JPH085096Y2 - 流量制御弁 - Google Patents

流量制御弁

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JPH085096Y2
JPH085096Y2 JP12356189U JP12356189U JPH085096Y2 JP H085096 Y2 JPH085096 Y2 JP H085096Y2 JP 12356189 U JP12356189 U JP 12356189U JP 12356189 U JP12356189 U JP 12356189U JP H085096 Y2 JPH085096 Y2 JP H085096Y2
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JP
Japan
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connector
flow rate
pressure chamber
control valve
flow
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JP12356189U
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Inventor
好夫 広瀬
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、自動車の操舵力を付勢するパワーステアリ
ング装置等の油圧回路に配備され、油圧ポンプからパワ
ーステアリングアクチュエータに向う油の吐出量を調整
する流量制御弁に関する。
《従来の技術》 一般に、車両用パワーステアリング装置はその油圧回
路中に油圧ポンプを備え、同ポンプからの吐出油をパワ
ーステアリングアクチュエータに供給し、操舵力を助勢
している。
ところでパワーステアリング装置では、その油圧回路
内に流量制御弁を配し、これにより油圧ポンプの吐出量
を制御している。即ち、パワーステアリング装置は、そ
の助勢力を低速時において大とし、高速時において小と
し、これにより、低速時の操舵力を軽くし、高速時の操
舵力を適度に重くし、高速時の操舵安定性を確保してい
る。
このように作動流量を制御する流量制御弁が特開昭59
−220457号公報、特開昭61−218479号公報に開示されて
いる。
流量制御弁は第4図のように油圧ポンプのハウジング
20に取付けられ、このハウジング20にはスプール弁21が
嵌挿されるスプール穴22が形成され、このスプール穴22
の開口端にはコネクタ23が螺着されている。そして、ス
プール穴22内のコネクタ23とスプール弁21との間には圧
力室26が形成され、上記スプール穴22の内壁面にはポン
プの吸入室に連通するバイパス路27が開口すると共に、
上記圧力室26よりも開口側には、油の絞り部31が形成さ
れ、油圧ポンプからの吐出油が供給油路32を介して絞り
部31からオリフィス35a,35b,35c,35dを介して吐出油路2
4に吐出されるようになっている。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、上述した流量制御弁では、スプール弁
21を収納する開口端とコネクタ23の先端部に形成された
オリフィス35a,35b,35c,35dとで絞り機構を形成すると
いう構造になっているために、コネクタ23およびハウジ
ング20のネジ部の加工上のバラツキによってコネクタ23
の螺着位置が第5図および第6図に示すように変わり、
オリフィス35a,35b,35c,35dの圧力室26側の開口端が回
転方向にずれて流量特性にバラツキが生じるという問題
があった。
ここで、コネクタ23のオリフィス35a,35b,35c,35dが
第5図の位置に固定された場合は、油圧ポンプから吐出
された作動油が絞り部31を通り、コネクタ23のオリフィ
ス35a,35bを中心に流れる。
また、コネクタ23のオリフィス35a,35b,35c,35dが第
6図の位置に固定された場合は、作動油がコネクタ23の
オリフィス35a,35b,35cを中心に流れる。
このようにコネクタ23の螺着位置によってオリフィス
35a,35b,35c,35dの位置が一定せず、安定した流量特性
が得られないという問題が生じていた。
本考案は上記問題点を改善するために提案されたもの
で、ハウジングのスプール穴に螺着されるコネクタの回
転角度によって流量特性が変化することなく、作動油の
流量と、オリフィスの位置関係とが常に一定で、安定し
た流量特性を得ることができる流量制御弁を提供するこ
とを目的とするものである。
《課題を解決するための手段》 この目的を達成するために、本考案による流量制御弁
は、コネクタの圧力室側の端面と、スプール穴の内壁面
に形成した油の導入部との間に、流路を形成し、この流
路の圧力室側の開口端面に、流量を調整する絞りと、絞
りから吐出油路へ連通するオリフィスとを形成したこと
を特徴とするものである。
《作用》 このような構成において、本考案によれば、流量制御
弁のコネクタ本体に流量調整する絞り機構を設けたこと
により、コネクタの螺着固定位置によって、オリフィス
の開口端が回転角度に影響されず、常に一定になり、油
圧ポンプから吐出された作動油の流量が一定となり、安
定した流量特性を得る。
《実施例》 以下本考案による一実施例を第1図乃至第3図に基づ
いて詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す流量制御弁の断面図
である。
この流量制御弁は図示しない油圧ポンプのハウジング
1に取付けられる。このハウジング1にはスプール弁2
が嵌挿されるスプール穴3が形成され、このスプール穴
3の開口端にはコネクタ4が螺着されている。コネクタ
4には中央穴5が形成され、この中央穴5は図示しない
パワーステアリング装置等のアクチュエータに達する吐
出油路6の一部を構成している。
スプール穴3内のコネクタ4とスプール弁2との間に
は圧力室7が形成され、また、同スプール穴3の内壁面
にはポンプの吸入室に連通するバイパス路8が開口して
おり、このバイパス路8はスプール弁2の摺動移動によ
り、圧力室7への開口量を増減する。
