JPH03198896A - ミシンの角部ステッチ制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ミシンの角部ステッチ制御装置及び角度検出
装置、更に詳細には、縫製布を所定のステッチ幅で縫製
し、角部にきたとき縫製方向を変えて縫製を行なうミシ
ンの角部ステッヂ制御装置と布端角度を検出する装置に
関する。

［従来の技術１ 近年、ミシンの縫製は極めて品質が要求されるようにな
っており５例えば衿等の縫製布を縫製する場合、衿の布
端から所定のステッチ幅で縫製し、角部にきたとき縫製
方向を変えてそのステッチ幅で縫製を行なっている。こ
の場合、縫製方向を変化させた後のステッチ幅が方向変
化前のステッチ幅と異なると縫製全体が見苦しくなるた
め、両ステッチ幅を正確に一致させるようにしている。

　このようにステッチ幅を制御するために、布端センサ
により布端を検知し、布端からの距離がステッチ幅のｌ
針子前になったときミシンを上停止させ、押えを上げた
状態にしている。この状態で１作業者は手で縫製布を光
マーカに合わせて目標針位置に移動させ、針をおろして
目標針位置を形成した後、＆１製布の方向を変化させ押
えを下げて通常の縫製を開始させている。

［発明が解決しようとする課題１ このような従来のミシンの角部ステッチ制御では、布端
からの距離がステッチ幅の１計手前になったときミシン
を上停止させ、押えを上げた状態にしているので、縫製
布の縫い目位置関係がずれやすくなるという欠点がある
。また、作業者は手で縫製布を光マーカに合わせるため
、作業者によって目標針位置にばらつきが発生してしま
う。

またその先マーカが固定されているため、一つの縫製布
の角度にしか対応できないという問題がある１例えば、
衿等は流行、デザイン、前工程のばらつきにより種々の
角度があり、一つの縫製布の角度にしか対応できない場
合には、縫製品質を悪くしてしまうという欠点がある。

従って１本発明は、このような従来の欠点を解消するた
めになされたもので、所定位置で正確にミシンを停止で
きるミシンの角部ステッチ制御装置、及び種々の角度を
有する縫製布であっても確実に角部において目標針位置
を形成することができる縫製布の角度検出装置を提供す
ることをその課題とする。

［課題を解決するための手段Ｊ 本発明は、このような課題を解決するために、縫製布を
所定のステッチ幅で縫製し、角部にきたとき縫製方向を
変えて縫製を行なうミシンの角部ステッチ制御装置にお
いて、ステッチ幅を入力する手段と、針位置からミシン
の停止すべき所定距離を含み縫製方向に沿った方向であ
って、かつ針板内に配置され縫製の進行に従って受光面
積が変化する受光センサと、前記受光センサの信号に従
い針位置から縫製方向に沿った布端までの距離な測定す
る測定手段と、前記布端距離が所定距離になったときミ
シンを停止させる手段とよりなる構成を採用した。又１
本発明では、縫製布を所定のステッチ幅で縫製し、角部
にきたとき縫製方向を変えて縫製を行なうミシンの角部
ステッチ制御装置において、ステッチ幅を入力する手段
と、針位置からミシンの停止すべき所定距離を含み縫製
方向に沿った方向であって、かつ針板内に配置され縫製
の進行に従って受光面積が変化する受光センサと、前記
受光センサの信号に従い針位置から縫製方向に沿った布
端までの距離を測定する測定手段と、前記布端距離が所
定距離になったときミシンを停止させる手段と、ミシン
の布送り歯と縫製布との係合を離脱する手段と、ミシン
の針を下停止する手段とを備えた構成を採用した。又本
発明では縫製布を所定のステッチ幅で縫製し、角部にき
たとき縫製方向を変えて縫製を行なうミシンの角部ステ
ッチ制御装置において、ステッチ幅を入力する手段と、
針位置からミシンの停止すべき所定距離を含み、縫製方
向に沿った方向であって。

