JP3842330B2 - ダイカストマシンの制御方法 - Google Patents
ダイカストマシンの制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3842330B2 JP3842330B2 JP06835696A JP6835696A JP3842330B2 JP 3842330 B2 JP3842330 B2 JP 3842330B2 JP 06835696 A JP06835696 A JP 06835696A JP 6835696 A JP6835696 A JP 6835696A JP 3842330 B2 JP3842330 B2 JP 3842330B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- value
- speed
- control
- actual
- injection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D17/00—Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
- B22D17/20—Accessories: Details
- B22D17/32—Controlling equipment
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/53—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using injection ram or piston
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/76—Measuring, controlling or regulating
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C2945/00—Indexing scheme relating to injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould
- B29C2945/76—Measuring, controlling or regulating
- B29C2945/76003—Measured parameter
- B29C2945/7611—Velocity
- B29C2945/76113—Velocity linear movement
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C2945/00—Indexing scheme relating to injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould
- B29C2945/76—Measuring, controlling or regulating
- B29C2945/76344—Phase or stage of measurement
- B29C2945/76381—Injection
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C2945/00—Indexing scheme relating to injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould
- B29C2945/76—Measuring, controlling or regulating
- B29C2945/76494—Controlled parameter
- B29C2945/76538—Viscosity
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C2945/00—Indexing scheme relating to injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould
- B29C2945/76—Measuring, controlling or regulating
- B29C2945/76655—Location of control
- B29C2945/76658—Injection unit
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C2945/00—Indexing scheme relating to injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould
- B29C2945/76—Measuring, controlling or regulating
- B29C2945/76822—Phase or stage of control
- B29C2945/76859—Injection
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C2945/00—Indexing scheme relating to injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould
- B29C2945/76—Measuring, controlling or regulating
- B29C2945/76929—Controlling method
- B29C2945/76936—The operating conditions are corrected in the next phase or cycle
