JPH0320950Y2 - - Google Patents

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JPH0320950Y2
JPH0320950Y2 JP1982168272U JP16827282U JPH0320950Y2 JP H0320950 Y2 JPH0320950 Y2 JP H0320950Y2 JP 1982168272 U JP1982168272 U JP 1982168272U JP 16827282 U JP16827282 U JP 16827282U JP H0320950 Y2 JPH0320950 Y2 JP H0320950Y2
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【考案の詳細な説明】 この考案はデイスクケースにデイスクを可回転
に内装したデイスクカートリツジに係り、デイス
クを構成するハブに改良を加えたものである。
すなわち、第1図および第2図は本考案が対象
とするデイスクカートリツジの代表的な具体例を
示しており、これは大要、駆動軸挿入窓3および
磁気ヘツド挿入窓4を有するデイスクケース1
と、デイスクケース1に可回転に内装されるデイ
スク2とを備え、デイスク2が円盤状のシート9
と該シート9の中央部に一体結合されて駆動軸挿
入窓3に臨むハブ10とからなり、ハブ10の中
央に支軸挿入孔14を有し、ハブ端面の外周一箇
所に係合部16を有する。デイスクドライブ側に
は支軸19および駆動軸20を突設したハブ受台
17とコレツト21とが上下対向状に装備されて
おり、デイスクカートリツジをデイスクドライブ
に装填すると、第15図および第18図に示す如
くハブ10の上下端面がハブ受台17のハブ受面
18とコレツト21の先端面とで挾着され、支軸
19が支軸挿入孔14に係入し、駆動軸20が係
合部16に接当係合してデイスク2を回転駆動す
る形態になつている。
かかる駆動形態においては、ハブ10の上下端
面をハブ受台17とコレツト21とで片当たりを
防止して正しく挾着保持する必要がある。そのた
めに、従来からハブ端面の外周にハブ受台17の
ハブ受面18が接当する複数の基準面を等間隔置
きに突出形成し、これらの基準面でハブ端面を安
定良く受止め支持することが提案されている。こ
れからすればコレツト用の基準面を別に設けるこ
とは容易に考えられることではある。
しかし、上下を反転して使用する両面記録可能
なデイスクカートリツジでは、ハブ受台用の基準
面とコレツト用の基準面とをハブの上下端面にそ
れぞれ設けなければならない。その場合に、これ
らの各基準面を漫然と形成したので、ハブ受台が
コレツト用の基準面に接当干渉したり、コレツト
の先端面がハブ受台用の基準面に接当干渉し、そ
れぞれの専用の基準面を別々に設けた意義を失つ
てしまうことになる。
更にトラツクズレを防止するために、支軸19
に対してハブ10をいかに正しく芯合わせするか
が次に問題となる。
そこで、支軸挿入孔14の内周面に、第15図
に示す如く支軸19の円形外周面に2点P1,P2
で外接する周壁部分31を形成するとともに、該
周壁部分31と対向する部位に支軸19の円形外
周面に弾圧接当する可動部材37を配設し、可動
部材37で周壁部分31を支軸19の外周に強制
的に2点接触させ、もつて周壁部分31と可動部
材37による3点接触支持でハブ10の芯合わせ
を行なうことが提案されている。
しかるに安定した芯合わせ精度を図るためには
可動部材37がハブ10の上下幅に粗当する上下
長さを有する必要があるところ、コレツト21の
先端面が可動部材37の上端面37aに接当干渉
することがあつた。そのために、径方向に変位可
能で支軸挿入孔14の中心側に突出付勢されてい
る可動部材37が満足に作動せず、可動部材37
による支軸19の弾圧付勢力が不足してこれがハ
ブ10の芯合わせ精度を低下させていた。
そこで本考案の目的は、上下を反転して使用し
ても、常にハブ受台のハブ受面はハブ一端面に設
けたこれ専用の基準面のみを受止め、コレツトの
