JPS6114721Y2 - - Google Patents

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JPS6114721Y2
JPS6114721Y2 JP3572281U JP3572281U JPS6114721Y2 JP S6114721 Y2 JPS6114721 Y2 JP S6114721Y2 JP 3572281 U JP3572281 U JP 3572281U JP 3572281 U JP3572281 U JP 3572281U JP S6114721 Y2 JPS6114721 Y2 JP S6114721Y2
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diameter
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hole
diameter spool
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は流入路に供給される圧力流体を二つの
流出路へ分配制御する流体分配弁に関する。
従来、この種の流体分配弁は、第1図に示す如
き構成で異径孔9へ摺動自在に嵌挿の分割形成し
た大径スプール1と小径スプール2とを互いに当
接し合つて係合して成る異径スプールを絞り孔3
の前後差圧による作用力とばね4の弾性力との平
衡作用により軸方向摺動させ、流入路5と第2流
出路6間に形成の制御口7を開閉制御して第1流
出路8への流量を規制する絞り孔3の前後差圧を
一定に補償し、絞り孔3前後の圧力変動で異径ス
プールがばね4の弾性力により軸方向摺動する
際、異径孔9の段付部とで形成した緩衝室10の
収縮作用により発生する圧力流体で小径スプール
2を大径スプール1より増速摺動させ、前記制御
口7を迅速に閉じるようにしている。しかるに、
小径スプール2の増速摺動と同時に緩衝室10が
両スプール1,2離間部によつて絞り孔3後の流
路に連通されるため、前記制御口7の閉制御によ
る流入路5の急激な圧力上昇により、小径スプー
ル2は急激に逆方向へ戻り摺動されて大径スプー
ル1と衝突し再び増速摺動方向へ摺動するチヤタ
リング現象をおこしやすく、各流路5,6,8の
圧力変動が激しいと、絞り孔3の前後差圧を正確
に補償することができない等の欠点があつた。
本考案は、かかる欠点を解消するもので、小径
スプールを大径スプールより増速摺動する際に発
生のチヤタリング現象を減少するようにした流体
分配弁を提供することを目的とする。
このため本考案は、圧力流体を供給する流入路
と圧力流体を分配流出する第1流出路および第2
流出路を連通し第1流出路と第2流出路間に段付
部を形成して弁本体に設けた異径孔と、流入路と
第1流出路間を連通する絞り孔を内部に設け異径
孔へ摺動自在に嵌挿して流入路と第2流出路間に
制御口を形成する小径スプールと異径孔へ摺動自
在に嵌挿する大径スプールとから成り異径孔の段
付部とで緩衝室を形成する異径スプールと、弾性
力を異径スプールに付与して絞り孔の前後差圧に
よる作用力との平衡作用で異径スプールを軸方向
へ摺動させ絞り孔の前後差圧を一定に補償するば
ねとを有し、異径孔と異径スプール間に形成され
る緩衝室を絞り孔後の流路と常時絞り連通して設
け、異径スプールは絞り孔前後の圧力変動でばね
の弾性力により軸方向摺動され小径スプールが緩
衝室の収縮作用によつて大径スプールより増速摺
動しても緩衝室に膨張・収縮作用が得られるよう
小径スプールと大径スプールを嵌脱自在に嵌合し
て設けて成し、小径スプールと大径スプールの嵌
合量だけ緩衝室に膨張・収縮作用を得ているの
で、小径スプールが大径スプールより増速摺動し
て離脱しない限り緩衝室により小径スプールの急
激な戻り摺動が緩和され、小径スプールを大径ス
プールより増速摺動する際に発生するチヤタリン
グ現象を良好に減少できるようにしている。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第2図において、11は流体分配弁の弁本体
で、圧力流体を供給する流入路12と一定流量に
分配した圧力流体を流出する第1流出路13およ
び残余の圧力流体を流出する第2流出路14を有
し、内部に該各路を連通し第1流出路13と第2
流出路14間に段付部を形成した大径孔15と小
径孔16から成る異径孔を穿設している。17は
大径孔15へ摺動自在に嵌挿した大径スプール
で、軸方向に貫通して流路18を設け、かつ端部
19と第1流出路13とで制御口20を形成して
