JPH0318972Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0318972Y2
JPH0318972Y2 JP905382U JP905382U JPH0318972Y2 JP H0318972 Y2 JPH0318972 Y2 JP H0318972Y2 JP 905382 U JP905382 U JP 905382U JP 905382 U JP905382 U JP 905382U JP H0318972 Y2 JPH0318972 Y2 JP H0318972Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
valve body
output port
exhaust valve
valve seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP905382U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58113107U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP905382U priority Critical patent/JPS58113107U/ja
Publication of JPS58113107U publication Critical patent/JPS58113107U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0318972Y2 publication Critical patent/JPH0318972Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Fluid Pressure (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は圧力制御弁の改良に関するものであ
る。
本考案は、先に、実願昭56−130644号(実公昭
63−5044号)によつて大容量の減圧供給及びリリ
−フ排気を行うことのできる3ポ−ト圧力制御弁
を提案した。この圧力制御弁は、第1図に示すよ
うな構成を有するもので、図示の平衡状態からパ
イロツト室aへ昇圧パイロツト流体が供給される
と、ピストンb及びロツドcの下動によつて供給
弁体dが押下げられ、供給弁座eが開口して供給
ポ−トfの流体が出力ポ−トgへと流れる。とこ
ろがこのとき、流体の動圧により排気弁体hが上
方への推力を受けて排気弁座iが暫時開口し、供
給ポ−トfから排気ポ−トjへと流体の流れが生
じる吹き抜け現象を回避することができなかつ
た。
しかも、供給ポ−トfから出力ポ−トgへと流
れる流体の動圧が、背室kを経由してフイ−ドバ
ツク室lへと作用できるようになつているため、
このフイ−ドバツク室l内の流体圧力が出力ポ−
トg側の静圧よりも比較的高圧になり、そのため
ピストンbが下動しきれずに供給弁座eの開口量
が不足し、最大流量の不足と安圧性の悪化を生じ
て流量特性が非常に悪いという欠点をも有してい
た。
本考案は、上述した圧力制御弁における吹き抜
けの防止と流量特性の改善とを図ることを目的と
してなされたもので、フイ−ドバツク室を排気弁
体の背後における背室と非連通状態に隔絶せしめ
て静圧通孔を介して出力ポ−トに連通させると共
に、上記背室を排気弁体に設けた動圧通孔を介し
て出力ポ−トに連通させ、これによつて、フイ−
ドバツク室には出力ポ−ト側圧力のみが静的に作
用し、背室には供給弁座の開口とともに圧力流体
による動圧が直接作用するように構成したことを
その特徴とするものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明すると、第2図において、供給ポ−ト2、出
力ポ−ト3及び排気ポ−ト4を備えた弁本体1の
内部には、供給弁部5、排気弁部6及び駆動部7
が設けられている。
供給弁部5は、供給ポ−ト2と出力ポ−ト3を
連通させる供給弁座8を備え、供給弁座8の対向
位置にはそれと略同径のシリンダ状の背室9を形
設し、その背室9に供給弁座8を開閉する供給弁
体10のバランスピストン部10aを摺動可能に
挿嵌すると共に、供給弁体10の供給弁シ−ト1
0bを供給弁座8に押し付けるスプリング11
を、供給弁体10と背室9の端面との間に縮設し
ている。さらに、供給弁体10に穿設した連通孔
10c及びロツド挿通孔10dにより背室9と出
力ポ−ト3を連通させて、供給弁体10を圧力的
にバランスさせている。なお、上記ロツド挿通孔
10dの内表面は摺動軸受部として構成してい
る。
上記供給弁部5と同軸上に形成された排気弁部
6は、出力ポ−ト3と排気ポ−ト4を連通させる
排気弁座13を備え、その排気弁座13は上記供
給弁座8と背向状態に構成されている。弁本体1
における排気弁座13と対向する位置には、排気
弁座13と略同径のシリンダ状の背室14が形設
され、その背室14に排気弁座13を開閉する排
気弁体15のバランスピストン部15aを摺動可
能に挿嵌すると共に、排気弁体15の排気弁シー
ト15bを排気弁座13に押し付けるスプリング
16を、排気弁体15と後述するロツド18上に
取付けた座体17との間に縮設している。なお、
排気弁体におけるロツド挿通孔15dの内表面は
摺動軸受部として構成している。
上記供給弁部5及び排気弁部6を駆動する駆動
部7は、出力ポ−ト3の圧力がパイロツト流体の
それよりも低い場合には供給弁部5を開放し、ま
た高い場合には排気弁部6をそれぞれ選択的に開
放して調圧するもので、供給弁体10及び排気弁
体15のロツド挿通孔10d,15dに挿通した
ロツド18を備え、該ロツド18における供給弁
体10と排気弁体15との間の部分に一対の環状
の突部18a,18bを形設し、それらの外面間
距離を一対の弁座8,13間距離より若干小さい
かあるいは等しくすることにより、ロツド18の
軸方向変位と共に上記突部18a,18bが一方
の弁体に選択的に係合してこれらの弁体を開弁さ
せるように構成している。
上記ロツド18が固定された受圧体としてのピ
ストン19は、弁本体1内に基準圧力室20を構
成するパイロツト室とフイ−ドバツク室21を区
画形成し、それらにおける圧力バランスにより軸
方向に駆動されるもので、基準圧力室20にはパ
イロツトポ−ト22を介して予め圧力を設定した
パイロツト流体を導入可能に構成し、フイ−ドバ
ツク室21は、上記背室14との間に隔壁23を
設けると共に該隔壁23に上記ロツド18をOリ
ング24を介して貫挿摺接させることにより上記
背室14に対して非連通状態に隔絶せしめ、而し
て該フイ−ドバツク室21と出力ポ−ト3とを静
圧通孔25を介して連通させ、且つ背室14と出
