JPH03165018A - バリスタ特性を有するセラミックコンデンサの製造方法 - Google Patents

バリスタ特性を有するセラミックコンデンサの製造方法

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JPH03165018A
JPH03165018A JP1305409A JP30540989A JPH03165018A JP H03165018 A JPH03165018 A JP H03165018A JP 1305409 A JP1305409 A JP 1305409A JP 30540989 A JP30540989 A JP 30540989A JP H03165018 A JPH03165018 A JP H03165018A
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accelerator
sintering
solid solution
ceramic capacitor
semiconductor
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JP1305409A
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Atsushi Iga
篤志 伊賀
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はバリスタ特性を有するセラミックコンデンサの
製造方法に関するものである。
従来の技術 従来、この種のセラミック酸化物半導体の結晶粒界を絶
縁化することによって、これまでのセラミック誘電体と
比較して、見かけ誘電率の非常に大きなコンデンサ素体
が得られることが知られている。さらにこれらコンデン
サ素体に電極を形成するとしきい値電圧で急激に電流が
流れるいわゆるバリスタ特性を有することも知られてい
る。例えば、5rTi03を主成分とし、これにNb2
O5およびT i 02−Ae203−8 i 02系
混合物を添加して成形し、還元雰囲気中で焼結してなる
多結晶セラミック半導体の粒界に、酸化鋼(Cub)お
よび酸化ビスマス(B 1203)を焼結体表面から拡
散せしめ、前記結晶粒界に空乏層を形成して粒界に高抵
抗層を形成して得たバリスタ特性を有するセラミックコ
ンデンサ材料において、非直線抵抗指数αが10以上の
特性を保持しながら、1 m Aの電流が流れ始める電
圧すなわち立ち上がり電圧が50〜200 V / m
 、見かけ誘電率が20.000〜100.000のご
とく大きな値の材料かえられている。なお、ここで、従
来の製造方法でしばしば用いられてきた拡散物質である
CuO,Bi2O3の役割について記すと、十分に酸素
が供給されたCuOは焼結体の結晶粒界にあって電子ト
ラップセンタを形成し、n型半導体5rTi03結晶の
粒界に近い部分に存在する電子をトラップし、粒界近傍
に電子の存在しない空乏層を形成する働きをする。バリ
スタ特性を有するセラミックコンデンサはかようにして
形成された絶縁性空乏層の両側に電荷を蓄えてコンデン
サとして構成される一方、しきい値以上の電圧印加では
急激に電流が流れバリスタ特性が現れる。その結果、焼
結体の見かけの誘電率は5rTi03の誘電率(〜20
0)に焼結体中の5rTi03の粒径と先述した粒界空
乏層の厚さの比(粒径/空乏層の厚さ)をかけた程度の
値となる。代表的な5rTiCh焼結体の粒界空乏層の
厚さは1つの粒界につき0.2μm位となり、5rTi
03焼結体では粒径が2μm、20μm、200μmの
場合にそれぞれ見かけ誘電率のめやすとしては2.00
0.20.000.200.000を得る。また、Bi
2O3はβ−Bi203相とδ−BizO3相の場合酸
素の良導体として知られており、焼結体表面にBi2O
3を塗布して熱処理を施したとき初めに焼結体の粒界に
沿ってBi2O3が拡散し、次に粒界に存在するBi2
O3に沿って外部より焼結体内部まで酸素が拡散で運搬
され、粒界空乏層形成に必要な酸素を供給する働きをす
る。この種のバリスタ特性を有するセラミックコンデン
サは静電容量・対温度特性などにおいて優れた特性をも
つので産業界で広く使用されている。なお、以上のよう
