JPH0330889Y2 - - Google Patents

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JPH0330889Y2
JPH0330889Y2 JP1983111337U JP11133783U JPH0330889Y2 JP H0330889 Y2 JPH0330889 Y2 JP H0330889Y2 JP 1983111337 U JP1983111337 U JP 1983111337U JP 11133783 U JP11133783 U JP 11133783U JP H0330889 Y2 JPH0330889 Y2 JP H0330889Y2
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valve
pressure
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chamber
exhaust
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【考案の詳細な説明】 本考案は、圧力制御弁の改良に関するものであ
る。
本考案の考案者は、先に実開昭58−36405号公
報によつて、大容量の減圧供給及びリリーフ排気
を行うことのできる3ポート圧力制御弁を提案し
た。しかしながら、上記圧力制御弁は、ロツドに
設けた均圧孔によつて、出力ポートとフイードバ
ツク室に開口している排気弁体の背室とが連通し
ているため、供給弁座が開口したときに流体の動
圧がフイードバツク室に作用して、フイードバツ
ク室内の流体圧が出力ポート側の静圧よりも比較
的高圧になり、このためピストンが充分に摺動さ
れず、供給弁座の開口量が不足して、最大流量の
不足と定圧性の悪化を生じて流量特性が悪いとい
う問題がある。
この問題を解決するものとして、実開昭58−
113107号公報に記載のものが提案されているが、
この圧力制御弁は、吹き抜けを防止するため、排
気弁体の背後に背室を形設すると共に、その背室
を排気弁体に穿設した動圧通孔によつて出力ポー
トに連通させ、また動圧によつて減圧供給弁の開
口変位が抑制されるのを防止するため、上記背室
と、減圧供給弁を駆動する受圧体により区画され
たフイードバツク室とを予め非連通状態に隔絶せ
しめている。従つて、上記制御弁は、吹き抜け及
び減圧供給弁の開口変位の抑制がそれぞれ防止さ
れるものの、弁の内部構造が複雑化して製造及び
組立てが著しく煩雑なものになるという難点があ
つた。
上記に鑑み、本考案は、減圧供給時において出
力ポートと排気ポートとが吹き抜けするのを防止
できると共に、その供給弁の開口変位が抑制され
ることのない大容量の3ポート形圧力制御弁を、
極めて簡単な構造のものとして提供しようとする
ものである。
上記目的を達成するため、本考案の圧力制御弁
は、供給ポート、出力ポート及び排気ポートを備
えた弁本体内に供給弁座及び排気弁座を互いに背
向状態に形設し、これらの弁座を開閉する供給弁
体及び排気弁体をそれぞれスプリングで閉弁方向
に付勢し、それらの弁体に挿通したロツドにおけ
る上記一対の弁体の間の部分に、ロツドの軸方向
変位に伴つて一方の弁体に選択的に係合してそれ
を開弁させる突部を設け、上記ロツドの一端をパ
イロツト室及びフイードバツク室を区画する軸方
向に移動可能な受圧体に固定し、排気弁体の背後
において弁本体の摺動面に上記受圧体の小径ピス
トン部を軸方向に摺動可能に嵌挿して、フイード
バツク室と排気弁体背後の背室を遮断し、、該背
室を排気弁体に設けた動圧通孔を介して出力ポー
トに連通させ、上記フイードバツク室を静圧通孔
を介して出力ポートに連通させることにより構成
される。
上記構成の圧力制御弁においては、供給ポート
から出力ポートへの減圧供給時に、出力ポートの
動圧が排気弁体に穿設した動圧通孔から背室に抜
けて排気弁体に直接作用することはなく、そのた
め出力ポートから排気ポートに流体が吹き抜ける
ことはなく、また背室とフイードバツク室を受圧
体の小径ピストン部によつて遮断すると共に、フ
イードバツク室を静圧通孔によつて出力ポートに
連通させたので、出力ポートの動圧が受圧体に伝
わることはなく、その動圧が上記小径ピストン部
に作用するとしても、その面積は非常に小さいも
のであり、従つて供給弁体の開口変位が抑制され
ることはない。
このように、本考案の圧力制御弁によれば、大
容量の減圧供給を、出力ポートと排気ポートとの
吹き抜けを防止すると共に、供給弁体の開口変位
を抑制することなく行うことができるだけでな
く、排気弁体の背後に位置する背室を受圧体の小
径ピストン部の嵌挿によりフイードバツク室と遮
断するようにしたので、弁としての構成が単純化
して製造及び組立てが容易に行え、コストの低減
が可能であると共に、受圧体の摺動をその周囲及
び小径ピストン部において案内するようにしたの
で、該受圧体を安定的に動作させることができ
る。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明すると、第1図において、1は圧力制御弁
で、弁本体2における供給ポート3に空気源5
を、出力ポート4にサージタンク6をそれぞれ接
続すると共に、図示しない排気ポートを大気に開
