要は
ない。溶着ピン37とシート位置決めピン38と
が同一円周線上にある場合でもシート位置決めピ
ン38の外周面が一定の間隔をもつて溶着ピン3
7の外周面よりも径方向の外側に位置しておれば
よい。これらのピン37,38の平面形状が円形
に限られないことも云うまでもないであろう。
また、シート挾着面35,36は必ずしも円環
状の一連のものである必要はなく、分断状に形成
されていてもよい。シート挾着面35,36が径
方向に広幅のときは、一方の挾着面にシート位置
決めピン38を突設し他方の挾着面に該ピン38
が嵌合する凹穴を形成したものでもよい。
更に、両ハブ構成体12,13は接着剤で一体
結合する形態にしてもよい。溶着ピン37は両ハ
ブ構成体12,13を一体結合するための一手段
に過ぎず、支軸挿入孔14の外周に周回状に形成
されていてもよく、たとえば両ハブ構成体12,
13の対向面間において縦方向の突き合わせ面ど
うしを溶着ないしは接着するようにしてもよい。
シート位置決めピン38もシート位置決め部の一
例に過ぎない。
以上説明したように、この考案によれば、ハブ
10を構成する上下のハブ構成体12,13の一
方の対向面側にシート位置決めピン38をテープ
挾着面36よりも内側で両ハブ構成体12,13
の結合部よりも外側に位置させて配設したので、
シート9の中央孔8の周縁をシート位置決め部3
8に内接させることにより、まずハブ10に対す
るシート9の径方向の位置決めを容易確実に行な
え、シート9の中央孔周縁部を両ハブ構成体1
2,13のテープ挾着面35,36で位置ずれな
く挾着保持できる。更に、シート9の中央孔周縁
部は、両ハブ構成体12,13のシート挾着面3
5,36でのみ挾着し、第1にシート挾着面3
5,36の径方向の内側にシート位置決め部38
が、更にシート位置決め部38よりも径方向の内
側に両ハブ構成体12,13の溶着又は接着によ
る結合部が、それぞれ位置するようにした。従つ
て両ハブ構成体12,13の溶着かしめ結合時の
溶けしろや、接着結合時の接着剤などがシート9
の中央孔周縁に及ぶことがないし、前記結合部で
シート9の中央孔周縁部が挾み込まれることもな
く、シート9の変形防止を有効に図れる。第2
に、シート挾着面35,36よりも外周端側に、
シート9を挾着しない隙間gが周回状に形成され
ているので、仮にシート9に変形が生じていて
も、該隙間g内においてシート9の変形を吸収
し、ハブ外周のシート本体部分にまで変形が及び
ことを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るデイスクカートリツジの
斜視図、第2図はその中央縦断正面図、第3図は
内部の平面図、第4図は磁気ヘツド挿入窓の内面
形状を示す部分拡大図である。第5図ないし第8
図は本考案の構成部材のひとつであるハブの下側
ハブ構成体を例示しており、第5図は平面図、第
6図は底面図、第7図は第5図におけるA−A線
断面図、第8図は第5図におけるB−B線断面図
である。第9図ないし第12図は本考案の構成部
材のひとつであるハブの上側ハブ構成体を例示し
ており、第9図は平面図、第10図は底面図、第
11図は第9図におけるC−C線断面図、第12
図は第9図におけるD−D線断面図である。第1
3図は上下のハブ構成体を上方から見た斜視図、
第14図は上下のハブ構成体結合した状態での上
方からの斜視図である。第15図は上下のハブ構
成体を下方から見た斜視図、第16図は上下のハ
ブ構成体結合した状態での下方からの斜視図であ
る。第17図はハブの平面図、第18図はハブの
底面図、第19図は第17図におけるE−E線断
面図、第20図は第17図におけるF−F線断面
図である。 1……デイスクケース、2……デイスク、3…
…駆動軸挿入窓、4……磁気ヘツド挿入窓、8…
…シートの中央孔、9……シート、10……ハ
ブ、12……上側ハブ構成体、13……下側ハブ
構成体、14……支軸挿入孔、15……ガイド
溝、16……係合部、19……支軸、20……駆
動軸、35,36……シート挾着面、37……溶
着ピン、38……シート位置決めピン、39……
通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 駆動軸挿入窓3を有するデイスクケース1にデ
    イスク2が可回転に内装され、 デイスク2が中央に孔8を有するシート9と駆
    動軸挿入窓3に臨むハブ10とからなり、 ハブ10が不離一体に結合される上側ハブ構成
    体12と下側ハブ構成体13とからなり、 両ハブ構成体12,13の対向面にシート9の
    中央孔8の周縁部をはさんで互いに突き合わされ
    るシート挾着面35,36がそれぞれ形成され、 シート9の中央孔周縁部は両ハブ構成体12,
    13のシート挾着面35,36でのみ挾着され、 両ハブ構成体12,13間にはシート挾着面3
    5,36よりも外周端側にシート9を挾着しない
    隙間gが周回状に形成されており、 両ハブ構成体12,13の対向面間に、シート
    9の中央孔8の周縁が外接してシート9の径方向
    の位置決めを図るシート位置決め部38が、前記
    シート挾着面35,36よりも径方向の内側で両
    ハブ構成体12,13の溶着又は接着による結合
    部よりも径方向の外側に設けられていることを特
    徴とするデイスクカートリツジ。
JP16826882U 1982-11-07 1982-11-07 デイスクカ−トリツジ Granted JPS5974576U (ja)

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