JPH0723930Y2 - 多連インダクタンス素子 - Google Patents

多連インダクタンス素子

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JPH0723930Y2
JPH0723930Y2 JP1989115360U JP11536089U JPH0723930Y2 JP H0723930 Y2 JPH0723930 Y2 JP H0723930Y2 JP 1989115360 U JP1989115360 U JP 1989115360U JP 11536089 U JP11536089 U JP 11536089U JP H0723930 Y2 JPH0723930 Y2 JP H0723930Y2
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JP
Japan
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grooves
magnetic
magnetic body
block
ridges
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989115360U
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JPH0353808U (ja
Inventor
信雄 儘田
誠 床波
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、多連インダクタンス素子に関する。
(従来の技術) 従来、電子機器の入力導線に印加される入力信号に外部
からのノイズが重畳し、この信号がそのまゝ正しい信号
として処理される恐れがあるので、これを回避するため
に、第5図及び第6図に示すように、フエライト磁性体
ブロックaの複数の貫通孔bにそれぞれ導線cを挿通
し、その両端を磁性体ブロックaから導出し、貫通孔b
の端部に接着剤(図示せず)を滴下して硬化させ、導線
cを貫通孔bに固定したものが知られている。
(考案が解決しようとする課題) 上述の多連インダクタンス素子は、いずれもフエライト
磁性体ブロックaの複数の貫通孔bにそれぞれ導線cを
挿通するものであるから導線cを貫通孔bに挿通する際
に曲がりやすく、そのため挿通が困難になるという課題
があった。また、貫通孔bに挿通した導線cを固定する
ために貫通孔bと導線cの隙間に接着剤を滴下したと
き、隙間が狭いとこの作業が困難であり、作業を容易に
するために貫通孔の径を大きくするとインピーダンス特
性が悪くなるという課題が生じる。
本考案は、従来のこのような課題を解決するとともに、
磁性体を2つのブロックで形成しても良好なインピーダ
ンス特性を得ることができる構成簡単な多連インピーダ
ンス素子を提供することをその目的としたものである。
(課題を解決するための手段 本考案は、上記目的を達成するために、多連インダクタ
ンス素子において、主面に複数の溝が形成された磁性体
から成る第1の磁性体ブロックと、該複数の溝にそれぞ
れ配置され、両端部が前記第1の磁性体ブロックの両側
に導出された複数の導線と、前記複数の溝にそれぞれ嵌
合する複数の突条が主面に形成された磁性体から成る第
2の磁性体ブロックとを有し、前記複数の溝に流し込ま
れた接着剤により、前記複数の溝と、前記複数の突条
と、前記複数の溝内にそれぞれ配置された複数の導線と
を相互に結合し、前記各導線周囲の磁性体を密着させて
閉磁束路を構成したことを特徴とする。
(作用) 第1の磁性体ブロックの複数の溝にそれぞれ複数の導線
を嵌合配置し、該複数の溝に接着剤を滴下した後複数の
突条を嵌合して第2の磁性体を第2の磁性体ブロックに
嵌合し互いに固定する。第4図のように、第2の磁性体
ブロックa2に突条を設けない場合、これを導線とともに
第1の磁性体ブロックa1に接着剤dで固定するには第1
の磁性体ブロックa1の溝eに上まで接着剤dを流しこま
なければならないが、このようにすると、第2の磁性体
ブロックa2を第1の磁性体ブロックa1に接合したとき、
溝e間の主面に接着剤dが付着し易く、磁気抵抗が大き
くなり易い。しかるに本考案の構成によれば、接着剤
は、溝一杯に流しこまないでも、第2の磁性体ブロック
の突条と第1の磁性体ブロックの溝と導線にそれぞれ付
着し、第1及び第2の磁性体ブロックの主面に付着する
恐れがない。したがってインダクタンス特性およびイン
ピーダンス特性が良好になる。また接着剤により第1及
