JPH031746Y2 - - Google Patents

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JPH031746Y2
JPH031746Y2 JP1432286U JP1432286U JPH031746Y2 JP H031746 Y2 JPH031746 Y2 JP H031746Y2 JP 1432286 U JP1432286 U JP 1432286U JP 1432286 U JP1432286 U JP 1432286U JP H031746 Y2 JPH031746 Y2 JP H031746Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は建造物用空調装置の空調ダクト端末に
取り付けられる空調空気吹出しチヤンバーの改良
に関するものである。
従来の技術 従来の建造物用空調装置において、第5図に示
されるように、空調ダクトAの端末に取り付けら
れ、空調ダクトAの軸線と直交する方向に吹出口
Bを開口した吹出チヤンバーCとしては、吹出口
Bの内方に風向制御部材が全く設けられていない
ものと、風向制御用の三角錐状の制御板を設けた
もの等が存する。
考案が解決しようとする問題点 上述の従来の吹出チヤンバーCは、室内への吹
き出し風量を吹出口Bの全面で可能な限り均等と
するため、第5図に示すように、その幅W1が著
しく広くされ、場合によつてはその幅W1が3.5
mにも達するものがある。
また前述の准来の吹出チヤンバーにおける吹出
口Bにおける上下方向における吹出風速、風量の
分布を検討するに、風向制御部材が設けられてい
ない場合は、第6図に示される如く、下層が多く
上層は著しく減少しているし、第7図に示すよう
に吹出口Bの内方に三角錐状の制御板Dを設けた
ものでは、第6図に示すものより若干改善されて
いるものの、なお下層の風速、風量が多く、吹出
口Bの上下方向全体において均等の吹出風速、風
量が得られていない。そして吹出風速、風量を上
下方向において均等にするため複雑な風向制御板
を設けると抵抗が増大し、吹出風速、風量の損失
が多くなる等の欠点が存している。
このため本考案では、比較的簡単な構造によ
り、通風抵抗の増大をもたらすことなく吹出チヤ
ンバーの幅を狭められ、かつ吹出口の上下方向に
おいても略均等な吹出風速、風量の得られる吹出
チヤンバーを提供することを目的としている。
問題点を解決するための手段 上述の目的を達成するため、本考案では、空調
ダクトの端末に取り付けられたチヤンバーに、該
ダクトの軸線と直交する方向に吹出口が開口され
ており、吹出口の内方には、空調空気流の下流側
で吹出口に近接し、上流側で吹出口から離間し
て、前記ダクト内の空気流と斜交する第1の斜板
が配置されており、該第1の斜板の吹出口に対面
する部位のうち、空気流上流に寄つた位置には、
第1の斜板の空気流と斜交する傾斜角より大きい
傾斜角で空気流と斜交し、かつ多数の透孔が穿設
されている第2の斜板が吹出口に向つて第1の斜
板の全幅に亘つて固着されていると云う構成とさ
れている。
作 用 本考案によると、空調ダクトから吹出チヤンバ
ーに流入した空調空気は、第1の斜板に当ると同
時に第2の斜板に当り、一部の空調空気は第2の
斜板より上部の第1の斜板の面と第2の斜板の透
孔以外の面に沿つて吹出口方向へ流れ、他の空調
空気は、第2の斜板の透孔を通過して第1の斜面
の表面に当つて吹出口方向へ流れ、その綜合結果
として、第3図に示されるように、吹出口の上下
方向において概ね均一な吹出風速と風量とが得ら
れ、しかも吹出口の内方には第1の斜板と透孔の
穿設された第2の斜板とが配設されるのみなの
で、構造が簡単で通風抵抗の増大も僅かとなるも
のである。
実施例 第1図A、第1図B乃至第4図は実施の一例を
示しており、第4図に示されるように、構造物1
の天井部に配設された空調ダクト2から、柱3,
4に沿つて分岐された空調ダクト5,6の端末に
は、吹出チヤンバー7,8,9が取り付けられて
いる。
上述の吹出チヤンバー7,8は紙面に垂直方向
に空調空気を吹き出し、吹出チヤンバー9は矢印
E方向に空調空気を吹き出すようにセツトされて
いる。
各吹出チヤンバーとも同一構成であるから、以
下吹出チヤンバー7についてその構成を説明す
る。
吹出チヤンバー7には、第1図Aおよび第2図
に示されるように、空調ダクト5の軸線O−Oと
直交する方向に吹出口10,11が開口されてお
り、各吹出口10,11には、上方方向の風向調
節板12と横方向の風向調節板13とが付設され
ている。
吹出チヤンバー7の吹出口10,11の内方に
は、空調空気流Fの下流側で吹出口10,11に
近接し空調空気の上流側で吹出口10,11から
離間し、空調空気流Fと斜交する第1の斜板1
4,15が配置されている。図示例の第1の斜板
14,15は上部に位置する円弧面部16で一体
に結合され、円弧面部16より下方は平板部1
7,18とされている。
上述の第1の斜板14,15の吹出口10,1
1に対面する部位19,20のうちの空調空気流
Fの上流に寄つた位置、図示例では、前述の円弧
面部16と平板部17,18との連続部分の位置
に、第1図Bに示される第2の斜板21,22
が、吹出口10,11に向い、第1の斜板14,
15の全幅に亘つて固着されている。
この第2の斜板21,22は、全面に亘り多数
の透孔23が穿設されており、空調空気流Fに対
し、第1の斜板14,15より大きい傾斜角で空
調空気流Fと斜交させられている。
なお、第1の斜板14,15の傾斜角、第2の
斜板21,22の傾斜角と突出長さ、固着位置等
は、空調装置の性能に応じ、実験的に種々選定さ
れるものである。また第1図Bに示す第2の斜板
21,22は円弧面を形成しているが、平面を形
成するものでもよいことは勿論である。
本考案は、上述の構成であるから、既述の如く
空調ダクト5から吹出チヤンバー7へ流入した空
調空気流Fの一部は、第2の斜面21,22の固
着位置より上方の第1の斜板14,15の部分
の、第2の斜板21,22の透孔23以外の部分
に導かれて吹出口10,11方向へ流れ、空調空
気流Fのその余のものは第2の斜板21,22の
透孔23を通過して下方へ流れ、第1の斜板1
4,15における第2の斜板21,22より下方
の部分に当つて吹出口10,11方向へ流れ、そ
の結果、吹出口10,11より流出する空調空気
は、第3図に符号Gで示すように、吹出口10,
11の上下方向全面に亘り、概ね一様な風速、風
量となるものである。
効 果 本考案は、以上説明した構成、作用のものであ
つて、吹出口の上方部分では第1、第2の両斜板
によつて空調空気流が吹出口方向に変向され第2
の斜板の位置より下方では第2の斜板の多数の透
孔を通過した空調空気が第1の斜板によつて吹出
口方向に変向され共に単一吹出口から流出するの
で、吹出口の上下方向における吹出風速、風量が
略均等化される効果があり、この結果第4図に示
される吹出チヤンバー7,8の設置幅W2は、第
5図に示す吹出チヤンバーCと同等の空調効果を
得られる場合においては、第5図に示すものが
3.5mであつたのに対し、2.5mで足りることとな
り、吹出チヤンバーを小型としうる効果も有して
いる。
また構造が比較的簡単であつて、通風抵抗も小
に留めることができ、設備費も低くしうる等の効
果も有している。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは実施の一例の縦断面図で、第2図中
A−A線断面に相当する図、第1図Bは第
1,第2の両斜板の要部を示す斜面図、第2図は
本考案の適用された吹出チヤンバーの正面図、第
3図は第1図Aに示すもの吹出風速、風量の分布
図、第4図は本考案の適用された建造物用空気装
置の吹出チヤンバーの配置を示す略示正面図、第
5図は従来の建造物用空調装置の吹出チヤンバー
の配置を示す略示正面図、第6図は従来の吹出チ
ヤンバーの一側の吹出風速、風量の分布図、第7
図は別の従来の吹出チヤンバーの側の吹出風速、
風量の分布図である。 1:建造物、2,5,6:空調ダクト、7,
8,9:吹出チヤンバー、10,11:吹出口、
14,15:第1の斜板、19,20:吹出口に
対面する部位、21,22:第2の斜板、23:
透孔、F:空調空気流、O−O:空調ダクトの軸
線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空調ダクトの端末に取り付けられたチヤンバー
    に該ダクトの軸線と直交する方向に吹出口が開口
    されており、吹出口の内方には、空調空気流の下
    流側で吹出口に近接し、上流側で吹出口から離間
    して、前記ダクト内の空気流と斜交する第1の斜
    板が配置されており、該第1の斜板の吹出口に対
    面する部位のうち、空気流上流に寄つた位置に
    は、第1の斜板の空気流と斜交する傾斜角より大
    きい傾斜角で空気流と斜交し、かつ多数の透孔が
    穿設されている第2の斜板が、吹出口に向つて第
    1の斜板の全幅に亘つて固着されている建造物用
    空調装置の吹出チヤンバー。
JP1432286U 1986-02-03 1986-02-03 Expired JPH031746Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1432286U JPH031746Y2 (ja) 1986-02-03 1986-02-03

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JP1432286U JPH031746Y2 (ja) 1986-02-03 1986-02-03

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Publication Number Publication Date
JPS62127447U JPS62127447U (ja) 1987-08-12
JPH031746Y2 true JPH031746Y2 (ja) 1991-01-18

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ID=30804198

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JP1432286U Expired JPH031746Y2 (ja) 1986-02-03 1986-02-03

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