JPH0318908A - 温度制御方式 - Google Patents

温度制御方式

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JPH0318908A
JPH0318908A JP15294589A JP15294589A JPH0318908A JP H0318908 A JPH0318908 A JP H0318908A JP 15294589 A JP15294589 A JP 15294589A JP 15294589 A JP15294589 A JP 15294589A JP H0318908 A JPH0318908 A JP H0318908A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は炉内に置かれた物体の温度を2個の温度センサ
でもって温度制御する温度制御方式に係わり、特に、天
井等の物体から離れた位置に配設された主温度センサで
炉内の温度を制御するとともに側壁等の物体に近接する
位置に配設された補助温度センサで物体近傍温度を監視
する温度制御方式に関する。
(従来の技術) 第5図は連続焼鈍炉等の炉1内に置かれた被温度制御物
体として材料2を上下に配設された一対のバーナー3.
4で加熱する装置であり、炉1内の温度は天井に配設さ
れた主温度センサ5と材料2近傍に配設された補助温度
センサ6とで検出される。主温度センサ5の検出温度T
は温度制御部7へ入力される。温度@御部7には予め設
定された天井近傍における目標温度Sが入力されており
、目標温度Sと検出温度Tとの温度偏差(S−T)を算
出して、この温度偏差に基づいて制御演算を行い、燃料
流量制御部8および空気流量制御部9に対する設定値と
なる操作信号を送出する。
燃料流量制御部8は、燃料流量検出器10にて検出され
た燃料流量と前記燃料量設定値とから制御演算を行い、
調節弁11へ調節信号を出力することにより、燃料の各
バーナー3.4への供給量を制御する。
同様に、空気流量制御部9は、空気流量検出器12にて
検出された空気流量と前記空気量設定値とから制御演算
を行い、調節弁13へ調節信号を出力することにより、
空気の各バーナー3,4への供給量を制御する。
一方、側壁に取付けられた補助温度センサ6で検出され
た物体近傍温度Vは異常温度検出部14へ入力される。
この異常温度検出部14には前記天井近傍の目標温度S
が入力されており、目標温度Sと物体近傍温度Vとの温
度差D (−5−V)が予め定められた規定範囲(Ds
a−Dsl)を外れるとアラーム信号を出力して、警報
表示したり、警報音を発生したりして操作員にその異常
温度発生を告知する。
なお、一般に、炉1内の天井近傍の温度は材料近傍の温
度より高いので、前記天井近傍の設定温度Sは材料近傍
に配設された補助温度センサ6にて検出された物体近傍
温度Vより高く設定されている。逆に、補助温度センサ
6で検出された物体近f!fI温度Vが最終目標とする
真の材料温度になるように、天井近傍の目標温度Sが設
定されている。
なお、温度制御部7で温度制御する対象温度を補助温度
センサ6の物体近傍温度Vでなく、天井に設けられた主
温度センサ5の検出温度Tとするのは、補助温度センサ
6が材料2に近接しているために、材料2の熱反射率の
変動、材料2の上下振動等により、検出される物体近傍
温度Vが不安定であり、制御用温度としては不適当であ
るからである。また、材料2の過渡的な上下動により補
助温度センサ6が損傷を受ける確率が高い問題もある。
しかしながら、第5図のように構成された温度制御方式
においてもまだ解消すべき次のような課題があった。
すなわち、材料2に近接した物体近傍温度Vと天井近傍
の目標温度Sとの温度差りが前述した規定範FHJ (
D IIa −D si)を外れるとアラーム信号が出
力されるのみであり、材料2の温度を正確に制御するた
めには、操作ハはアラーム警報を確認すると、温度制御
部7に印加する目標温度Sをマニアル操作で補正する必
要がある。具体的には、温度差りが小さくなり規定範囲
(Daa−Dai)の最小値Dslを下回ると、物体近
傍温度Vが上昇しすぎであり、目標温度Sを低下させて
、炉1内温度を短時間で低下させる必要がある。逆に、
温度差りが大きくなり規定範囲(Dma−Dmi)の最
大値D■aを上回ると、物体近傍温度Vが低下しすぎで
あり、目標温度Sを上昇させて、炉1内温度を短時間で
上昇させる必要がある。