なバリスタ特性を有するセラミックコンデンサは、−船
釣に高温で焼成して焼結体中の結晶粒をできるだけ大き
なものにし、焼結体の周囲にペースト状にした酸化鋼含
有の酸化ビスマスなどを塗布し、しかる後に熱処理を施
すことによってBi2O3,CuO等を焼結体内部にま
で拡散させ酸化させるという工程を経て生産されている
発明が解決しようとする課題 以上のような製造方法で大きな静電容量の、特に積層型
のバリスタ特性を有するセラミックコンデンサを製造し
ようとする場合、対向する電極間隔を10〜100μm
あるいはもっと狭(しようとすると、焼結体の結晶粒の
成長を粒径が1μmから十数μmの小粒径でしかも均一
なものに抑制されねばならず、また、工程中Bi2O3
やCuOなどを焼結体表面から内部にまで均質に拡散す
ることが必要であり、特に金属電極の層が存在するとそ
の影響が大きくなり、特性にバラツキができやすく、さ
らに厚みのあるものは内部迄十分にBix03やCuO
などを拡散させることが困難であるので、素子の大きさ
が限定される等の問題があった。
また電極間隔が狭いので、焼結体にはミクロ的にも特性
の均質性が要求され、そのため材料組成の均質性が求め
られている。
本発明はこれらの課題を解決した積層型などのバリスタ
特性を有するセラミックコンデンサを提供するものであ
る。
課題を解決するための手段 これらの課題を解決するために本発明は、(S r 1
−xCa、T’i 03)  (ただし、0.05≦x
≦0.20)を主成分とした酸化物粉体に、主として高
温度で液相を形成する焼結促進剤、主として(S rl
−、CaxT i 03)相に固溶する半導体化促進剤
、酸素良導性固体電解質、および粒界空乏層形成剤を添
加し、混合・成形したのち高温で焼結し、半導体化した
後、酸化雰囲気中で酸素の拡散処理と粒界空乏層形成剤
の酸化処理をほどこしてバリスタ特性を有するセラミッ
クコンデンサを得るものである。
作用 以上のように本発明はX(S r l −X Ca X
T 103)(ただし、0.05≦x≦0.20)を主
成分とした酸化物粉体に、主として高温度で液相を形成
する焼結促進剤、主として(S r +−xCaxT 
1O3)相に固溶する半導体化促進剤、酸素良導性固体
電解質、および粒界空乏層形成剤を添加し、混合・成形
したのち高温で焼結し、半導体化した後、酸化雰囲気中
で酸素の拡散処理と粒界空乏層形成剤の酸化処理をほど
こし粒界に沿ってキャリアの存在しない空乏層を形成し
、この空乏層によって良質なバリスタを得るものである
実施例 本発明の概要について説明する。
(S r +−xCaxT i 03)を主成分とした
酸化物粉体に、主として高温度で液相を形成する焼結促
進剤、主として(S r I −X Ca xT i 
Os)相に固溶する半導体化促進剤、酸素良導性固体電
解質、および粒界空乏層形成剤を添加・混合し、加圧成
型し、高温で焼成するとき、主として高温度で液相を形
成する焼結促進剤は粒界空乏層形成剤と半導体化促進剤
と(S r I−XCaxT 103)主成分の酸化物
との反応・固溶を促進する。つまり(S rl−xCa
xT i 03)主成分相は還元作用によって一部の酸
素を奪われ、半導体化促進剤と反応しつつn型半導体物
質となる。一方ペロブスカイト型又は類似の結晶構造を
持つ粒界空乏層形成剤は(S r 1−xCaxT i
 03)に比べてかなり異なった格子定数を持つので(
S r 1−xCaxT i 03)に対する固溶範囲
はかなり小さく (S r 1−、CaxT i 03)への固溶量はモ
ル比で数%以下であると考えられる。そのため、高温で
は多量にS r 1−XCaxT i Osに固溶して
いた粒界空乏層形成剤の一部は焼成時の冷却過程にS 
r 1−xCaxT i Os相の微結晶粒子からその
周囲の粒界に拡散して一様に析出することが考えられる
。かかる焼結体に酸化雰囲気中で熱処理を施すと、粒界
に存在した主成分ZrO2の酸素良導性固体電解質内を
酸素が自由に拡散し、粒界に析出した銅、マンガン等を
含む酸化物は、そこへ到達した酸素によってさらに酸化
される。その結果粒界には酸化鋼、酸化マンガン等を主
体とした電子のトラップセンタが形成される。これらの
電子のトラップセンタは還元によって形成された低抵抗
のn型のS r 1−xCaxT i 03半導体結晶
粒内から電子を奪い、その結果粒界に沿ってキャリアの