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ダイカストマシンの制御方法に関し、特に射出シリンダ装置のプランジャ位置に応じて多段射出速度制御を行うダイカストマシンの制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ダイカストマシンにおいては、油圧駆動式の射出シリンダ装置を使用し、射出シリンダ装置の射出プランジャを低速射出速度で前進させて金型キャビティに対する溶湯の充填を開始し、射出プランジャが所定位置にまで前進すれば、射出プランジャを高速射出速度で前進させて金型キャビティに溶湯の高速充填する多段射出速度制御が行われている。また低速前進区間と高速前進区間との間で射出プランジャを中速射出速度で前進させる場合もある。
【0003】
低速射出速度や高速射出速度などの各速度段の射出速度、高速射出開始位置などの速度切換プランジャ位置には、金型データ、鋳造条件データなどによって決まる適正値があり、この適正値によってプランシャ駆動が行われるように多段射出速度制御が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
低速射出速度や高速射出速度などの各速度段の射出速度は射出シリンダ装置に対する油圧の絞り制御により行われるから、その油温変化などによって実際の射出速度が変動することは避けられず、また速度切換プランジャ位置は油圧系の低速−高速切換弁の動作遅れなどにより変動することは避けられない。
【0005】
しかし一般に、ダイカストマシンにおける射出速度は高速度であるため、上述のような多段射出速度制御をフィードバック式に補償制御することは難しく、実際に多段射出速度制御をフィードバック補償式に行うダイカストマシンは見あたらない。
【0006】
このため従来は、速度切換プランジャ位置の補正などはオペレータの勘に頼って行われ、各速度段の射出速度の補正は、多くの場合、行われていないのが現状である。
【0007】
この発明は、上述の如き問題点に着目してなされたものであり、低速射出速度や高速射出速度などの各速度段の射出速度、高速射出開始位置などの速度切換プランジャ位置を実鋳造の状態に応じて自動補正し、適正値に従った適正な多段射出速度制御がオペレータに依存することなく自動的に行われるようにするダイカストマシンの制御方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、請求項1にる発明は、射出シリンダ装置の射出プランジャのプランジャ位置に応じて多段射出速度制御を行うダイカストマシンの制御方法において、低速射出速度や高速射出速度などの各速度段の射出速度および高速射出開始位置などの速度切換プランジャ位置などの設定値を設定値記憶部に予め格納し、この設定値が新規設定される度にすでに平均値算出部、補正値記憶部にそれぞれ格納されている前回の既存の平均値、補正値をクリアし、前記設定値記憶部に格納されている設定値が制御値演算部に取り込まれて、制御値演算部において低速射出速度、高速射出速度、高速射出開始位置の初期制御値を演算し、それをプリセットした後、補正値記憶部に補正値が書き込まれているか否かを判別し、補正記憶部に補正値が書き込まれていなければ、初期制御値をもって1サイクルの実鋳造を実行し、補正値記憶部に補正値が書き込まれているときにはその補正値を制御値演算部に取り込ませて制御値演算部において制御値を補正演算し、補正された制御値をセットし、補正された制御値をもって1サイクルの実鋳造を実行し、実鋳造における実際の射出速度、速度切換プランジャ位置などの実際値を計測手段によって計測し、この計測された各実際値が制御範囲内であるかどうか否かを判別し、その実際値が制御範囲内であれば、実際値を新たなサンプリングデータとして所定回数の実鋳造における実際値の平均値を平均値演算部で求め、この平均値と前記設定値との差が許容値以内であるかを判別し、前記平均値と前記設定値との差が許容値以内であれば、補正演算を行わず現状を維持し、前記平均値と前記設定値との差が許容値以内でない場合には、補正演算部によって設定値記憶部に書き込まれている設定値と前記平均値演算部で演算された平均値とを比較し、前記設定値と前記平均値との差がなくなるように、各設定値の補正値を算出してその補正値を前記補正記憶部に更新格納して、次回の実鋳造における射出速度、速度切換プランジャ位置の制御値を補正することを特徴とするものである。
【0009】
請求項1の発明では、実鋳造における射出速度、速度切換プランジャ位置などの実際値の平均値を求め、この平均値と設定値とを比較して差がなくなるように、次回の実鋳造における射出速度、速度切換プランジャ位置の制御値を学習式にフィードフォワード補正する。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1に記載のダイカストマシンの制御方法において、前記実際値が所定の制御範囲内であるか否かを判別し、前記実際値が制御範囲内でない場合には異常時であるとしてその実際値を前記平均値の算出に使用しないものである。
【0011】
請求項2の発明では、実際値が制御範囲内でない場合には、その実際値を平均値の算出に使用せず、学習制御のサンプリング対象より除外する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
【0013】
図1はこの発明によるダイカストマシンの制御方法の実施に使用するダイカストマシンの制御装置を示している。図1において、10は射出シリンダ装置を、20は射出シリンダ装置10の油圧回路装置を、30は制御装置を各々示している。
【0014】
射出シリンダ装置10は射出プランジャ12を有しており、射出プランジャ12の位置(プランジャ位置)はリニア磁気スケール等による位置センサ14によって計測されるようになっている。
【0015】
油圧回路装置20は、射出プランジャ12の低速射出速度、高速射出速度を各々可変設定するリモート式の低速射出速度調整部22および高速射出速度調整部24と、低速ソレノイド弁26と、高速ソレノイド弁28とを有しており、低速ソレノイド弁26のみが励磁されている場合には低速射出速度調整部22によって調整された低速射出速度をもって射出プランジャ12を前進させ、低速ソレノイド弁26と高速ソレノイド弁28の両方が励磁されている場合には高速射出速度調整部22によって調整された高速射出速度をもって射出プランジャ12を前進させる。