かつ針板内に配置され縫製の進行に従って受光面積が変
化する受光センサと、前記受光センサの信号に従い針位
置から縫製方向に沿った布端までの距離を測定する測定
手段と、前記布端距離が所定距離に近接したときミシン
を停止させる手段と。

ミシンの布送り歯と縫製布との係合を離脱する手段と、
ミシンの布送り歯による布送り機構と独立した布送り機
構により縫製布を前記所定距離まで送る構成を採用した
。更に本発明によればミシンの針位置よりも布送り方向
手前に配置し、布の有無を検出する角部基準センサと、
角部基準センサと縫製方向に直交する線上に中間部を離
脱し、かつ縫製方向に沿った方向に配置し、縫製の進行
に伴なう布端の移動を順次検出する角部検出センサと、
角部基準センサによる布端検出時の角部検出センサによ
る布端検出位置から、布端の角度を演算する手段とを備
えた構成を採用した。

［作　用１ このような構成では、受光センサにより縫製中の布端が
所定距離に到達した時を検出して、ミシンを停止するこ
とにより、停止位置を正確にできる。

それに加えてソレノイドによる離脱手段と、針下停止手
段を設けたので、停止位置で離脱手段を作動することに
よりミシン主軸を手動で針下げ位置に回転することなく
、ミシンモータを駆動して針を下停止することができる
。

またミシンを所定位置手前で一端停止し１次にソレノイ
ドによる離脱手段と独立した布送り機構により正確に所
定距離で停止できる。

更に角部基準センサと角部検出センサにより、布端角度
を時間遅れがなく瞬時に正確に測定することができる。

［実施例］ 以下図面に示す実施例に従い１本発明の詳細な説明する
。

第１図には、本発明が用いられるミシンの外観が図示さ
れており、ミシン１の針２の針位置近傍に光センサ３が
配置されている。この先センサ３は、後述するように針
下げ、ミシン停止を行なうセンサとして用いられる。第
２図〜第４図に図示したように、光センサ３は、計位＠
４の近傍でミシンの針板６内部に縫製方向に沿って配置
されている。光センサ３は、複数のプリズム３ａ、３ｂ
・・・を−列に配置して、各反射光軸を同一軸線上に重
ねることで集光可能に構成され、受光センサ８は、光源
７からでる光を各プリズムで反射させて受光し、縫製の
進行にともない縫製布５が移動することによって変化す
る受光量を検出することができる。

縫製布５が移動するに従って、光センサ３の各プリズム
が受光する量が変化するので、全体の受光量を受光セン
サ８により検出し、これを第５図に図示したようにＡ／
Ｄ変換器２２によりデジタル値に変換した後ＣＰＵ２０
で処理することにより針位置４から縫製方向に沿った布
ｎＡ５ａまでの距離を測定することができる。

また、第２図に図示したように、角部基準センサ１０と
光センサ３とほぼ同一構成の角部検出センサＩｆが設け
られており、縫製が進んで縫製布５の布端５ａが角部基
準センサｌＯにより検出されたときの角部検出センサ１
１の値（受光量）を求めることにより後述するように縫
製布の角部の角度を得ることができる。このために、角
部基準センサ１０と角部検出センサ１１の各信号は、第
５図に図示したように、直接あるいはＡ／Ｄ変換器２１
を介してＣＰＵ２０に入力され縫製布の角部の角度が算
出される。

更に、第６図、第７図に図示したように縫製布を通常の
布送り機構と独立して移送できるようにするため、ミシ
ンの送り歯との係合を離脱する手段として、針板浮しソ
レノイド３０と先引きローラ３１が設けられる。針板浮
しソレノイド３０と先引きローラ３１は、ＣＰＵ２０か
らの信号によりそれぞれ駆動回路３２．３３を介して駆
動され、針板浮しソレノイド３０が駆動されると、第６
図に図示したように、針板６が持ち上がり縫製布５は、
針板６と押え２５に挟まれた状態で、送り歯２６に対し
て持ち上げられる。また、先引きローラ３１が駆動され
ると、縫製布５は、通常の布送り機構と独立して縫製布
を所定看送ることができる。

