JPH0318438Y2 - - Google Patents

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JPH0318438Y2
JPH0318438Y2 JP17017687U JP17017687U JPH0318438Y2 JP H0318438 Y2 JPH0318438 Y2 JP H0318438Y2 JP 17017687 U JP17017687 U JP 17017687U JP 17017687 U JP17017687 U JP 17017687U JP H0318438 Y2 JPH0318438 Y2 JP H0318438Y2
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JP
Japan
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paper
friction pad
rubber sheet
roller
pad surface
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JP17017687U
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JPH0175046U (ja
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 −産業上の利用分野− この考案は、自動給紙装置の摩擦パツド式用紙
分離機構における摩擦パツドの構造に関するもの
である。
−従来の技術− 電子計算機のプリンタや複写機に用いられる自
動給紙装置の用紙分離機構として、給紙方向に回
転するローラとこれに押接された摩擦パツドとの
間に用紙を通過させて分離する構造の摩擦パツド
式の用紙分離機構が広く用いられている。この種
用紙分離機構の摩擦パツドとしては一般にゴムシ
ートが用いられるが、このゴムシートの装着構造
として従来第5図または第6図に示す構造が知ら
れている。
第5図に示すものは、ゴムシート1の背面全体
を支持体2に貼着して装着したもので、支持体2
をバネ3でローラ12に弾圧させる構造である。
しかしこの構造のものは、用紙厚や用紙の腰の強
さの変化に対する許容幅が狭く、広範な種類の用
紙、例えば通常の事務用箋以外のトレーシングペ
ーパーや封筒などの給紙を行おうとすると、ダブ
ルフイードや給紙ミスが生じ易くなるという問題
がある。
第6図に示すものは、上記問題を解決したもの
で、ゴムシート1の前縁(用紙進入側)のみを支
持体13に貼着固定し、後縁側は支持体13に固
定した板バネ4でバツクアツプしてローラ12に
弾圧させたもので、支持体13は支点ピン14で
枢支され、バネ15でローラ12に向けて付勢さ
れている。
この構造であると、ゴムシート1はローラ12
の周面に幅広く接触し、ゴムシート1の可撓性が
用紙の厚さや腰の変化に柔軟に対応するので、広
範な種類の用紙を確実に分離することができる。
−考案が解決しようとする問題点− ローラ12は、通常は給紙方向(第6図の矢印
方向)にのみ駆動されるので、ゴムシート1に逆
方向の力が作用することはない。しかし用紙ジヤ
ムの発生等により一旦供給された用紙を逆方向に
引き抜いた場合には、ゴムシート1に逆方向の摩
擦力が作用する。このとき第6図の構造である
と、ゴムシート1と板バネ4とは固定されていな
いので、ゴムシート1が第7図に示すように逆方
向に反転した状態になることがある。そしてこの
状態で放置されると、ゴムシート1が歪が残り、
ゴムシート1を正常な位置に戻してもその後の用
紙分離機能を低下してしまうという問題が生ず
る。
ちなみにこの用紙分離機能は、ローラ12から
作用する給紙力とゴムシート1から作用する阻止
力との微妙なバランスの上に成り立つており、板
バネ4は薄いポリエステルフイルムで製作されて
ゴムシート1の背面に軽く押圧されているだけで
ある。そして上記問題を解決するためにゴムシー
ト1と板バネ4とを固着すると、ゴムシート1の
後縁部の剛性が高くなり過ぎ、円滑な用紙分離機
能が阻害されてしまう。
−問題点を解決するための手段− そこでこの考案では、U字ないしY字形に成形
したゴムシート16,16A,16Bで摩擦パツ
ドを構成することにより、上記問題を解決してい
る。U字ないしY字形に成形されたゴムシート1
6,16A,16Bは、その両端16a,16b
を支持体13に固着し、摩擦パツド面17となる
一方の面がローラ12に沿うようにわずかに屈曲
した状態で、且つバツクアツプ部18となる他方
の面が反対方向にわずかに屈曲した状態で装着さ
れる。第1図、第3図及び第4図にはV字形1
6、U字形16AおよびY字形16Bのゴムシー
トが示されており、これらのゴムシート16,1
6A,16Bは、真空成形や射出成形により全体