先端面もハブ他端面に設けたこれ専用の基準面に
のみ接当し、ハブの上下端面をハブ受台とコレツ
トとで確実に安定よく挾着保持できるデイスクカ
ートリツジを得るにある。
本考案の更に他の目的は、ハブの各部の寸法精
度のバラつきを予め見込んで前記可動部材の上下
長さを、これの端面がコレツトの先端面に接当干
渉することがないように寸法設定し、以て可動部
材の作動の確実性を期すことのできるデイスクカ
ートリツジを得るにある。
上記の目的を達成するために、本考案は公知の
デイスクカートリツジにおいて、図示するごとく
ハブ10の上下端面に、ハブ受台17のハブ受面
18が接当する基準面50を径方向の外側に、コ
レツト21の先端面が接当する基準面51を径方
向の内側にそれぞれ周方向に突出形成してあるこ
と、内側基準面51の突出高さは外側基準面50
の突出高さよりも低く設定してあること、可動部
材37の上下の各端面37aが内側基準面51よ
りも低くなるように可動部材37の上下長さを寸
法設定してあることを要件とする。
かかる本考案によれば、両面記録可能なデイス
クカートリツジに適用可能とするために、ハブ1
0の上下端面に外側基準面50と内側基準面51
とをそれぞれ形成したが、内側基準面51の突出
高さは外側基準面50のそれよりも低く寸法設定
してあるので、デイスクドライブ側のハブ受台1
7のハブ受面18はハブ一端面の外側基準面50
を内側基準面51に接当干渉することなく受止
め、デイスクドライブ側のコレツト21はハブ他
端面の内側基準面51に外側基準面50と接当干
渉することなく押圧接当する。従つて、デイスク
カートリツジを上下反転して使用する場合にも、
ハブ受台17とコレツト21とでハブ10の上下
端面を確実に安定良く挾着保持できる。
しかも、可動部材37がハブ10の上下幅に相
当する上下長さを有するものとしても、可動部材
37の上下の各端面37aが内側基準面51より
低くなるように寸法設定してあるので、可動部材
37の端面37aが作動時にデイスクドライブ側
のコレツト21の先端面と接当干渉することを確
実に防止できる。従つて、可動部材37がデイス
クドライブ側の支軸19に確実に弾圧接当して、
支軸挿入孔14の周壁部分31が支軸19に2点
P1,P2で外接するよう作動するので、可動部材
37と周壁部分31との3点接触支持による支軸
19へのハブ10の芯合わせ精度を安定的に保証
する利点を有する。
以下、その詳細を図面に基づき説明する。
第1図および第2図において、本案デイスクカ
ートリツジは、プラスチツク製の上下ケース1
a,1bを蓋合わせ状にして数箇所で超音波溶接
により一体結合してなる偏平な硬質のデイスクケ
ース1と、このデイスクケース1に可回転に内装
される磁気デイスク2とからなる。
デイスクケース1はこれの前方寄りの略中央部
に位置する駆動軸挿入窓3と、駆動軸挿入窓3の
前方に位置して前後に長い磁気ヘツド挿入窓4
と、駆動軸挿入窓3の後方に位置する小径のイン
デツスク孔5と、前方左右に位置する上下面で異
形の位置決め孔6,6と、前方左右に位置してケ
ース内に装着の部材で開閉操作されるライトプロ
テクト孔7,7とを有し、これらの窓や孔はそれ
ぞれ上下貫通状に透設されている。
デイスク2は中央に円形の孔8を有する円盤状
の磁気シート9と、該シート9の中央孔8の周縁
部を挾着するハブ10とからなる。
第11図および第12図において、ハブ10は
アセタール樹脂またはアリレート樹脂などは別体
にプラスチツク成形された上側のハブ構成体12
と下側のハブ構成体13とを後述する要領で一体
結合してなり、中央に支軸挿入孔14を有し、上
下の外端面に円環状のガイド溝15,15をハブ
中心Pまわりの外周に凹設形成し、この各ガイド
溝15の周方向の一箇所にこれを横切るリブ16
(以下、係合部16という)を上下対称位置に形
成してある。
第12図および第18図において、デイスクド
ライブ側にはハブ受台17のハブ受面18上に支
軸19が中央に高く、外周一箇所に駆動軸20が
低くそれぞれ突設され、ハブ受台17に対向する
コーン型のコレツト21を備えており、本案デイ