この操作を行わずに放置すると、材料2の温度制御精度
が低下して、材料2の品質が低下する問題がある。
(発明が解決しようとする課題) このように、従来の温度制御方式によれば、物体近傍温
度Vが大さ(変化して、73度差りが規定範囲(Dma
−DaDを外れてアラーム信号が送出されたとしても、
操作員がマニアルで対応操作を実施する必要があったの
で、操作員の負担が増大すると共に、適切なタイミング
で対応操作が実施されるとは限らず、材料の温度制御精
度が低下する問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなさたものであり、
補助温度センサにて検出される物体近傍温度と目標温度
との温度差が規定範囲を外れた場合には、自動的に目標
温度を補正する事により、物体の温度制御精度を大幅に
向上でき、かつ操作員の負担を大幅に軽減できるきる温
度制御方式を提供することを目的とする。
[発明の構成〕 (課題を解決するための手段) 上記課題を解消するために本発明は、炉内に置かれた物
体に離間配置された主温度センサと物体に近接配置され
た補助温度センサとの2個の温度センサを設け、主温度
センサの検出温度が予め定められた目標温度になるよう
に炉内の温度を制御するとともに、補助温度センサで物
体近傍温度を監視する温度制御方式において、 補助温度センサの検出温度と目標温度との間の温度差を
検出し、この温度差が規定範囲を外れると高温信号また
は低温信号を出力する異常温度検出手段と、高温信号を
受領して目標温度を低温側へ補正する第1の目標温度補
正手段と、低温信号を受領して目標温度を高温側へ補正
する第2の目標温度補正手段とを備えたものである。
(作用) このように構成された温度制御方式によれば、通常は物
体に離間配置された主温度センサにて検出される検出温
度が目標温度になるように温度制御される。そして、物
体近傍に配設された補助温度センサから出力された物体
近傍温度と前記目標温度との温度差が規定範囲を外れる
と、外れた方向に対応して高温信号または低温信号が異
常温度検出手段から出力される。
高温信号が出力されると、目標温度が自動的に低温側へ
補正され、補正された目標温度に従って、炉内の温度が
制御されるので、炉内温度は短時間で低下する。また、
低温信号が出力されると、目標温度が自動的に高温側へ
補正され、補正された目標温度に従って、炉内の温度が
制御されるので、炉内温度は短時間で上昇する。
(実施例) 以下本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は実施例の温度制御方式を示す模式図である。第
5図と同一部分には同一符号を付して重複する説明を省
略する。
炉1内の天井に設置された主温度センサ5にて検出され
た検出温度Tは温度制御部7に入力される。温度制御部
7には加減算部21から送出された補正目標温度S、が
入力され、補正目標温度S、と検出温度Tとの温度偏差
(S、−T)を算出して、この温度偏差に基づいて制御
演算を行い、燃料流量制御部8および空気流量制御部9
に対する設定値となる操作信号を送出する。そして、燃
料流量制御部8および空気流量制御部9は、それぞれバ
ーナー3.4に対する燃料供給量および空気供給量を調
節して、主温度センサ5の検出温度Tが補正目標温度S
、に近似するように炉内温度を制御する。
また、炉1内の側壁に取付けられた補助温度センサ6で
検出された物体近傍温度Vは異常温度検出部23へ入力
される。異常温度検出部23には天井近傍における修正
前の目標温度Sが入力されている。そして、異常温度検
出部23内においては、目標温度Sと検出された物体近
傍温度Vとの温度差D (−8−V)を検出して、その
温度差りが、第2図に示すように、予め定められた規定
範囲(Dma−DIIl+)の最小値D1未満になると
、物体近傍温度Vが上限温度VHを上回ったので、ハイ
(H)レベルの高温信号aを出力する。また、予め定め
られた規定範囲(D ma−D ml)の最大値Dsa
を越えると、物体近傍温度Vが下限温度vLを下回った
ので、ハイ(H)レベルの低温信号すを出力する。よっ
て、この温度制御方式においては、物体近傍温度Vにて
示される材料2の温度が、下限温度vLと上限温度Vl
Iとの間に制御されることを目標としている。
異常温度検出部23から出力されたHレベルの高音信号
aは接点24を閉成する。また、異常温度検出部23か
ら出力されたHレベルの低温信号すは切換接点25を常
開端子側へ切換接続する。
