JPH03165414A - コネクタ付電気機器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈発明の分野〉 この発明は近接スイッチ等に適用されるコネクタ付電気
機器に関するものである。

〈従来技術とその課題〉 従来のこのｌ’ｆｉ７Ｍ、気機器、たとえばコネクタ付
近接スイッチとして、第６図に示すものがある。

同図において、１は筒形ケース、２はケース１の前部に
配置されたコア、３はコア２にコイルスブール（図示を
省略）を介して巻装された検出コイルである。４は上記
ケース１内に収容されたプリント配線基板で、発振回路
や信号処理回路等の所定の回路を構成する素子５が設定
されている。６は上記ケース１の後端開口に嵌着された
コネクタであり、電気絶縁性合成樹脂からなるコネクタ
本体７と、このコネクタ本体７のピン挿入孔８Ａ、８Ｂ
にそれぞれ圧入されたコネクタピン９Ａ、９Ｂとからな
り、コネクタピン９Ａ。

９Ｂの各内端部はそれぞれリード線１０Ａ。

１０Ｂを介してプリント配線基板４の所定のパターン部
に電気的に接続されている。１１は上記ケース１内に充
填された絶縁性合成樹脂、１２は上記ケースエに形成さ
れた樹脂注入孔、１３は上記プリント配線基板４と検出
コイル３側との接続部である。上記構成において、被検
知物（図示せず）が検出コイル３に近づくと、この検出
コイル３のインダクタンス変化により、該被検知物が検
出され、所定の信号が処理がなされ、コネクタ６に接続
される出カケープル（図示せず）を介して検出出力が送
出される。

従来の近接スイッチは上記のように構成されており、コ
ネクタピン９Ａ、９Ｂとプリント配線基板４とを接続す
るために、リード線１０Ａ。

１０Ｂが必要である。この接続作業は、ビンセット等で
リード線１０Ａ、ＩＯＢをつかんで各両端を半田のよう
なろう材１４で接続するものであり、煩雑で自動化が難
しく、生産性に劣る欠点がある。

〈発明の目的〉 この発明は上記従来のものの問題点を解消するためにな
されたもので、プリント配線基板側とコネクタ側との電
気的接続作業性の向上を図り得るコネクタ付電気機器を
提供することを目的としている。

〈発明の構成と効果〉 この発明に係るコネクタ付電気機器は、ケースに収納さ
れたプリント配線基板と、上記プリント配線基板に電気
的に接続されるコネクタピンおよびこのコネクタピンを
圧入・保持した電気絶縁性コネクタ本体からなり、上記
ケースに固定されたコネクタとを備え、上記コネクタ本
体における少なくともコネクタピン圧入部分をめっき可
能な電気絶縁性合成樹脂で成形するとともに、その内端
側を露出状態で上記ソケット本体に植設し、上記電気絶
縁性合成樹脂におけるコネクタピン圧入孔の内面と上記
内端側露出部とに導電性金属めっき被膜を形成し、二〇
内端側露出部のめつき被膜と上記プリント配線基板側と
を直接ろう付して接続したものである。

この発明によれば、コネクタ本体における少なくともコ
ネクタピン圧入部分をメツキ可能な電気絶縁性合成樹脂
で構成し、これに施こしためっき被膜を介してプリント
配線基板側とコネクタ側とを直接ろう付して接続するよ
うにしたから、従来のようなリード線が不要となり、ろ
う付個所も少なくなって、作業能率を高めることができ
る。

〈実施例の説明〉 以下、この発明の一実施例を図面にしたがって説明する
。

第１図はこの発明に係るコネクタ付電気機器を近接スイ
ッチに適用した例を示す断面図であり、従来のものと同
一部所には、同一符合を付して説明を省略する。

同図において、コネクタ本体７における少なくともコネ
クタピン圧入部分２１は、めっき可能な電気絶縁性合成
樹脂、いわゆるめっきグレード樹脂により、第２図に示
すように略Ｈ形ブロック状に成形されるとともに、その
内端側には、コネクタ本体７の内端面から露出するよう
にプリント配線基板保持用突部２２　（２２Ａ、２２Ｂ
）が形成されている。

上記めっき可能な合成樹脂２１のブロワ　２おけるコネ
クタピン圧入孔８Ａ、８Ｂの内面および上記突部２２に
は、第４図に示すように金等の導電性金属によるめっき
被膜２３が形成されており、各コネクタピン圧入孔８Ａ
、８Ｂにそれぞれコネクタピン９Ａ、９Ｂを圧入しであ
る。上記突部２２に対応するめつき被膜２３と上記プリ
ント配線基板４の所定パターン２４（第５図）とは、ろ
う材としての半田２５によりそれぞれ直接接続されてい
る。

上記めつぎ可能な合成樹脂としては、たとえば「ヘクト
ラ」　（商品名・ポリプラスチック株式会社製）がある
。これは、周知のように剛直な高分子よりなり、薄肉に
なる程高強度となり、耐熱性耐薬品性に優れ、成形も容
易で、成形収縮率も小さい等の他に、めつぎ品の耐熱・
耐湿性に優れ、全工程にわたって特殊な薬品等を要する
ことなく容易にめっきできる利点を有しており、上記の
ようなコネクタピン圧入部分の成形用として好適である
。