【0016】
制御装置30は、速度演算部32と、高速射出開始位置検出部34と、平均値演算部36と、設定値記憶部38と、補正値演算部40と、補正値記憶部42と、制御値演算部44とを有している。
【0017】
速度演算部32は計測手段としての位置センサ14によって計測されるプランジャ位置の変化値より射出プランジャ12の移動速度(実際値)を算出する。
【0018】
高速射出開始位置検出部34は速度演算部32により算出された射出プランジャ12の移動速度が低速より高速へ変化した時点のプランジャ位置データを位置センサ14より取り込み、実際の高速射出開始位置(実際値)を検出する。
【0019】
平均値演算部36は、所定回数の実鋳造において、高速射出開始位置検出部34によって検出された高速射出開始位置の平均値と、速度演算部32によって算出された低速射出速度および高速射出速度の各々平均値を算出する。
【0020】
この平均値は低速射出速度、高速射出速度、高速射出開始位置などの設定値(プリセット値)が新規に設定される度にクリアされ、設定値の新規設定後において実鋳造の回数が平均値算出の所定回数(最大サンプル数)に満たない時には新規設定後における実鋳造の回数分の実際値で平均値を求める。最大サンプル数は最大値を10程度として、通常3〜5程度に設定される。
【0021】
低速射出速度、高速射出速度、高速射出開始位置などの各設定値に対して上限、下限の制御範囲がパラメータ設定されており、平均値演算部36は、実際値がパラメータ設定された制御範囲内であるか否かを判別し、実際値が制御範囲内でない場合には異常時であるとして、その実際値を平均値の算出に使用せずに除外する。
【0022】
設定値記憶部38はキーボート等による設定値入力部52によって入力された低速射出速度、高速射出速度、高速射出開始位置などの各設定値を記憶保持する。この低速射出速度、高速射出速度、高速射出開始位置の設定値の入力は表示器54に画面表示される設定値入力画面をもって対話式に行うことができる。
【0023】
補正値演算部40は、設定値記憶部38に書き込まれている上述のような各設定値と平均値演算部36によって算出された実際値の平均値とを比較し、その差がなくなるように各設定値の補正値を算出する。この補正値は補正値記憶部42に格納される。
【0024】
制御値演算部44は、設定値記憶部38に書き込まれている各設定値と補正値記憶部42に格納されている各補正値とから、次回の実鋳造における低速射出速度、高速射出速度、高速射出開始位置の制御値を演算し、制御指令を油圧回路装置20へ出力する。
【0025】
図2はこの発明による制御方法が適用されるダイカストマシンの射出速度特性を示している。高速射出開始位置は充填完了位置より高速区間長を差し引くことにより求められ、充填完了位置は初期値として空打ちストロークとビスケット厚さの各設定値の差より求めることができる。
【0026】
図3はこの発明による制御方法が適用されたダイカストマシンの動作フローを示している。
【0027】
先ず、低速射出速度、高速射出速度、高速射出開始位置などの各々適正値(制御目標値)を設定値としてユーザ設定する(ステップS10)。各設定値は設定値記憶部38にストアされる。この設定値の新規設定により、すでに平均値演算部36、補正値記憶部42に格納されている前回の既存の平均値、補正値をクリア(消去)し(ステップS12)、設定値記憶部38にストアされている設定値が制御演算部44に取り込まれ、制御値演算部44において低速射出速度、高速射出速度、高速射出開始位置の初期制御値を演算し、それをプリセットする(ステップS14)。
【0028】
つぎに、補正値記憶部42に補正値が書き込まれているか否かを判別し(ステップS16)、補正値が書き込まれていなければ、初期制御値をもって1サイクルの実鋳造を実行する(ステップS20)。
【0029】
これに対し、補正値記憶部42に補正値が書き込まれていれば、その補正値を制御値演算部44に取り込ませて制御値演算部44において制御値を補正演算し、補正された制御値をセットし、(ステップS18)。補正された制御値をもって1サイクルの実鋳造を実行する(ステップS20)。
【0030】
1サイクルの実鋳造において、位置センサ14よりプランジャ位置データをリアルタイムで取り込み、速度演算部32によってプランジャ位置の変化値より射出プランジャ12の移動速度(実際値)を算出し、また高速射出開始位置検出部34によって実際の高速射出開始位置(実際値)を検出する(ステップS22)。
【0031】
このようにして取得した実際の射出プランジャ12の移動速度、高速射出開始位置である実際値が所定の制御範囲内であるか否かを判別し(ステップS24)、各実際値が制御範囲内でない場合には異常時であるとしてその実際値を平均値の算出に使用せず、アラームメッセッジの出力等のアラーム処理を行う(ステップS26)。
【0032】
実際値が制御範囲内であれば、その実際値を新たなサンプリングデータとして平均値演算部36によって平均値を算出する(ステップS28)。この平均値算出におけるサンプル数には最大値が存在し、サンプル数が最大値以上になると、時間的に古いデータより平均値算出に使用せずに消去する。
【0033】
つぎに、平均値と設定値との差が許容値以内であるかどうかを判別し(ステップS30)、平均値と設定値との差が許容値以内であれば、補正演算を行わず、ステップS16に戻り、現状を維持する。
【0034】
これに対し、平均値と設定値との差が許容値以内でない場合には、補正値演算部40によって設定値記憶部38に書き込まれている設定値と平均値演算部36で演算された平均値とを比較し、その差がなくなるように各設定値の補正値を算出してその補正値記憶部42に更新格納する(ステップS32)。そしてステップS16に戻る。
【0035】
これにより平均値と設定値との差が許容値以内である場合には、次回の実鋳造における低速射出速度、高速射出速度、高速射出開始位置の制御値が学習式にフィードフォワード補正され、実際の低速射出速度、高速射出速度、高速射出開始位置が、油温の変化などの外乱や油圧系の動作遅れなどに拘らず、設定値に常に適合するようになる。