力ポ−ト3とを排気弁体15に設けた動圧通孔2
6を介して連通させている。上記静圧通孔25
は、出力ポ−ト3側の流体圧力をフイ−ドバツク
室21に静的に作用させるためのもので、斜めに
切除した静圧管25aの下端を出力ポ−ト側に向
けて流路中に突出させることにより構成し、一方
動圧通孔26は、供給弁座8を通つて出力ポ−ト
3へ流れる圧力流体による動圧を時間遅れなしに
背室14へ直接作用させるためのもので、第3図
から明らかなように、排気弁体15におけるロツ
ド挿通孔15dの周囲に設けた軸線方向の小孔群
により構成し、その小孔群の総断面積を十分大き
く設定することによつて絞り作用を生じることな
く動圧を背室14へ作用させ得るようにしたもの
である。なお、受圧体としての上記ピストン19
に代えてダイヤフラムを用いることができ、また
基準圧力室20にピストン19を付勢する手段と
して調圧スプリングを縮設することもできる。
次に、上記構成の圧力制御弁の作用について説
明する。
先ず、出力ポ−ト3の圧力が設定圧より低い場
合には、出力ポ−ト3を昇圧すべく減圧供給弁と
して作用する。即ち、この場合には、出力ポ−ト
3に通じるフイ−ドバツク室21の圧力が基準圧
力室20の圧力より小さいため、その圧力差に応
じてピストン19が下動し、下方の突部18aが
供給弁体10に当接してそれをスプリング11の
付勢力に抗して下動させ、供給弁座8を開口させ
る。これにより、供給ポ−ト2の圧力流体が供給
弁座8を通して出力ポ−ト3に供給され、出力ポ
−ト3は徐々に昇圧する。
この場合、供給弁座8の開口と共にそこを流れ
る流体による動圧が動圧通孔26を介して瞬時に
背室14へ導入され、排気弁体15の背面にその
まま作用するため、該排気弁体15の開口が抑え
られて吹き抜け現象を生じるようなことがなく、
また、フイ−ドバツク室21には、出力ポ−ト3
における流体圧力のみが静的に作用し、上記背室
14からの動圧による影響を受けないため、ピス
トン19の下動が円滑且つ正確に行われ、供給弁
座8の十分な開口量が得られることになる。
一方、出力ポ−ト3の圧力が設定圧より高い場
合には、出力ポ−ト3を降圧させるべくリリ−フ
排気弁として作用する。即ち、この場合には、フ
イ−ドバツク室21の圧力が基準圧力室20中の
圧力より大きいため、その圧力差に応じてピスト
ン19が上動し、上方の突部18bが排気弁体1
5に当接してそれを上動させ、排気弁座13を開
口させる。これにより、出力ポ−ト3の過剰の圧
力流体は排気弁座13を通して排気ポ−ト4から
大気に放出され、出力ポ−ト3は徐々に降圧す
る。
このようにして出力ポ−ト3が昇圧または降圧
した後、設定圧に達すれば、フイ−ドバツク室2
1中の圧力と基準圧力室20中の圧力が等しくな
るため、ピストン19は第2図に示す中立位置に
静止する。この位置においては、供給弁座8及び
排気弁座13がそれぞれの弁体10,15によつ
て同時に閉鎖された状態にある。
このような本考案の圧力制御弁によれば、以下
のような特徴がある。
(1) 排気弁体に動圧通孔を穿設し、この動圧通孔
によつて供給弁座の開口時にそこを流れる流体
による動圧が瞬時に背室へ作用するようにした
ので、排気弁体の開口を抑えて吹き抜け現象を
確実に防止することができる (2) フイ−ドバツク室を排気弁体の背後における
背室と非連通状態に隔絶せしめ、出力ポ−トか
らの静圧のみがこのフイ−ドバツク室に作用す
るようにしたので、ピストンの下動時に上記背
室からの動圧による影響を受けるようなことが
なく、従つて、ピストンの下動が非常に円滑且
つ正確に行われることとなつて定圧性及び流量
特性を著しく高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による改良を施すべき圧力制御
弁の断面図、第2図は本考案に係る圧力制御弁の
断面図、第3図は排気弁体の横断面図である。 1……弁本体、2……供給ポ−ト、3……出力
ポ−ト、4……排気ポ−ト、8……供給弁座、1
0……供給弁体、11,16……スプリング、1
3……排気弁座、14……背室、15……排気弁
体、18……ロツド、18a,18b……突部、
20……基準圧力室、21……フイ−ドバツク
室、25……静圧通孔、26……動圧通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 供給ポ−ト2、出力ポ−ト3及び排気ポ−ト
    4、互いに背向する供給弁座8及び排気弁座1
    3、並びに該排気弁座13に対向する背室14を
    有する弁本体1と、 スプリング11で閉弁方向に付勢された供給弁
    体10と、 出力ポ−ト3と背室14を連通させる動圧通孔
    26を有し、背室14に気密にかつ摺動可能に挿
    入され、スプリング16で閉弁方向に付勢された
    排気弁体15と、 受圧体19により区画された基準圧力室20及
    びフイ−ドバツク室21、並びに基準圧力室29
    に設定力を作用させるための設定手段を有する駆
    動部7と、 一端が受圧体19に固定され、背室14を気密
    に貫通し先端部分が供給弁体10及び排気弁体1
    5と相対摺動可能で、かつ供給弁体10と排気弁
    体15とに選択的に係合する突部18a及び18
    bを有するロツド18と、 出力ポ−ト3とフイ−ドバツク室21を連通さ
    せる静圧通孔25とを備え、 出力ポ−ト3の圧力が基準圧力室20の設定力
    より低い場合は、突部18aが供給弁体19に係
    合して供給弁座8を開放し、 出力ポ−ト3の圧力が上記設定力より高い場合
    は、突部18bが排気弁体15に係合して排気弁
    座13を開放し、 出力ポ−ト3の圧力が設定力に略等しい場合
    は、供給弁体10と排気弁体15が共に供給弁座
    8と排気弁座13を閉鎖する、 ことを特徴とする圧力制御弁。
JP905382U 1982-01-26 1982-01-26 圧力制御弁 Granted JPS58113107U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP905382U JPS58113107U (ja) 1982-01-26 1982-01-26 圧力制御弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP905382U JPS58113107U (ja) 1982-01-26 1982-01-26 圧力制御弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58113107U JPS58113107U (ja) 1983-08-02
JPH0318972Y2 true JPH0318972Y2 (ja) 1991-04-22