空乏層が形成される。このようにして得た空乏層は絶縁
性がよく、焼結体に電圧が印加されると空乏層の両側に
は電荷が蓄えられて高静電気容量をもつバリスタが得ら
れ、また、従来、行われていた、半導体化後のCub、
B 1203等の塗布・拡散の工程を必要とせず、容易
に優れたバリスタ特性を有するセラミックコンデンサを
得ることができるものである。
なお、第1図は本発明の一実施例である積層型のバリス
タ特性を有するセラミックコンデンサであり、1はバリ
スタ特性を有するセラミックコンデンサであり、2は内
部電極であり、3は外部電極であり、第2図は本発明の
一実施例であるバリスタ特性を有するセラミックコンデ
ンサに関し、材料組成と非直線抵抗パラメータαとの関
係を示す。第3図は本発明の他の実施例であるバリスタ
特性を有するセラミックコンデンサであり、4はバリス
タ特性を有する高静電気容量セラミックス、5は電極、
そして、6はリード線である。
以下、本発明の実施例の具体例について説明する。
(実施例1) 蓚酸チタニルストロンチウム (SrTiO(C204)2・4820)を熱分解して
得たチタン酸ストロンチウム(SrTiO3)と市販の
チタン酸カルシウム(CaTiOs)とを各種配合比で
混合したあと1300℃にて仮焼し、これを微粉砕した
あと二度目の仮焼・微粉砕を行ってS rl−xCax
T i 03の微粉体を得た。かくして得たS r I
−xCa)(T i 03の微粉体に高温で液相を形成
する焼結促進剤 Ti02−Ae203−8i02(20:35:45w
t比)を2.0wt%、主として S r +−xCaxT i Os相に固溶する半導体
化促進剤N b 20 sを0.5wt%、酸素良導性
固体電解質ZrChを1.5wt%、粒界空乏層形成剤
S r (Mnt/xTa1/2)03を3.0添加し
、よく混合したのち、900℃にて仮焼した。湿式粉砕
の後、乾燥、造粒、成型して、大気中1300℃にて焼
結し、再び湿式粉砕の後、樹脂及び有機溶剤をもちいて
ペースト化してシートをつくり、内部電極用白金ペース
トを印刷して積層し、大気中1400℃にて焼結したあ
と1300℃で水素還元し、大気中950℃にて熱処理
し、内部電極と外部電極を接続すべく電極を調整して第
1図の積層型のバリスタ特性を有するセラミックコンデ
ンサを作製し、電気特性を測定した。結果を第2図に示
す。
第2図は、5rTi03とCaTiO3の組成比Xと、
非直線抵抗指数αおよび焼結体厚み1m1lに対する立
ち上がり電圧V1m A /■との関係を示したもので
ある。
なお、焼結促進剤 TiCh−Ae2Ch−SiO2(20:35:45w
t比)は、市販のT i 02. Ae 203. S
 i 02の粉体を所定の重量比に従って秤量し、混合
し、1200℃にて仮焼し、粉砕して得た。更に粒界空
乏層形成剤S r (Mn1/lTa1/z)Osは、
市販のS rcOx、Ta205.MnCO3などを混
合し、1000℃にて仮焼し、粉砕して得た。また、焼
成後の積層バリスタのサイズは、約411IIm平方で
厚みが約0.6wmであり、誘電体−層の厚みは約70
μmで8層の誘電体より成っていた。焼結体中の結晶粒
の粒径は切断面を研摩したあと、研摩面にBi2O3系
金属石鹸を塗布し、1000℃で熱処理を施して粒界を
鮮明にして光学顕微鏡で観察して求めた。
第2図より明らかなごとく、 S r 1−xc axT i Os (ただし0.0
5≦x≦0.20)に焼結促進剤Ti02−A!! 2
03−3 i 02が2.0wt%、半導体化促進剤N
b2O5が0.5wt%、固体電解質ZrChが1 、
5 w t%、粒界空乏層形成剤S r (Mn1/x
Ta+72)Osが3.0wt%添加され焼成されて得
た本材料は粒径が均一で極めて優れたバリスタ特性を持
ち、また高い誘電体特性を示し、高静電容量バリスタと
して使用できる。即ち顕微鏡観察の結果、焼結体の微粒
子は粒径がよくそろっていて、平均粒径は約5.0〜1
0.0μmで、誘電体損失は2.0%以下、見かけ誘電
率は6.000以上であった。バリスタとしての材料の
立ち上がり電圧V (m Aは140〜250V/mで
、VlmA−V(1,1mA間における非直線抵抗指数
αは13以上の値をとる。その他バリスタとしてのサー
ジ耐量、高電流域に於ける非直線抵抗特性を表す制限電