の柔軟性を損ねない様に一体成形されている。
−作用− 上記構造によれば、ゴムシート16,16A,
16Bの摩擦パツド面17がその柔軟性を損うこ
となくローラ12に幅広く接触し、かつその後縁
部がバツクアツプ部18の先端に一体に連接され
ているので、摩擦パツド面17に逆方向の力を加
えられても第7図に示すような摩擦パツド面17
の反転が生ずることがない。
−実施例− 第1図はこの考案の第1実施例を示す図で、1
0は用紙積載台、11は用紙積載台10に積重さ
れた用紙、12は用紙11の上面前縁に接触する
給紙ローラ、13は不動部材に支点ピン14で枢
支された支持体、15は支持体13をローラ12
に向けて付勢しているバネ、16はこの考案のゴ
ムシートである。
ゴムシート16は、真空成形により第2図に示
すV字形に成形され、その両端16a,16bが
支持体13の用紙進入側13aと用紙送出側13
bとに貼着されて山形に固定されている。固定さ
れたゴムシート16の用紙進入側の斜面は、ロー
ラ12の周面に対向する摩擦パツド面17とさ
れ、ローラ12の周面に自然に沿うようにゆるく
屈曲している。摩擦パツド面17の後縁となる頂
稜から下方に伸びるバツクアツプ部18は、摩擦
パツド面17と逆の方向にわずかに屈曲して摩擦
パツド面17の後縁側をローラ12に軽く弾圧し
ている。
この状態で装着されたゴムシート16の摩擦パ
ツド面17は、進入してくる用紙11の厚さや腰
の強さに柔軟に対応して撓み、用紙との摺擦力が
微細に変化して、多様な種類の用紙を確実に1枚
宛分離することができる。そして摩擦パツド面1
7部分を通過した用紙を逆に引き抜いた場合等に
摩擦パツド面17に逆方向の力が作用しても、バ
ツクアツプ部18の引つ張り抵抗により、摩擦パ
ツド面17が反転することはない。
第3図および第4図は、各々U字形およびY字
形に成形したゴムシート16A,16Bを用いた
ものであり、ゴムシートの厚さや弾性を適当に選
んでやれば、第1図のものと同様な作用効果を達
成することができる。
−考案の効果− 以上説明したようにこの考案によれば、厚さや
腰の強さの異なる多様な用紙を確実に分離するこ
とができる用紙分離機構を得ることができ、また
用紙ジヤム発生時に用紙を引き抜いた場合にも、
摩擦パツド面の反転現象が生じず、従つて該反転
現象によるトラブルの発生を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の第1実施例を
示した図で、第1図は側面図、第2図はゴムシー
トの成形形状を示す側面図である。第3図および
第4図は第2実施例および第3実施例を示す側面
図である。第5図および第6図は第1従来例およ
び第2従来例を示す側面図、第7図は第2従来例
における摩擦パツドの反転現象を示す図である。 図中、11:用紙、12:給紙ローラ、13:
支持体、16,16A,16B:ゴムシート、1
6a,16b:ゴムシートの両端、17:摩擦パ
ツド面、18:バツクアツプ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 給紙方向に回転するローラ12と、その周面に
    当接する摩擦パツドとの間に用紙11を通過させ
    て該用紙を一枚宛に分離して送り出す自動給紙装
    置の用紙分離機構において、 V字、U字ないしY字形に一体成形されたゴム
    シート16,16A,16Bが支持体13に両端
    16a,16bを固着して山形に装着され、その
    一方の斜面をローラ12の周面に沿う摩擦パツド
    面17としたことを特徴とする、用紙分離機構。
JP17017687U 1987-11-07 1987-11-07 Expired JPH0318438Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17017687U JPH0318438Y2 (ja) 1987-11-07 1987-11-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17017687U JPH0318438Y2 (ja) 1987-11-07 1987-11-07

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Publication Number Publication Date
JPH0175046U JPH0175046U (ja) 1989-05-22
JPH0318438Y2 true JPH0318438Y2 (ja) 1991-04-18

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JPH0175046U (ja) 1989-05-22

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