スクカートリツジをデイスクドライブに装填する
と、デイスクケース1の駆動軸挿入窓3を介して
ハブ受台17の受面18とコレツト21の先端面
とでハブ10の上下端面が挾着保持され、支軸1
9が支軸挿入孔14に突入し、駆動軸20がガイ
ド溝15に係入する。ハブ受台17の回転でガイ
ド溝15に係入した駆動軸20が第15図に示す
如く係合部16に接当係合し、これでデイスク2
が回転駆動される基本形態のものである。なお、
本案デイスクカートリツジは両面記録が可能なシ
ート9を使用し、デイスクケース1を上下反転し
て使用することを予想しており、したがつてハブ
10も基本的に上下対称形をなしている。
次にハブ10を構成する上下のハブ構成体1
2,13の結合形態から説明すると、第5図、第
9図および第17図において、両者12,13の
対向面側の外周寄り位置には互いに突き合わされ
る円環状のシート挾着面23,24がハブ中心P
と同心状に突出形成されている。下側ハブ構成体
13の上面にはテープ挾着面24よりも内側に背
の高い溶着ピン25と背の低いシート位置決めピ
ン26とをそれぞれハブ中心Pと同心の内外円周
線上に4本づつ交互に突設し、上側ハブ構成体1
2に各溶着ピン25が嵌合する通孔27を透設し
てある。各シート位置決めピン26はテープ挾着
面24よりも僅かに高く、そのピン外周面が溶着
ピン25よりも径方向の外側に位置する。デイス
ク2の組付に際しては、まず下側ハブ構成体13
の上面にシート9を載せ、第5図に示す如くシー
ト中央孔8の周縁を各位置決めピン26に外接さ
せてシート9を位置決めし、好ましくはシート9
の中央孔周縁部をシート挾着面24に接着固定し
てシート9の回り止めを図り、次に下側ハブ構成
体13に上側ハブ構成体12を重ね合わせ、各溶
着ピン25を各通孔27に案内嵌合して各溶着ピ
ン25の上端を上側ハブ構成体12の上端面、具
体的にはハブガイド溝15に臨ませ、第18図に
示す如く各溶着ピン25の突出上端部を超音波溶
接法で溶かして両ハブ構成体12,13をかしめ
止め結合する。この状態において、シート9の中
央孔周縁部は両ハブ構成体12,13のシート挾
着面23,24でのみ挾着され、両ハブ構成体1
2,13間にはシート挾着面23,24よりも外
周端側に隙間gが生じている。したがつて両ハブ
構成体12,13によるシート挾着不良があつて
もこれがハブ10から出るシート部分に波及しな
い。また、各位置決めピン26が各溶着ピン25
の外側に位置するので、各溶着ピン25の溶着時
における溶けしろが両ハブ構成体12,13間に
回り込んでもシート9の中央孔周縁にまでは至ら
ず、この点でもシート9に変形が及ぶのを防止し
ている。
第3図ないし第6図において、下側ハブ構成体
13は中央部に抜き孔29を有し、該抜き孔29
の内周一部から孔中心に向けて周方向に150゜の拡
がりを持つ扇形の壁30を張り出し形成してあ
り、この張り出し壁30に支軸挿入孔14の内周
一部を構成する周壁部分31が上向きに一体立設
されている。
周壁部分31の内面側に支軸19の円形外周面
に2点P1,P2で線接触するふたつの外接面32,
32が一定の挾み角θ(図示例では90゜)をもつて
垂直に形成されており、この外接面32,32は
ハブ中心Pを通る対称軸Lに対して対称で、ハブ
10の上下幅にほぼ相当する上下長さを有する。
張り出し壁30の上下面において、周壁部分31
の両外接面32,32の外側方で前記ガイド溝1
5の内壁部分15aとの間に肉逃げ用空間33,
33をそれぞれ凹設形成し、その空間33で周壁
部分31を肉厚調整してプラスチツク成形時にお
けるヒケがとくに外接面32,32に生じないよ
うにしてある。
張り出し壁30の一方の突出側端面35からは
ハブ中心Pを曲率中心として円弧状に彎曲するア
ーム36を片持ち連出し、この片持ちアーム36
の遊端にブロツク状の可動部材34を一体成形し
てある。この可動部材37は前記周壁部分31と
対向する位置にあり、ハブ10の上下幅にほぼ相
当する上下長さを有し、ハブ中心に向かう内面側
が突曲面38に形成されていて、この突曲面38
が支軸19の外周に1点P3で線接触する。
