JPH03175932A - コーヒー飲料の製造法 - Google Patents

コーヒー飲料の製造法

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JPH03175932A
JPH03175932A JP31626089A JP31626089A JPH03175932A JP H03175932 A JPH03175932 A JP H03175932A JP 31626089 A JP31626089 A JP 31626089A JP 31626089 A JP31626089 A JP 31626089A JP H03175932 A JPH03175932 A JP H03175932A
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JP
Japan
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coffee
stabilizer
added
fatty acid
acid ester
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JP31626089A
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English (en)
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Yukari Aihara
相原 優佳里
Kazuyoshi Murase
村瀬 和良
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Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はコーヒー飲料の製造法に関する。詳しくは風味
、特に酸味を損なうことなく、しかも沈澱を防止したコ
ーヒー飲料の製造法に関する。
(従来の技術) 従来、牛乳等乳製品を添加したコーヒー飲料を長期保存
可能な密閉容器に充填する場合、殺菌工程や保存中に発
生する乳蛋白の沈澱を防止するため、殺菌前に重炭酸ソ
ーダなどのpH調整剤にて殺菌後のpHを6以上に調整
する必要があった。
(発明が解決しようとする課題) このような従来の製造法では、pH6以上に調整するた
めに、重炭酸ソーダを大量に使用することにより、コー
ヒー独特の酸味が損なわれ、風味も悪くなるという欠点
があった。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上述の課題を解消すべく鋭意研究を重ね
た結果、長期保存の可能なコーヒー飲料を得ることに成
功し、本発明を完成に至らしめた。
すなわち本発明は、コーヒー豆より抽出した液に牛乳な
どの乳製品を添加し、乳化剤を0.01〜0.2%、安
定剤を0.005〜0.5%添加し、次に、殺菌後のp
Hが5〜6になる該コーヒー液を、加熱殺菌することを
特徴とするコーヒー飲料の製造法である。
さて、以下に本発明を詳細に記載する。
本発明に使用できるコーヒー豆には制限はなく、例えば
アラビカ種のブラジル、コロンビア、ベル、キリマンジ
ャロ等や、ロブスタ種のインドネシア、ウガンダ等があ
り、これらを単独で、あるいは複数ブレンドして使用す
ることができる。コーヒー豆の焙煎条件、粉砕条件、抽
出条件も特に制限はない。このようにして得られたコー
ヒー抽出液に乳製品を添加する。添加量に制限はなく、
また乳製品の種類も制限はないが、たとえば牛乳、全粉
乳、脱脂粉乳、生クリーム等を用いればよい。
このようにして得られたコーヒー液に乳化剤を0.01
〜0.2重量%(以下単に%と記せば重量%の事である
)、好ましくは0,03〜0.1%添加する。即ち0.
01%以下では、乳脂肪が乳化されず脂肪の分離が発生
する。また、添加量が0.2%以上の場合は乳化剤独特
の異味が発現し風味を損なうことになる。乳化剤の種類
は特に制限はないが、好ましくはショ糖脂肪酸エステル
、グリセリン脂肪酸エステル等を用いればよい。更に好
ましくはグリセリン脂肪酸エステルのデカグリセリンモ
ノステアレート、デカグリセリンモノパルミテートがよ
い。これらを単独で、あるいは複数使用しても構わない
次に安定剤を0.005〜0.5%添加する。安定剤は
特に制限はないが、好ましくはカラギーナン、ナトリウ
ム塩類を用いるのがよい。添加量は、0.005%以下
では乳蛋白の沈澱が発生する。また、添加量が0.5%
以上の場合は風味を損なうことになり好ましくない。好
ましい使用量としては、カラギーナンの場合には0.0
1〜0.15%、ナトリウム塩類の場合には0.01〜
0.1%を添加する。
本発明においては重炭酸ソーダは通常添加する必要はな
