JPH03186231A - 調理用プレート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は主に家庭用の電気ホットプレート等の調理用プ
レートに関するものである。

従来の技術 従来、この種の調理用プレートは、シーズヒータを鋳込
んだアルミダイキャスト成形又はアルミ板を絞ジ加工し
たものにシーズヒータをブレージングで溶着し、フッ素
樹脂加工したものが一般的であった。

発明が解決しようとする課題 しかし、このような構造のものでは、 ■、アルミ又はアルミ合金にフッ素樹脂加工したもので
は、焼肉の肉汁が玉状になって広く拡散せず、肉とプレ
ートの間から排除できないため肉汁特有の臭いが残り、
鉄板焼きのように美味しく焼けない。これを解消するた
めに鉄板でブ１／−トを製作することが望ましいが、鉄
板が薄いと加熱による歪が生じ、厚ぐすると重くて使い
勝手が悪くなる。

■、シーズヒータを鋳込んだものは、シーズヒータの平
面形状に起因して調理面に加熱ムラが生じ、これを解決
しようとするとプレートが厚肉なものとなう高価なもの
となる。

Ｌ　アルミの熱容量が小さいため、ステーキ等の高熱容
量の調理物を調理する場合、−時的に温度低下が大きく
所定の温度に回復する１でに時間を要し、好筐しい温度
で調理できないため美味とならない。この不具合を解決
するためにプレートの肉厚を厚くすると使い勝手が悪く
、かつ高価なものとなる。

本発明は上記課題を解決するもので、鉄板焼きのように
美味しく焼ける調理プレートを提供することを目的とし
ている。

課題を解決するための手段 上記の目的を達成するために本発明の第１の手段は、鉄
等の比熱の大きい金属板からなる調理部と、この調理部
の周縁と裏面と裏面に熱伝的に接して設けられたアルミ
ニウム等の熱伝導率の高い金属からなる被加熱部とで調
理プレートを形成したものである。また第２の手段は、
調理部の周縁と裏面を鋳造によう鋳込んで調理プレート
を形成したものである。さらに第３の手段は調理の一部
に孔を設け、この孔を被加熱部を延設して埋設し、この
埋設部の裏面を温度センサの当接部としたものである。

さらにまた第４の手段は、調理部と被加熱部との間に熱
伝的かつ電気絶縁的に面状発熱体を配設したものである
。

作　　用 本発明は上記の構成により、被加熱部が熱漬率の高いア
ルミニウム等の金属であるので、発熱体からの受熱を面
状に拡散することができ、しかも、調理部の周縁部筐で
熱伝的に接しているので加熱部を一様に加熱することが
できるとともに、加熱部が比熱の大きい鉄等の金属板で
形成されているので大きな熱容量を持ち、調理時の一時
的な温度低下を少なくすることができるものである。ま
た、温度センサの当接部をアルミニウムで形成している
ので、温度センサの応答性が早くなり、調理に好筐しい
温度を常に維持できるものである。更に、面状発熱体を
調理部と被加熱部との間に配設しているので調理部の周
縁部に筐で熱がよく伝わり、調理部の周縁部と中央部の
温度を小さくすることができるので調理物を美しく焼き
上げることができるものである。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図から第４図を参照しな
がら説明する。

第１図において、１は鉄或は鉄合板等、比熱の大きい金
属板からなる調理部で、本実施例ではその周縁部１ａが
段状に形成されている。２はアルミニウム或はアルミニ
ウム合金等、熱伝導率の高い金属からなり、前記加熱部
１の周縁部１ａと裏面に熱伝的に接して形成された被加
熱部で、本実施例では鋳造により調理部１の周縁部１ａ
が埋込筐れるように両者が一体に調理プレートとして形
成されている。６は発熱体で、調理器のボデー８内に配
設され、この発熱体６上には前記調理プレートが載置さ
れ、加熱されるものである。

第２図は、調理プレートの温度を温度センサにより受感
し、調理プレートの温度を調節しようとするもので、調
理部１の適所に孔３を穿ち、この孔を被加熱部２を延設
し、埋設して埋設部２ａを形威し、この埋設部２ａの裏
面に温度センサ４を当接したものである。

第３図及び第４図は調理プレートに面状発熱体を設けた
もので、調理部１の裏面には熱伝的かつ電気絶縁的に面
状発熱体５の一面が配設されている。この面状発熱体５
の他面は同様に熱伝的かつ電気絶縁的に加熱部２で覆わ
れ、調理部１と加熱部２との間に面状発熱体５が配設さ
れて調理プレートが形成されている。なか、７は面状発
熱体５の端子である。

上記構成に釦いてその作用を説明する。

発熱体６上に載置された調理プレートは発熱体６により
加熱されるが、被加熱部２はアルミニウムのような熱伝
導率の高い金属で形成されているので発熱体２から与え
られた熱は速かに拡散して調理部１に伝わる。そして、
被加熱部２は調理部１の周縁部１ａに訟いても熱伝的に
接しているので周縁部１ａも速かに加熱され全体として
は望均：に加熱される。また、調理部１は鉄のような比
熱の大きい金属で形成されているのでその電熱量は大き
く、調理時の一時的な温度降下を少なくすることができ
る。

次に、第２図に示すように温度センサ４が被加熱部２か
ら延設された埋設部２ａの裏面に当接して設られてお・
す、埋設部２ａはアルミニウム等の熱伝導率の高い金属
で形成されているので熱の伝達が早く、温度センサ４の
応答性を良くすることができる。

唸た、第３図及び第４図に示すものは、面状発熱体５が
調理部１と被加熱部２の間に熱伝的、電気絶縁的に配設
されているので、面状発熱体５の配設面は勿論、調理部
の周縁部１ａにも被加熱面２により伝熱され、周縁部１
ａと中央部の温度差を小さくすることができる。

発明の効果 このように本発明の実施例の調理プレートによれば、調
理プレートの調理面の温度の均一化が図れるとともに調
理面の温度調節を行う温度センサの熱応答性も良くなり
、この種調理プレートの性能を改善向上せしめることが
できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図及び第３図は本発明の一実施例を示す調
理用プレートの側断面図、第４図は第３図に示した調理
用プレートの平面図である。 １・・・・・・調理部、２・・・・・・被加熱部、２ａ
・・・・・埋設部、３・・・・・・孔、５・・・・・・
面状発熱体。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）鉄等の比熱の大きい金属板からなる調理部と、こ
   の調理部の周縁と裏面に、熱伝的に接して設けられたア
   ルミニウム等の熱伝率の高い金属からなる被加熱部とで
   形成された調理用プレート。
2. （２）調理部の周縁と裏面を鋳造により鋳込んだ特許請
   求の範囲第１項記載の調理用プレート。
3. （３）調理部の一部に孔を設け、この孔を被加熱部を延
   設して埋設し、この埋設部の裏面を温度センサの当接部
   とした特許請求の範囲第１項または第２項記載の調理用
   プレート。
4. （４）調理部と被加熱部との間に熱伝的かつ電気絶縁的
   に面状発熱体わ配設した特許請求の範囲第１項から第３
   項のいずれか１項記載の調理用プレート。