JPH0318647Y2 - - Google Patents

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JPH0318647Y2
JPH0318647Y2 JP1984094511U JP9451184U JPH0318647Y2 JP H0318647 Y2 JPH0318647 Y2 JP H0318647Y2 JP 1984094511 U JP1984094511 U JP 1984094511U JP 9451184 U JP9451184 U JP 9451184U JP H0318647 Y2 JPH0318647 Y2 JP H0318647Y2
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chamber
valve
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hydraulic oil
plunger
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は内燃機関の吸排気動作を司どる動弁
機構における、ラツシユ調整装置に関する。
〔従来技術〕
内燃機関の動弁機構には、良く知られているよ
うに、機関の運転時の発熱に伴うシリンダ等の熱
膨張を吸収して吸排気動作を円滑ならしめるため
に、そのバルブトレイン内に所望のバルブクリア
ランスが設けられているけれども、このバルブク
リアランスの存在のために内燃機関の運転中にバ
ルブトレイン内部で騒音(打音)が生ずる場合が
ある。
ラツシユ調整装置はこれら騒音の発生を回避す
るためにバルブトレイン内に装着されるものであ
つて、本出願人は先にこの種のラツシユ調整装置
に関し、第4図に示すような改良されたラツシユ
調整装置を提案している(実願昭58−70020号
(実開昭59−175611号公報参照))。
まずこれについて説明すると、第4図において
1は内燃機関の運転に同期して回転するカム、2
はシリンダヘツド、3はタペツト本体で、このタ
ペツト本体3の内部には作動油の導入室4及びシ
リンダ孔5をそれぞれ形成してあり、シリンダ孔
5には有底筒状のプランジヤ6を嵌挿してこれの
下端側を吸気または排気弁7に連繋してある。8
はプランジヤ6内に摺動自在に嵌挿した隔壁で、
プランジヤ6内を上下二室9,10に隔成すると
共にこれら上下二室9,10間の連通孔11を備
え、下室10内に収容した圧縮ばね12によつて
上方に付勢してある。また、連通孔11には球弁
13及びこれを連通孔11の弁座に向けて偏倚す
る弁ばね14からなるチエツク弁15が適合して
いる。16は作動油の導入孔で、オイルギヤラリ
17内の作動油を導入室4、上室9及び下室10
内に導びく。この導入孔16の導入室4内開口
端、換言すれば導入室4内にはチエツク弁18を
設けてある。
斯かる構成によれば、カム1の回転に伴うリフ
ト動作で、下室10内の作動油を媒体として吸気
または排気弁7を弁ばね19のばね力に抗して押
下げ、図外の吸気または排気通路を開く。このと
き、チエツク弁15によつて閉塞された下室10
内は高圧となり、この下室10内の作動油の一部
は隔壁8の嵌合隙間から逃げる。従つて、プラン
ジヤ6はカム1のリフト動作中僅かな寸法αだけ
シリンダ孔5内に沈む。続くカム1の回転によつ
て吸気または排気弁7が対応する通路を閉じる
と、プランジヤ6に作用する弁ばね19のばね力
がゼロとなり、プランジヤ6は圧縮ばね12のば
ね力によつて前記寸法αだけ押戻され、その結果
下室10内の油圧が低下し、導入室4及び上室9
内の作動油がチエツク弁15の球弁13を押開い
て連通孔11から下室10内に流入する。かくし
てプランジヤ6は動弁機構のバルブクリアランス
をゼロにする元の位置まで戻ることになる。以
後、作動中プランジヤ6は前記寸法αの移動を繰
返し、バルブクリアランスをゼロとして動弁機構
を円滑に作動せしめるのである。
ここで、導入室4内の導入孔16開口端に設け
たチエツク弁18は、機関の運転が停止してオイ
ルギヤラリ17からの作動油の供給が停止した以
後、導入室4内から作動油が流失することを防止
している。つまり、カム1のリフト動作の途中で
機関の運転が停止しその停止が所定時間継続した
とき、下室10内は作動油の一部が隔壁8の嵌合
隙間から逃げることにより最少容積が持続される
こととなるから、機関の再起動時カム1が回転し
てプランジヤ6が押戻されるときに、この下室1
0内には必要量の作動油が速やかに供給されるこ
とが肝要であり、この必要油量を上室9及び導入
室4内に確保するのである。しかしながら、これ
によればチエツク弁18を導入室4内に設ける構
成であるから、その装着のために第4図に示す如
くタペツト本体3を、特にその天板部3aと筒状
部3bとの二つの部材から構成しなければなら
ず、従つて、タペツト本体3を得るに二つの部材
をカシメ等の手段をもつて接合するなど余分の工
数を要すると共に、この接合部分の機械的強度に
注意を払う必要があつた。
〔考案の目的〕
この考案は斯様な従来の実状に鑑みてなされた
もので、タペツト本体を、複数の部材で構成する
要なしに一体形成可能とし、仍つて、機械的強度
の安定化が図れると共に、製造コストの低廉化を
図ることが可能なラツシユ調整装置を得ることを
目的とする。
〔考案の構成〕
この目的を達成するために、この考案にあつて
は、導入室に作動油を導びく導入孔内に、導入室
へ向う作動油の通過を許す一方向弁を設ける構成
としてある。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面に基づき、前記
従来例と同一構成部分には同一符号を付して詳述
する。
即ち、この考案にあつては第1図に示すよう
に、シリンダヘツド2内に設けたカム1が摺接す
る封止上端側に作動油の導入室4を形成したタペ
ツト本体3内部に、前記導入室4に開放する軸方
向のシリンダ孔5を形成して、このシリンダ孔に
有底筒状のプランジヤ6を嵌挿してこれの下端側
を弁ばね19により上方付勢された吸気または排
気弁7に作動的に連繋させる一方、このプランジ
ヤ6内部には、この内部を上下二室9,10に隔
成すると共にこれら上下二室9,10間の連通孔