Family

ID=30021720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP905382U Granted JPS58113107U (ja) 1982-01-26 1982-01-26 圧力制御弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58113107U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002174360A (ja) * 2000-12-04 2002-06-21 Koguma Kikai Kk パイロット弁

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH073107Y2 (ja) * 1988-07-29 1995-01-30 エスエムシー株式会社 圧力制御弁
US7669610B2 (en) * 2006-02-09 2010-03-02 Tescom Corporation Dome-loaded pressure regulators
JP5522277B2 (ja) * 2011-02-09 2014-06-18 トヨタ自動車株式会社 油圧制御弁

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002174360A (ja) * 2000-12-04 2002-06-21 Koguma Kikai Kk パイロット弁

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58113107U (ja) 1983-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1388672A3 (en) Pilot operated control valve having a poppet with integral pressure compensating mechanism
US5328147A (en) Two stage pressure control valve
JP2000322128A (ja) 圧力流量制御弁
SE8202565L (sv) Styrventil
JPS621506Y2 (ja)
JPH0318972Y2 (ja)
JPH10133744A (ja) 切換弁用圧力調節弁
JPH0330889Y2 (ja)
JPS635044Y2 (ja)
JPS6018677A (ja) 逆流チエツク弁付リリ−フ弁
JPS5929206Y2 (ja) チエツク弁付流量調整弁
JP2531884Y2 (ja) スプールバルブ
JPH082544Y2 (ja) パイロット弁
JP2524590B2 (ja) 流量制御弁
JP3046120B2 (ja) リリーフ弁
JP2561717Y2 (ja) 両方向型リリーフバルブ
JPS5938604B2 (ja) チエツク弁付流
JP3046121B2 (ja) リリーフ弁
JPH0211869A (ja) 可変容量形圧縮機の圧力調整弁
JP2710712B2 (ja) 圧力制御弁
JP2862922B2 (ja) 圧力制御弁
JPS6114721Y2 (ja)
JPH0418018Y2 (ja)
JPS599795B2 (ja) 流量制御弁
JP2844950B2 (ja) 定流量電磁弁