いる。21は小径孔16へ摺動自在に嵌挿した小
径スプールで、外周に流入路12と連通する環状
溝22を設けて案内ランド23と制御ランド24
を形成し、制御ランド24の環状溝22側の端部
25外周を薄刃状に設けて第2流出路14とで制
御口26を形成し、かつ内部に環状溝22と大径
スプール17の流路18を連通し第1流出路13
への流量を規制する絞り孔27を穿設している。
大径スプール17と小径スプール21は大径スプ
ール17の小径部28を小径スプール21の内孔
29へ微小の嵌合量Sだけ嵌合して異径スプール
を成している。30は大径スプール17に係装し
たばねで、弾性力を大径スプール17に付与して
小径路28に設けた段付端面31を小径スプール
21端面に当接して第2流出路14への制御口2
6を閉じ第1流出路13への制御口20を全開に
している。32は異径孔の段付部と異径スプール
間に形成した緩衝室で、大径スプール17と小径
スプール21が当接嵌合した状態のまま軸方向摺
動するとき膨張・収縮作用するよう大径スプール
17に穿設した小孔33により流路18に常時絞
り連通している。34,35は大径スプール17
および小径スプール21の外周に設けた凹状の環
状溝で、緩衝室32と第1流出路13間および緩
衝室32と第2流出路14間で該緩衝室から軸方
向へ等距離Lの位置に形成しており、大径スプー
ル17および小径スプール21に穿設した各連通
孔を介して絞り孔27後の圧力流体を流入し異径
スプールを異径孔内で円滑に軸方向摺動するよう
圧力流体により軸受作用し、かつ緩衝室32から
異径スプールと異径孔間の嵌合隙間を介して第1
流出路13および第2流出路14への流体漏洩を
減少するようにしている。
第3図は本考案にかかる流体分配弁Vをフオー
クリフトの流体制御回路に設置したものである。
流体分配弁Vの流入路12はエンジン37によつ
て回転駆動される流体ポンプ38からの圧力流体
が供給されるよう接続され、第1流出路13は操
縦者の手動操舵トルクを軽減するパワーステアリ
ング装置40に接続され、第2流出路14は手動
切換弁42を介して重量物を昇降するリフトシリ
ンダ装置43に接続されている。39・41は流
入路12および第1流出路13の最大圧力を設定
するリリーフ弁である。
次に上記構成の作動を説明する。
エンジン37によつて回転駆動される流体ポン
プ38から流入路12へ供給される圧力流体は、
環状溝22、絞り孔27、流路18、制御口2
0、第1流出路13を通りパワーステアリング装
置40へと流出する。異径スプールは絞り孔27
の前後差圧による作用力とばね30の弾性力との
平衡作用で両スプール17,21が当接嵌合した
状態のまま摺動され、制御口20,26を開閉制
御して第1流出路13へ絞り孔27で規制された
一定流量を流出し、かつ残余の圧力流体を環状溝
22、制御口26を介して第2流出路14へ流出
する。このとき、大径スプール17は環状溝34
に流入する圧力流体により軸受作用されるため大
径孔15内で円滑に軸方向摺動し、小径スプール
21は制御ランド24の端部25外周を薄刃状に
設けていることにより環状溝22から第2流出路
14へ流出の圧力流体が軸方向と略直角に流れ
て、その圧力流体の流出によつて基因する制御口
26を閉じる方向の流体軸力の発生が軽減され、
また案内ランド23と制御ランド24により両端
部が小径孔16内で案内されると共に、環状溝3
5に流入の圧力流体により軸受作用されるため小
径孔16内で円滑に軸方向摺動する。緩衝室32
は絞り孔27前後の圧力変動に伴う異径スプール
の軸方向摺動により膨張・収縮作用し異径スプー
ルの繰返し軸方向摺動を緩和する。この結果第1
流出路13と第2流出路14とに安定した圧力流
体の分配制御がなされてパワーステアリング装置
40およびリフトシリンダ装置43は良好に作動
される。
次にパワーステアリング装置40とリフトシリ
ンダ装置43が共に作動中の状態から、手動切換
弁42の操作で第2流出路14の圧力を急激に無
負荷にした場合について説明する。
このときは、制御口26を介し流入路12と流
出路14間が連通しており、第2流出路14を無
負荷にすると流入路12は急激に圧力降下するた
め、異径スプールは絞り孔27前後の圧力変動に
より該絞り孔前後の差圧による作用力とばね30
の弾性力を受け第2図左軸方向へ摺動する。この
異径スプールの摺動の際、緩衝室32の収縮作用
によつて発生する圧力流体により小径スプール2
1は後端が押圧作用され大径スプール17より増
速摺動して制御口26を速やかに閉じ、流入路1
2の圧力上昇を迅速に行ない絞り孔27の前後差
