JPH02261366A - 乳成分を含有する飲料組成物 - Google Patents

乳成分を含有する飲料組成物

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JPH02261366A
JPH02261366A JP1079860A JP7986089A JPH02261366A JP H02261366 A JPH02261366 A JP H02261366A JP 1079860 A JP1079860 A JP 1079860A JP 7986089 A JP7986089 A JP 7986089A JP H02261366 A JPH02261366 A JP H02261366A
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JP
Japan
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milk
composition containing
fatty acid
separation
acid ester
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JP1079860A
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English (en)
Inventor
Makoto Mishiro
三代 誠
Atsushi Miyamoto
宮本 敦之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sakamoto Yakuhin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sakamoto Yakuhin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Tea And Coffee (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、コーヒー、ココア、ミルクセーキ等の乳成分
を含イ1する飲料組成物に関し、詳しくは中性からp 
H4程度の弱酸性において、加熱殺菌処理による脂肪分
の分離や乳蛋白の変性を防止し。
しかも常温及び50℃〜60℃の高温で長期間保存して
も安定な乳成分を含有する飲料組成物に関する。
[従来の技術1発明が解決しようとする間層点]コーヒ
ー飲料は1通常121℃で30分間程度の加熱殺菌工程
を経て製造されるが、加熱殺菌処理等による脂肪分の分
離や乳蛋白の変性を防止するため、一般に炭酸水素ナト
リウムを用いてPH7近辺にgaされている。また、コ
コア飲料等の乳飲料はほぼ中性であり、特にpl(g4
!Iを行わなくても加熱殺菌工程による脂肪分の分離や
乳蛋白の変性は生じない。
しかしながら1本来のコーヒLはpl−(5,5程度で
あり、このようなコーヒーが最も美味であると言われ、
コーヒー本来の風味を持つコーヒー飲料が望まれている
。また近年、ココア飲料やミルクセーキ等の乳飲料も、
その商品の多様化に伴い。
中性から弱酸性領域まで味覚に変化を持たせたものが望
まれている。
従来のコーヒー飲料等は、ホットベンダー中での耐熱性
芽胞菌の繁殖の防止と、脂肪分の分散等を目的として、
蔗糖脂肪酸エステルが添加されている。また、ココア飲
料の場合はココア粉末等の沈降を防止するためカラギー
ナン等の安定剤が使用されている。しかし、蔗糖脂肪酸
エステルやカラギーナンは、これらの乳飲料が弱酸性下
で加熱殺菌処理された場合の脂肪分の分離や乳蛋白の変
性を防止する効果はない。
[R,IIを解決するための手pi] 本発明者らは、中性からpH4程度の弱酸性において、
加熱殺菌処理による脂肪分の分離や乳蛋白の変性を防止
し、しかも常温及び50℃〜60℃の高温で長期間保存
しても安定な乳成分を含有する飲料組成物を得ることを
目的として鋭意検討した結果、乳成分を含有する飲料に
ポリグリセリン脂肪酸エステルと安定剤を併用すると、
そ九らの相乗効果により、上記の目的が達成されること
を見出し本発明を完成した。
すなわち、本発明は、乳成分を含有する飲料組成物にお
いて、ポリグリセリン脂肪酸エステルの乳化効果と、安
定剤の蛋白質安定化効果の相乗効果により、中性からp
 H4程度の弱酸性において、加熱殺菌処理による脂肪
分の分離や乳蛋白の変性を防止し、しかも常温及び50
℃〜60℃の1iII!での長期間の安定性を付与する
ものである。
以下1本発明の乳成分を含有する飲料組成物について詳
述する。
本発明の対象となる乳成分を含有する飲料組成物とは、
脱脂粉乳、全脂粉乳、カゼイン、カゼインソーダ、乳脂
肪、乳清等の牛乳又は牛乳由来の乳成分を含有する飲料
組成物であり、コーヒー飲料、ココア飲料、ミルクセー
キ等が例示できる。
本発明の乳成分を含有する飲料組成物は、乳成分、ポリ
グリセリン脂肪着工ステル、安定剤の他。
いかなるものを含有しても良く、コーヒー、紅茶。
ココアパウダー、卵、果汁、砂糖等の甘味料、乳脂肪以
外の動植物油脂類、大豆蛋白、グルテン等の乳蛋白以外
の蛋白ffff1.リンゴ醸、クエン酸等の酸味料、香
料、R色料等を、目的に応じて適選使用することができ
る。また、必要により、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナト
リウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ類、塩酸等の鉱