第7図ないし第10図において、上側ハブ構成
体12には下側ハブ構成体13の周壁部分31が
嵌合する抜き孔39を中央部に有し、上側ハブ構
成体12の下面側に下側ハブ構成体13の抜き孔
29に嵌合する部分ボス40が周方向に180゜の拡
がり角をもつて突設されている。この部分ボス4
0はハブ10の下面側ガイド溝15の内壁を構成
する一連の内壁部分15aと、該内壁部分15a
の周方向の両端部からハブ中心に向けて突出形成
されて支軸挿入孔14の一部を構成する第1の構
成壁41および第2の構成壁42と、両構成壁4
1,42間に形成された上下方向に貫通する凹部
43とからなる。第1の構成壁41は断面倒L字
形状に形成されていて、平面視で部分円弧状を呈
する下開き開口状の凹入溝44を有し、該構成壁
41の突出内端面45が支軸19の外周に接触す
る部分円弧の凹曲面に形成されており、凹入溝4
4の存在で該凹曲内端面45の成形精度の向上を
併せて図つている。第2の構成壁42には上下方
向から肉逃げ空間46,46が凹設形成され、そ
の突出内端面47も支軸19の外周に接触する部
分円弧の凹曲面に形成されている。これら第1お
よび第2構成壁41,42の各突出内端面45,
47はいずれも上側ハブ構成体12の上面から下
側ハブ構成体13のほぼ下面に達する上下長さを
有する。
上下のハブ構成体12,13を前述の要領で一
体結合したとき、第16図および第18図に示す
如く片持ちアーム36の中間部が第1構成壁41
の凹入溝44に下方から半径方向に変形余裕をも
つて係入し、可動部材37も半径方向に変形余裕
をもつて第1、第2構成壁41,42間の凹部4
3に係入する。この状態で可動部材37の突曲内
端面38が両構成壁41,42の凹曲内端面4
5,47よりもハブ中心P側つまり支軸挿入孔1
4内に突出している。
しかるときは、本案デイスクカートリツジをデ
イスクドライブに装填して支軸19をハブ10の
支軸挿入孔14に前記周壁部分31および第1、
第2構成壁41,42で案内して挿入させると、
まず可動部材37の突曲内端面38が支軸19の
外周に弾性接当して凹部43に退入し、可動部材
37を支持する片持ちアーム36の弾発力で周壁
部分31の外接面32,32が支軸19の円形外
周面に接当付勢され、可動部材37の可動外接点
P3と該外接面32,32による2個の固定外接
点P1,P2の3点接触状態で支軸19に対してハ
ブ10を弾性的に芯合わせ状態で保持する。この
際、片持ちアーム36は片持ちスパンが長いの
で、繰り返し使用しても支軸19に対する固定外
接点P1,P2の弾性接当力を長期にわたつて常に
一定に保証する。
各ガイド溝15を横切る係合部(リブ)16の
駆動軸20が当る側の接当面16aは、第4図に
示す如くハブ中心Pを通つて両外接面32,32
の対称軸Lに直交する線lと平行に形成されてお
り、かつ前記接当面16aに駆動軸20の円形外
周面が接当した状態において該駆動軸20の中心
軸心が前記直交線l上にあるように寸法設定して
ある。したがつて、デイスクドライブ側の駆動軸
20が該係合部16に接当係合してデイスク23
を回転駆動しているときも、両外接面32,32
は支軸19の外周に更に押圧された状態になり、
トラツクズレを防止する。
また、上下のハブ構成体12,13を一体に結
合した状態においては、前記周壁部分31の一方
の側端面35と第1構成壁41との間、および周
壁部分31の他方の側端面35と第2構成壁42
との間に、上下方向に貫通するスリツト48,4
8が形成されることになる。つまり、支軸挿入孔
14の内周面にふたつのスリツト48,48が径
方向に設けられ、この両スリツト48,48間に
おいて前記外接面32,32がハブ中心Pを通る
対称軸Lに対して対称であるように形成されたも
のとなる。したがつて、スリツト48,48で外
接面32,32が支軸挿入孔14の他の内周面部
分から分断されて周方向位相でも外接面32,3
2を有する周壁部分31の肉厚調整が行なえるの
で、この点でも支軸挿入孔14の内周面のなかで
特に外接面32,32を限つて高精度に成形仕上
げするに有利である。加えて、スリツト48,4