放し、また後述するパイロツト室7及びフイード
バツク室8を、必要に応じて弁本体2に内蔵され
るセレクタ弁9を介し、さらにパイロツト装置1
0を介して空気源11に接続している。
上記圧力制御弁1は、供給弁部14、排気弁部
15及び駆動部16を備えている。上記供給弁部
14は、供給ポート3と出力ポート4を連通させ
る供給弁座17を備え、該供給弁座17の対向位
置に供給弁体19の案内面18を形設し、その案
内面18に供給弁座17を開閉する供給弁体19
の筒部19aを摺動可能に挿嵌すると共に、供給
弁体19のシート部19bを供給弁座17に押し
付けるスプリング20を供給弁体19の背室内に
縮設している。さらに、供給弁体19は、それに
穿設した連通孔19bにより背室を出力ポート4
に連通させ、供給弁体19を圧力的にバランスさ
せている。
上記供給弁部14と同軸上に形成された排気弁
部15は、出力ポート4と排気ポート(図示せ
ず)を連通させる排気弁座22を備え、その排気
弁座22は上記供給弁座17と背向状態に配設さ
れている。而して、該排気弁座22と対向する位
置には、排気弁座22と略同径の筒状案内面23
を形設し、その案内面23の両端に排気弁座22
を開閉する排気弁体25の筒部25a及び後述す
るピストン28の小径ピストン部28aをそれぞ
れ対向状態で摺動可能に密嵌して、両者の間に背
室24を形設し、該背室24を排気弁体25に穿
設した動圧通孔25bを介して出力ポート4に連
通させて、排気弁体25を圧力的にバランスさせ
ている。上記動圧通孔25bは、供給弁座17を
通つて出力ポート4へ流れる圧力流体による動圧
を時間遅れなしに背室24へ直接作用させるため
のもので、その総断面積を十分大きく設定するこ
とによつて、絞り作用を生じることなく動圧を背
室24へ作用させるようにしている。また、排気
弁体25とピストン28との間には、排気弁シー
ト25cを排気弁座22に押し付けるスプリング
26を縮設している。
上記供給弁部14及び排気弁部15を駆動する
駆動部16は、パイロツト室7とフイードバツク
室8の圧力差に応じてピストン28及びロツド2
9を上下動させ、それにより供給弁部14及び排
気弁部15をそれぞれ選択的に開放して調圧する
もので、ピストン28によりパイロツト室7とフ
イードバツク室8を区画形成すると共に、それに
挿嵌固定したロツド29を供給弁体19及び排気
弁体25のロツド挿通孔19d,25dに挿通
し、該ロツド29における供給弁体19と排気弁
体25との間の部分に一対の環状の突部29a,
29bを形設し、それらの外面間距離を一対の弁
座17,23間距離より若干小さいかあるいは等
しくすることにより、ロツド29の軸方向移動で
上記突部29a,29bが一方の弁体に選択的に
係合してそれらの弁体を開弁させるように構成し
ている。
而して、上記パイロツト室7にはパイロツトポ
ート30を開口させ、またフイードバツク室8は
フイードバツク路としての静圧通孔31を介して
出力ポート4に連通させ、該静圧通孔31の途中
に、その開口量を調整するためのニードル弁32
を設けている。さらに、上記出力ポートは、静圧
通孔31の一部を通じてフイードバツクポート3
3に開口させている。上記静圧通孔31は、出力
ポート4側の流体圧力をフイードバツク室8に静
的に作用させるためのものである。
なお、受圧体としての上記ピストン28に代え
てダイヤフラムを用いることができ、またパイロ
ツト室7にピストン28を付勢する手段として調
圧スプリングを縮設することもできる。
上記パイロツト装置10は、圧力制御弁1の出
力ポート4の出力圧を所期の設定圧に調圧するた
めのパイロツト圧を、セレクタ弁9を介してパイ
ロツト室7に一定時間だけ加えるもので、空気源
11に接続した小形のリリーフ形減圧弁34及び
それと並列の手動スプリングリターン形3ポート
弁35を備え、減圧弁34の出力側を上記セレク
タ弁9の一方の入力ポート9aに接続すると共
に、3ポート弁35の出力側を可変絞り37とチ
エツク弁38によつて構成した絞り機構36を介
してセレクタ弁9のパイロツトポート9bに接続
し、さらにセレクタ弁9の他方の入力ポート9c
を圧力制御弁1のフイードバツクポート33に、
セレクタ弁9の出力ポート9dを同じく圧力制御
弁1のパイロツトポート30にそれぞれ接続して
いる。
従つて、3ポート弁35及びセレクタ弁9が共
にオフの図示した状態においては、フイードバツ
クポート33とパイロツトポート30がセレクタ
弁9を介して連通し、3ポート弁35をオンとす
ればセレクタ弁9が直ちにオンに切換わり、減圧
弁34がセレクタ弁9を介してパイロツトポート
30に連通し、また3ポート弁35をオフとすれ
ば導管39の容積及び絞り37の開口量により定
められる遅延時間後にセレクタ弁9がオフに復帰
して、フイードバツクポート33とパイロツトポ
ート30がセレクタ弁9を介して連通することに
なる。
なお、上記3ポート弁35の排気ポートに可変
絞りを接続するか、あるいは3ポート弁35の内
部に大気への排気流を制限する可変絞りを内蔵さ
せることにより、上記絞り機構36を省略するこ
とができ、また3ポート弁35とセレクタ弁9と
を結ぶ導管の途中にタンク等の容積部を付設する
こともできる。
次に、上記構成の圧力制御弁装置の作用につい
て説明する。
圧力制御弁1は、フイードバツク室8とパイロ