高音信号aと低温信号すとが同時に出力されることはな
いので、高温信号aが出力されている状態においては、
接点24が閉成されており、接点24および切換接点2
5の常閉端子を介して前記加減算部21へ前記目標温度
Sを(−)側へ補正するための単位微小温度(−ΔS)
が人力される。
一方、低温信号すが出力されている状態においては、切
換接点25が常開端子側に接続されているので、切換接
点25の常開端子を介して前記加減算部21へ前記目標
温度Sを(+)側へ補正するための単位微小温度ΔSが
入力される。
加減算部21には前記天井近傍の目標温度Sが初期値と
して入力されており、この目標温度Sを前記各単位微小
温度ΔS、−ΔSで補正して、補正後の補正目標温度S
、を前記温度制御部7へ送出する。
具体的には、一定周期T毎に、現在入力されている単位
微小温度ΔS、−ΔSを一つ前の周期の補正目標温度S
、−0に加算して、今回の補正目標温度S、を算出する
。したがって、異常温度検出部23から高温信号aおよ
び低温信号すが出力されていない状態においては、各単
位微小温度ΔS。
−ΔSは人力されないので、0温度を加算することにな
り、温度制御部7へ送出する補正目標温度S、は前回の
補正目標温度S。−0を維持する。よって、高温信号a
が長時間継続して送出されると、温度制御部7へ送出さ
れる補正目標温度Soは時間経過と共に低下する。逆に
、低温信号すが長時間継続して送出されると、温度制御
部7へ送出される補正目標温度S、は時間経過と共に上
昇する。
次に、このように構成された温度制御方式の動作を第2
図のタイムチャートを用いて説明する。
時刻t、にて補助温度センサ6にて検出された物体近傍
温度Vが下限温度VLを下回ると、目標温度Sとの温度
差D (−5−V)が規定範囲(DIIa−Dffii
)の最大値DIllaを越えるので、異常温度検出部2
3が低温信号すを出力する。その結果、切換接点25が
常開端子側に切換り、加減算部21に単位微小温度ΔS
が印加される。しかして、補正目標温度S、は時間経過
と共に上昇する。
加減算部21から温度制御部7へ出力される補正目標温
度S。が上昇すると、温度制御部7におれる目標温度S
、と検出温度Tとの温度偏差が大きくなり、早急に検出
温度Tを上昇させる方向に温度制御部7は動作する。よ
って、各バーナー3゜4の火力が強くなり、炉1内温度
は急上昇する。
そして、時刻t2にて物体近傍温度Vが下限温度V、を
上回ると、低温信号すが解除され、切換接点25は常閉
端子側に戻る。その結果、加減算部21の補正目標温度
S4はその値を維持する。
さらに、物体近傍温度■が上昇して、時刻t。
にて上限温度■Hを上回ると、目標温度Sとの温度差D
 (−5−’lが規定範囲(D n+a−D ml)の
最小値D11+未満になるので、異常温度検出部23が
高温信号aを出力する。その結果、接点24が閉成され
、加減算部21に単位微小温度(−ΔS)が印加される
。しかして、補正目標温度S。は時間経過と共に低下す
る。
加減算部21から温度制御部7へ出力される補正目標温
度S。が低下すると、温度制御部7における目標温度S
。と検出温度Tとの温度偏差が逆方向に大きくなり、早
急に検出温度Tを低下させる方向に温度制御部7は動作
する。よって、各バーナー3.4の火力が弱くなり、炉
1内温度は急低下する。
そして、時刻t4にて物体近傍温度Vが上限温度VH以
下になると、高温信号aが解除され、接点24が解放さ
れる。その結果、加減算部21の補正目標温度S。はそ
の値を維持する。
このような温度制御方式であれば、通常は温度制御部7
と各流量制御部8,9および主温度センサ5とで形成さ
れる温度制御ループでもって、炉1内温度が一定値に制
御されるが、材料2の温度を示す物体近傍温度Vと目標
温度Sとの温度差D(−S −V)が規定範囲(Dra
a−Dmi)を外れると、前記温度制御ループに印加す
る目は温度Sを自動的に補正して、物体近傍温度Vを短
詩1i81で元の規定範囲に対応する温度範囲(Vl、
〜Vu)内に復帰させている。
よって、たとえ材料2の温度が大幅に変化したとしても
ごく短時間で元の温度範囲に復帰するので、温度制御精
度を大幅に向上できる。その結果、温度制御される材料
2の品質を大幅に向上できる。
また、温度差D(−5−V)が規定範囲を外れると、自
動的に目標温度が補正されるので、第5図に示した従来
の温度制御方式に比較して操作員の負担を大幅に向上で
きる。
第3図は本発明の他の実施例に係わる温度制御方式を示