全体の！ｉｌ製は、ＣＰＵ２０によりモータコントロー
ラ３４°を介してミシンモータを駆動することにより制
御され、その場合、ピッチダイヤル３５により縫製ピッ
チが、また縫代設定スイッチ３６によりステッチ幅が設
定され、これらの値がそれぞれＣＰＵ２０に入力される
。

次に、このように構成された装置の動作を第８図に示し
た流れ図に沿って説明する。

まず、第８図のステップＳ１．Ｓ２に示したように、ピ
ッチダイヤル３５を設定することにより縫製ピッチＰを
、また縫代設定スイッチ３６を用いてステッチ幅（布端
距Ｍ）Ａを設定する６次にミシンモータ３４を起動して
ミシンを作動し縫製を開始する（ステップＳ３）、縫製
が進み、縫製布５の布端５ａが第２図に図示したように
角部基準センサ１０により検出されると（ステップＳ４
）、ステップＳ６でミシンを低速で運転すると共に、ス
テップＳ５で角部検出センサ！ｌの受光量を読みだし、
ステップＳ７で縫製布の角部の角度θを算出する。

続いて、ステップＳ８で角部５ｂから布端５ａまでの目
標距離Ｃを算出する。この目標距離Ｃは、第９図に示し
たように縫製方向を変更した後のステッチ幅を前のステ
ッチ幅と同じＡとするとＣ＝Ａ／ｓｉｎθとなる。ステ
ップＳ９、ＳｌＯでそれぞれ針下げを目標距離Ｃに設定
し。

さらに、布端５ａから角部５ｂよりも縫製方向手前のミ
シン停止位＠　５　ｃまでの距離を後述するＬに設定す
る。

針位置４の近傍に配置された光センサ３において、縫製
布５の縫製が進むに従い、光センサのプリズムが順次光
を受光するようになるので、受光センサ８は受光量が増
加する。光センサが針位置４から布ｊａ　５　ａまでの
距離がＬになったときの受光量を検出したときミシンを
停止させる（ステップ５ｌｌ）、この布端距離Ｌ（第２
図、第３図、第９図参照）は、布端５ａから目標距離Ｃ
より散縫製ピッチ、好ましくはｌピッチより大きくｊｔ
い値に設定する。すなわち、布端距離りと目標距離Ｃの
差を１縫製ピツチ以下とする。

続いて、ステップ５１２でミシン針上げ位置停止を行な
い、ステップＳ１３で針板浮しソレノイド３０を作動さ
せて、針板６と押え２５で縫製布５を挟んだ状態で送り
歯２６に対して持ち上げる。その後先引きローラ３１を
作動させて縫製布５をＬ−Ｃの距離だけ移動させ、針位
置を角部５ｂになるように光センサで縫製布の移動を検
出し、ＣＰＵ２０で制御しくステップ５１５）、先引き
ローラを停止させる（ステップ３１６）、その後ミシン
を半回転針下停止させ、角部５ｂで計を布に突き差した
後押え２５を上げ、針板浮しソレノイド３０を不作動に
して縫製布の方向を変え、異なる方向に縫製を開始する
（ステップＳ１７．５１８）。

以上説明した実施例において、計下げ、ミシン停止を検
出する光センサを複数のプリズムで構成したが、これを
ＣＣＤなとのイメージセンサで構成するようにしてもよ
い、また、ミシンの布送り歯と縫製布との係合を離脱す
る手段は、公知の布送り歯を針板下方に落すようにして
も良い。

［発明の効果Ｊ 以上説明したように１本発明では、受光センサにより縫
製中の布端が所定距離に到達した時を検出して、ミシン
を停止することにより、停止位置を正確にできる。それ
に加えてソレノイドによる離脱手段と、計下停正手段を
設けたので、停止位置で離脱手段を作動することにより
ミシン主軸を手動で針下げ位置に回転することなく、ミ
シンモータを駆動して針を下停止することができる。