上記コネクタ部分を含む組立手順はつぎのようである。

まず、めつぎ可能な電気絶縁性合成樹脂によりコネクタ
ピン９Ａ、９Ｂが圧入される部分２１を第２図に示すよ
うに成形し、ついで、この部分２１の内端側突部２２Ａ
、２２Ｂを残して全体を被うように電気絶縁性合成樹脂
で２次成形して第３図に示すようにコネクタ本体７を成
形する。すなわち、これにより、コネクタピン圧入部分
２１がソケット本体７に内端部露出状態で植設される。

この後、上記コネクタ本体７に金めつき処理を施こせば
、上記コネクタピン圧入部分２１におけるコネクタピン
圧入孔８Ａ、８Ｂの内面と内端側露出部としての突部２
２Ａ、２２Ｂに第４図に示すように金めつき被膜２３が
形成される。つぎに、上記コネクタピン圧入孔８Ａ。

８Ｂにそれぞれコネクタピン９Ａ、９Ｂを圧入して固定
してコネクタ６を構成する。

上記コネクタ６における上下の突部２２Ａ。

２２Ｂ間にプリント配線基板４の後端部を嵌入した状態
で、上記突部２２Ａ、２２Ｂに形成された金めつぎ被膜
２３と上記プリント配線基板４における所定のパターン
２４とを半田付けすれば、上記パターン２４とコネクタ
ピン９Ａ、９Ｂとが電気的に接続される。上記プリント
配線基板４の先端部は上記検出コイル３側と接続する。

この状態で、上記プリント配線基板４をケース１内に収
容し、コネクタ６をケース１の後端開口に嵌着した後、
上記ケース１内に合成樹脂１１を注入して硬化させる。

ここで、上記コネクタ本体７におけるコネクタピン圧入
部分をめっき可能な電気絶縁性合成樹脂２１で構成し、
この合成樹脂２１におけるコネクタピン圧入孔８Ａ、８
Ｂの内面と内端側露出部２２にめっき被膜２３を形成し
て、このめっき被膜２３を直接プリント配線基板４側に
半田付けで接χ、売するので、従来のようなリード線を
用いることなくプリント配線基板４側とコネクタ６側と
の電気的接続がなされることになる。しかも、リード線
の両端を半田付けするものに比して、半田付けする個所
も少なくなり、したがって作業の容易化が図れ、自動化
も進めやすくなる。

また、上記めつぎ可能な合成樹脂２１をコネクタ本体７
とは別に成形することにより、この部分２１に突部２２
等を形成するだけでプリント配線基板４の仮止め構造を
採り易くなる。

なお、上記の例では、ソケット本体６におけるコネクタ
ピン圧入部分２１のみを、めっき可能な電気絶縁性合成
樹脂で成形したが、上記以外の部分も含めて上記合成樹
脂２１で成形することも可能である。

また、上記の構成は、近接スイッチに限定されるもので
はなく、コネクタ６をもった他の電気機器にも適用する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るコネクタ付電気機器を近接スイ
ッチに適用した例を示す断面図、第２図は同近接スイッ
チにおけるコネクタのコネクタピン圧入部分のブロック
を示す斜視図、第３図は同近接スイッチのコネクタ部分
を示す分解斜視図、第４図は同コネクタの要部を示す拡
大断面図、第５図は同コネクタとプリント配線基板との
接続状態を示す斜視図、第６図は従来のコネクタ付電気
機器が適用された近接スイッチを示す断面図である。 １・・・ケース、４・・・プリント配線基板、６・・・
コネクタ、７・・・コネクタ本体、８Ａ、８Ｂ・・・コ
ネクタピン圧入孔、９Ａ、９Ｂ・・・コネクタピン、２
１・・・めっき可能な電気絶縁性合成樹脂、２２Ａ。 ２２Ｂ・・・露出部、２３・・・めっき被膜、２５・・
・ろう付部。 第 １ 図 １：ケース ９Ａ、９Ｂ：コネクタピン 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ケースに収納されたプリント配線基板と、上記プ
   リント配線基板に電気的に接続されるコネクタピンおよ
   びこのコネクタピンを圧入・保持した電気絶縁性のコネ
   クタ本体からなり、上記ケースに固定されたコネクタと
   を備え、上記コネクタ本体における少なくともコネクタ
   ピン圧入部分をめつき可能な電気絶縁性合成樹脂で成形
   するとともに、その内端側を露出状態で上記ソケット本
   体に植設し、上記電気絶縁性合成樹脂におけるコネクタ
   ピン圧入孔の内面と上記内端側露出部とに導電性金属め
   つき被膜を形成し、この内端側露出部のめつき被膜とプ
   リント配線基板側とを直接ろう付して接続したことを特
   徴とするコネクタ付電気機器