す模式図である。第1図の実施例と同一部分には同一符
号を付して重複する説明を省略する。
この実施例においては、物体近傍温度Vおよび目標温度
Sが入力される異常温度検出部31は、塩度差D (−
5−V)が規定範囲CD ma−D si)を外れると
高温信号aおよび低温信号すを出力すると共に、第3図
に示すように、前記規定範囲(Dma−Dmi内にこの
規定範囲よりさらに狭い微調整範囲(DIIa2〜Ds
+2)を設定して、前記温度差りがその微調整範囲(D
■a2〜Dm!2)に入ると、低温復帰信号Maおよび
高温復帰信号Mbを出力する。
すなわち、物体近傍温度Vが微調整範囲の最大値D m
a2に対応する下限温度VL2以上になると低温復帰信
号Maを出力し、物体近傍温度Vが微調整範囲の最小値
D si2に対応する上限温度VH2以下になると高温
復帰信号Mbを出力する。
そして、異常温度検出部31から出力された高温信号a
はオアゲート32を介して単位微小温度(−ΔS)が印
加されている接点24に送出され、低温復帰信号Maは
アンドゲート33を介して前記オアゲート32の他方端
に入力されている。さらに、異常温度検出部31から出
力された低温信号すはオアゲート34を介して単位微小
温度(ΔS)が印加されている切換接点25に送出され
、高温復帰信号Mbはアンドゲート35を介して前記オ
アゲート34の他方端に入力されている。
また、比較部36は、目標温度Sと加減算部21から出
力される補正目標温度S7とを比較して、補正目標温度
S7が目標温度Sより大きいときにハイ(H)レベルに
なる出力信号CAを前記アンドゲート33の他方の入力
端子へ送出する。
逆に、比較部37は、補正目標温度S、が目標温度Sよ
り小さいときにハイ(H)レベルになる出力信号CBを
前記アンドゲート35の他方の入力端子へ送出する。
次に、このように構成された温度制御方式の動作を第4
図のタイムチャートを用いて説明する。
時刻t、にて物体近傍温度■が規定範囲(Dma〜D 
ml)の最大値に対応する下限温度V、を下回ると、低
温信号すが出力され、オアゲート34を介して切換接点
25が常開端子側に切換り、加減算部21から出力され
る補正目標温度S、が上昇する。その結果、物体近傍温
度Vは一定の時間遅れをもって上昇に転じる。また、補
正目標温度S7が目標温度Sを上回るので、比較部36
からハイ(H)レベルの出力信号CAがアンドゲート3
3へ送出される。
しかして、時刻t6にて物体近傍温度Vが前記下限温度
vLを上回ると、低温信号すが解除され、切換接点25
が元の常閉端子側に切換り、加減算回路21の補正目標
温度S、の上昇は停止する。
さらに、時刻t7にて物体近傍温度Vが微調整範囲(D
IIla2〜Dm12 )の最大値D a+a2に対応
する下限温度VL2まで復帰すると、ノ1イ()I)レ
ベルの低温復帰信号Maが出力される。よって、先の比
較部36からの出力信号CAと低温復帰信号Maとでア
ンドゲート33が成立して、オアゲート32を介して接
点24が閉成される。接点24が閉成されると、単位微
小温度(−ΔS)が減算回路21へ人力される。その結
果、加減算部21は時刻t、〜t6間で上昇した補正目
標温度S。
に対する減算演算を開始する。よって、温度制御部7へ
送出する補正目標温度S。が低下する。補正目標温度S
、が低下すれば、物体近傍温度Vの上昇速度が低下する
時刻t8にて、補正目標温度S、が最初の目標温度Sま
で低下すると、比較部36から出力されていたハイ(H
)レベルの出力信号CAが解除されるので、アンドゲー
ト33が成立しなくなり、接点24が解放され、加減算
部21の補正目標?H度S。は元の目標温度Sとなり、
一定値を維持する。
さらに、時刻t9にて物体近fytiAi度Vが微調整
範囲(DIla2〜Da12 )の最小値D m+2に
対応する上限温度VH2以上になると、高温復帰信号M
bがロー(L)レベルへ変化し、時刻t+oにて、物体
近傍温度Vが規定範囲(Dma−Dmi)の最小値に対
応する上限温度VHを上回ると、高温信号aが出力され
、オアゲート32を介して接点24が閉成され、加減算
部21から出力される補正目標温度S、が低下する。そ
の結果、物体近傍温度Vは一定の時間遅れをもって下降
に転じる。また、補正目標温度S、が目標温度Sを下回
るので、比較部37からハイ(H)レベルの出力信号C
Bがアンドゲート35へ送出される。
しかして、時刻t11にて物体近傍温度Vが前記上限温