いが、安定剤としてナトリウム塩類、例えばクエン酸ソ
ーダを用いた場合には風味等の問題から、重炭酸ソーダ
を殺菌後のpHが5〜6になるよう、即ち殺菌前のpH
が5.2〜6.3の範囲内になるように添加するのが好
ましい。
また、本発明のコーヒー液には砂糖、液糖もしくはアス
パルテーム、香料などの成分を添加しても構わない。
次にこのようにして得られた抽出液を加熱殺菌する。殺
菌条件は、X軸を加熱温度(’C)、y軸を加熱時間(
分)の対数とした場合logy=12.71−0.1x
で表される直線の上位の部分、がっlogy=9、22
−0.06 xで表される直線の下位の部分に属する範
囲、即ち第1図の斜格子線部分に属する範囲の条件であ
る。つまりlogy・12.71−0.1 xで表され
る直線の下位の部分である場合には、殺菌が不十分とな
り変敗する可能性がある。また、logy=9.22−
0.06 xで表される直線の上位の部分である場合に
は、乳蛋白の沈澱が発生する。
加熱殺菌方法は、特に限定されず、コーヒー液を缶その
他の密閉容器に充填した後レトルト殺菌装置を用いる方
法、プレート式熱交換機を通しながら加熱した後冷却し
無菌的に缶、瓶、ベットボトル、紙容器等の密閉容器に
充填する方法がある。
いずれにしても、本発明の製造法によりつ(られたコー
ヒーは、以下に記載するような優れた特徴を有するコー
ヒー飲料である。
(発明の効果) 本発明の製造法を用いれば、沈澱の発生のないコーヒー
本来の風味特に酸味を損なうことのない長期保存可能な
コーヒー飲料を製造することができる。
以下に実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれによって限定されるものではない。
(実施例1) ブラジル産アシビカ種コーヒー豆をL値(L値とは色差
計の反射光による測定値で色の濃淡で示す)25になる
ように焙煎し、Fuji Royal製Coffee 
Mill R−440型にて粉砕目盛3にて粉砕した。
粉砕したコーヒー豆100gをコーヒーフィルター(カ
リタ式)に入れ、95°Cの湯を注ぎ1、OLの抽出液
を得た。この抽出液は糖度計による測定値がBx2.3
であった。この抽出液に牛乳10%、グラニユー糖5%
、グリセリン脂肪酸エステル0,04%、カラギーナン
0.1%を添加しpi(5,5である2Lの調合液を得
た。この調合液をプレート式熱交換機によって65°C
まで加熱した後ホモゲナイザーで200 kg/cm2
の圧力にて処理し、再び90′c′まで加温後200c
cの缶に封入巻締した。その後、124℃で20分間レ
トルト殺菌を行い室温に冷却して缶入りコーヒー飲料を
得た。
次に、カラギーナンの代わりにナトリウム塩類であるク
エン酸ソーダを0.02%、重炭酸ソーダを0.02%
添加したものを同様の方法にて作り缶入りコーヒー飲料
を得た。
比較対照品として、カラギーナン無添加のもの、重炭酸
ソーダを0.1%添加しpH6,8としたものを同様の
方法にて作った。
以上4種類のコーヒー飲料について比較検査した結果は
表1の通りであった。
官能評価の値は、n=20で、最高においしい10、普
通5、飲めない程まずいOlとして評価したときの平均
点である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、コーヒー液の加熱温度と時間における殺菌条
件に関するものである。図中X軸は加熱温度(’C)の
対数を表し、y軸は、加熱時間(分)の対数を表す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)コーヒー豆より抽出した液に乳製品を添加し、乳化
    剤を0.01〜0.2%、安定剤を0.005〜0.5
    %添加し、次に、殺菌後のpHが5〜6になる該コーヒ
    ー液を、加熱殺菌することを特徴とするコーヒー飲料の
    製造法 2)乳化剤が、ショ糖脂肪酸エステル又はグリセリン脂
    肪酸エステルであることを特徴とする請求項(1)記載
    の製造法 3)安定剤が、カラギーナン又はナトリウム塩類である
    ことを特徴とする請求項(1)記載の製造法 4)加熱殺菌が、x軸を加熱温度(℃)、y軸を加熱時
    間(分)の対数とした場合logy=12.71−0.
    1xで表される直線の上位の部分、かつlogy=9.
    22−0.06xで表される直線の下位の部分に属する
    範囲の条件で行なわれることを特徴とする請求項(1)
    記載の製造法
JP31626089A 1989-12-05 1989-12-05 コーヒー飲料の製造法 Pending JPH03175932A (ja)

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