8はハブ10これ自体の重量の軽減化、重量バラ
ンスの安定化にも貢献する。
更に、ハブ10の上下端面において、各ガイド
溝15の円環状突出外壁49の突出端面には周方
向に一定の幅を有するハブ受台7用の基準面50
が三等分点位置に突出形成され、かつ各ガイド溝
15の内壁を構成する内壁部分15aの端面には
周方向に一定幅を有するコレツト用の基準面51
が三等分点位置に前記基準面50よりも低く突出
形成されており、上下の一方の外側基準面50に
ハブ受台17のハブ受面18が接当し、上下の他
方の内側基準面51にコレツト21の先端面が接
当する。すなわち、径方向の内側方に位置する内
側基準面51の突出高さは、外側基準面50の突
出高さよりもそれぞれ低く寸法設定されているの
で、デイスクカートリツジを上下反転しようとも
ハブ受台17のハブ受面18は内側基準面51に
接当干渉することなく、ハブ一端面の外側基準面
50を確実に受止せ、コレツト21の先端面はハ
ブ他端面の内側基準面51に外側基準面50と接
当干渉することなく確実に押圧作用し、ハブ受台
17のハブ受面18とコレツト21の先端面とで
ハブ10の上下端面を安定的に挾着保持できる。
そして、可動部材37の上下端面37a,37
aが内側基準面51よりも該基準面51の突出分
だけ上下方向の内方にあるように可動部材37の
上下長さを寸法設定してある。したがつて、図上
コレツト21の先端面が可動部材37の上端面3
7aに接当干渉することはないので、可動部材3
7はハブ10の各部の寸法上のバラつきがあつて
も確実に作動し、ハブ10の支軸19に対する芯
合わせ精度を確実に保証する。
因に、内側の各基準面51は外側の隣接する基
準面50,50間にあつて、ハブ受台17とコレ
ツト21とでハブ10の上下端面をバランスよく
挾着保持する。更に、外側基準面50のひとつが
前記周壁部分31の外側方に位置して、外接面3
2,32の対称軸Lに対し内外の基準面50,5
1の全てが対称になる配置関係に設定してあるの
で、支軸19に対してハブ10を芯合わせすべく
前記可動部材37で移動させたとき、ハブ受面1
8に対する外側基準面50の摺接抵抗を摺動方向
に均一なものとし、もつて両外接面32,32が
支軸19の外周に正しく接当付勢されるよう配慮
したものとなつている。
図示例の全容は以上のようになつているが、本
考案はこれに限られるものではない。 例えばハ
ブ10は上下のハブ構成体12,13を別体で成
形して一体結合する形態に代えて、周方向にふた
つ割りして一体結合する形態や同時一体的にハブ
10をプラスチツク成形してもよい。そうした場
合にはハブ10の外周の上下中間部位にシート貼
り付け面を形成して該面にシート9の中央孔周縁
部を貼着固定すればよい。
ハブ端面の外周に形成した係合部16もリブに
代えて凹穴又は上下方向の貫通孔にし、駆動軸2
0の先端がガイド溝15の溝底面に摺接してこれ
らの凹穴又は貫通孔に嵌係合するようにしてもよ
い。この種の係合部16を省略してマグネツトキ
ヤツチ方式でハブ10を駆動する形態も考えられ
る。
また、支軸挿入孔14は平面視において楕円形
又は多角形状に形成してその一部に外接面32,
32を有する周壁部分31を形成してもよい。外
接面32が突曲面に形成されていてもよい。要は
周壁部分31が支軸19の外周に2点P1,P2
接触するものであれば支軸挿入孔14および外接
面32は自在に形状変更できる。
また、可動部材37およびこれを支持するアー
ム36をハブ10とは別体に成形して後からハブ
10に組み込んでもよく、可動部材37をばね部
材を介してハブ10に両持ち支持してもよいし、
ばね部材の一部が可動部材37を構成していても
よい。可動部材37が支軸19に面接触しても差
し支えない。
また、図示例における上下の位置関係は説明の
便宜上のものであつて、デイスクドライブ側のハ
ブ受台17とコレツト21とが図示例とは上下逆
向きに対向配備されていたり、左右に対向配備さ
れていたりすることがあるは当然に予想するとこ
ろである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るデイスクカートリツジの