度■□を下回ると、高温信号aが解除され、接点24が
解放され、加減算部21の補正目標温度S、の低下は停
止する。
さらに、時刻t12にて物体近傍温度■が微調整範囲(
D ma2〜D mi2 )の最小値D112に対応す
る上限温度VH2まで復帰(低下)すると、ハイ(H)
レベルの高温復帰信号Mbが出力される。
よって、先の比較部37からの出力信号CBと高温復帰
信号Mbとでアンドゲート35が成立して、オアゲート
34を介して切換接点25が常開端子側へ切換り、単位
微小温度ΔSが減算回路21へ入力される。その結果、
加減算部21は時刻tlO〜tl1間で低下した補正目
標温度S、に対する加算演算を開始する。よって、温度
制御部7へ送出する補正目標温度S、が上昇する。補正
目標温度S、が上昇すれば、物体近傍温度■の下降速度
が低下する。
そして、例えば補正目標温度S、が上昇しすぎて、時刻
triにて物体近傍温度Vが再度微調整範囲(D ma
2〜D12)の最小値D s12に対応する上限温度V
H2以上に上昇すると、高温復帰信号Mbがロー(L)
レベルへ戻るので、アンドゲート35の成立が解除され
、切換接点25が元の常閉端子側に戻る。その結果、加
減算部21は補正目標温度S、に対する加減演算を停止
する。
次に、このように構成された温度制御方式の特徴を説明
する。
例えば物体近傍温度Vが下限温度vLを下回り、補正目
標温度S、が上昇して、物体近傍温度Vが一定の遅れを
有して上昇して、前記下限温度vL以上に復帰した場合
において、第1図の実施例においては、物体近傍温度V
が規定範囲で定まる上限温度V 11を越えた時点で初
めて補正目標温度S、が下降するが、この実施例におい
ては、物体近傍温度Vが規定範囲(Dma−DgJ)の
さらに内側に設定された微調整範囲(D ma2〜D■
12 )に入ると、補正目標温度S、を逆方向に、すな
わち、先に補正した補正量を打ち消す方向に補正する。
したがって、物体近傍温度Vは微調整範囲(D l1a
2〜D12)に入ると、温度変化が急に緩やかになる。
その結果、目標温度Sを補正したことに起因する物体近
傍温度Vのオーバーシュート現象を未然に防止でき、被
温度制御対象物体としての材料2の温度制御精度をさら
に向上できる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の温度制御方式によれば、補
助温度センサにて検出される物体近傍温度と目標温度と
の温度差が規定範囲を外れた場合には、自動的に目標温
度を温度差が元の規定範囲内に戻る方向に補正するよう
にしている。したがって、炉内に置かれた被温度制御物
体の温度制御精度を大幅に向上でき、かつ操作員の負担
を大幅に軽減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係わる温度制御方式を示す
模式図、ff12図は同実施例の動作を示すタイム、チ
ャート、第3図は本発明の他の実施例に係わる温度制御
方式を示す模式図、第4図は同実施例の動作を示すタイ
ムチャート、第5図は従来の温度制御方式を示す模式図
である。 1・・・炉、2・・・物体、3,4・・・バーナー 5
・・・主温度センサ、6・・・補助温度センサ、7・・
・温度制御部、21・・・加減算部、23.31・・・
異常温度検出部、24・・・接点、25・・・切換接点
、32゜34・・・オアゲート、33.35・・・アン
ドゲート、36.37・・・比較部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 炉内に置かれた物体に離間配置された主温度センサと前
    記物体に近接配置された補助温度センサとの2個の温度
    センサを設け、前記主温度センサの検出温度が予め定め
    られた目標温度になるように前記炉内の温度を制御する
    とともに、前記補助温度センサで前記物体近傍温度を監
    視する温度制御方式において、 前記補助温度センサの検出温度と前記目標温度との間の
    温度差を検出し、この温度差が規定範囲を外れると高温
    信号または低温信号を出力する異常温度検出手段と、前
    記高温信号を受領して前記目標温度を低温側へ補正する
    第1の目標温度補正手段と、前記低温信号を受領して前
    記目標温度を高温側へ補正する第2の目標温度補正手段
    とを備えた温度制御方式。
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