11を備えた隔壁8を、下室10内に収容した圧
縮ばね12による弾発付勢のもとに摺動自在に嵌
挿し、この隔壁8の連通孔11には上室9から下
室10へ向う作動油の通過を許す球弁13と弁ば
ね14とからなるチエツク弁15を適合させ、更
に、前記タペツト本体3にはオイルギヤラリ17
内の作動油を導入室4内に導びく導入孔16を備
えた構成にあつて、前記導入孔16の内部に、導
入室4へ向う作動油の通過を許す一方向弁20を
例えば導入孔16の開口側から圧入する等の方法
により設けてある。この一方向弁20は第2図
a,bに示すように、ゴム等の弾性材料をもつて
全体として嘴状に形成し、先細先端に軸方向に貫
通するスリツト20aを設けた構成にしており、
第2図aの右方向へのみ作動油を通過できる。ま
た、隔壁8の上端には上下面に貫通する細孔21
aを設けたシート21を載置してこれの周壁内周
とプランジヤ6の外周との間に油路22を形成
し、導入室4から上室9へ向う作動油の流れに鉛
直方向の転回を与えることにより、作動油中に混
在する気泡の上室9内への導入を有効に阻止可能
としてある。
なお、23は吸気または排気弁7のガイド部
材、24は弁7によつて開閉される内燃機関の吸
気または排気通路である。
斯かる構成によれば、カム1の回転によつて下
室10内の作動油を媒体として吸気または排気弁
7を作動させ、対応する吸気または排気通路24
を開閉制御すると共に、この開閉動作時にプラン
ジヤ6の出入りによつてバルブクリアランスをゼ
ロとして動弁機構を、前記従来と同様に円滑に作
動せしめる。また、内燃機関の運転を停止した以
降、作動油の導入室4内からの流出を一方向弁2
0が防止することも同様であるが、この考案によ
れば、一方向弁20は導入孔16内に挿入配置し
てある。従つて、この一方向弁20の組付は極め
て容易であり、また、タペツト本体3を複数部材
から構成することなく、一体形成することが可能
となるから、このタペツト本体3、延いてはラツ
シユ調整装置全体の機械的強度の安定化及び製造
コスト低廉化が図れるのである。
尚、一方向弁としては前記実施例に限ることな
く、第3図に示すように、球弁30aを導入孔1
6の開口端に圧入等により固定した中空尾栓30
bの弁座に適合させた一方向弁30としてもよ
い。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明した如くこの考案によれば、導
入室へ向う作動油の通過を許す一方向弁を、導入
孔内に設ける構成としたことにより、この一方向
弁の組付を導入孔ないしタペツト本体の外側から
行なうことができて作業が容易となり、また、タ
ペツト本体を、複数の部材で構成することなく一
体形成することが可能となる。従つて、機械的強
度の安定化が図れると共に、製造コストの低廉化
を図ることが可能なラツシユ調整装置を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示すラツシユ調整
装置の断面図、第2図aは一方向弁の一実施例を
示す一部断面正面図、第2図bは同じく側面図、
第3図は一方向弁の別の実施例を示す要部断面
図、第4図は従来例を示すラツシユ調整装置の要
部断面図である。 1……カム、3……タペツト本体、4……導入
室、5……シリンダ孔、6……プランジヤ、7…
…吸気弁または排気弁、8……隔壁、9……上
室、10……下室、11……連通孔、12……圧
縮ばね、15……チエツク弁、16……導入孔、
20,30……一方向弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カムが摺接する封止上端部に作動油の導入室を
    形成した筒状のタペツト本体内部に、前記導入室
    に開放する軸方向のシリンダ孔を形成して、この
    シリンダ孔に有底筒状のプランジヤを嵌挿してこ
    れの下端側を吸気または排気弁に作動的に連繋さ
    せる一方、このプランジヤ内部には、この内部を
    上下二室に隔成すると共にこれら上下二室間の連
    通孔を備えた隔壁を、下室内に収容した圧縮ばね
    により弾発付勢のもとに摺動自在に嵌挿し、この
    隔壁の連通孔には上室から下室へ向かう作動油の
    通過を許すチエツク弁を適合させ、更に、前記タ
    ペツト本体には作動油を導入室内に導く導入孔を
    備えてなるラツシユ調整装置において、前記導入
    孔内部には、導入室へ向う作動油の通過を許す一
    方向弁を設け、この一方向弁は前記タペツト本体
    の外部から前記導入孔内部に挿入して組み立てて
    なる内燃機関の動弁機構におけるラツシユ調整装
    置。
JP9451184U 1984-06-26 1984-06-26 内燃機関の動弁機構におけるラツシユ調整装置 Granted JPS6110907U (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6110907U JPS6110907U (ja) 1986-01-22
JPH0318647Y2 true JPH0318647Y2 (ja) 1991-04-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0746723Y2 (ja) * 1985-06-20 1995-10-25 日産自動車株式会社 油圧バルブリフタ−

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57116114A (en) * 1980-11-21 1982-07-20 Erure I Buuuetsuse Katsupa Ets Self-adjusting hydraulic tappet
JPS57129211A (en) * 1980-12-22 1982-08-11 Stanadyne Inc Self-compensation liquid pressure drive adjuster

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JPS6110907U (ja) 1986-01-22

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