【0036】
以上に於ては、この発明を特定の実施の形態について詳細に説明したが、この発明は、これに限定されるものではなく、この発明の範囲内にて種々の実施の形態が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0037】
【発明の効果】
以上の説明から理解される如く、請求項1によるダイカストマシンの制御方法においては、実鋳造における射出速度、速度切換プランジャ位置などの実際値の平均値を求め、この平均値と設定値とを比較して差がなくなるように、次回の実鋳造における射出速度、速度切換プランジャ位置の制御値を学習式にフィードフォワード補正するから、適正値に従った適正な多段射出速度制御がオペレータに依存することなく自動的に行われるようになる。
【0038】
請求項2によるダイカストマシンの制御方法においては、実際値が制御範囲内でない場合には、その実際値を平均値の算出に使用せず、学習制御のサンプリング対象より除外するから、実鋳造において異常状態が発生しても適正な学習制御が行われるようになる。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明によるダイカストマシンの制御方法の実施に使用するダイカストマシンの制御装置を示すブロック線図である。
【図2】 この発明による制御方法が適用されるダイカストマシンの射出速度特性を示すグラフである。
【図3】 この発明による制御方法が適用されたダイカストマシンの動作フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 射出シリンダ装置
12 射出プランジャ
20 油圧回路装置
22 低速射出速度調整部
24 高速射出速度調整部
26 低速ソレノイド弁
28 高速ソレノイド弁
30 制御装置
32 速度演算部
34 高速射出開始位置検出部
36 平均値演算部
38 設定値記憶部
40 補正値演算部
42 補正値記憶部
44 制御値演算部
52 設定値入力部
54 表示器
Claims (2)
- 射出シリンダ装置(10)の射出プランジャ(12)のプランジャ位置に応じて多段射出速度制御を行うダイカストマシンの制御方法において、
低速射出速度や高速射出速度などの各速度段の射出速度および高速射出開始位置などの速度切換プランジャ位置などの設定値を設定値記憶部(38)に予め格納し、この設定値が新規設定される度にすでに平均値算出部(36)、補正値記憶部(42)にそれぞれ格納されている前回の既存の平均値、補正値をクリアし、前記設定値記憶部(38)に格納されている設定値が制御値演算部(44)に取り込まれて、制御値演算部(44)において低速射出速度、高速射出速度、高速射出開始位置の初期制御値を演算し、それをプリセットした後、補正値記憶部(42)に補正値が書き込まれているか否かを判別し、補正記憶部(42)に補正値が書き込まれていなければ、初期制御値をもって1サイクルの実鋳造を実行し、補正値記憶部(42)に補正値が書き込まれているときにはその補正値を制御値演算部(44)に取り込ませて制御値演算部(44)において制御値を補正演算し、補正された制御値をセットし、補正された制御値をもって1サイクルの実鋳造を実行し、実鋳造における実際の射出速度、速度切換プランジャ位置などの実際値を計測手段(14)によって計測し、この計測された各実際値が制御範囲内であるかどうか否かを判別し、その実際値が制御範囲内であれば、実際値を新たなサンプリングデータとして所定回数の実鋳造における実際値の平均値を平均値演算部(36)で求め、この平均値と前記設定値との差が許容値以内であるかを判別し、前記平均値と前記設定値との差が許容値以内であれば、補正演算を行わず現状を維持し、前記平均値と前記設定値との差が許容値以内でない場合には、補正演算部(40)によって設定値記憶部(38)に書き込まれている設定値と前記平均値演算部(36)で演算された平均値とを比較し、前記設定値と前記平均値との差がなくなるように、各設定値の補正値を算出してその補正値を前記補正記憶部(42)に更新格納して、次回の実鋳造における射出速度、速度切換プランジャ位置の制御値を補正することを特徴とするダイカストマシンの制御方法。 - 請求項1に記載のダイカストマシンの制御方法において、
前記実際値が所定の制御範囲内であるか否かを判別し、前記実際値が制御範囲内でない場合には異常時であるとしてその実際値を前記平均値の算出に使用しないことを特徴とするダイカストマシンの制御方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06835696A JP3842330B2 (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | ダイカストマシンの制御方法 |
US08/816,793 US5870305A (en) | 1996-03-25 | 1997-03-19 | Control method for die cast machine |
KR1019970010036A KR100229050B1 (ko) | 1996-03-25 | 1997-03-24 | 다이 캐스트 머신 제어 방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06835696A JP3842330B2 (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | ダイカストマシンの制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09253824A JPH09253824A (ja) | 1997-09-30 |
JP3842330B2 true JP3842330B2 (ja) | 2006-11-08 |
Family