び第2の磁性体ブロックに互いに固定するので、別に固
定具を必要としない。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面につき説明する。
第1図乃至第3図において、1は例えばフエライトから
成る第1の磁性体ブロック、2は例えばフエライトから
成る第2の磁性体ブロックである。
第1の磁性体ブロック1の主面には、複数個の平行な溝
3が形成され、第2の磁性体ブロック2の主面には、前
記溝3と同じピッチでかつ溝3とほゞ同じ幅で平行な複
数の突条4が形成されている。前記第1の磁性体ブロッ
ク1の複数個の溝3には両端が連結片5によって連結さ
れ、間隔が溝3のピッチと同じである複数本の線状導体
6を嵌合し、複数個の溝3の所定レベルまで接着剤7を
流し込み、次いで第2の磁性体ブロック2を、その複数
個の突条4を前記複数個の溝3に嵌合して第1の磁性体
ブロック1に嵌合する。このとき、接着剤7は第3図に
明示するように、線状導体6に付着するとともに第2の
磁性体ブロック2の突条4に付着し、第1及び第2の磁
性体ブロックと線状導体6を相互に固定する。この際、
第1の磁性体ブロック1と第2の磁性体ブロックの主面
には接着剤7が付着しない。したがって、線状導体6に
流れる電流による磁束通路の磁気抵抗は小さい。線状導
体6は、両端部においてそれぞれ二個所で予め折曲され
ており、線状導体6を溝3に嵌合した後連結片5を切り
離したとき、両端が、プリント基板の導体パターンと半
田付けされる端子部をなすようになっている。
以上の複数の線状導体6と連結片5で構成されるリード
フレームを2つの磁性体ブロック1,2とともに用いると
磁性体ブロック1,2への組込みが容易になると共に線状
導体6を磁性体ブロック1,2へ組込んだ状態で折曲する
場合のように磁性体ブロックにひびやかけが生じない。
(考案の効果) 本考案は、上述の通りの構成を有するから、従来の第5
図及び第6図に示すもののように線状導体を磁性体ブロ
ック貫通孔に挿通するものに比べて線状導体の磁性体へ
の装着が容易であり、従来の第6図示のもののように磁
性体にひびやかけなどの不良を生じない。また、第1及
び第2の磁性体ブロックの主面に固着用の接着剤が付着
しないため良好なインピーダンス特性が得られる等の効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の斜面図、第2図は完成前の
その分解斜面図、第3図はその要部の拡大断面図、第4
図は比較例の要部の拡大断面図、第5図及び第6図は従
来例の斜面図である。 1…第1の磁性体ブロック 2…第2の磁性体ブロック、3…溝 4…突条、6…線状導体 7…接着剤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主面に複数の溝が形成された磁性体から成
    る第1の磁性体ブロックと、該複数の溝にそれぞれ配置
    され、両端部が前記第1の磁性体ブロックの両側に導出
    された複数の導線と、前記複数の溝にそれぞれ嵌合する
    複数の突条が主面に形成された磁性体から成る第2の磁
    性体ブロックとを有し、 前記複数の溝に流し込まれた接着剤により、前記複数の
    溝と、前記複数の突条と、前記複数の溝内にそれぞれ配
    置された複数の導線とを相互に結合し、前記各導線周囲
    の磁性体を密着させて閉磁束路を構成したことを特徴と
    する多連インダクタンス素子。
JP1989115360U 1989-09-30 1989-09-30 多連インダクタンス素子 Expired - Lifetime JPH0723930Y2 (ja)

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JPH0353808U JPH0353808U (ja) 1991-05-24
JPH0723930Y2 true JPH0723930Y2 (ja) 1995-05-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5961512U (ja) * 1982-10-18 1984-04-23 ティーディーケイ株式会社 ノイズフイルタ用素子
JPS63110007U (ja) * 1987-01-08 1988-07-15
JPS6444607U (ja) * 1987-09-10 1989-03-16

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