酸類、クエン酸。
コハク酸等の有機酸又は有機酸塩等をpHrJfl剤と
して使用することができる。
本発明において使用されるポリグリセリン脂肪酸エステ
ルとは、ポリグリセリンと飽和または不飽和の脂肪酸と
のエステルであり、好ましくは。
平均重合度が3以上のポリグリセリンのモノ〜ジエステ
ルである。ポリグリセリン脂肪酸エステルの1種又は2
種以上を用いる。ポリグリセリン脂肪酸エステルの添加
量は、0.01〜1%が好ましい、ポリグリセリン脂肪
酸エステルを1%以上添加しても効果は変わらず、不経
済であり、風味上好ましくない、また、添加量が0.0
1%未満であると乳脂肪の分離を防止する効果がない。
本発明において使用される安定剤とは、カルボキシメチ
ルセルロース、アルギン酸プロピレングリコールエステ
ル、メチルセルロース、カラギーナン、キサンタンガム
、ペクチン、タマリンドガム等の可食性の高分子多糖類
であり、これらの内の少なくとも1種以上を用いる。安
定剤の添加量は0.001〜0.5%が好ましい、安定
剤の添加量が多すぎると、飲料の粘度が上昇したり、ゲ
ル化を引き起こす、逆に添加量が少なすぎると乳蛋白の
変性や乳脂肪の分離を防止する効果がない。
本発明において、ポリグリセリン脂肪酸エステルと安定
剤の他、安定性を向上させることを目的として、蔗糖脂
肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、レシチン、
酵素処理レシチン、グリセリン脂肪酸エステル、クエン
酸モノグリ、ジアセチル酒石酸モノグリ、乳酸モノグリ
、コハク酸モノグリ等の乳化剤を併用してもよい。
本発明における乳成分を含有する飲料組成物の製造法は
特に限定されるものではなく、飲料組成物及び用いる容
器の種類によって公知の方法を随意に採用できる1例え
ば、各成分を水又は温水に溶解又は分散させ、必要に応
じて均質化を施す。
その後必要に応じ加熱し、容器に充填し、密封後121
℃、30分程度の加熱殺菌を施すことにより製造できる
更に本発明で使用するポリグリセリン脂肪酸エステルに
は、耐熱性芽胞菌によるフラットサワー様変改を防止す
る働きがあるため1本発明の乳成分を含有する飲料組成
物は、ホットベンダー等で加熱保存してもフラットサワ
ー様変改を生じない。
[発明の効果] 本発明によれば、ポリグリセリン脂肪酸エステルと安定
剤を含有させることにより、中性から21148度の弱
酸性において、加熱殺菌処理による脂肪分の分離や乳蛋
白の変性を防止し、しかも常湿および50℃〜60℃の
高温で長期間保存しても脂肪分の分離や乳蛋白の変性を
生じない乳成分を含有する飲料組成物が製造できる。
[実施例] 以下に、実施例及び比較例をあげ1本発明を更に詳細に
説明する。
実施例1.2 水8465部とコーヒーエキス(13rix25°)7
部、脱脂粉乳0.2部、全脂粉乳1部、グラニユー糖7
部及び第1aに示す所定量の乳化剤と安定剤を混合し、
70℃で攪拌して均一に混合した。
炭酸水素ナトリウムを用いて、pH7,0に*aした後
、70℃にて圧力150kg/cdで均質化機を用いて
均質化した。これを95℃に加熱し、ガラス製の′1s
器に充填し密封した。これを121℃で30分間加熱殺
菌し、コーヒー飲料を得た。得られたコーヒー飲料は、
pH6,8であった。
実施例3,4 pH調帽を行わない以外は実施例1,2と同様にして、
コーヒー飲料を!Il製した。t8られたコーヒー飲料
は、pH5,5であった。
比較例1〜6 実施例と同様に、第1表に示す所定量の乳化剤と安定剤
を配合し、コーヒー飲料をIIIL、pH6,8及びp
)15.5のコーヒー飲料を得た。
実施例及び比較例で得たコーヒー飲料を25℃及び55
℃にて保存し、目視により、コーヒー飲料の中の脂肪分
、乳蛋白の安定性をamした。
結果は、第1表に示す、尚、第1表において。
脂肪分の分散安定性については、オイルオフの発生状層
により1次のように評価した。
−オイルオフが発生せず、良好な状態。
+若干、オイルオフが見られる状態。
◆十多量にオイルオフが見られる状態。
又、乳蛋白の安定性については、変性による蛋白質凝集
物の発生状層により1次のように評価した。
−蛋白質凝集物が発生せず、良好な状態。
+蛋白質凝集物が僅かに発生している状態。
◆十蛋白1!!凝集物が多量に発生している状態。
実施例1〜4のコーヒー飲料は、pH6,8及びpH5
,5において、121℃で30分間の加熱殺菌処理によ
る脂肪分の分離や乳蛋白の変性は見られず、更に第1表
に示すように、25℃及び55℃で長期間保存しても、
脂肪分の分離や乳蛋白の変性を生じない安定なもので、
あった、しかし。
比較例1〜6では、121℃で30分間の加熱殺菌処理
による脂肪分の分離や乳蛋白の変性が見られるものがあ
り、それ以外のものも長期間の保存で、脂肪分の分離や
乳蛋白の変性を生じた。
[以下余白] 下段:安定剤とその添加量 2)コーヒー飲料の状態 上段:乳脂肪の分散安定性下
段:乳蛋白の安定性 特許出願人 阪本薬品工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリグリセリン脂肪酸エステル及び安定剤を含有するこ
    とを特徴とする乳成分を含有する飲料組成物。
JP1079860A 1989-03-31 1989-03-31 乳成分を含有する飲料組成物 Pending JPH02261366A (ja)

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