ID=13371457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06835696A Expired - Lifetime JP3842330B2 (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | ダイカストマシンの制御方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5870305A (ja) |
JP (1) | JP3842330B2 (ja) |
KR (1) | KR100229050B1 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5997778A (en) * | 1998-04-23 | 1999-12-07 | Van Dorn Demag Corporation | Auto-tuned, adaptive process controlled, injection molding machine |
US6377871B1 (en) | 1999-10-26 | 2002-04-23 | Motoman, Inc. | Integrated die cast |
JP4592868B2 (ja) * | 2000-03-27 | 2010-12-08 | 東芝機械株式会社 | ダイカストマシンの射出制御装置および射出制御方法 |
JP3810984B2 (ja) | 2000-05-08 | 2006-08-16 | 東芝機械株式会社 | ダイカストマシンの射出制御方法 |
GB2368548A (en) * | 2000-10-30 | 2002-05-08 | Golden Tech | Die-casting |
AU2003283021A1 (en) * | 2002-12-31 | 2004-07-29 | Truelove And Maclean, Incorporated | Process for manufacturing drawn metal parts |
US7534378B2 (en) * | 2004-03-03 | 2009-05-19 | Rexam Prescription Products Inc. | Plastic forming process monitoring and control |
KR100590977B1 (ko) * | 2004-11-18 | 2006-06-19 | 현대자동차주식회사 | 고압주조 공법의 기포 발생 억제 방법 |
JP5942415B2 (ja) * | 2011-12-21 | 2016-06-29 | 株式会社ジェイテクト | 射出成形方法およびその装置 |
US9273450B2 (en) | 2012-06-22 | 2016-03-01 | Kohler Mira Limited | Plumbing fixture with heating elements |
JP6146878B2 (ja) * | 2015-01-09 | 2017-06-14 | 東芝機械株式会社 | 射出装置、成形装置及び成形方法 |
JP6939221B2 (ja) * | 2017-08-03 | 2021-09-22 | 宇部興産機械株式会社 | 射出装置の射出速度制御方法及び制御装置 |
IT201700123429A1 (it) * | 2017-10-30 | 2019-04-30 | Italpresse Ind Spa | Macchina per pressofusione con sistema di auto-regolazione delle valvole di iniezione |
GB2568271B (en) | 2017-11-09 | 2020-04-22 | Kohler Mira Ltd | A plumbing component for controlling the mixture of two supplies of water |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3306214A1 (de) * | 1982-02-23 | 1983-09-08 | Toshiba Kikai K.K., Tokyo | Vorrichtung zum messen der einspritzgeschwindigkeit einer druckgussmaschine |
JPS58145355A (ja) * | 1982-02-23 | 1983-08-30 | Toshiba Mach Co Ltd | 高速射出開始位置の自動調整装置 |
US5207267A (en) * | 1990-08-09 | 1993-05-04 | Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha | Injection control method of die cast machine |
DE4310332A1 (de) * | 1993-03-31 | 1994-10-06 | Mueller Weingarten Maschf | Verfahren zur Ermittlung von optimalen Parametern eines Gießprozesses insbesondere an Druckgießmaschinen |
CA2142754C (en) * | 1994-05-20 | 1999-04-13 | Thomas H. Richards | Clamp control for injection molding machine |
US5456870A (en) * | 1994-05-20 | 1995-10-10 | Van Dorn Demag Corporation | Barrel temperature state controller for injection molding machine |
-
1996
- 1996-03-25 JP JP06835696A patent/JP3842330B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1997