圧比、立ち上がり電圧VIm Aの温度係数、静電容量
の温度係数などの測定を行ったが満足できる値を得た。
なお、焼結促進剤の添加量が5%を超えると焼結体が変
形したり、付着して実用的でないことも確認した。
なお、上記実施例においては1300℃にて焼結し、シ
ートの積層化径大気中1400℃にて焼結した後、13
00℃で水素還元し、大気中950℃にて熱処理してセ
ラミックコンデンサを作成したが、1200〜1500
℃にて焼結し、シートの積層後人気中1250〜150
0℃にて焼結した後、900〜1400℃で水素還元し
、大気中850〜1250℃にて熱処理してセラミック
コンデンサを作成しても同様の結果を得ることが確認さ
れた。
(実施例2) 市販の工業用チタン酸ストロンチウム (SrTi(h)と工業用チタン酸カルシウム(CaT
i03)にTi02−MgO−8i02系(例えば30
:30:40wt%比)、T i 02−Mn0−8 
i 02系(例えば10:50:40wt%比)から選
ばれた主として高温度で液相を形成する焼結促進剤を0
.05〜5.0wt%。
主としてペロブスカイト相に固溶する半導体化促進剤N
b2O5を0.02〜3.Owt%、酸素良導性固体電
解質ZrO2を0.05〜12.0wt%。
粒界空乏層形成剤S r (M n l/2 T a 
1/x)(hを0.1〜12.0wt%添加し、よ(混
合したのち、900℃にて仮焼した。湿式粉砕の後、乾
燥、造粒し、ディスク状に成型して、窒素95%−水素
5%よりなる還元雰囲気中1380℃にて焼成した後、
大気中950℃にて熱処理し、ディスクの両面に銀電極
を形成して主成分がS r I−XCaxT i 03
 (ただし、x=0.03〜〜0.25)の第3図の形
状のバリスタ特性を有するセラミックコンデンサを作製
し、電気特性を測定した。なお、焼結促進剤は、例えば
Ti(h −MgO−8i02系(30: 30 : 
40wt%比)は、市販のTi 02.MgO,S i
02の粉体を、またT i 02−Mn0−8 i 0
2系(10:50:40wt%比)は市販のTiO2,
MnO。
−SiO2の粉体をそれぞれ所定の重量比で秤量・混合
し、1200℃にて仮焼し、粉砕して得た。
更に粒界空乏層形成剤S r (M n l/2 T 
a l/2)03は、市販のS rCO3,Ta205
.MnCO3を混合し、900℃にて仮焼し、粉砕して
得た。これらのS r 1−、CaxT i 03系の
デバイスの材料の電気特性を、 第1表および第2表に示す。
( 以 下 余 白 ) 第1表及び第2表より明らかな如(, 5rTi03へのCaTiO3の固溶量が5 w t%
〜20 w t%で、また、半導体化促進剤Nb2O5
の添加量が0.05〜2 、 Ow t%粒界空乏層形
成剤S r (Mn1/zTa+72)03の添加量が
0.2〜10.0wt%、固体電解質ZrO2の添加量
が0.1〜10.0wt%の磁器はtanδが2%以下
、α値が13以上のすぐれたバリスタ特性を持つという
ことが確認された。
また、上記実施例においては窒素95%−水素5%の還
元雰囲気中1380℃にて焼成し、大気中950℃にて
熱処理を行なっているが、還元雰囲気1150〜150
0℃にて焼成し、大気中850〜1250℃で熱処理し
ても同様の特性が得られることが確認された。
なお、焼成、熱処理の温度範囲を限定したのは焼結還元
工程で焼成温度が1500℃を越すと試料が互いにくっ
つき合うこと、一方1250℃以下になると優れたバリ
スタ特性、コンデンサ特性が得られないことによる。又
酸化雰囲気炉における熱処理温度が1150℃を越える
と粒子内酸化が生じて高周波特性が悪(なること、そし
て850℃以下の温度では熱処理効果が得られぬことに
よるものである。
発明の効果 以上のように、本発明によれば、チタン酸ストロンチウ
ム(SrTiO3)とチタン酸カルシウム(Ca T 
i 03)の固溶体(S r 1−xCaxT i 0
3)粉体(ただし、0.05≦x≦0.20)に、或は
SrTiO3粉体とCaTiO3粉体の混合物に、主と
して混合物よりなり液相を形成する焼結促進剤を0.1
〜5.0wt%、主として S r (−z Ca xT i 03相に固溶する半
導体化促進剤を0.05〜2゜Ow t%、酸素良導性
固体電解質ZrO2を0.1〜10.0wt%2および