ツト室7の圧力差によつて作動し、フイードバツ
ク室8がパイロツト室7よりも低圧の場合には出
力ポート4を昇圧すべく減圧供給弁として機能
し、逆に高圧の場合には出力ポート4を降圧すべ
くリリーフ排気弁として機能する。
即ち、パイロツト装置10の3ポート弁35を
手動でオンとした後直ちに力を除けば、先ずその
オンと同時にセレクタ弁9がオンとなり、その後
3ポート弁35よりも一定の遅延時間だけ遅れて
オフとなり、そのためセレクタ弁9がオンとなつ
ている間に圧力制御弁1のパイロツト室7の圧力
がパイロツト装置10の減圧弁34における設定
圧に調圧される。
而して、出力ポート4の圧力が低い場合には、
上記パイロツト室7に供給された圧力とフイード
バツク室7内の圧力の差によつてピストン28及
びロツド29が下降し、ロツド29における下方
の突部29aが供給弁体19に係合してそれをス
プリング20の付勢力に抗して下動させ、供給弁
座17を開口させる。
逆に、出力ポート4の圧力が高い場合には、ピ
ストン28及びロツド29が上動し、ロツド29
における上方の突部29bが排気弁体25に係合
してそれをスプリング26の付勢力に抗して上動
させ、排気弁座22を開口させる。
このような調圧動作によつて出力ポート4の圧
力が所定圧に調圧された後、セレクタ弁9がオフ
に復帰し、フイードバツク室8及びパイロツト室
7がそれぞれ静圧通孔31及びセレクタ弁9を介
して出力ポート4に連通すると、各室の圧力が出
力ポート4の圧力に等しくなり、そのためピスト
ン28及びロツド29が第1図に示す中立位置に
静止して、供給弁座17及び排気弁座22が同時
に閉鎖され、出力ポート4の圧力をロツクする。
なお、ピストン28が下降して出力ポート4の
圧力を昇圧させる場合、ばね26が圧縮されて排
気弁体25を排気弁座22に押付ける付勢力が増
大すると共に、供給弁座17から流れる流体の動
圧が動圧通孔25bを介して瞬時に背室24へ導
入されるため、吹き抜け現象を生じるようなこと
がなく、またフイードバツク室8には出力ポート
4における流体圧力のみが静的に作用し、上記動
圧による影響を受けないため、ピストン28が下
動するときにその動作が円滑に行われ、供給弁座
17の十分な開口量が得られることになる。
なお、上記圧力制御弁装置は、第1図に示した
ように、出力ポート4の圧力をロツクした状態で
運転に供されるものであるが、その運転に伴つて
消費される空気を自動的に補給するため、同図に
鎖線で示すように、チエツク弁42と絞り43と
を備えたバイパス路41をセレクタ弁9の一対の
入力ポート9a,9c間に接続することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の構成図である。 2……弁本体、3……供給ポート、4……出力
ポート、7……パイロツト室、8……フイードバ
ツク室、17……供給弁座、19……供給弁体、
20……スプリング、22……排気弁座、24…
…背室、25……排気弁体、25b……動圧通
孔、26……スプリング、28a……小径ピスト
ン部、29……ロツド、29a,29b……突
部、31……静圧通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 供給ポート、出力ポート及び排気ポートを備え
    た弁本体内に供給弁座及び排気弁座を互いに背向
    状態に形設し、これらの弁座を開閉する供給弁体
    及び排気弁体をそれぞれスプリングで閉弁方向に
    付勢し、それらの弁体に挿通したロツドにおける
    上記一対の弁体の間の部分に、ロツドの軸方向変
    位に伴つて一方の弁体に選択的に係合してそれを
    開弁させる突部を設け、上記ロツドの一端をパイ
    ロツト室及びフイードバツク室を区画する軸方向
    に移動可能な受圧体に固定し、排気弁体の背後に
    おいて弁本体の摺動面に上記受圧体の小径ピスト
    ン部を軸方向に摺動可能に嵌挿して、フイードバ
    ツク室と排気弁体背後の背室を遮断し、該背室を
    排気弁体に設けた動圧通孔を介して出力ポートに
    連通させ、上記フイードバツク室を静圧通孔を介
    して出力ポートに連通させたことを特徴とする圧
    力制御弁。
JP11133783U 1983-07-18 1983-07-18 圧力制御弁 Granted JPS6020617U (ja)

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JP11133783U JPS6020617U (ja) 1983-07-18 1983-07-18 圧力制御弁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5836405B2 (ja) * 1975-06-18 1983-08-09 松下電器産業株式会社 ハクマクジキヘツド

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JPS5836405B2 (ja) * 1975-06-18 1983-08-09 松下電器産業株式会社 ハクマクジキヘツド

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