- 1997-03-19 US US08/816,793 patent/US5870305A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-03-24 KR KR1019970010036A patent/KR100229050B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR100229050B1 (ko) | 1999-11-01 |
JPH09253824A (ja) | 1997-09-30 |
KR970064786A (ko) | 1997-10-13 |
US5870305A (en) | 1999-02-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3842330B2 (ja) | ダイカストマシンの制御方法 | |
US7150619B2 (en) | Controller of injection molding machine | |
JP2628266B2 (ja) | 射出成形機の速度制御方法及び装置 | |
US7166245B2 (en) | Injection control method of die-casting machine and injection control unit of die-casting machine | |
US5533884A (en) | Speed control unit for an injection molding machine | |
JPH0661810B2 (ja) | 流体圧アクチュエ−タの制御装置 | |
JP3881633B2 (ja) | 射出成形機の型締制御方法 | |
JP2975198B2 (ja) | ダイカストマシンの射出制御方法及びモニタ画面表示方法 | |
JP2995369B2 (ja) | 金型保護装置 | |
JPH0679432A (ja) | 射出成形装置の射出速度自動制御装置 | |
US4563744A (en) | Apparatus for adjusting starting positions of high speed injection | |
JP2919250B2 (ja) | 型締装置 | |
JPH0645162B2 (ja) | 射出保持圧制御装置 | |
JP4100548B2 (ja) | 鋳造装置および鋳造方法 | |
JPH03146323A (ja) | 射出成形機の金型内樹脂圧制御装置 | |
JP3053977B2 (ja) | 射出成形機の射出運転条件設定方法 | |
JP2601736B2 (ja) | 射出成形機の射出制御方法および装置 | |
JPH09193224A (ja) | 射出成形機の制御方法及び装置 | |
JPS59185561A (ja) | シヨツトプランジヤ射出速度制御方法 | |
JP2835191B2 (ja) | 連続鋳造機における鋳型内湯面レベル制御装置 | |
JP2001219250A (ja) | タンディッシュ内溶鋼温度の制御装置、方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 | |
JP2768886B2 (ja) | 連続鋳造機における鋳型内湯面レベル制御装置 | |
JPS6321398Y2 (ja) | ||
JP2541721B2 (ja) | 成形機の制御方法と制御装置 | |
SU960035A1 (ru) | Способ автоматического управлени процессом лить изделий из пластмасс под давлением |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040302 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040426 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050621 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050817 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060516 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060711 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060801 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060810 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090818 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090818 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100818 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100818 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110818 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120818 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120818 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130818 Year of fee payment: 7 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |