JPH03171132A - ハロゲン化銀写真乳剤の製造方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真乳剤の製造方法

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JPH03171132A
JPH03171132A JP31152689A JP31152689A JPH03171132A JP H03171132 A JPH03171132 A JP H03171132A JP 31152689 A JP31152689 A JP 31152689A JP 31152689 A JP31152689 A JP 31152689A JP H03171132 A JPH03171132 A JP H03171132A
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Akinari Kondou
暁也 近藤
Hiroyuki Hoshino
裕之 星野
Katsuhiko Hioki
克彦 日置
Shinichi Yamamoto
伸一 山本
Toshihiko Yagi
八木 敏彦
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハロゲン化銀カラー写真感光材料に用いられる
ハロゲン化銀写真乳剤に関し、詳しくは感度、粒状性及
び保存性が改良されたハロゲン化銀カラー写真感光材料
に用いられるハロゲン化銀写真乳剤の製造方法に関する
〔従来技術〕
カメラ等撮影機器の普及は近年益々進み、ハロゲン化銀
カラー写真感光材料を用いた写真撮影の機会も増加して
きている。それに伴ってハロゲン化銀カラー写真感光材
料の高感度化、高画質化に対する要請も強くなってきて
いる。
ハロゲン化銀カラー写真感光材料の高感度化、高画質化
に対しての支配的因子の一つはハロゲン化銀粒子であり
、より高感度化、より高画質化を目指したハロゲン化銀
粒子の開発は従来から当業界で進められてきた。
しかし、一般に行われているように、画質向上のために
ハロゲン化銀粒子の粒径を小さくしてゆくと、゜感度が
低下する傾向にあり、高感度と高画質を共に満足させる
には限界があった。
より一層の高感度化、高画質化を図るべく、ハロゲン化
銀粒子1個当たりの感度/サイズ比を向上させる技術が
研究されているが、その一つとして平板状ハロゲン化銀
粒子を使用する技術が特開昭58−111935号、同
58−111936号、同58−111937号、同5
g−113927号、同59−99433号等に記載さ
れている。これらの平板状ハロゲン化銀粒子は、八面体
十四面体あるいは六面体などの所謂正常晶ハロゲン化銀
粒子と比較すると、体積当りの表面積が大きく、従って
ハロゲン化銀粒子表面に、より多くの増感色素を吸着さ
せることができ一層の高感度を図れる利点がある。
更に特開昭63−92942号には平板状ハロゲン化銀
粒子内部に高沃度コアを設ける技術、特開昭63151
618号には六角平板状ハロゲン化銀粒子を用いる技術
、特開昭63〜163451号には最長双晶面間隔に対
すして粒子厚みが5倍以上である平板状ハロゲン化銀粒
子を用いる技術が採りあげられ、それぞれ感度、粒状性
における効果が示されている。
しかし、これらの従来技術では、やはり高感度化と高画
質化の両立には限界があり、より優れた技術の開発が望
まれていた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、高感度で粒状性に優れ保存性が良好な
ハロゲン化銀カラー写真感光材料を与えるハロゲン化銀
写真乳剤の製造方法を提供することにある。
〔発明の構戊及び作用効果〕
前記本発明の目的は、ハロゲン化銀粒子が主として双晶
よりなり、親水性保護コロイドとしてゼラチンを使用す
るハロゲン化銀写真乳剤の調製において、前記使用ゼラ
チンの抽出温度が38〜65゜Cであることを特徴とす
るハロゲン化銀写真乳剤の製造方法によって達或される
更に前記乳剤のハロゲン化銀粒子の結晶核生戊を、抽出
温度が38〜65°Cであるゼラチンの存在下に行うこ
とによって本発明の目的は効果的に達威することができ
る。
本発明に係る双晶は一つの粒子内に一つ以上の双晶面を
有するハロゲン化銀結晶であるが、双晶の形態の分類は
クラインとモイザーによる報文ホトグラ7イッセ・コレ
スポンデンツ( Photographishe Ko
rrespondenz)  99巻99頁、同100
巻,57頁に詳しく述べられている。
本発明において、ハロゲン化銀粒子が主として双晶から
成るとは、双晶面を有する双晶粒子数が個数にして70
%以上、好ましくは75%以上、特に好ましくは80%
以上含まれることである。
本発明に係る双晶は{ 111}面から或るもの、f 
100+面から戊るもの、或は両者より戊るもののいず
れでもよいが+ 111}面から或るものであることが
好ましい。
更に本発明に係る双晶は、好ましくは二つの対向する平
行な主平面を有する平板状粒子である。
又前記平板状ハロゲン化銀粒子の厚みを分母とする直径
との比(断面比と称す)゛の平均値は1〜20が好まし
く、より好ましくは1.2〜l5、特に好ましくは1.
5〜10である。
この平均値は、全平板状粒子の粒子の断面比を平均する
ことにより得られるが、全平板状粒子の厚みの平均値l
こ対する全平板状粒子の直径の平均値の比として求めて
もよい。
平板状ハロゲン化銀粒子の直径は、主平面と同じ投影面
積を有する円の直径で示されるが、0.1〜5.0μm
が好ましく、より好ましくは0.2〜4.Ott mL
!A+= b’F主1 ぐけfi4〜:’!.flμm
である。
本発明に係るハロゲン化銀乳剤は粒子サイズ分布が単分
散性であることが好ましい。
本発明で用いられる単分散性乳剤は によって定義した変動係数(,)が20%未満であるこ
とが好ましく、より好ましくは18%未満、最も好まし
くは15%未満である。
直径は、本発明の平板状ハロゲン化銀粒子を含有するハ
ロゲン化銀乳剤を電子顕微鏡で1万倍〜5万倍に拡大し
て撮影し、そのプリント上の粒子の投影面積を実測する
ことによって得ることかできる。(測定粒子個数は無差
別に1000個以上あることとする。) 更に本発明においては、保護コロイドとして抽出温度を
特定したゼラチンを用いる。
写真用乳剤において、使用するゼラチンが化学増感に大
きな影響を有すると同時に、ハロゲン化銀粒子の晶相形
戊、生長に関与することは、ゼラチン特性として物理抑
制度に象徴されるように甚大なものがあり、かつそれら
ゼラチン特性は抽出条件、特に温度に左右される。
写真用ゼラチンの前記効用に鑑み、その原料の選択から
製造方法に亘り多くの検討が行われて来Iこ 。
ゼラチンは、動物の結合組織における主或分であるコラ
ーゲンから製造される。写真用ゼラチンの原料としては
、牛骨や牛皮及び豚皮、魚皮などが挙げられるが、これ
らの原料中のコラーゲンからゼラチンを取り出す際には
二種類の方法がある。
一つの方法は酸処理或は酸性法と呼ばれ、主に豚皮を原
料とし、PHを約4.0に調整した条件でlO〜48時
間程度処理したのち洗浄し、その後50〜60℃の比較
的低温で抽出する方法である。
これに対する他の方法は石灰処理或はアルカリ法と呼ば
れ、牛骨、牛皮を石灰の懸濁液中に、ある一定の温度、
一定の期間浸漬するプロセスを含むものである。
石灰処理によって製造されたゼラチンは、酸処理によっ
て製造されたゼラチンより、写真性能に影響を及す活性
不純物の含量が遥かに少く、写真性能の安定性の面から
は好ましい。尚、写真用ゼラチンとしては、牛骨、牛皮
の石灰処理によるものが主流となっている。
前記牛骨からの石灰処理によるゼラチンの製造は、脱灰
、石灰処理、抽出、濾過、濃縮、ゲル化・乾燥の順のプ
ロセスで行われる。牛皮についても同様である。
■ 脱 灰 乾燥した牛骨は無機分が半分以上を占め、
その大部分は燐酸カルシウムである。希塩酸を用いてこ
れを燐酸二水素カルシウムにして溶出させ、不溶性コラ
ーゲンを主戊分とするオセインを残す。オセインの酸に
よる加水分解損失を少なくする為には前記希塩酸の濃度
を5%程度、温度をl5゜C程度に保つことが好ましい
。又、燐酸カルシウムの完全除去に長時間処理を行うと
、オセインの加水分解による損失が大きいので、通常4
〜7日程度の処理期間が適当とされている。この際残存
石灰は、1.0〜2.0%程度になる。
脱灰後のオセインは充分に水洗して過剰の酸を除去した
後、0.5%程度の苛性ソーダ或は0.5%程度の石灰
懸濁液により中和される。
■ 石灰処理 脱灰によって取り出したオセインを2〜
5%の消石灰の懸濁液中に70〜100日間浸漬する。
この処理によってコラーゲンの構造や化学組威に重要な
変化が生じる。天然コラーゲンにおいて側鎖のカルポキ
シル基の約1/3は非解離アミドとして存在しているが
、石灰処理によりその大部分はアンモニアの放出により
解離性のカルボキシル基になる。存在するアルギニン残
基は尿素の放出によりオルニチンになる。そのほか、原
料中に含まれている非コラーゲン蛋白或は多糖類は除去
され、同時に小さいペプチドの断片の溶出も起る。さら
にN末端の増加、膨潤度の上昇、変性温度の低下なども
みられる。これらの現象は、コラーゲンのペプチド結合
の切断やトロポコラーゲン間或はトロポコラーゲン内の
架橋的共有結合の切断によるものと考えられている。
行う。その後、0.05N程度の希塩1mt−用いて約
24時間中和し、再び24〜48時間程度水洗を行い所
定の抽出PHにする。
Qト−」断一一世− アルカリ処理後の原料は、一般に
はまず50〜60゜C程度の温水中に浸漬しゼラチンを
抽出する。ゼラチンの抽出速度はこのときのPH1温度
に依存するが、抽出速度の低下した段階で浸漬液を第1
抽出液として取り出す。次に抽出残留物に対して第1回
目の抽出のときよりも5〜10℃程度高い温水を加え第
2回目の抽出を行う。以降逐次高温の温水による抽出を
行い合計で5〜6回程度の抽出を行う。抽出過程におい
て、コラーゲンのペブチド結合の切断やトランス・アミ
ド結合によるペプチド間の架橋などが起ると凝固性に代
表されるゼラチンの物理的性質が悪化する。これを防ぐ
には抽出時のPHの制御が重要である。
σ)ilJ− 抽出されたゼラチン溶液は、セルロース
・パルプを濾材とするフィルタ・プレスで夾雑物を濾過
し、透明度を上げる。
て以降のゲル化及び乾燥工程における時間短縮及びコス
ト低減が図られる。一般には6 0 ’C!以下の温度
で、減圧蒸発して15〜24%程度にまで濃縮される。
■ ゲル化・乾燥 濃縮後のゼラチン溶液は、冷却、ゲ
ル化し、適当な形状・サイズに細断する。
その後風乾により乾燥させる。ゼラチンの融解防止、乾
燥時間の短縮には、乾燥過程の初期に低温の空気を用い
、その後逐次高温の空気を用いることが好ましい。
上記■及び■の過程においては、必要に応じてイオン交
換樹脂を用いてアニオンイオン及び/又は、カチオンイ
オンを除去することができる。また過酸化水素その他の
酸化物質を用いてゼラチンを酸化させてもよいし、必要
に応じてPH調整を行ってもよい。
以上牛骨アルカリ処理ゼラチンについて述べたが、本発
明では、アルカリ処理ゼラチン或は酸処理ゼラチンが共
に用いられ、更に7タル化ゼラチン等に代表される修飾
ゼラチンを用いてもよい。
又、本発明で用いられるゼラチンはイオン交換樹脂等に
より脱イオン化されていてもよく、又、過酸化水素その
他の酸化剤により処理されていてもよい。
本発明においてハロゲン化銀の結晶核の生戊、種粒子乳
剤の調製及び粒子肥大或長に亘り、前記抽出条件、特に
その温度と本発明の目的への適合性を検討した結果、本
発明で用いられるゼラチンとして、その抽出温度を38
〜65゜Cに特定した。更に好ましくは40〜60゜C
1より好ましくは45〜58℃である。
次に前記ゼラチンを用いた本発明に係る乳剤の好ましい
調製手順を説明する。
本発明のハロゲン化銀乳剤の製造方法としては、単分散
性の種結晶上にハロゲン化銀を析出させる方法が好まし
く用いられる。特に好ましくは特開昭61−6643号
に記載の単分散性球型双品種乳剤を肥大させる成育工程
を設ける方法が挙げられる。
すなわち本発明のハロゲン化銀写真乳剤の調製工程とし
て、時系列的に、 (イ)前記ハロゲン化銀粒子の結晶核を生戊する核粒子
生成工程、 (口)該核粒子からのハロゲン化銀種粒子を形戊ずる種
粒子形或工程、 (ハ)種粒子を肥大させる戊育工程 を設ける。
前記調製工程において、工程(ロ)と(/・)の間には
工程断絶期間を置くことができる。また本発明に係る抽
出温度が38℃〜65℃のゼラチンは、前記工程(イ)
、(口)及び(/\)の少なくとも1つの工程において
用いられるが、これらの工程のいずれか1つを選ぶとす
れば工程(イ)が優先される。尚本発明に係る抽出温度
38゜C〜65℃のゼラチンは少なくとも工程(イ)及
び(ロ)に用いられることが好ましく、更に工程(イ)
、(口)に加えて工程(ハ)において粒子肥大が全銀量
の172に到るまでの間に用いられることが好ましく、
特に粒子形或全工程に互って用いられることが好ましい
(イ)本発明において、核粒子生戊工程の初期の1/2
以上の期間に亘り保護コロイド水溶液中の臭素イオン濃
度を0.01〜5モル/Q即ちpBr= 2−0〜0.
7に保ち、好まし< ハ0.03 − 5モル/ 1 
 ( pBr− 1.5〜−0.7)に保ち、水溶性銀
塩又は水溶性銀塩と水溶性ハロゲン化物を添加すること
により双晶粒子核を得ることができる。尚双晶粒子核に
は0〜5モル%の沃化銀が含まれてもよい。
本発明における核粒子生成工程とは、保護コロイド液中
に水溶性銀塩が添加開始された時点から、新しい結晶核
が実質的に発生しなくなるまでの期間だけでなく、その
後に粒子の戒長期間を含んでもよく、種粒子形戒工程以
前の工程と定義される。
本発明jこおいて、核粒子のサイズ分布に制限はなく単
分散でも多分散でもよい。本発明で言う多分散とは、前
記粒子の変動係数が25%以上のものを言う。本発明の
核粒子としては、少なくとも核粒子全体数に対して50
%以上の双晶粒子を含むことが好ましく、70%以上含
むことがより好ましく、(1110/’l・IL  巾
 飯 又 デ レ 靖ζ 11 克 K乙 士 I  
し\(口)次に、核粒子生成工程で得られた核粒子をハ
ロゲン化銀溶剤の存在下に熟戊し、単分散性の球形粒子
から或る種粒子を得る種粒子形戊工程について説明する
前記核粒子生戊工程で得られた核粒子からの種粒子の熟
成条件としては、0〜5モル%の沃化銀含有率のハロゲ
ン化銀を用いて双晶粒子核を生戊させる前記核粒子生戊
工程を経た乳剤母液を、lO−5〜2.0モル/銀モル
のハロゲン化銀溶剤の存在下に熟戒を進めることによっ
て実質的に単分散性球形種粒子が得られる。実質的に単
分散性とは、前に定義した変動係数が25%未満である
ことを言う。
又、実質的に球形粒子とは、電子顕微鏡写真でハロゲン
化銀粒子を観察した場合に、{111}面あるいは{ 
100}面等の面が明らかに判別できない程度に丸みを
帯びており、かつ粒子内の重心附近の1点に互いに直交
する3次元軸を設定した場合、相対する粒子平面で切取
られる縦、横及び高さ方向軸片のうちの最長片長さLと
最短片長さaとのの比C=上が1.0〜2.0、好まし
くは1.0〜1.5にa ある粒子を言う。
又、本発明において該球形粒子が全種粒子数の60%以
上、好ましくは80%以上、更に好ましくは、その殆ど
を占めていることが好ましい。
本発明の種粒子形威工程で用いられるハロゲン化銀溶剤
としては、(a)米国特許3,271.157号、同3
,531,289号、同3,574,628号、特開昭
54−1019号、同54−158917号及び特公昭
58−30571号に記載された有機チオエーテル類、
(b)特開昭53−82408号、同55−29829
号及び同55−77737号等に記載されたチオ尿素誘
導体、(c)特開昭53−144319号に記載された
、酸素又は硫黄原子と窒素原子で挟まれたチオカルポニ
ル基を有するAgX溶剤、(d)特開昭54−1007
17号に記載されたイミダゾール類、(e)亜硫酸塩、
(f)チオシアナート類、(g)アンモニア、(h)特
開昭57−196228号に記載されたヒドロキシアル
キルで置換したエチレンジアミン類、(i)特開昭57
−202531号に記載された置換メルカプトテトラゾ
ール類、(J)水溶性臭化物、(k)特開昭58−54
333号に記載されたベンゾイミ ダゾール誘導体等が挙げられ る。
次に、 これら(a)〜(k)のハロゲン化銀溶剤の具体例を挙
げる。
(a) CHzNHCOCHzC}ItCOOH1 CI .SCH 2 CI ,SC ,H ,CI,N
HCOC,H, 雫 rlJ−(rH−rl−(J”.H−rlJ−rl’M
’llJ(b) (e) K2So, Na,So. ( f ) NH4SCN , KSCN (g) NH, (h) (}{OCH zcH z ) xNcH xcHx 
N(CH2CH2 011) x(C2H5 ) 2N
CH2CH2N(CH,CH20H)2011 (i) NaBr ,  NH,Br ,  KBr(k) これらの溶剤は2種以上組合せて用いることができる。
好ましい溶剤としては、チオエーテル類、チオシアナー
ト類、チオ尿素類、アンモニア、臭化物が挙げられ、特
に好ましくはアンモニアと臭化物の組合せが挙げられる
これらの溶剤は、ハロゲン化銀1モル当り10−’〜2
モルの範囲で用いられる。
又、poとしては3〜13、温度としては30〜70℃
が好ましく、特に好ましくはpH6〜12、温度35〜
50゜Cの範囲である。
本発明の好ましい実施態様の1例を示せば、p[1IO
.8〜11.2、温度35〜45℃でアンモニア0.4
〜1.0モル/Qと臭化カリウム0.03〜0.5モル
/Qを組合せて用い、30秒〜IO分間熟戒することに
より好適な種粒子を含む乳剤が得られた。
本発明の種粒子形戊工程の期間中に熟戊を調整する目的
で水溶性銀塩を加えても差し支えない。
(ハ)次に本発明の成育工程においては、その戊長条件
は酸性法、中性法、アンモニア法のいずれでもよく、特
開昭61−6643号、同61−14630号、同61
−112142号、同62−157024号、同62−
18556号、同63−92942号、同63−151
618号、同63−1613451号、同63−220
238号及び同63−311244号等による公知の方
法を用いることができる。
又、副生戊物もしくは過剰塩類その他の不要戊分は常法
による7ロキュレーション法、ヌーデル水洗法等を用い
ることができる。
本発明で用いられるハロゲン化銀の平均沃化銀化含有率
は0.1〜45モル%が好ましく、より好ましくは0.
5〜25モル%、特に好ましくはl〜20モル%である
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、沃臭化銀、沃
臭塩化銀であり、又、表面潜像型でも内部潜像型でもよ
い。
本発明のハロゲン化銀写真乳剤の製造方法により製造さ
れたハロゲン化銀乳剤は、常法により化学増感すること
ができる。又、写真業界において増感色素として知られ
ている色素を用いて、所望の波長域に光学的に増感でき
る。増感色素は単独で用いてもよいが、2種以上を組合
せて用いてもよい。
ハロゲン化銀乳剤には、かぶり防止剤、安定剤等を加え
ることができる。
本発明の方法により製造されたハロゲン化#!鯛剤を用
いて感光材料を構戒することができるが、その際には、
乳剤層、その他の親水性コロイド層は、硬膜することが
でき、又、可塑剤、水不溶性又は難溶性合戊ボリマーの
分散物(ラテックス)を含有させることができる。
カラー写真用感光材料を構戊する場合、乳剤層には、カ
ブラーが用いられる。
更に、色補正の効果を有しているカラードカプラー、競
合カプラー及び現像主薬の酸化体とのカップリングによ
って各種の7ラグメント、即ち現像促進剤、漂白促進剤
、現像剤、ハロゲン化銀溶剤、調色剤、硬膜剤、かぶり
剤、かぶり防止剤、化学増感剤、分光増感剤及び減感剤
のような写真的に有用なフラグメントを放出する化合物
を用いることができる。
感光材料には、フィルタ層、ハレーション防止層、イラ
ジエーション防止層等の補助層を設けることができる。
これらの層中及び/又は乳剤層中には現像処理中に感光
材料から流出するか、もしくは漂白される染料が含有さ
れてもよい。
感光材料には、ホルマリンスカベンジャ、蛍光増白剤、
マット剤、滑剤、画像安定剤、界面活性剤、色かぶり防
止剤、現像促進剤、現像遅延剤や漂白促進剤を添加でき
る。
支持体としては、ポリエチレン等をラミネートした紙、
ポリエチレンテレフタレート7イノレム、バライタ紙、
三酢酸セルロース等を用いることができる。
本発明の方法により製造されたハロゲン化銀乳剤を用い
て構戊した感光材料を用いて色素画像を得るには、露光
後、通常知られているカラー写真処理を行うことができ
る。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本
発明の態様はこれらによって限定されるものではない。
実施例l ○比較乳剤Em−1の調製 特開昭61−6643号に倣い、まづ以下に示す方法に
よって単分散性の球型種乳剤A − 1 (CS−(A
−1)と標記。以後種乳剤はこの標記方法に倣う)を調
製した。その際抽出温度35℃のオセインゼラチンを用
いた。
(球型種乳剤の調製) D, アンモニア水(28%)       705m
ff40℃でA3液を激しく撹拌しながら、B,液とC
,液をダブルジェット法により30秒′で添加し、核の
生戊を行った。この時のpBrは1.09〜1,l5で
あった。
1分30秒後C,液を20秒で添加し5分間の熟或を行
った。熟或時のKBr濃度は0.071モル/α、アン
モニア濃度は0.63モル/Qであった。
その後pHを6.0に合せ、直ちに脱塩、水洗を行った
。この種粒子を電子顕微鏡観察したところ、平均粒径0
.36μm変動係数23%の単分散性球型乳剤であった
引き続きCS−(A−1)と以下に示す3種の溶液を用
いて本発明の比較となる主として平板双晶より戒るハロ
ゲン化銀乳剤(Em−1)を戊長させた。
この際、抽出温度が70°Cのオセインゼラチンを用い
た。
L水で 46280112 65゜Cで激しく撹拌したA,液に、B,液とC,液を
112分でダブルジェット法にて添加した。この間pH
は硝酸にて2.0に、pAgは9.0に終始保った。
B2液と02液の添加速度は初期と最終で6.4倍とな
るように直線的に増加させた。
添加終了後、pHを6.0に合せ、過剰な塩類を除去す
るため、デモゴル(花王アトラス社製)水溶液及び硫酸
マグネシウム水溶液を用いて沈殿脱塩を行い、pAg8
.5、40°Cにおいてp}15.85の乳剤を得Iこ
 。
得られた乳剤を電子顕微鏡にて観察したところ平均粒径
(r)1.60μ一、変動係数(u)19%、断面比(
Sr) 2以上の平板状粒子の占める割合82%、断面
比(Sr)2以上である粒子の平均断面比( Sr)4
.0であった。
○本発明の製造方法による乳剤Em−2の調製Em−1
と同様の方法により本発明の製造方法による乳剤Em−
2を調製した。ただし種乳剤としては、抽出温度38°
Cのオセインゼラチンを用いた他はCS−(A−1)と
同様の方法で調製した単分散性の球型種乳剤CS−(A
−2)を用いた。得られた乳剤Ea+−2は平均粒径(
 r ) 1.54μ■、変動係数(U)■7%、断面
比(Sr) 2以上の平板状粒子の占める割合84%、
断面比(Sr) 2以上である粒子の平均断面比(野)
は3.8であった。(以後粒子形状は標記符号を用いる
。又単分散性球型種乳剤はCS−(Ai); i=1.
2.・・・,nで標記する。)○本発明の製造方法によ
る乳剤E+m−3の調製抽出温度が45℃のオセインゼ
ラチンを用いる他はCS一(A − 1 )と同様の方
法で調製したCS−(A一3)を用い、Em−1と同様
の方法により本発明の製造方法による乳剤Em−3を或
長させた。得られた乳剤Em−3はr ; 1.49p
m, v ; 16%,Sr2以上の平板状粒子の占め
る割合87%、Sr2以上である粒子のΩ;3.4であ
った。
○本発明の製造方法による乳剤E+w−4の調製抽出温
度が58℃のオセインゼラチンを用いる他はCS−(A
−1)と同様の方法で調製したCS−(A−4)を用い
、Em − 1と同様の方法により、本発明の製造方法
による乳剤Em−4を戊長させた。得られた乳刻Em−
4はr ; I.50μm,  u ; 14%, S
r2以上の平板状粒子の占める割合87%,Sr2以上
である粒子のSr;4.0であった。
○本発明の製造方法による乳剤Em−5の調製抽出温度
が65゜Cのオセインゼラチンを用いる他はCS−(A
−1)と同様の方法で調製したCS−(A一5)を用い
、Em − 1と同様の方法により本発明の製造方法に
よる乳剤Em−5を戊長させた。得られた乳剤Em−5
は、r ; l.57μs、t+;19%,Sr2以上
の平板状粒子の占める割合92%,Sr2以上である粒
子のSr;4.2であった。
○比較乳剤Em−6の調製 抽出温度が75゜Cのオセインゼラチンを用いる他はC
S−(A−1)と同様の方法で調製したCS−(A6)
を用い、E+*−1と同様の方法で比較乳剤Em一6を
或長させた。得られた乳剤E+s−6は、T;R711
m.  n・99% Sr9hlトの平府汁粒子の占め
る割合81%, Sr2以上である粒子のSr;4.3
であっtこ 。
○比較乳剤Em−7の調製 抽出温度が85℃のオセインゼラチンを用いる他はCS
−(A−1)と同様の方法で調製したCS−(A−7)
を用い、Em − 1と同様の方法で比較乳剤El17
を戊長させた。得られた乳剤Em−7はr;1.71μ
m,u;24%,Sr2以上の平板状粒子の占める割合
84%,Sr2以上である粒子のSr;4.2であっI
こ 。
ハロゲン化銀乳剤E−s  1=E+*−7に、それぞ
れ最適に化学増感を施した。これらの乳剤を、それぞれ
下記試料処方に(乳剤−1)と表示して用いてトリアセ
チルセルロースフイルム支持体上に、下記に示すような
組戊の各層を順次支持体側から形或して、多層カラー写
真感光材料11−17を作戊しtこ。
第l層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀を含むゼラチン層。
斌7層:中IVIm 2.5−ジーt−才クチルハイドロキノンの乳化分散物
を含むゼラチン層。
第3層:低感度赤感性ハロゲン化銀乳剤層平均粒径0.
45μ”s Agl : 7モル%を含むAgBrlか
らなる単分散コア/シェル乳剤(乳剤■)・・・銀塗布
量1.8g/m”増感色素I・・・銀1モルに対して5
.OX 10−’モル増感色素■・・・銀1モルに対し
て0.7X 10−’モルシアンカプラー(C−1)・
・・ 銀1モルに対して0.lOモル カラードシアンカプラー(CC− 1 >・・・銀lモ
ルに対して0.002モル DIR化合物(D−2)・・・銀1モルに対して0.0
005モルDIR化合物(D−3)・・・銀1モルに対
して0.003モルHBS − IA− 1.0g/m
” 第4層:中間層 第2層と同じ、ゼラチン層。
第5層:高感度赤感性ハロゲン化銀乳剤層平均粒径1.
3μ”s Agl + 6モル%を含むAgBr Iか
らなる単分散乳剤(乳剤I)・・・銀塗布量2.2g/
m’ 増感色素■・・・銀1モルに対して2.6X 10−’
モル増感色素■・・・銀lモルに対して0.7X 10
−’モルシアンカプラー(C−1)・・・ 銀1モルに対して0.004モル シアンカプラー(C − 2 ’)・・・銀lモルに対
して0.014モル カラードシアンカブラー(CC− 1 )・・・銀1モ
ルに対して0.0005モル DIR化合物(D−3)・・・ 銀lモルに対して0.0005モル HBS − IA− 0.37g/m”第6層:中間層 第2層と同じ、ゼラチン層。
第7層:低感度緑感性ハロゲン化銀乳剤層乳剤一山・・
・銀塗布量1.0g/m”増感色素■・・・銀1モルに
対して2.OX 10−’モル増感色素■・・・銀1モ
ルに対してl.OX 10−’モルマゼンタカプラ−(
M−1)・・・ 銀1モルに対して0.090モル カラードマゼンタカプラ−(CM− 1 )・・・銀1
モルに対して0.007モル DIR化合物(D−4)・・・銀1モルに対して0.0
02モルDIR化合物(D−5)・・・銀lモルに対し
て0.003モルHBS − 2A− 0.90g/m
”第8層:中間層 第2層と同じ、ゼラチン層。
第9層・・・高感度緑感性ハロゲン化銀乳剤層乳剤−■
・・・銀塗布量2.5g/m”増感色素■・・・銀1モ
ルに対して1.2X 10−’モル増感色素■・・・銀
1モルに対して0.8X 10−’モルマゼンタカプラ
−(M−1)・・・ 銀1モルに対して0.01モル 力ラードマゼンタカプラー(CM− 1 >・・・銀1
モルに対してo.oosモル DIR化合物(D−4)・・・ 銀1モルに対して0.0002モル HBS − 2A− 0.22g/+m’第10層:イ
エローフィルタ層 sF自コロイド=jl ,k ?−5−ジー1−オクチ
ルハイドロキノンの乳化分散物とを含むゼラチン層。
第11層:低感度青感性ハロゲン化銀乳剤層乳剤一山・
・・銀塗布量0.5g/m”増感色素V・・・銀1モル
に対して1.3X 10−’モルイエローカプラー(Y
−1)・・・ 銀1モルに対して0.35モル HBS− 2A− 0.25g/m” 第12層:高感度青感性ハロゲン化銀乳剤層乳剤一■・
・・銀塗布量1.2g/m”増感色素V・・・銀1モル
に対してl.8X 10−’モルイエローカプラー(Y
−1)・・・ 銀1モルに対して0.04モル HBS− 2A− 0.25g/m” 第13層:第1保護層 沃臭化銀(Agl;lモル%、平均粒径0.07μ+n
) 銀塗布量0.4g/m” 紫外線吸収剤UV− 1 , UV− 2を含むjl−
’r本1ノ鵬 第14層:第2保護層 ポリメチルメタクリレート粒子(直径 1.5μm)及ヒホルマリンスカベンジャ(MS− 1
 )を含むゼラチン層。
尚各層には上記組戊物の他に、ゼラチン硬化剤(H−1
)及び(H−2)や界面活性剤を添加した。
試料の各層に含まれる化合物は下記の通りである。
アンヒドt7−5.5’−ジクロルー9−エチル−3,
3′−ジー(3−スルホプロビル)チアカルポシアニン
ヒドロキシド 増感色素■:アンヒドロ−9−エチル−3,3′−ジー
(3ースルホプ口ビル)−4.5.4’,5’−ジベン
ゾチア力ルポシアニンヒドロキシド アンヒドロ−5.5’−ジフェニル−9−エチル−3.
3′−ジー(3−スルホプロビル)オキシカルボシアニ
ンヒドロキシド アンヒドo−9−エチル−3.3′−ジー(3−スルホ
プロビル)−5.6.5’6’−ジベンゾオキサカルポ
シアニンヒドロキシ 増感色素I: 増感色素■: 増感色素■: 増感色素■: アンヒ ドロー3.3′ ジー(3−スルホプロ ピル)−4.5−ベンゾー5′一メ トキシチア シアニンヒドロキシ ド C l C 2 D 一 2 D 4 0H M−1 I C!H. H−2 [(CH!=CHSO2CH!)ICCH!So,CH
,CB!) *NCH*CH*SOsKf{BS− I
A フタル酸ジオクチル(DOP) HBS− 2A 燐酸トリクレジル(TCP) これらの試料に白色光でセンシトメトリ用露光を与え、
下記の処理工程で処理して感度及びRMS粒状度を評価
した。
処理工程(38℃) 発色現像         3分15秒漂    白 
              6分30秒水   洗 
              3分15秒定   着 
              6分30秒水   洗 
              3分15秒安定化   
   1分30秒 乾   燥 各処理工程において使用した処理液組或は下記の通りで
ある。
〈発色現像液〉 4・アミノー3−メチル・N一エチルーN−(β−ヒド
ロキシエチル)アニリン・硫酸塩4.75g 無水亜硫酸ナトリウム       4.25gヒドロ
キシルアミン・1/2硫酸塩   2.0g無水炭酸カ
リウム         37.5 g臭化ナトリウム
           1.3 g二トリロ三酢酸・3
ナトリウム塩(l水塩)2.5g 水酸化カリウム           1.0 g水を
加えてlQとし、pH− 10.0に調整する。
〈漂白液〉 エチレンジアミン四酢酸鉄 アンモニウム塩          100.0gエチ
レンジアミン四酢酸2アンモニウム塩10.0g 臭化アンモニウム         150.0g氷酢
酸              10.0g水を加えて
lQとし、アンモニウム水を用いてpH=6.0に調整
する。
く定着液〉 チオ硫酸アンモニウム       175.0g無水
亜i厳ナトリウム        8.58メタ亜硫酸
ナトリウム        2.3g水を加えてlQと
し、酢酸を用いてpH=6.0に調整する。
〈安定液〉 ホルマリン(37%水溶液)1.5■aコニダックス(
コニカ株式会社製)    7.5ma水を加えてin
とする。
なお、相対感度(S)はかぶり濃度+0.1を与える受
光量の逆数の相対値であり、試料lの緑感度を100と
する値で示した。
RMS値は最小濃度+1.0の濃度を開口走査面積25
0μ1のマイクロデンシトメー夕で走査した時に生じる
濃度値の変動の標準偏差の1000倍値であり、試料l
のRMS値を100とする値で示した。
表1 j::Em − 1 〜Em−7を用いた塗布試
料11−17の威wxrgoパ訪什麿の智価鮭阜番坦廿
俯ナ云1lこ 。
Em−2〜Em − 5は、それぞれ抽出温度が、38
°C,45゜C,58゜C,65゜Cのゼラチンを用い
て調製した種乳剤から或長させた本発明の製造方法によ
る乳剤であるが、これらを用いた試料は比較乳剤を用い
た試料に比べて相対感度, RMS粒状度とも優れた性
能を示している。
実施例2 実施例lのカラー写真感光材料を次の2種類の条件下で
保存した後、実施例lと同様に評価した。
(条件) A:65゜C、30%RH下で4日間 B:50℃、80%RH下で4日間 結果を表2に示した。条件A及びBの条件下で保存した
場合のいずれにおいても、本発明の製造方法による乳剤
Em2〜Em−5を用いた場合には、比較乳剤を用いた
場合と比べて感度、RMS粒状度共優れていた。
実施例3 0本発明の製造方法による乳剤Eta−8の調製実施例
lのEm−1の調製において使用したCS−(A−1)
を用い、Ea−1と同様の方法により本発明の調製方法
による乳剤Em−8を調製した。ただし、該種乳剤を用
いての戊長の際に抽出温度が50゜Cのオセインゼラチ
ンを用いた。得られた乳剤はr ; 1.60μm,u
;17%, Sr2以上の平板状粒子の占める割合89
%, Sr2以上である粒子のSr;4.1であった。
○本発明の製造方法による乳剤Em−9の調製実施例l
のEm−2の調製において使用したCS−(A−2)を
用いる他はEm−8と同様の方法により、本発明の製造
方法による乳剤Em−9を調製した。
得られた乳剤は、r ; 1.57μs, u ; 1
7.5%,Sr2以上の平板状粒子の占める割合91%
,Sr2以上である粒子のSr;4.0であった。
○本発明の製造方法による乳剤Em−10の調製実施例
lのE一一4の調製において使用したCS(A−4)を
用いる他はE璽−8と同様の方法により、本発明の製造
方法による乳剤E@−10を調製した。
得られた乳剤はr ; 1.53gm、v ; 14.
5%,Sr2以上の平板状粒子の占める割合92%,S
r2以上である粒子のSr;4.0であった。
実施例lのEm−5の調製において使用したCS−(A
 − 5 )を用いる他はEm−8と同様の方法により
本発明の製造方法による乳剤Em−11を調製した。
得られた乳剤はr ; 1.55μm, u ; 14
%,Sr2以上の平板状粒子の占める割合93%, S
r2以上である粒子のSr;4.1であった。
○本発明の製造方法による乳剤Em−12の調製実施例
lのEm〜6の調製において使用したCS−(A−6)
を用いる他はEm−8と同様の方法により、本発明の製
造方法による乳剤Em−12を調製した。
得られた乳剤は、r ; l.51um, 11 ; 
17%,S『2以上の平板状粒子の占める割合86%,
Sr2以上である粒子のSr;3.8であった。
○比較乳剤Ea+−13の調製 実施例lのE+a−6の調製において使用したCS(A
 − 6 )を用い、EI1−1と同様の方法により比
較乳剤E+++ − 13を調製した。ただし該種乳剤
を用いての戒長の際に抽出温度が75°Cのオセインゼ
ラチンを用いた。得られた乳剤はr ; 1.59ハ,
 , , 17.5恒 (r9目トの平坂状粒子の占め
る割合84%, Sr2以上である粒子のSr;3.7
であった。
○比較乳剤Es−14の調製 実施例lのEm−6の調製において使用したCS一(A
 − 6 )を用い、Em − 1と同様の方法により
比較乳剤Em−14を調製した。ただし、該種乳剤を用
いての戊長の際に抽出温度が35゜Cのオセインゼラチ
ンを用いた。得られた乳剤はr ; 1.63μva,
 u ; 19%,Sr2以上の平板状粒子の占める割
合87%, Sr2以上である粒子のSr;4.0であ
った。
○本発明の製造方法による乳剤E+s−15の調製実施
例lのEm−1の調製において使用したCS(A−1)
と同様な方法で調製したCS−(A−8)を用いる他は
Ea+−13と同様の方法により、本発明の製造方法に
よる乳剤Em−15を調製した。ただし、該CS−(A
−8)の調製においては抽出温度が45℃と58℃のオ
セインゼラチンを重量比でl対lに混合して用いた。得
られた乳剤はr ; 1.55μs,u;14%.S『
2以上の平板状粒子の占める割合92%.Sr2以上で
ある粒子のSr;3.9であった。
○本発明の製造方法による乳剤E+s−16の調製?m
−15の調製に使用したCS−(A−8)を用い、実施
例lのEm − 1と同様の方法で本発明の■製造方法
による乳剤E+a−16を調製した。ただし、該種乳剤
を用いての戒長の際に、抽出温度が45℃と58℃のオ
セインゼラチンを重量比で1対lに混合して用いた。得
られた乳剤はr ; 1.59μs,u:16%.Sr
2以上の平板状粒子の占める割合89%,Sr2以上で
ある粒子のSr;Clであった。
O本発明の製造方法Iこよる乳剤Es−17の調製実施
例lのEa−6の調製において使用したCS一(A −
 6 )を用いる他は、Es−16と同様の方法で本発
明の製造方法による乳剤Em−17を調製した。得られ
た乳剤は、r ; 1.54μml, u e 16%
,Sr2以上の平板状粒子の占める割合89%,Sr2
以上である粒子のSr;3.8であった。
○比較乳剤E鵬−18の調製 実施例1のEm−1の調製において使用したCS−(A
−1)を用いる他はEm−14と同様の方法により比較
乳剤Es−18を調製した。得られた乳剤は、T; 1
.62μ+*. u ; 19%,Sr2以上の平板状
粒子の占める割合84%,Sr2以上である粒子のSr
 ; 4.2であっt二。
E++−8〜Em−18について、種乳剤の調製に用い
たゼラチンの抽出温度と、或長に用いたゼラチンの抽出
温度との関係を表3に示す。
ハロゲン化銀乳剤E−−8〜E一一18を用い実施例l
と同様な方法で多層カラー写真感光材料18〜28を作
戊し、実施例lと同様な評価を行った。結果を表4に示
す。なお、相対感度は試料28の緑感度を100とする
値で示し、RMS値についても試料28のRMS値を1
00とする相対値で示した。
Es−8〜E+a−12及びE■−l5〜E霞一17は
、種乳剤の調製に用いたゼラチン及び戊長に用いたゼラ
チンの少なくとも一方の抽出温度が38℃〜65℃の範
囲である本発明の製造方法による乳剤であり、これらの
乳剤を用いた試料は、比較乳剤を用いた試料に比べて、
相対感度及びRilS粒状度のいずれにおいても優れた
性能を示している。とくに、種乳剤の調製に用いたゼラ
チンと戊長に用いたゼラチンの抽出温度が共に38℃〜
65℃との範囲であるときには、とりわけ優れた性能を
示している。
表 4 実施例4 実施例3の多層カラー写真感光材料18〜28に対して
実施例2と同様の評価を行った。その結果を表5に示し
た。なお相対感度は試料28の緑感度を100とする値
で示し、RMS値についても試料28のRbS値を10
0とする相対値で示した。
条件A及びBの条件下で保存した場合のいずれにおいて
も、本発明の製造方法による乳剤を用いた場合には、比
較乳剤を用いた場合に比べて感度RMS粒状度共優れて
いた。
表 5 〔発明の効果〕 本発明により、高感度で粒状性に優れ、保存性が良好な
ハロゲン化銀カラー写真感光材料に用いられるハロゲン
化銀写真乳剤の製造方法を提供することができた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ハロゲン化銀粒子が主として双晶よりなり、親水
    性保護コロイドとしてゼラチンを使用するハロゲン化銀
    写真乳剤の調製において、前記使用ゼラチンの抽出温度
    が38〜65℃であることを特徴とするハロゲン化銀写
    真乳剤の製造方法。
  2. (2)前記乳剤のハロゲン化銀粒子の結晶核生成を、抽
    出温度が38〜65℃であるゼラチンの存在下に行うこ
    とを特徴とする請求項1に記載のハロゲン化銀写真乳剤
    の製造方法。
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