またミシンを所定位置手前で一端停止トし、次にソレノ
イドによる離脱手段と独立した布送り機構により正確に
所定距離で停止できる。更に角部基準センサと角部検出
センサにより、布端角度を時間遅れがなく瞬時に正確に
測定することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明に用いられるミシンの外観を示した斜
視図、第２図は、縫製布の角部の検出を説明した説明図
、第３図、第４図は光センサの構成を説明した説明図、
第５図は、装置の構成を示したブロック図、第６図は、
針板を持ち上げる構成を示した断面図、第７図は、先引
きローラを示した斜視図、第８図は、装置の制御の流れ
を示した流れ図、第９図は、目標針位置の形成を示した
説明図である。 ３・・・光センサ ４・・・針位置 ５・・・縫製布 ｌＯ・・・角部基準センサ １１・・・角部検出センサ ２５・・・押え ３０−・・針板浮しソレノイド ３１・・・先引きローラ Ｊ／ｌ？−〉すの訛晰口ａ 第３図 第１図 角釦硬上のｓａｇ。 第２図 Ｌｒ！−サσＬ瓢に１嘱１０「り 第４図 第６図 １ 代引うＯ−ラーｌ斗禅１０ 第７図 第８図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）縫製布を所定のステッチ幅で縫製し、角部にきたと
   き縫製方向を変えて縫製を行なうミシンの角部ステッチ
   制御装置において、 ステッチ幅を入力する手段と、 針位置からミシンの停止すべき所定距離を含み縫製方向
   に沿った方向であって、かつ針板内に配置され縫製の進
   行に従って受光面積が変化する受光センサと、 前記受光センサの信号に従い針位置から縫製方向に沿っ
   た布端までの距離を測定する測定手段と、 前記布端距離が所定距離になったときミシンを停止させ
   る手段とよりなることを特徴とするミシンの角部ステッ
   チ制御装置。 ２）縫製布を所定のステッチ幅で縫製し、角部にきたと
   き縫製方向を変えて縫製を行なうミシンの角部ステッチ
   制御装置において、 ステッチ幅を入力する手段と、 針位置からミシンの停止すべき所定距離を含み縫製方向
   に沿った方向であって、かつ針板内に配置され縫製の進
   行に従って受光面積が変化する受光センサと、 前記受光センサの信号に従い針位置から縫製方向に沿っ
   た布端までの距離を測定する測定手段と、 前記布端距離が所定距離になったときミシンを停止させ
   る手段と、 ミシンの布送り歯と縫製布との係合を離脱する手段と、 ミシンの針を下停止する手段とを備えたことを特徴とす
   るミシンの角部ステッチ制御装置。 ３）縫製布を所定のステッチ幅で縫製し、角部にきたと
   き縫製方向を変えて縫製を行なうミシンの角部ステッチ
   制御装置において、 ステッチ幅を入力する手段と、 針位置からミシンの停止すべき所定距離を含み、縫製方
   向に沿った方向であって、かつ針板内に配置され縫製の
   進行に従って受光面積が変化する受光センサと、 前記受光センサの信号に従い針位置から縫製方向に沿っ
   た布端までの距離を測定する測定手段と、 前記布端距離が所定距離に近接したときミシンを停止さ
   せる手段と、 ミシンの布送り歯と、縫製布との係合を離脱する手段と
   、 ミシンの布送り歯による布送り機構と独立した布送り機
   構により縫製布を前記所定距離まで送ることを特徴とす
   るミシンの角部ステッチ制御装置。 ４）ミシンの針位置よりも布送り方向手前に配置し、布
   の有無を検出する角部基準センサと、角部基準センサと
   縫製方向に直交する線上に中間部を離脱し、かつ縫製方
   向に沿った方向に配置し、縫製の進行に伴なう布端の移
   動を順次検出する角部検出センサと、 角部基準センサによる布端検出時の角部検出センサによ
   る布端検出位置から、布端の角度を演算する手段とを備
   えたことを特徴とする角度検出装置。