また、スプール穴3の圧力室7よりも開口端側には、
作動油の導入部9が形成されており、この導入部9には
図外の油圧ポンプからの吐出油が供給油路10を介して導
かれる。
スプール弁2は、一端が圧力室7と対向し、他端が背
圧室11と対向しており、しかも、背圧室11内に設けたば
ね12のばね力によって圧力室7方向に付勢されている。
なお、背圧室11と吐出油路6とは連通路13,18を介して
接続されている。
一方、上記コネクタ4の圧力室7側の部分には、流路
14が形成されていて、この流路14の一端部は、コネクタ
4の周面部に開口して前記導入部9に連通しており、ま
た、流路14の他端部はコネクタ4の圧力室7側の端面中
央に開口していて、この圧力室7に通じており、流路14
の他端部の開口14aの周縁部は円錐面14bになされて、流
量を調整する絞り15になっている。
また、上記コネクタ4の圧力室7側の部分には、前記
中央穴5に通じる通孔5aが複数本形成してあり、これら
通孔5aは円上に等間隔になされている。そして、前記開
口14aの円錐面14bには複数のオリフィス16が円上に等間
隔で開口しており、オリフィス16は上記通孔5aに通じて
いる。
17はリリーフ弁であり、吐出油路6内の油圧が所定値
以上に上昇した場合に開弁動作し、感圧通路18、連通路
13、背圧室11およびリーク路を介してバイパス路8に高
圧を逃す。
斬かる構成において、図外の油圧ポンプが低回転域に
あり、吐出量が所定量以下のときは、導入部9に導かれ
た吐出油の全量が、オリフィス16から吐出油路6を介し
て図外のアクチュエータに導かれる。この場合、オリフ
ィス16前後の圧力差は比較的小さく、この差圧によるス
プール弁2への押圧力がばね12のばね力を下回っている
間においてスプール弁2は摺動せず、バイパス路8は開
口しない。即ち、第3図にA域として示す低回転域では
吐出油路6へ油の供給量が回転数に応じて増加し、この
結果、操舵力の軽減がパワーステアリングアクチュエー
タの作動により十分に達成される。
次にポンプ回転数が増加し、流路14の油の流れが急増
すると、その動圧の増加に反して静圧が徐々に小さくな
り、オリフィス16を通過する油量は暫時低下することと
なる。しかも、オリフィス16前後の差圧によるスプール
弁2への押圧力がばね12のばね力を上回るようになり、
スプール弁2がバイパス路8の開口量を増加させ、導入
部9から圧力室7に導かれた油の一部をバイパス路8を
介してポンプ吸入路側に導くこととなる。このため吐出
油路6側への油量は第3図にB域として示すように漸減
する。
このB域を過ぎて回転数が増加すると、オリフィス16
前後の差圧が更に大きくなる。これと同時に油の流れが
乱流となり、この流路14での流体のエネルギー損失を伴
うため、吐出油路6側への流量が押えられ、第3図にC
域として示すように一定となる。
このため、油圧ポンプの低回転域ではポンプ吐出油の
全量を吐出油路6に導き、所定回転数以上では流量を制
限し、第3図に示すような特性が得られ、従って、車両
の低速走行時に十分な操舵助勢力が得られ、低速走行時
よりも接地抵抗の小さい高速走行時つまりポンプの高回
転時は、操舵安定性を確保できる。
また、コネクタ4に設けた流路14の絞り15から吐出油
路6へ連通するオリフィス16を形成した簡単な構造であ
るから、部品点数が少なく、加工工数も削減されて低廉
化が図れる。
さらに、上記コネクタ4に形成したオリフィス16の位
置は、コネクタ4の螺着固定位置によって変化すること
なく常に一定となり、油圧ポンプから吐出された作動油
の流量が一定となり安定した流量特性が得られる。
《考案の効果》 以上詳細に説明したように、本考案による流量制御弁
は、コネクタの圧力室側の端面と、スプール穴の内壁面
に形成した油の導入部との間に、流路を形成し、この流
路の圧力室側の開口端面に、流量を調整する絞りと、絞
りから吐出油路へ連通するオリフィスとを形成した構成
なので、コネクタの螺着固定位置によって、オリフィス
の開口端が回転角度に影響されず、作動油の流量とオリ
フィスの位置関係とが常に一定になり、油圧ポンプから
吐出された作動油の流量が一定となり、安定した流量特
性を得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す流量制御弁の縦断面
図、第2図はコネクタの正面図、第3図は流量制御弁の
吐出油量特性図、第4図は従来の流量制御弁の縦断面
図、第5図および第6図はコネクタの螺着固定位置によ
る流量特性のバラツキ状態を説明する説明図である。 3…スプール穴、4…コネクタ、6…吐出油路、7…圧
力室、9…導入部、14…流路、15…絞り、16…オリフィ
ス、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コネクタの圧力室側の端面と、スプール穴
    の内壁面に形成した油の導入部との間に、流路を形成
    し、この流路の圧力室側の開口端面に、流量を調整する
    絞りと、絞りから吐出流路へ連通するオリフィスとを形
    成したことを特徴とする流量制御弁。
JP12356189U 1989-10-24 1989-10-24 流量制御弁 Expired - Lifetime JPH085096Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12356189U JPH085096Y2 (ja) 1989-10-24 1989-10-24 流量制御弁

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JP12356189U JPH085096Y2 (ja) 1989-10-24 1989-10-24 流量制御弁

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Publication Number Publication Date
JPH0363464U JPH0363464U (ja) 1991-06-20
JPH085096Y2 true JPH085096Y2 (ja) 1996-02-14

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