斜視図、第2図はその中央縦断正面図である。第
3図ないし第6図は本考案の構成部材のひとつで
あるハブの下側ハブ構成体を例示しており、第3
図は平面図、第4図は底面図、第5図は第3図に
おけるA−A線断面図、第6図は第3図における
B−B線断面図である。第7図ないし第10図は
本考案の構成部材のひとつであるハブの上側ハブ
構成体を例示しており、第7図は平面図、第8図
は底面図、第9図は第7図におけるC−C線断面
図、第10図は第7図におけるD−D線断面図で
ある。第11図は上下のハブ構成体を上方から見
た斜視図、第12図は上下のハブ構成体結合した
状態での上方からの斜視図である。第13図は上
下のハブ構成体を下方から見た斜視図、第14図
は上下のハブ構成体結合した状態での下方からの
斜視図である。第15図はハブの平面図、第16
図はハブの底面図、第17図は第15図における
E−E線断面図、第18図は第15図におけるF
−F線断面図である。 1……デイスクケース、2……デイスク、3…
…駆動軸挿入窓、4……磁気ヘツド挿入窓、9…
…シート、10……ハブ、12……上側ハブ構成
体、13……下側ハブ構成体、14……支軸挿入
孔、15……ガイド溝、16……係合部、19…
…支軸、20……駆動軸、23,24……シート
挾着面、30……張り出し壁、31……支軸挿入
孔の周壁部分、32……外接面、33……肉逃げ
用空間、36……片持ちアーム、37……可動部
材、37a……可動部材の端面、40……部分ボ
ス、41……第1構成壁、42……第2構成壁、
48……スリツト、P1,P2……固定外接点、P3
……可動外接点。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 駆動軸挿入窓3を有するデイスクケース1にデ
    イスク2が可回転に内装されていること、 このデイスク2が円盤状のシート9と該シート
    9の中央部に一体結合されて駆動軸挿入窓3に臨
    むハブ10とからなるものであること、 ハブ10の中央にデイスクドライブ側のハブ受
    台17から突設の支軸19が係入する支軸挿入孔
    14が設けられていること、 支軸挿入孔14の周面一部に支軸19の円形外
    周面に2点P1,P2で外接する周壁部分31が形
    成されていること、 ハブ10には該周壁部分31と対向する支軸挿
    入孔14の周方向位相において支軸19の円形外
    周面に接触する可動部材37が径方向に変位可能
    に付設されていること、 可動部材37を支軸19の円形外周面に弾圧接
    当させる付勢手段を有すること、 ハブ10の上下端面に、ハブ受台17のハブ受
    面18が接当する基準面50を径方向の外側に、
    コレツト21の先端面が接当する基準面51を径
    方向の内側にそれぞれ周方向に突出形成してある
    こと、 内側基準面51の突出高さは外側基準面50の
    突出高さよりも低く設定してあること、 可動部材37の上下の各端面37aが内側基準
    面51よりも低くなるように可動部材37の上下
    長さを寸法設定してあることを特徴とするデイス
    クカートリツジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS591130B2 (ja) * 1975-10-28 1984-01-10 日立電線株式会社 オシダシソウチ

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JPS591130U (ja) * 1982-06-26 1984-01-06 ソニー株式会社 回転磁気シ−ト装置

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JPS591130B2 (ja) * 1975-10-28 1984-01-10 日立電線株式会社 オシダシソウチ

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