圧の補償を図る。小径スプール21の増速摺動が
大径スプール17との嵌合量S内であると前記流
入路12の圧力上昇に伴う小径スプール21の戻
り摺動が緩衝室32の収縮作用により緩和され
て、チヤタリング現象の発生が減少される。この
ため、第2流出路13の圧力が急激に降下した場
合に絞り孔27の前後差圧は速やかに一定に補償
され第1流出路14への一定流量が保持され、リ
フトシリンダ装置43の急激な負荷変動がパワー
ステアリング装置40へ影響するのを少なくし、
舵取ハンドルによる手動操舵取ハンドルによる手
動操舵が軽快確実に行なわれる。
また、パワーステアリング装置40とリフトシ
リンダ装置43が共に無負荷の作動状態から舵取
ハンドルを急激に手動操舵してパワーステアリン
グ装置40を負荷作動させる場合は、流体分配弁
Vは第1流出路14の急激な圧力上昇により異径
スプールが上記とほぼ同様の作動を行ない制御口
26を速やかに閉制御することによつて、流入路
12の圧力上昇が迅速に行なわれて第1流出路1
3へ一定流量の圧力流体を流出し、パワーステア
リング装置40の作動を円滑に行なうことができ
る。
このように本考案は、圧力流体を供給する流入
路と圧力流体を分配流出する第1流出路および第
2流出路を連通し第1流出路と第2流出路間に段
付部を形成して弁本体に設けた異径孔と、流入路
と第1流出路間を連通する絞に孔を内部に設け異
径孔へ摺動自在に嵌挿して流入路と第2流出路間
に制御口を形成する小径スプールと異径孔へ摺動
自在に嵌挿する大径スプールとから成り異径孔の
段付部とで緩衝室を形成する異径スプールと、弾
性力を異径スブールに付与して絞り孔の前後差圧
による作用力との平衡作用で異径スプールを軸方
向へ摺動させ絞り孔の前後差圧を一定に補償する
ばねとを有し、異径孔と異径スプール間に形成さ
れる緩衝室を絞り孔後の流路と常時絞り連通して
設け、異径スプールは絞り孔前後の圧力変動でば
ねの弾性力により軸方向摺動され小径スプールが
緩衝室の収縮作用によつて大径スプールより増速
摺動しても緩衝室に膨張・収縮作用が得られるよ
う小径スプールと大径スプールを嵌脱自在に嵌合
して設けているので、小径スプールと大径スプー
ルの嵌合量だけ緩衝室に膨張・収縮作用が得られ
て、小径スプールを大径スプールより増速摺動す
る際に発生するチヤタリング現象を良好に減少で
きる。
また、小径スプールと大径スプールを嵌合して
いるので、異径スプールの軸方向摺動による緩衝
室の良好な膨張・収縮作用が得られて急激な圧力
変動に対する小径スプールの応答性を損うことな
くでき、チヤタリング現象の減少と相まつて絞り
孔の前後差圧を正確に補償することができる。し
かも、激しい圧力変動に対し絞り孔の前後差圧を
一定に安定補償でき、用途の拡大が図れる等の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の流体分配弁を示す縦断面図、第
2図は本考案による流体分配弁の一実施例を示す
縦断面図、第3図は本考案の流体分配弁をフオー
クリフトに適用した流体回路図である。 17……大径スプール、21……小径スプー
ル、27……絞り孔、32……緩衝室、8……嵌
合量。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧力流体を供給する流入路と圧力流体を分配流
    出する第1流出路および第2流出路を連通し第1
    流出路と第2流出路間に段付部を形成して弁本体
    に設けた異径孔と、流入路と第1流出路間を連通
    する絞り孔を内部に設け異径孔へ摺動自在に嵌挿
    して流入路と第2流出路間に制御口を形成する小
    径スプールと異径孔へ摺動自在に嵌挿する大径ス
    プールとから成り異径孔の段付部とで緩衝室を形
    成する異径スプールと、弾性力を異径スプールに
    付与して絞り孔の前後差圧による作用力との平衡
    作用で異径スプールを軸方向へ摺動させ絞り孔の
    前後差圧を一定に補償するばねとを有し、異径孔
    と異径スプール間に形成される緩衝室を絞り孔後
    の流路と常時絞り連通して設け、異径スプールは
    絞り孔前後の圧力変動でばねの弾性力により軸方
    向摺動され小径スプールが緩衝室の収縮作用によ
    つて大径スプールより増速摺動しても緩衝室に膨
    張・収縮作用が得られるよう小径スプールと大径
    スプールを嵌脱自在に嵌合して設けて成る流体分
    配弁。
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