粒界空乏層形成剤を0.2〜10.0wt%加えて混合
して得た粉体を加圧成型したのち、1150〜1500
℃における焼結・還元工程を施し、酸化雰囲気中850
〜1150℃にて熱処理を施し電極を形成すれば、ある
いは前記粉体を・貴金属内部電極材料と交互に層状に成
型したのち、1250〜1500℃における焼結・還元
工程を施し、次に酸化雰囲気中850〜1150℃にて
熱処理を施した後外部電極を形成すれば、良導性のバリ
スタ特性を有するセラミックコンデンサを得ることがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による積層型のバリスタ特性
を有するセラミックコンデンサを示す概略図であり、第
2図は本発明の一実施例により求めたバリスタ特性を有
するセラミックコンデンサの電気特性を示す図である。 第3図は本発明の他の実施例によるバリスタ特性を有す
るセラミックコンデンサを示す概略図である。 1.4・・・・・・バリスタ特性を有するセラミックコ
ンデンサ、2・・・・・・内部電極、3・・・・・・外
部電極、5・・・・・・電極、6・・・・・・リード線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)チタン酸ストロンチウム(SrTiO_3)とチ
    タン酸カルシウム(CaTiO_3)の固溶体(Sr_
    1_−_xCa_xTiO_3)(ただし、0.05≦
    x≦0.20)を主成分とする酸化物粉体に、主として
    高温度で液相を形成する焼結促進剤(0.1〜5.0w
    t%),主として前記固溶体Sr_1_−_xCa_x
    TiO_3に固溶する半導体化促進剤Nb_2O_5(
    0.05〜2.0wt%),酸素良導性固体電解質Zr
    O_2(0.1〜10.0wt%)、および粒界空乏層
    形成剤 Sr(Mn_1_/_2Ta_1_/_2)O_3(0
    .2〜10.0wt%)を添加し、混合・加圧成型した
    のち、1150〜1500℃にて焼結と還元を施し、次
    に酸化雰囲気中850〜1250℃にて熱処理を施し、
    電極を形成するバリスタ特性を有するセラミックコンデ
    ンサの製造方法。
  2. (2)焼結促進剤は、少なくともTiO_2−MgO−
    SiO_2系、TiO_2−MnO−SiO_2系、T
    iO_2−Al_2O_3−SiO_2系のうちのいず
    れかより選択されて添加される請求項1記載のバリスタ
    特性を有するセラミックコンデンサの製造方法。
  3. (3)チタン酸ストロンチウム(SrTiO_3)とチ
    タン酸カルシウム(CaTiO_3)の固溶体(Sr_
    1_−_xCa_xTiO_3)(ただし、0.05≦
    x≦0.20)を主成分とする酸化物粉体に、主として
    高温度で液相を形成する焼結促進剤(0.1〜5.0w
    t%),主として前記固溶体Sr_1_−xCa_xT
    iO_3に固溶する半導体化促進剤Nb_2O_5(0
    .05〜2.0wt%),固体電解質ZrO_2(0.
    1〜10.0wt%)、および粒界空乏層形成剤Sr(
    Mn_1_/_2Ta_1_/_2)O_3(0.2〜
    10.0wt%)を添加し、混合・加圧したのち、大気
    中1200〜1500℃にて焼成し、これを微粉砕して
    貴金属内部電極材料と交互に層状に成型し、予め大気中
    1250〜1500℃にて焼成し、次に水素を含む還元
    雰囲気中900〜1400℃にて還元し、次に酸化雰囲
    気中850〜1250℃にて熱処理を施す積層状のバリ
    スタ特性を有するセラミックコンデンサの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2013058227A1 (ja) * 2011-10-20 2015-04-02 株式会社村田製作所 バリスタ機能付き積層型半導体セラミックコンデンサとその製造方法
WO2016088675A1 (ja) * 2014-12-02 2016-06-09 株式会社村田製作所 バリスタ機能付き積層型半導体セラミックコンデンサ

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